2006/08/17 - 2006/08/23
6300位(同エリア10322件中)
ユッコさん
今回は2006年夏ロンドン訪問記です。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 航空会社
- カタール航空
-
★今回利用した航空会社はカタール航空。言っちゃ悪いけど、あまりお薦めできない。航空会社のストライクゾーンは広いつもりでいたけど、最近はどこもサービスが向上して、だんだん贅沢になってきたんだろうか。ここ最近乗った大韓航空、エミレーツ、更にノースウエストにも劣る内容だった。それにちょっと痛かったのが、同じ中東でも、エミレーツのドバイに比べると、カタールのドーハはかなり南に位置しているし、行き先がヨーロッパでもローマよりロンドンは北西に位置していて、飛行機に乗っている時間がすごく長かった。計算したら丸一日は飛行機に乗っていて、4回乗り換えたジャマイカに次ぐ2番目の飛行時間だった。ロンドンは北に位置しているだけあって、予想以上に涼しく、西宮より2ヶ月は先の季節になっている感じがした。機内の冷房対策で着ていた服で丁度良い気候だった。
★ヒースロー空港に着いて、入国審査までやたらと歩いた。さすが世界でも屈指の空港なだけのことはある。先週爆破テロ未遂が発覚したばかりなのに、それ程時間は掛からず入国できた。教科書どおりのやり取りが審査員と交わされて、今まで行った国の中では一番まともな感じがした。
荷物を取って地下鉄でホテルへ向かう。キップを買うところに日本語の解説ボタンがあって、とても親切だ。日本人の個人の海外旅行初挑戦にはもってこいの国だな、という印象。
さっきの入国審査にしても日本語表記の多さにしても、全然危険な雰囲気が漂っていないところとか、英語の発音もアメリカより聞き取りやすい、あと日本人に近い感覚があるというか、「なんでそうなるの?」という不思議な体験が結構少ない印象を受けた。 -
★ホテル最寄のラッセルスクエア駅を降り、いきなり通り雨の洗礼を受けた。傘をもたもた荷物から出しているうちにもう上がってしまった。噂どおりの変わりやすい天気。地図を見ながらホテルを探していると、さっそく親切な人に声を掛けてもらって、ホテルまでの方向を教えてもらった。う〜ん、まさにジェントリー。なんとなくイギリス人は冷たい印象を持っていたけど、そんなことはなかった。でも夫曰く「さっきのはロシア人だ」ってほんとかよ!
★何にせよ、多国籍な街であることは間違いない。色んな言語が飛び交ってるし、純粋なイギリス人らしき人を見つけるのは容易ではない。しかし街灯に「WE AER LONDONERS」という垂れ幕がたくさん掛かっていた。だからどんな人もロンドンにいればロンドナーってことで。
それとかなりニューヨークに似ている。高層ビルこそ建ってないけど、ニューヨークはロンドンを手本にして作った街なんだろうな、と想像できるし(同じ地名もあるし)、逆にアメリカにあるチェーン店がロンドンに沢山あって、類似相乗効果をあげている。
私が持ってるイギリスのイメージは伝統を頑なに守る誇り高い人たちという感じで、実際ディケンズの「ニ都物語」には次のようなくだりがあるくらいだ。
「現にこの国は、古来多くの法律や慣習を、
ただもうそれらが国の品位を高めるに役立つという理由だけで、その実長い間ひどい困りものであるにもかかわらず、かりにも改めるなどと言い出そうものなら、たちまち多数の息子たちを勘当してしまった国なのである。」
勿論100年前のことですけど。
もしかして田舎のほうへ行けばそれも実感するかもしれないけど、むしろこの言葉はイギリスよりイタリアに当てはまっている気がしないでもない。 -
★ホテルはロイヤルナショナルホテルというところで、今回はホテルチェンジ無し。なのイタいホテルだと辛いな〜、でも最近ホテルに対してストライクゾーン広がってるから大丈夫かな?と思って行ったら、ストライクゾーン広がっているお陰で大丈夫だった。何の味気もないけど、普通に清潔だし、部屋のサイズも普通だし、バスルームは殺伐としてるけどちゃんと栓の閉まるバスタブが付いていて、5泊するのには耐えられそうな感じ。ただ困ったのが、シャンプーがなかったのと(歯ブラシがないのは当たり前なんだけど、今までシャンプーと何故か靴磨きは必ずあった)、ドライヤーがなかった事。ポットは有り難いけど、それよりドライヤーにして欲しかった。
