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とんでもない晴れ。青空とはこんなに美しかったんやね。<br />友人とたわいもない会話をしながら、太陽と風を感じて外で食べる朝食。<br />こんなに幸せな時間を過ごしている事にちょっと気が引けるくらい。<br />強烈な台風を経験したのは今日の日の為かなぁ、って思った。<br /><br />水着に着替えたら出発。<br />おばぁに『気をつけて行ってらっしゃいねぇ。』って送り出してもらう。『ありがとねぇ。行ってくるからよぉ。』<br />この島は『わぁーーーーっ!!』て叫ばないと走れない。全ての事が楽しすぎるから。<br />自転車をどれだけこいでも疲れることなんてないんじゃないかと思う。もうずーっと笑いっぱなしで、走りまくる。<br />何?!このサイクリング。楽しすぎる♪もう目的地なんてどこだって良い。仲良し2人でただ、ただチャリをこぎまくる。<br />気が向いたら立ちこぎして、ヤギがいたら『メェェェー!』って挨拶して、牛がいたら『モォー!』って近寄ってみる。海があれば猛ダッシュで飛び込むっ!!海の色は果てしなく透き通っていて、青が作り出すグラデーションはもはやこの世のものとは思えない。潜らなくてもカラフルな魚をはっきりと確認できる。地球のあるべき姿とはきっとこういうことかな。そんな中に身を置けば、自然と笑顔になるはずだわ。<br /><br />旅の始まりに、まず超大型台風と遭遇して、(あーこの旅は終わった)と思った。自分の非力さを存分に実感して落ち込み、島人の強さと暮らしの知恵を知った。その後に美しい島で起こった悲惨な事件を知ると同時に、離島で生活していく事の難しさを感じた。簡単に移住します!なんて言えないな。最後に自然の美しさと尊さをこの目で確かめて、再び自分の小ささを感じたけれど、ただ生きている事に心底感謝した。そして何より、人の温かさが一番の収穫。どんなに美しい風景を見ても、人との出会いがなければ、こんなに充実した旅にはならなかったと思う。途中、友人と一緒に旅をできたのも良かった。旅の中でなら普段言えないような事もポロっと知らず知らずの内に言ってしまってる。それから、道中、どうしても弱いところが出てしまうから、必然的に「じゃあそこは私がしっかりせねば!」と強くなる場面がくる。お互いに補い合って旅は進む。そんなこんなでさらに仲良くなるんかなぁ。旅では絶対喧嘩するって話も聞くけど、そんなことないよって思うな。<br /><br />(あーこの旅は終わった)なんてとんでもなかった。次から次へと学ぶことがあって、見るものがあって、顔をしかめるような事もあったけれど結果的には充実しすぎなくらいの旅。<br /><br />短い時間やったけれど、波照間を満喫し、宿へと戻る。<br />そこにはまた新しい旅人の姿があり、忙しく働くおばぁがいて、長期滞在の旅人が洗濯をし…今日も、これからも波照間のこの宿の時間は都会とは違う速さでずーっと流れていくんやなぁって、感慨深く一人思いに耽ってみたりする。<br /><br />荷物をまとめる。帰りもまた、来た時と同じお兄さんに港まで送っていただく。おばぁは「また、おいでね。」と笑顔で見送ってくれた。ほんの数時間しか関わってないのに、泣きそうになる。旅での出会いって本当に深い。車中ではなんとなく話すことがなくて、それぞれが窓の外の景色を見つめながら波照間の素晴らしさを確認しているかのよう。<br />港に着き、高速船が来るのを待つ。お兄さんにお礼を言い、波照間にはいつまで?と聞いてみる。お兄さんはもう何ヶ月も日本を南へと下る縦断の旅を続けている方。真っ黒に日焼けし、どこまでもリュックひとつで行ってしまえそうなその風貌にちょっと憧れる。仕事とか、年齢とかそんな事は何でだかお互いに聞かなかった気がする。とりとめのない会話の内容はほとんど覚えてないけど…<br />「うーん、まぁ適当に考えようかな。」<br />昨日の夜は、「明日、あなたと同じ便で僕も石垣に行こうかな。」と言っていたけれど、予定は未定。<br />ものすごくお兄さんがカッコ良く見える。きっと気ままな旅を続けるのも楽じゃないと思う。毎日ご飯を食べないといけないし、眠る場所を確保しないといけない。知らない人と話すことに疲れる日もあるだろし、永遠に旅の中にいるわけじゃないから、旅を終えた後の生活も考えるだろうし、旅の終わりをどこにするかも…。お兄さんの事はほとんど知らないから、もしかすると全て計算された旅なのかも知れないけれど。<br />この後のお兄さんの旅が素晴らしいものであるよう願い、いよいよ船に乗り込む。「帰りたくない。」心底そう思った。後ろ髪引かれまくりで、桟橋を見ると、お兄さんが手を振ってくれてる!!わぁーお兄さーん!!って手を振り返す。<br />ずっーと見えなくなるまで手を振ってくれていた。<br />めちゃくちゃ嬉しくて、有難かった。長期で旅をしている人はこんな風に、たくさんの人を見送ってるんかなぁ。<br />お互いにほとんど何も知らないのに、一生忘れないであろう出会い。旅って素晴らしいね。<br /><br />石垣に到着し、最後の旅の食事。八重山そばをチョイス。<br />うまいなぁ。友人も笑顔だよ。良かった。<br />友人は竹富島でもう一泊。私に合わせて帰ったんでは一泊しかしない事になるから、もったいない!って事で半ば強引に一人旅をすすめた。ちょっと心配やけど…まぁなんとかなるさーと言って桟橋で別れた。<br />いよいよ本当に八重山を離れる。飛行機の中では放心状態で、最後の最後まで八重山の海を見ようと窓にへばり付き。かなり怪しい状態。気付けば、肩丸出しのキャミソールにミニスカート。足元はビーサンなんて格好の人は一人もいず、乗務員の方に毛布をすすめられる始末。もう10月やもんな。大阪は肌寒いかな。そんなこんなで今回の旅も無事に終了。この旅で出会ったありとあらゆるものに感謝します。<br />

