八朔のひな祭り

2007/08/25 - 2007/08/25

兵庫県たつの市御津町室津地区では、
「八朔のひな祭り」といって旧暦８月１日に行いました。
その理由として、永禄９年（１５６６）の室山城落城という悲しい出来事があると地元ではいわれています。　　
それは、「室津追考記」によると、永禄９年１月１１日の室山城主浦上正宗の弟の宗景の結婚式の夜に、
かねてより対立関係にあった龍野城主赤松政秀の
急襲にあい、花嫁は奮戦むなしく討死し、正宗は自害
しました。室津の人々はこの悲劇を悲しみ、非業の死を遂げた花嫁の鎮魂のために３月３日ではなく、
半年遅れの八朔にひな祭りを延期したといいます。

御津町室津は、旧暦の８月１日にお雛様を飾る習慣があるので知られてましたが、戦後この風習は長く途絶えていました。
室津の町おこしをかねて、「八朔のひな祭り」を復興することになり。

期間は、８月１８日から８月３１日（旧暦八朔）まで。
　　　

エリア 兵庫

• 交通手段: 高速・路線バス レンタカー 自転車 タクシー JALグループ JRローカル 私鉄 自家用車 徒歩

「八朔のひなまつり」

宣伝用ポスターと小石で作られた、ひな人形。

室津海駅館

江戸末期から明治中頃まで「嶋屋」という屋号で廻船業で富をなした豪商の建物。

室津民俗館

豪商の家としてはもう一軒「魚屋」があります。
(現在、室津民俗館）

魚屋の部屋数は２３、箱階段や隠し階段、貴人専用の「御成門」など興味深い。

新粉細工

米とモチ米の粉で鯛・果物・野菜を作ったお供え。

供えた新粉細工はお下げして近隣に配ったり、家内中で砂糖醤油をつけて食べました。