そしてガイドブックにビートルズマニアが訪れるスポットでかなり高いランクに位置している事にふと気が付いて、その理由までは説明がなかったので、なぜそんな重要なのかすごく知りたかったのにその時は知る術がなかった。旅行から帰ってネットで調べたら、ビートルズが無名時代宿泊した事があるらしい。でもそれって重要か?誰か詳細ご存知でしたら教えてください。 -
★ホテル前のバス停から、とりあえず行き先を見て、チャリングクロス駅を目指す事にした。まず、この快適な気候に心を奪われ、なんというかこの風情ある街並みに感動し、憧れのダブルデッカーに乗れる。ああ、やっぱり私はロンドン党かもしれない。チャリングクロス駅前にはトラファルガー広場があり、観光客と鳩で賑わっていた。お土産屋さんの絵葉書コーナーを見ると、王室の方々の写真がブロマイドのように絵葉書になって売られている。
さすが〜、日本とは一味違う扱い。天皇家の写真を絵葉書なんぞにしたら大変な物議をかもし出しそうだもんね。 -
★ホワイトホールという通りを歩き、官公庁舎が並んでいるせいか落ち着きがあって、とってもいい感じ。そしてかの有名なビッグベン前に着いた。子供の頃、ビッグバンとビッグベンの区別がつかなくて、あの古い時計の塔と宇宙の始まりにどういう関係が・・・、と頭を混乱させた記憶がある。
-
★ウェストミンスター橋を渡って、対岸の川沿いを歩き、ミレニアム事業で建設されたロンドンアイという観覧車の下を通り、ウォータールー橋を渡ってコートールドギャラリーに入ろうとしたが入れなかった。
建物に沿ってフリートストリート側に出てしばらく進み、ビクトリアエンバンクメント→ブラックフライアーズ駅→ニューブリッジストリートを歩いていた。再びフリートストリートにぶつかる手前で道に立て看板を見つけ、その先を見ると少し路地を入ったところにきれいな花が飾ってあるパブを見つけた。 -
★同じようにきれいな花を飾り、トレードマークのような絵が書かれた看板をぶら下げているパブはそこここに見られ、古めかしい作りながらもこぎれいで、お酒を飲まなくてもつい入りたくなってしまうような雰囲気がある。 なんとなくそのお店が気になって、店の前に行き、中を覗いて見ると常連みたいな人達がぎゅうぎゅうになって騒いでお酒を飲んでいた。とてもよそ者が入っていけそうな雰囲気じゃないし、私も夫も到着したばかりでラフな格好をしていたので、一層飛び込む勇気はなかった。ここは後日チャレンジしよう、と心に決め、フリートストリートを歩いた。
★キングスウェイまで着いたとき、往きに通ったバス通りだと分かっていたけど、ホテルまで大した距離じゃなかろうと思って歩いていたら、結構な距離でくたびれ果てた。
★そろそろ晩ご飯の時間だから食べる店を、ときょろきょろしていたら、シチリア・アヴェニューという小さな通りを見つけた。私は点在する日本食を食べたかったのに、それには断固反対の夫と折り合いをつけるのに丁度いい、「スパゲティーハウス」というイタリア料理の店があった。メニューを見るとイタリア語も書いてあるし、なんと言っても「シチリア・アヴェニュー」にあるイタリア料理屋なんだから間違いなかろう、ということで店に入った。
★今思えば「スパゲティーハウス」なんてベタな名前で気がつかなかったのがうかつだった。しかし最初のうちは、店員のイタリア語や本格的っぽいメニューに騙され、やっぱりイタリアから近いんだから、移民が本場の味を出しているに違いないと期待していたが、出てきたパスタはなんか日本のイタリア料理チェーンで食べる味といい勝負だった。夫が得意げにイタリア語で店員に話し掛けていたら、最後カフェをおごってくれるという事になり、しばらく待っていた。しかしいくら待っても出てこない。店員もこちらをちらちら眺めてはいるが、全然何も持ってこない。いい加減疲れていて、もう帰りたかったので、いらないと言いたかったのに、呼びつけると「まあ待ちなさい」という身振りでこちらに近づいてこない。好意を無にするのも悪いし、と思って我慢してそしてようやく来たと思ったら、パスタの皿を2つ持ってきた。
