ヨーロッパ周遊一人旅・ベルギー・ブルージュ

2007/05 - 2007/05

ユーレイルグローバスパスを使って、ヨーロッパ周遊・女一人旅＆安宿探しをしてきました。
フランドル地方の"水の都"ブルージュはとてもロマンチックな街です。街中をたくさんの運河が流れ、美しい橋が架かっています。街は中世の景観を残し、鐘楼からはカリヨンの音が流れています。美しいブルージュの景観を堪能してきました。

今回の旅で訪れた国は、ルクセンブルク→ベルギー→オランダ→ドイツ→オーストリア→スイス→フランスです。

エリア ブルージュ(ベルギー)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: JAL

今夜の宿は"パサージュ"ＹＨです。
１泊14ユーロ。朝食は5ユーロ。１階がベルギー料理のレストラン、２〜３階部分がＹＨになっています。

"地球の歩き方"にも載っているこのＹＨは大通りから１本入ったところにあるのですが、看板がなかったのですご〜く迷いました。街の人に聞いてみると、とても親切に教えてくれました。今まで何度も道を尋ねてきたけれど、ベルギーの人は本当に親切！

ＹＨ内は４人部屋です。日本人女性１名とオーストラリアの女性１名と同室になりました。

いい味出している内装なのですが、いろいろなものがない……。個人用スタンドライトなし、個人用ロッカーなし、部屋の鍵なし！トイレとシャワーはきれいで、お湯の出もよかったです。個人的にはこのゆる〜い感じのＹＨ好きなんですが、安全志向の方には勧められません。

観光の中心・マルクト広場、面している建物はネオゴシック様式の"州庁舎"です。

数日後にお祭りが行われるようで、赤い椅子などをたくさん並べて準備していました。

マルクト広場の中心に立つブルージュの英雄ヤン・ブレーデルとピーテル・デ・コーニングの銅像です。

14世紀に、フランスの圧政に対して立ち上がった英雄です。

マルクト広場にひときわ目立つ鐘楼。13〜15世紀に建てられたものだそうです。

この鐘楼には47個の鐘が組み込まれたカリヨン(組み鐘)があります。15分ごとに鳴るカリヨンの音色はとても美しいです。曲を奏でるカリヨンコンサートが、週３〜４回のペースであります。

マルクト広場からブルグ広場へ。

大きな建物は"市庁舎"です。ベルギーで最も古い市庁舎のひとつだそうです。

市庁舎の壁にある彫刻が見事です。

これらのレリーフは聖書の物語や歴史上の出来事を表しているのだそうです。

金ピカのルネッサンス様式の建物は"公文書館"。

内部は自由ブルージュ博物館になっており、カール５世を称えるために造られたのだそうです。

正面の金ピカの像は、"正義"の像、右は預言者"アーロン"の像、左は"モーゼ"の像だそうです。

ブルージュの紋章でしょうか？
ライオンとクマさん？

"公文書館"のとなりにある"旧裁判所"。

「自由ブルージュ」の館の跡に建てられた裁判所で、今は市の行政センターになっています。

市庁舎の隣には"聖血礼拝堂"があります。

12世紀の十字軍に参加したフランドル伯が、コンスタンチノーブル持ち帰った「聖血の遺物」が奥の祭壇に納められているのだそうです。

ブルージュでは毎年キリスト昇天祭に"聖血礼拝堂"で儀式をした後、"聖血の行列"という祝祭が行われます。

"公文書館"の細い通路を通ると…

運河に出ます。

落ち着く風景です。橋の上からずっと眺めていたい感じです。

こちらは運河クルーズの発着地。

小さなカモが泳いでる…。

今度はあの鐘楼の塔に登りま〜す！

塔の高さは88ｍ。
このような366段の石のらせん階段で登ります。

350段くらいまで来ると、カリヨン(組み鐘)の一部が見えてきます。

ここはオルゴールみたいな場所です。

カリヨン(組み鐘)をギシギシ動かしています。

たくさんの鐘を発見！
47個の鐘の一部なのでしょう。

大きな鐘！

天辺までやってきました。絶景です！
フランドル地方がよく見える！

遠くに見えるのは海かなぁ？風力発電所がたくさんあります。

こちらは"救世主大聖堂"の方面。

こちらは"聖母教会"の方面。

ブルグ広場に朝市が見えます。

ちょっと降りてきて、マルクト広場をじっくり観察。

運河沿いをテクテクと散歩。

運河クルーズの方たちに出会いました。

先ほど鐘楼から見た"救世主大聖堂"です。

朝に行ったら、パイプオルガンの練習をされていて、いろいろな曲を聞かせてくれました。早起きは三文の徳？

また運河沿いをテクテクと歩き、

先ほど鐘楼から見た"聖母教会"です。

ここにはイタリア以外では珍しく、ミケランジェロの「聖母子像」があります。

木でできた聖母子像。

また運河をテクテクと。

また運河クルーズの皆さんに会いました。

ベギン会修道院入り口です。

中に入ってのカメラ撮影は禁止でした。
ベギン会修道院は静寂で包まれています。中世の景観を残す街ブルージュの中でも、ひときわ趣を感じます。

現在は15世紀そのままの修道服を身に着けたベネディクト派の修道女たちが暮らしているそうです。

愛の湖公園へ着きました。

白鳥の姿がちらほら見られます。

本当に気持ちのいい湖。ここでバゲットを食べて、うとうとお昼寝したら楽しいだろうな。

白鳥さんもカモさんも、たくさんいました！

心が和む風景です。

お母さん鳥と子白鳥を発見。

元気に育つといいなぁ。


最後まで見ていただいてありがとうございます。
次は、ベルギー・アントワープに行きます。