2007/08/14 - 2007/08/15
886位(同エリア1141件中)
みいみさん
昨年に続いて下田の太鼓祭をご紹介。
小規模だけど迫力のあるお祭りです。
今年は猛暑で、まぶしい青空の下、威勢のいい男たちが弾ける様子はみごとに絵になったけど、参加者たちはさぞかし大変だったんだろうと思います。
お祭り好きな皆さん、来年の夏はぜひ下田にお出かけくださいね!
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
http://taikomatsuri.nomaki.jp/
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毎年8月14日と15日に行われる下田の太鼓祭。
14日の早朝、6時になると町のあちこちから太鼓の音が聞こえてきます。
軒下にも町の通り沿いにも提灯が下げられ、いよいよ太鼓祭のはじまり、はじまり! -
朝のうちに町のそれぞれの地区から太鼓台と呼ばれる山車が八幡神社に集結します。
神社での決起集会、いや、「神事」が済むと、子供たちの行列を先頭に、若手が担ぐ道具が威勢よく神社を飛び出し、その後にこのお神輿の宮出があり、その後に太鼓台が続きます。 -
下田の御神輿は左右二本の棒で担ぎます。井桁にはなっていません。装束が決まっているので、飛び入り参加はありません。女性の担ぎ手もなし。
仕事で都会に出て行った人たちも御神輿を担ぐために帰ってきます。下田の男たちが燃える日なのです。 -
「若い衆」と呼ばれる若者たちが担ぐのは「お道具」と呼ばれる小さな台で、一台一台が競うように街中を跳ねまわります。
時には街角で道具同士がぶつかり合うかなり荒っぽいパフォーマンスを見せることも。 -
日に何度か決められた場所で道具が「太鼓橋」を作ります。これがなかなかの見もの!
全部で(たぶん)10台ある道具を縄で括ってつなげ、両端から押し上げることでアーチ型を作るのです。 -
表紙にもあるこれが「太鼓橋」。
バランスを取りながらきれいな形にまとめ、天をつくように高くまっすぐ上げたらご喝采!
失敗しそうになるとギャラリーから悲鳴があがります。
今年は、40年も50年も前に「若い衆」だったおじいちゃんたちをうならせるようなみごとな「太鼓橋」が何度もあがりました。 -
太鼓台が町を練り歩きます。太鼓も歩きながらの演奏です。
お囃子は御神輿には参加できない子供や女性たちが中心になって担当します。生まれた時から聞いているお囃子は身体にしみこんでいるのでしょう。小さな子供も笛を吹いています。 -
夜になると太鼓台のお人形は灯りの入った提灯に飾り替えられます。
14日の晩には全ての太鼓台が集まって同じ曲を演奏する「揃い打ち」も披露され、花火大会も開かれます。 -
二日目の夜の宮入もこのお祭りのハイライト。
男たちは最後の力をふりしぼり、声をふりしぼって祭りを盛り上げます。一番前の列で見物しているとお酒の匂いの混じった汗を浴びることになるかも。 -
お父さんだったり、ボーイフレンドだったり、ダンナさんだったり、立場はなんであれ、男の人が輝く日本のお祭。それをみて女の人たちが惚れ直す。ステキなことですよね。
大相撲の土俵に女の人が上がれないことを男女不平等だという人たちは下田のお祭を見てもおかしいと思うのかしら?
世の中に男と女がいる以上、「おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に」でいいんだ、と私は思うけど。 -
ホリャ、ソリャ?それともホリャ、ホリャ?
よくわからないけど掛け声が続きます。
何度も何度も肩代わり(担ぎ手の交代)を繰り返し、行きつ戻りつしながら、御神輿は神社に近づいていきます。
毎年、担当の地区が変わるので、宮入の時に担ぐことができるのは数年に一度しかまわってこない栄誉。中には今年が最後、という人たちもいるでしょう。それぞれの思いをのせて御神輿が進みます。 -
境内に入ろうとする御神輿とそれを押し戻す祭典執行部とのせめぎあいがおもしろいです。昔は夜中までこれが続いていたらしいけど、今では警察の指導の下、宮入の時間が決まっているのでちょっと残念。
お囃子の練習さえ、騒音公害という人たちがいるらしい。せちがらい世の中です。こうして消えていく美しい日本の文化。
お祭りが終わると下田には秋の風が吹き始めると言われます。
ん、でも今年はまだ炎暑が続きそう。 -
下田の町には今でもなまこ壁の民家が少しだけ残っています。
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絵になるたたずまいです。残して欲しい日本の風景。
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お祭りが終わり静けさが戻った町を歩いてみると、小さなお稲荷さんにお参りをするおじいさんの姿が。
こんにちは、と声をかけると「はい、こんにちは」と優しい声が返ってきました。 -
いつからここに鎮座ましましているのでしょうか。
なかなか味のある、美しい姿のお狐さまです。
若い時には見逃していたものが最近目に留まるようになってきた私です。無名のお稲荷さんに足を踏み入れてみようなんて、これまで思いもしなかったのに。
これも加齢現象なのかしら。あら、いやだ。 -
特別出演のお獅子のおじさん、鈴木さんです!
沼津にお住まいのおじさんは下田のお祭にはもう40年通っているとか。昭和6年の生まれというから今年76歳?
この獅子頭を持ってお得意さんの家をまわり、神棚の前で獅子舞をして家内安全、商売繁盛を祈っていくのです。お祭の一部、というわけではありません。
でもこれも失われつつある庶民の文化です。「人間国宝」とまではいかなくても立派な「無形文化財」だと思うけど。 -
おじさんは暑くて歩いちゃいられないよ、と、お得意さんから借りたママチャリに乗って、獅子頭はかごに入れて、下田の町を走って行きます。
鈴木さん、いつまでも元気でね。また来年の夏、太鼓の音が鳴り響く下田で会おうね。
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