意味が分からん…。
「えー?こんなの頼んでないよー!もうお会計して」
ということでようやく店を出られた。なんかものすごいおとぼけのウェイターだった。
しばらくして「スパゲティーハウス」はロンドンのそこここに点在するチェーン店ということが分かった。 -
★楽しみにしていた朝ごはん。
本場のイングリッシュブレックファストを食べられるということで、わくわくして食堂へ向かった。
ところが!
バッフェスタイルで食べ物の陳列が二重になっていて、外側はパンと飲み物、内側はベーコン、卵、豆、など、例のおかずが並んでいる。その内側のところに立て看板があり、
「内側のメニューを食べる権利のある朝食券を持っているか、4ポンド払わないと取ってはいけない」という説明があった。
勿論、うちのような格安宿泊客にそんな権利はない。
なんという仕打ち・・・。
私はすごく楽しみにしていたので、4ポンド払って(殆ど1000円)取りにいき、
夫はそんなメニュー、ブレックファストに限らず、朝昼晩そればっかり食べてるんだからいらない、
ということで
私だけが食べた。
よく見渡すと、内側メニューを食べているのは日本人ばかりで、欧米もしくは中東らしき人たちは、外側だけの人が多かった。多分日本人客にはツアーで初めから権利のある朝食券がついているのだろう。
確かにイタリアやフランスでは大抵パンと飲み物(いいホテルには冷たいチーズとハム、ヨーグルトなどがある)で済ませていたので、朝からがっつり食べるのは日本人くらいかもしれない。
まあ、渋々納得した。 -
★いざ、カムデンタウンへ。
アンティークや古着など売ってるらしい。ホテルを出て夫について行った。さすがに土地勘があるらしく、地図も見ないですたすた進んでいた。こんな事は初めてだ(過去の旅行記参照)。しかし、ゆうべキングスウェイを歩いている時は、帰り道だという事にしばらく気づいていなかった。記憶の回路が斑らしい。
★それにしても8月お盆過ぎだというのに、このすがすがしさよ。建物も並木も、殆どおとぎの国だよここはー!!もう、灼熱地獄の日本には帰りたくない。そこそこの距離だったけど散歩もかねて目的地まで歩いていった。涼しいというか寒い!歩いていれば半袖でも耐えられるが、止まったり日陰にいると鳥肌が立つ。うーん、長袖は機内用のカーディガン1枚きりしか持ってこなかったので、これは困ったはめになった。ローマじゃ9月中旬だって大汗かいてるのに、同じヨーロッパでもこんなに違うのね。 -
★カムデンタウンはまだお店が開いてなかった。運河の辺りを見て回ったり、まばらに開いているところをうろうろして、アンティークモールへ。デトロイトで見て廻ったのと大体同じスタイルで、ブースに区切られた店内を所狭しと並べられた食器やら家具やら調度品からガラクタが、ごた混ぜになっていた。ティーカップ&ソーサー、ケーキ皿の6セットが12ポンドというのにすごく釘漬けになってしばらく考えていたけど辞め、ウェッジウッドのティーポットが65ポンドというのもすごく惹かれたけど辞め、結局何も買わずに出て来た。
夫もバーバリーのトレンチコートを見ていたけど気に入った形とサイズがなくて辞めた。まだまだロンドンはこんなもんじゃない、アンティークと雑貨天国なんだから早まったらいかん、ということで見送ったのに、その後ここ以外に目ぼしい場所を見つける事が出来なかった。やっぱり地元人がいないと、こういう物探しは難しい。パリの蚤の市もなんだか分からずに終わったし。中国系の人たちがやっている美味しそうな屋台を横目に(さすがに朝たらふく食べたので、まだ何も欲しくなかった)運河の乗り場へ移動。 -
★リージェンツ運河のディズニーランドみたいな観光船に乗り込んだ。川沿いに生い茂る柳や草花。古い小屋もなんだか情緒あるな。そのうちロンドン動物園の脇を通って獣のいななきが聞こえてきた。
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すっごく楽しいはずなのに、すっごく寒い!
