2007年夏休み

2007/08/30 - 2007/09/07

遅ればせながら始まった夏休み。

今年はマドリッドを出発してまずは皮切りにスペイン側のピレネー山脈の麓の町、Biersaを目指してドライブ開始。

エリア スペイン

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: レンタカー

マドリッドを早朝に出発。
途中朝ごはんを食べに高速沿いのカフェに立ち入る。
ナポリティアーナ（チョコデニッシュ）とミルク入りのコーヒーで済ませて再出発。

主人の愛車は今日も調子が良い様だ。


「ドン・キホーテ」で有名なこの国、
今でも各地に発電のための風車が沢山ある。

マドリッドから約6時間。
ピレネーのスペイン側が見えてくる。
その昔、アフリカ大陸とヨーロッパ大陸がぶつかった印。

断層が縦に走っていたり、まったく違う地質が隣通しになっていたりと興味深い。


3000メートル級の山々が姿を見せ始める。

ピレネーの山間の村。

澄んだ空気の中をドライブしているとポツポツと現れてくる。

やっとのことで、今日の宿泊地、Biersaのパラドール（国営の宿舎）
http://www.parador.es/english/index.jsp(英語）に到着。

お疲れ様。

着いて早速楽しみにしていたトレッキング。
ちょうど建物の裏から短いコースがスタートしている。
久々のトレッキングなだけにちょっと心配。

地面を見ると星のようなピンク色の花があたり一面に広がっている。

氷河でけずられてできた山並み、ということらしい。
山頂には太古からある氷河が未だ残っている。

日本にもあるトリカブト。
植生が似ている植物がいっぱいあった。

山を登りきるとそこは放牧地。
1，2日前くらいに生まれたばかりのような子牛が母牛を追いかける。

放牧地より。
冷たい風が吹きすさんでいる。
秋の花々がもうすでに咲き始めている。

奥に見える滝が今回のゴール地点。

もう夏も終わり。

後もう少しでゴール。
横を見てみると・・・

到着！

お疲れ様。
しばし滝の周りをぐるぐる回ったり、その辺に生えている植物を観察したり、と思い思いの行動・・・

後ろを振り返ってみると

はじめてみた黄色のトリカブト

主人は鷲を見つけたようで、
しばし鷲巣探しなどに二人で熱中。

「寒くなってきたし、そろそろ降りようか」
で帰りがけ。

可愛い秋の草花が目を楽しませてくれる

帰りがけにはこんな景色にも遭遇

宿泊は以前山小屋として使われていたパラドール（国営宿舎）。

スペイン各地にあるが、泊まるのは今回が初めて。
朝、夕食込みでの値段と立地条件など考えると
お得な場合もある。

夕食はワインつきのフルコース。
ウェイター、ウェイトレスらは民族衣装でサーブしてくれる。
朝はボリュームのあるバフェ。


それでこの値段なんですから・・・
「たまにはいいよね、と二人。」

山の朝は少し遅い。
主人が朝日を撮りにカメラと一緒に出て行った。
窓から覗いてみるとなにやら嬉しそうに車の写真も撮っていたけれど・・・

ホテルの前はこんな景色

キャンプ場もあり、
ここならまた来てもいいね、と二人話す。

ホテルチェックアウト後、
次の到達地点、奇跡の街、フランスのルルドへ向かってピレネー越え。

ホテルからフランス国境まではすぐだったが、
山道を抜けるのはまだまだだ。

超えてきた山頂で一番高いところに放牧地も兼ねての展望台があった。

この山を登ってきた乗用車、キャンピングカー、バイク、あるいは自転車など皆さんここでご休憩。

前にツール・ド・フランスに使われた道らしく
自転車人口も多い。

人にまったく臆しない・・・（＾＾；

山を下り始めると登ってくるサイクリスト達に遭遇。

結構歳のいったような人もいて、
私たちも頑張らないとね、と二人口をそろえる。

ピレネーをもうすぐ越え終わる、というところで牛の行列にしばし道を阻まれたが、
無事ピレネー越え終了。
　
運転お疲れ様でした。
さて、次回のブログに続きます・・・