2007/09/02 - 2007/09/03
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telemarkerさん
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ゥールーズを朝早くに出て、まずはカオールへ。
そしてサン・シル・ラポピーを観光。
そして明日の観光地、ロカマドゥール付近のシャトーホテルに宿泊予定。
表紙の写真はサン・シル・ラポピー
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー
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カオールはヴァン・ノワール(黒いワイン)の名で長年親しまれている赤ワインの名産地。
「大きく蛇行するロット川沿いに造られた子の街は中世にはフランスで最も大きな都市のひとつになるほどの繁栄振りを見せた」−地球の歩き方 フランス
古くはケルト時代からの顔を持つらしい。
またイギリスとの百年戦争、宗教戦争にも巻き込まれた街でもある。
この旅行の少し前には今年度のツールド・フランスの開催地でもあった。
カオールの町は観光狎れしたところもなく
普段の顔を見せてくれる。
優しい自然に囲まれ二人とも「いいところだね〜。ちょっとしばらく住んでみたいような街だね」と。 -
ロット川にかかる橋、ヴァラントレ橋。
14世紀に70年かけて造られた街の象徴でもあるらしい。
要塞化された橋の中ではヨーロッパで最も美しいものと言われている。
「伝説によると、この橋は建設中何度も川に流され失敗をしていた。困った建築家は‘悪魔’に、この橋を自分の命令通りに従い完成させてくれることを条件に自分の命を渡すという契約を結ぶ。ところが完成間近になると命が惜しくなり、‘悪魔’にザルで水をすくって持ってきてくれと無茶な条件を出し、‘悪魔’は20回トライするが(素直な悪魔だ)その条件を遂行することが出来ず、結局建築家は命を取られずに済む。怒った悪魔は復讐を決意。塔の仕上げをしようとすると、決まって真中の塔の最上部の角が崩れてしまい、橋はしばらくの間完成することが出来なかった。悪魔が石を剥がして投げ捨てているのではということで1879年の修復工事の際、悪魔像を埋め込みお詫びをすると、驚く事にそれ以降塔が崩れ落ちることはなくなったという」 -
12世紀建造のサンテティエンヌ大聖堂。
直径18m、高さ32mというフランス最大級のドームを持つ。
ロマネスクからゴシックへと移り変わる時代を反映している姿を持つ。 -
教会内部のドーム。
私達が訪れた教会は絵の消されてしまったドームが沢山あったがこれは珍しく保存されていた。
時の王に関わらない絵だったのか? -
教会内部の壁画。
アダムとイブが描かれている。 -
教会中庭:
-
カオールにはもう少し居たかったが、
時間の都合上次のサン・シル・ラポピーへ移動。
カオールからロット川沿いの曲がりくねった道をたどっていくと、やがて「フランスで最も美しい村」の一つ、サン・シル・ラポピーが現れる。
http://www.saint-cirqlapopie.com/en/index.htm(村の観光サイト:英語)
こじんまりと断崖の上に立っている村は完璧なまでに美しい。
でも4つの戦国時代を渡ってきた村だからこそ
ここまで密集して身を守るような姿になっているのだ。 -
サン・シル教会:村で一番高い建物。
-
この村の家々は13〜16世紀に建てられたものが多く残っている。
家々の間の小道が狭いのは雨水を早く川に流すためらしい。 -
この村は芸術家が多く訪れる。
Henri MartinやAndré Bretonがこの村のことを作品に残している。
村の中にもアトリエが何軒もあった。 -
サン・シル・ラポピーを満喫して今日の宿泊地へ。
ここはロカマドゥール付近の畑の真ん中にある昔の領主の館を買い取って改造したとかいうホテル。
田舎道をどんどん走ってほんと畑の真ん中にあったので探すのに苦労した。
場所のわりにはホテルの受付などはきちんとしていて
管理者が一生懸命手を入れたのがよく分かる。
泊まるのは点在しているコテージ。
目の前はただ広い畑。
でも内装は凄く素敵。
「こういうところに泊まってみたかったんだよね」と二人。
到着後近くの畑沿いを散策。
ブラックベリーが熟している頃でむしゃむしゃ食べながら坂を上ったり下ったりして二人歩いた。 -
コテージ内部
散歩後は求める夕食に向けてちょっとおしゃれ。
ココのホテルの売りは「ガストロノミー・ホテル」
ということでグルメなご飯がついてくる。
他にも場所重視のところやらサービス重視のところがある。
シャトーホテルサイト
http://www.chateauxhotels.jp/(日本語、英語、フランス語)
夕食は夏から秋へと移行していくシーズン物を使ったフルコース。
くるみや鴨、きのこ、フォアグラなどがフンダンに使ってある。
そしてせっかくこの地方に来たのだからと
カオールワインを頼む。
"Prieure de Cenac 2003" Chateau Saint-Didier-Parnacのもの。
今年飲んだもので一番美味しかった!
・・・けれどお酒に弱い私は
グラス一杯終わらないうちにダウン。
行儀が悪いけれどメインが来ているうちにトイレとお付き合い・・・
せっかくのデザートもパス。
相方はロカマドゥールチーズを喜んで食べていた・・・
今度からは飲みすぎ注意!
それにしても満足な夕食でした・・・
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