半袖&スカート(素足)の私には非常にこたえた。
鼻をかみながらなるべく今この時を楽しもう、と思いつつ、早く終点に着いて欲しいと願った。
★終点のリトルヴェニスに到着。水辺が多いとすぐ“ヴェニス”とのたまうが、去年本物を見た私はつっこみを入れずにはいられない。全然違う!
でもここはここできれいな場所だ。この辺に住みたいなー。←多分この台詞あと3回は出てくる予定。ウェストウェイをくぐり、ロイヤルオーク駅で乗り物1日券を購入。ロンドンは1週間券が高いので、毎日1日券を買った。というか、物価高!
1ポンド=224円(06/11/06)!
3ポンド4ポンド5ポンドなんて響きはいいが、よくよく考えると全然安くないのだ。 -
★ここからノッティングヒルを目指す。
ノッティングヒルといえば映画「ノッティングヒルの恋人」。ジュリアロバーツとヒューグラントの現代版「ローマの休日」。夫はこれが好きらしい。有名人が一般人と何気なく恋人になれるというありえない設定が叶ってしまうからだろう。私は「ブリジットジョーンズの日記」の方が断然好き。あのヒューグラントはいい加減でテキトーな最低男なんだけど、私はそのイメージが定着してしまったので、余計に「ノッティングヒル」じゃない。
★それはさておき、ノッティングヒルにはロンドン最大のポートベローマーケットというのがある。
その前に、街中に点在しているチャリティーショップを発見して、入店。以後、発見するたびに入店。
ここは、家の不用品を店に持ち込んでもらい、慈善団体が売って貧しい人たちへの寄付に宛てるという画期的なシステムの店。勿論品物はきれいにしてあるし、陳列も悪くない。試着室もある。そして値段が安い。
私は普段オークションで一生懸命不用品を売りさばいているが、高値をつけて売りたいもの以外は別に持っていってくれればいい、というものの方が多いのでこんな店が日本にもあればいいのになーと思った。
★本題のポートベローマーケット。
すごい人の多さ!
