旅記録海外編1983　中国超短期留学〔11−周口店・盧溝橋編〕

1983/08/23 - 1983/08/23

【初めての海外＝中国への１ヶ月語学留学】
大学の夏休みを利用して、語学力向上を目的に参加した１ヶ月の短期留学。
勉強をしている暇があったのだろうかと思うぐらい、学校から、または仲間と連れ立って見学や観光を続けてきたが、北京での“遠足”は今日が最後となる。
８月２３日は午後から、周口店と盧溝橋に連れて行って貰った。

【メンバー】
同じ大学から同級生２名・下級生１名と社会人向け中国語会話教室の方々。総勢約２０名。

【見て回ったところ】
■周口店の北京原人遺跡
■盧溝橋

【表紙の写真】
盧溝橋。

※この旅行記の写真はスキャン画像ですので、見づらいですがご了承下さい。

エリア 北京(中国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: その他
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: その他

■周口店へ
午前の授業終了後、学校が用意したバスで郊外へ向かう。
北京でこうして遠足に出かけるのも今日が最後。
まずは、北京原人で有名な周口店に着いた。

■周口店遺跡①
当時は、「世界遺産」というものがまだなかった頃。
それでも、歴史の授業で習った「北京原人」の名前ぐらいは覚えているもの。
北京原人は、５０～６０万年前にここで生活していたことが書かれている。
「中国4000年の歴史」どころではない。

■周口店遺跡②
上の看板とは別に、これまた大きな説明の看板。

■ここで発見
「山頂洞人の頭の骨がここで見つかった」。
私達が習った北京原人（猿人）より、約２０万年新しい「山頂洞人」というのも、ここで見つかったらしい。

■洞窟が住まい
何やら洞窟らしきものが見えてきた。
北京原人たちは、洞窟が住みかだったようだ。

■猿人洞
岩肌に直接文字が刻まれている。
これが、５０〜６０万年前の「北京原人」の生活の場。

■山頂洞
こちらは「山頂洞人」の住まいらしい。
結構大きな横穴だが、入り口の岩が崩れそうで怖い。

■盧溝橋
続いて訪れたのは、盧溝橋。
１２世紀の頃からあった、石造りの橋だとのこと。
残念な歴史だが、日本と中国が全面衝突してしまった事件（盧溝橋事件）の舞台でもある。

■「盧溝暁月」の碑①
盧溝橋のすぐ横にあり、清の乾隆帝の筆によるそうだ。
ここで月見をしたとのこと。

■「盧溝暁月」の碑②
石碑の裏側はこんな感じ。

■象さん、頑張れ！
盧溝橋を眺めていたら、欄干の端で象が橋を支えているのを発見。

周口店と盧溝橋を訪れた日から２日後の２５日夜、すっかり馴染んだ北京を後にした。
西安を経由し、３１日に上海から帰国となる。
長距離列車の旅と、西安や上海での“遠足”はまだまだ続く。