2000/06/12 - 2000/06/12
7位(同エリア8件中)
4nobuさん
- 4nobuさんTOP
- 旅行記344冊
- クチコミ10件
- Q&A回答89件
- 784,932アクセス
- フォロワー38人
この日はリューネブルクを観光後シュベリーンへの途中のメルンで1泊する。
ここはラウエンブルク湖沼自然公園(Naturpark Lauenburgische Seen) の中にあり、現在は保養地として有名。また私にとってはいつか歩きたいドイツホリディ街道―アルプス・バルト海(Deutsche Ferienstrasse Alpen-Ostsee)の通り道でもある。
しかしここは本来その地理的な好条件で交易と交通の要衝として発達してきた町である。すなわち古い塩の道と東のメクレンブルクからの交易の道がここで結ばれており、更に1398年にはドイツ最古の運河が開通し、それが19世紀になるとエルベーリューベック運河に拡大される。
1188年にこの町の存在の記録があってリューベックの経済圏の下にあり、13世紀には都市権を得ている。町中にある聖ニコライ教会もその頃に建立された。
またこの町はドイツ人にとってよく知られた伝説のいたずら者ティル・オイゲンシュピーゲルが亡くなったところとされ、その墓もある。この名はリヒアルト・シュトラウスの交響詩「ティル・オイゲンシュピーゲルの愉快ないたずら」で知っているだけだった。
メルン駅は無人駅だったが幸いにもロッカーがあったので当日の荷物以外はコインロッカーに預け身軽になって今日の宿を探すために旧市街のインフォに向かう。
途中の掲示でユースホステルの存在を知り、たまにはいいかと横道を歩き出す。やがて出会った村人に聞くとまだ1.5時間はかかると。それではと引き返し旧市街に向かう。途中の分かれ道の一方にクア・センターがありそこにもインフォがあるようだ。しかし丘の上なのでしんどいのと見物に便利な旧市街に宿を取りたいので旧市街のインフォに向かう。
こちらの条件100DM以下、シャワー付きを満足するペンションはなんと先ほどのクア・センターの傍だ。インフォの女性はたかが10分ではないかと言う。経験上この「ドイツ人の10分」が怖い!実際20分かかった。
宿に荷物を置いて再び旧市街に観光にでかける。小さい旧市街だがしゃれた店がならぶ。町の中心の高台にある教会にはティルの墓があるという。前のマルクト広場にあるティルの銅像では同じいたずら好きの子供が乗っかって遊んでいる。
銅像の前のギリシャレストランで夕食を摂る。
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
-
旧市街と南のクアハウスや別荘のある高台との間にあるクアパーク。夕方に赤ん坊を連れたトルコの女性が集まっておしゃべりしていた。日ごろのストレスを解消する憩いの場なんでしょうね。
-
クアパークから旧市街への道。このように樹木と花がいっぱい
-
入り江の向こうに旧市街が見えてくる。旧市街は二つの湖と入り江に囲まれている。
-
旧市街のシュール湖畔
-
スタット湖の対岸からの旧市街と聖ニコライ教会。湖畔に憩う老人たち。クア・リゾートだから老人が目立つ
-
スタット湖対岸のバラと聖ニコライ教会
-
旧市街の中心にある聖ニコライ教会。ティル・オイゲンシュピーゲルの墓標があるそうだ。
-
教会下のマルクト広場にあるティル・オイゲンシュピーゲルの銅像。
-
ティルの銅像には子供がよじ登ってふざけている。みながそうするのだろうか青銅の表面が光っている。
-
広場の向かい側のギリシャレストランの窓下。きれいに咲いたバラをとられないように柵がしてある。その上の張り紙は「手折らないで!」
-
このレストランで夕食を摂る。17マルク
食べたのはこの看板通りの
・辛味チーズとトマトを豚肉で捲いて焼いたもの(看板の直訳ではハンバーグと思ったのだが)
・Tzarziki(ギリシャ薬味?)付きの ゆでジャガイモのバター炒めが付きあわせ
・サラダ
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (3)
-
- shinesuniさん 2007/09/19 22:01:04
- 誕生日 キタ━━━━(゜∀゜)━━━!!!!!!!!!!!
- ヽ(*・ω・)ノ。・:*:・゚★HappyBirthday☆。・:*:・゚ヽ(・ω・*)ノ
4nobuさんお誕生日オメデトウございます
ヽ(*・ω・)ノ。・:*:・゚★HappyBirthday☆。・:*:・゚ヽ(・ω・*)ノ
これからの1年が充実した年でありますように
メルン..美しい街ですね^^
一発で気に入ってしまいましたww
-
- Berg Heilさん 2007/08/29 17:22:30
- オイレンシュピーゲル
- 珍しい街を訪れていますね。おそらくこの街を訪問した日本人はそう多くはいないでしょう。
「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」藤代幸一訳・法政大学出版会 1991年第7刷 :は手元の書棚にあり、数年前に読みました。解説に依れば450年にわたって著者がわからなかったそうですが、近年チューリッヒの弁護士 Pホネガーの研究で ヘルマン・ボーテ(1467頃〜1520)であることがほぼ確定したそうです。中世の風俗習慣や民衆の生活が興味深く伝わってきます。
※ 東京のオフ会にお出掛け下さる由、お会いするのを楽しみにしております。
Berg Heil 拝
- 4nobuさん からの返信 2007/08/29 19:33:34
- RE: オイレンシュピーゲル
- 早速ご覧くださり、コメントと投票有難うございます。オイゲンシュピーゲルの成立ちをお教えくださりありがとうございます。調査不足を反省しております。墓があったりしながらフィクションだったのですね。実在かどうかは怪しいと何かで読んではいたのですが。
東京オフの事を書こうとしてたのについ忘れてました。お会いできるのを楽しみにしております。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
3
11