殆ど観光客で、店も観光客相手だから、これといった発見はなく2kmの距離を歩いた。ホランドパークアヴェニューに出て、通り沿いの”Boots”という薬局チェーンで水とシャンプーを購入。 -
★この後の予定をどうしようかと思案して、バス停を見るとホランドパーク行きに乗ってしばらく歩けば、シェパーズブッシュマーケットに辿り着けそうだ、ということを夫が発見し行くことにした。よくよく考えるとこの日はマーケット三昧だよ。
「好きなんだろ?」と言って案内してくれるが、私はイギリスの自然や田舎と相まみえたかったのに、それは全然無視されてへとへとになるまでマーケット巡り。まさにロンドンマーケット巡礼の旅。
★ホランドパークに着いて、ようやく昼ごはん。目に付いたファストフードっぽい中華の店に入る。写真と中国語と英語のメニューですごく分かりやすかったのに、私の頼んだ肉入り五目焼きそばが、超まずかった。恐るべし、イギリス人の味覚。
★シェパーズブッシュマーケットに着くと、下町風味全快、ここはアジアか中東か。食料品・下着・靴・日用品と並んでいたが、特に欲しいものはなく、夫が公衆トイレを借りただけで終わった。このトイレに夫が入っていった時、入れ替わりに鍵を持ったインドっぽいおじさんが出てきた。それからしばらく待たされ、その間にふっとあることを思った。もしかしてさっきのおじさんが夫が入っているのに鍵を閉めてきたんじゃない?(イタリアなどの公衆トイレは有人管理が多い)そういう場合、一体私はどうしたらいいんだろう?英語もろくに話せなくて誰に助けを求めればいいのやら・・・。地図もお金も夫が一人で持っているし、私ってほんと任せきりで旅してるな、と反省していた頃夫が出てきた。なんか故障の修理をしていたらしい。ここは外国。油断を廃さねば。 -
★一旦ホテルに戻り、長袖を着る。バスでタワーブリッジに向かう。ロンドン塔でバスを降りて、タワーブリッジのベストショット場所で記念撮影。それから橋を渡って、川沿いを歩く。日が沈んでくると、寒い!寒すぎる。名残惜しむ夫を説き伏せて、部屋に戻った。
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★今日は朝からバスでハムステッド・ヒースに向かう。ようやく私の念願かなって、プチ・カントリーサイドが見られる。終点で降りると、小さなカフェがあって、外のテーブルで新聞を読みながらコーヒーを飲んでいるおじさんや若者が目にとまる。あ〜私の大好きな光景。すごいここでお茶したかったけど、さっき朝ごはん食べたばかりで何もいらない。
★仕方なくやり過ごし、ロンドン中心地から少しバスに乗っただけで来られる、広大な原野ハムステッド・ヒースの散歩道を歩く。すごく背の高い木に囲まれつつ、日本の森ほど緑色が濃くなくてうっそうとしてないのに、マイナスイオン発散しまくりのところをジョギングする人や、犬の散歩をする人たちがまばらにいて、
こんな場所のすぐ近くに住んでたら最高だな〜、としみじみ思った。勿論この辺は昔から貴族の館なんかが点在する超高級住宅街である。ただでさえ世界一高い物価のロンドンに住むのは困難な上にこんな場所、夢物語だけど。何故か犬達も上品で賢く見える。その上品な犬達も、池に近づくとすごい勢いで水辺を走り回り、水鳥たちを脅かしてはしゃいでいた。結構無邪気なのね。 -
★散歩道からひらけた原っぱに出ると、どんより曇っていた空からぽつぽつ雨が降ってきた。遠くにお屋敷が見える。このどよーんとした感じ、すごいぞくぞくする、私好みの景色だ〜と思っていると「なんか『嵐が丘』みたいだな。いかにもイギリスって感じで好きじゃない」と夫が言った。
えーー?私はこういうところ大好きなのに、夫は好きじゃないなんて…。将来こんな場所に住めたらいいな〜と思っていたのにがっかりだ。私は夫からこんな薄暗い雰囲気を感じるのに、夫自身はそういえば陽気なものを好む傾向があることを、改めて思い返した。15年も一緒にいるのに、その辺をよく分かってなくて、私ってどんだけ自分の都合のいいように相手を見てるかということを実感した一幕であった。でも「嵐が丘」は言い得て妙だ。私もあの本を読んだ時は、確かにこんな風景をイメージして読んだ。 -
★軽いハイキング状態でしばらく歩くと、スパニアーズ・ロードに出た。もうマイナスイオンもいっぱい吸って気が済んだので、ジャック・ストローの城からちょっと賑やかなハムステッド駅周辺に向かう。クラッシックなレンガの家が並んで、お店もなんかリッチな雰囲気かもし出してる。また静かな方に向かって歩くと、さっき降りたバス停の前に戻ってきた。丁度小腹も空いてきて、さっきのカフェで一休みすることに。
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★本当は外の席が良かったけど、やっぱり寒いので中の席で、まだお昼過ぎてないのに「アフタヌーンティーセット(スコーンのみ)」を注文。スコーンうま!!
それにイギリスでは陶器より銀食器(これはステンレス)がティーセットの主流だということが分かった。
満足して店を出て、バスを待っている間トイレが我慢できず(さっきの店は故障中だった)、バスターミナルの中央にある地下の公衆トイレに行く。外見からすると、古臭い感じでしかも地下にあるのでどんな恐ろしいトイレかと思って覚悟して入ると、すっっごくきれいだった。夫の話では、80年代の不景気で荒れている時代でも、ロンドンの公衆トイレはきれいだったらしい。なんて素晴らしい国なんだろう。 -
★エンジェル方面に移動。
ここも雑貨天国らしいんだけど、店が終わったのか休みなのか何もない。
そろそろサッカー行きますか。 -
★今回もやっぱりサッカー観戦は組み込まれていた。
バスでチェルシー方面へ向かう。この辺もアガサ・クリスティーなどが住んでいた、高級住宅街らしい。どんたけ「高級住宅街」あれば気が済む?まあ、ロンドンも他の外国の都市同様、「高級」じゃなければ「危険」なのだ。日本の「格差」なんてまだまだ甘っちょろいんだろうな。
★点在するパブを見ると、お酒を飲み始めたおじさん達が外まではみ出して談笑している。明らかに試合前の景気付けに一杯、という感じだ。今日のカードはチェルシーVマンチェスターシティ。チェルシーはワールドカップで活躍した選手がたくさん在籍していて、ランパート、ドログバ、ロッペン、ジョン・テリーなどなど←殆ど知らないけど。対するマンチェスターシティーはマンチェスターユナイテッドとは違います。あんまり強くないようです。 -
★バスを降りて、チェルシーの本拠地スタンフォード・ブリッジに向かって歩いていくと、最寄の駅周辺にはチェルシーサポーターが青いユニフォームを着て大勢たむろしていた。警察や騎馬警官も出動している。一番近くのパブには、狭い店にぎゅうぎゅう詰めで気合を入れた男達がものすごい重低音聞かせた雄叫びを上げていた。しかし、こんなにむさくるしい猛者が集まる店でも、やっぱりパブはパブである。日本にこんなお店があったら、おしゃれスポットとして紹介されそうな店構えなのだ。
-
★いよいよスタジアム内へ。
入口は一人ずつしか入場できない、鉄格子の扉になっていて顔の割れてるフーリガンを入れないようチェックするようになっている。席にお酒を持ち込んだらいけないので、みんな売店の前の広い通路でモニターを見ながらビールを飲んでいる。夫も勿論ここでビールを飲む。
★いよいよスタンドへ。
ものすごく熱気を帯びたサポーター、という点ではローマと同じなんだけどここでは日本と少し似ていて、唱和を呼びかける人が中にいて声を揃えて応援する、というスタイルだった。スポーツの試合前に定番の応援歌には、地元チェルシー出身クラッシュの「ロンドン・コーリング」が流れた。チェルシーはパンク発祥の地だそうだ。 -
★試合が始まると、意外とおとなしいサポーター達。
でも得点が入ると総立ちになる。すごい猛者なのに、規則は忠実に守るとこが可笑しかった。
結果は3−0でチェルシーが勝った。
サポーター達もさぞ満足で帰路に着いた事でしょう。
私たちはピカデリーへ出て、パブでフィッシュ&チップスをつまみながら祝杯(?)した。 -
★今日も大体買物だった。
朝からハマー・スミスへ。
きれいに舗装された横浜元町を思わせる商店街。
よし、ここでなんかいい買物をしよう!でも所詮私たちの入る店は、基本安い店。”T.K.MAX”というアウトレットというか、「ダイクマ」(分かる人関東だけ?)と似ている店に入る。姉が以前”T.J.MAX”というアウトレットの店がアメリカにある、と言っていたけどそれと同じかな〜?でも中身「ダイクマ」だし。
そこで強引にも直径28cmのフライパンと、直径15cmのミルクパンを購入。帰りの荷物嵩張るな〜。
夫は紺のジャケットを購入。店を出て、スーパーサンベリーへ。ここで、お土産をたっぷり買う。食品や日用品に税金を掛けないらしく、目を疑うほどの安さ炸裂。ジャムとか紅茶が日本では考えられない値段。
でも、それって結構贅沢品に近いも気もするが、イギリス人にとっては必需品なのかな?お昼のサンドイチッチを買って、食べ歩きしながら移動。
★この国の人たちは食べ歩きする事を、「お行儀悪い」と思わないらしい。ガイドブックにそう書いてあったけど、本当かな?確かに何人か見たけど、何故か女の人ばかり。紳士はしないんじゃないかな〜?と思う。 -
★ここからリージェンツ・パーク→オックスフォード・サーカス方面へ大移動。ちょっと贅沢して、いいスーツを買おうかと紳士服の店を覗いて回ったけど
この値段出しても欲しいと思える惹きつけられたものは無かったらしい。「背広」の語源になった「セヴィル・ロウ」なんかも通ってみたけどあまりに敷居高すぎて、入れなかった。
★ガイドブックに載っていた女の子向けの洋服屋「トップショップ」へ行ってみる。ちょっとほんとに若すぎて、夫が居づらそうだったので、ものすごい速さで物色。でもこの店はかなりいいセンいっていた。
しかも、人種の多さを物語るように、サイズの種類がたくさんある。日本のようにおしゃれな服を着るからには9号でなきゃいけないみたいなことはない。同じ型が違うサイズでずらっと並び、私にピッタリサイズのカーディガンを見つけることが出来た。急かされてなければもっと物色できたのになー。
★それからスポーツ用品を売る店に移動。夫がサッカー関係のグッズをお土産にしようと、ものすごく待たされた。しかも、外が寒いせいかエアコンを入れていなくて、空気が澱んで蒸し暑く、酸素不足で倒れるかと思った。こういう微妙な気の効かなさが、外国なんだよなー。
★夜、ニューヨークと並んで有名なミュージカルを見に行った。ミュージカルのチケットとセット売りされていた、チャリング・クロスそばの”KATANA”という和風?レストランで食事。ちょっとおしゃれなレストラン・バーで、内装はよしなんだけど小振りの茶碗に漫画の山盛りみたいな状態でご飯が運ばれてきて、かなり笑えた。劇場へ向かう途中、シャーロック・ホームズのパブを発見。おお、シャーロキアンで賑わっている。 -
★今日の演目は”Dancing In The Streets”
Motownの名曲を、オリジナルの歌手そっくりな歌い方と格好でひたすら歌い続ける、ミュージカル初心者の私たちにはありがたい内容だった。劇場は小さいし、恐ろしいくらいの歌唱力で、ものすごい圧倒された。
しかし!
へとへとに疲れて、夜、席に座って、音楽を聞く→眠くなる格闘だった。聞いていたいのに眠い。こんなに眠さを抗った事はない、というくらい抵抗したのに、半分くらいしか聞けなかった気がする。あれは本当にもったいなかった。こんなにすごいステージ(寝たけど)でも大して話題にならず、普通に打ち切られるらしい。 -
★ついに最後の日。ホテルのそばの大英博物館へ。夫はしきりに「略奪してきた美術品」と繰り返し言いながら見ていた。確かに。せめて「ロゼッタストーン」はフランスに返したらどうよ?
と言いたい。いやいや、エジプトか。 -
★ホーボーンのテンプル・バー記念碑の隣り、「ニ都物語」のテンセル銀行は本当にあるのか見に行ったら同じ名前ではなかったけど、相当古い建物の銀行は存在した。ついでにその隣りに、紅茶のトワイニングスの本店があった。
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★さらに足を伸ばして、最初の日に気になったけど入れなかったフリートストリート近くのパブでお昼を食べることにした。今日は人も少ないけど、基本立ち飲みぎゅうぎゅうに対応できるように座席は少なく、空間は広く取ってあってがらんとしていた。ローストビーフ・サンドを食べた。やっぱサンドイッチは間違いないな。
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★爽やかなハイド・パークを突き抜けて、バッキンガム宮殿を見る。全国の「ロイヤル」と名のつくマンションよ、これがほんとの「ロイヤル」ぞ。まあ、うちにも「シュトラール」とかいう変な名前ついてるけど。
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★トラファルガー広場前まで歩き、隣りのナショナルポートレートギャラリーへ入る。ここは少なくとも「略奪」はない。ちゃんとイギリス史に沿った展示がされていて、私は歴代王室の肖像画が興味深かった。
よく、イギリスが舞台の小説(もしくはイギリスが宗主国)に「ビクトリア時代」とか「ジョージ2世時代」とかいう表現が出てきて、あまりピンと来なかったけど、日本でいうところの明治とか大正とかそんな意味合いなのかな?ということが分かってきたので、小説の時代背景を知るのに肖像画や服装なんかはすごく興味深かった。 -
★その後夫の粋な計らいで、このギャラリー上にあるおしゃれな喫茶店で2度目のアフタヌーンティーを堪能。この間のハムステッド・ヒースで結構満足していたけど何度やっても楽しいなぁ。今日のはスコーンの他に、ケーキやサンドイッチがついてるフルセット。
これでかなりお腹一杯になった。 -
★これから、ロイヤル・アルバート・ホールへ向かおうとした時思いがけず憧れを実現する事が出来た。
ゆっくり走るダブルデッカーに後ろのステップから飛び乗ってみたい、と思って来たのに、実際は近代化され、テレビや自動ドアのついた立派なダブルデッカーに殆ど車両が入れ替えられていて、後ろのステップから乗れるような旧式のタイプは全然走っていなかった。そこへ丁度私たちの乗ろうとしていた9番は旧式でやってきて、しかもバス停の一時移動の張り紙がしてあって、どこから乗るか分からなかった。その9番を追いかけたら、後ろのステップに立っていた、黒人の太ったおばさんが「乗んなさい」と手招きしてくれ、私たちは映画のワンシーンのさながらに飛び乗る事が出来た。まさに夢の実現。これでロンドンに何の悔いもないでしょう。 -
★結局まだ早すぎたので、有名デパートハロッズのあるケンジントン方面に寄り道ハロッズは素通りし、”Hawes&Curtis"というシャツ屋さんで夫のシャツ購入。
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★いざロイヤル・アルバート・ホールへ。ロンドンを締めくくるのに相応しいんじゃない?
ジョン・レノンが「安い席のお客さんは拍手を、高い席のお客さんは宝石をじゃらじゃら鳴らしてください」という名言を吐いた有名なホール。下のアリーナは立見席で、すごい安さで入れるそう。 -
ここでクラッシックを聞けるだけでもう満足ということで、ゆうべと同じ方程式へとへとに疲れて、夜、席に座って、音楽を聞く→眠くなる今日は抗いもせず眠さに身を任せた。
★最後にもう一度フィッシュ&チップスを求め、パブに入ったけどもうオーダーは終わっていて、流れ流れてホテル最寄り駅近くのイタリアンに入って夜更けにラザニアをがっつり食べた。今度こそ本当に本格的な空気を漂わせていたのに、やっぱりパスタは歯ごたえが無い。
こらー!!アルデンテはどうしたーー!!
でも、それでこそイギリスなのかな・・・
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ロンドン(イギリス) の旅行記
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