波照間、快晴☆

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2006/09/14 - 2006/09/19

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k-kaoru

k-kaoruさん

とんでもない晴れ。青空とはこんなに美しかったんやね。
友人とたわいもない会話をしながら、太陽と風を感じて外で食べる朝食。
こんなに幸せな時間を過ごしている事にちょっと気が引けるくらい。
強烈な台風を経験したのは今日の日の為かなぁ、って思った。

水着に着替えたら出発。
おばぁに『気をつけて行ってらっしゃいねぇ。』って送り出してもらう。『ありがとねぇ。行ってくるからよぉ。』
この島は『わぁーーーーっ!!』て叫ばないと走れない。全ての事が楽しすぎるから。
自転車をどれだけこいでも疲れることなんてないんじゃないかと思う。もうずーっと笑いっぱなしで、走りまくる。
何?!このサイクリング。楽しすぎる♪もう目的地なんてどこだって良い。仲良し2人でただ、ただチャリをこぎまくる。
気が向いたら立ちこぎして、ヤギがいたら『メェェェー!』って挨拶して、牛がいたら『モォー!』って近寄ってみる。海があれば猛ダッシュで飛び込むっ!!海の色は果てしなく透き通っていて、青が作り出すグラデーションはもはやこの世のものとは思えない。潜らなくてもカラフルな魚をはっきりと確認できる。地球のあるべき姿とはきっとこういうことかな。そんな中に身を置けば、自然と笑顔になるはずだわ。

旅の始まりに、まず超大型台風と遭遇して、(あーこの旅は終わった)と思った。自分の非力さを存分に実感して落ち込み、島人の強さと暮らしの知恵を知った。その後に美しい島で起こった悲惨な事件を知ると同時に、離島で生活していく事の難しさを感じた。簡単に移住します!なんて言えないな。最後に自然の美しさと尊さをこの目で確かめて、再び自分の小ささを感じたけれど、ただ生きている事に心底感謝した。そして何より、人の温かさが一番の収穫。どんなに美しい風景を見ても、人との出会いがなければ、こんなに充実した旅にはならなかったと思う。途中、友人と一緒に旅をできたのも良かった。旅の中でなら普段言えないような事もポロっと知らず知らずの内に言ってしまってる。それから、道中、どうしても弱いところが出てしまうから、必然的に「じゃあそこは私がしっかりせねば!」と強くなる場面がくる。お互いに補い合って旅は進む。そんなこんなでさらに仲良くなるんかなぁ。旅では絶対喧嘩するって話も聞くけど、そんなことないよって思うな。

(あーこの旅は終わった)なんてとんでもなかった。次から次へと学ぶことがあって、見るものがあって、顔をしかめるような事もあったけれど結果的には充実しすぎなくらいの旅。

短い時間やったけれど、波照間を満喫し、宿へと戻る。
そこにはまた新しい旅人の姿があり、忙しく働くおばぁがいて、長期滞在の旅人が洗濯をし…今日も、これからも波照間のこの宿の時間は都会とは違う速さでずーっと流れていくんやなぁって、感慨深く一人思いに耽ってみたりする。

荷物をまとめる。帰りもまた、来た時と同じお兄さんに港まで送っていただく。おばぁは「また、おいでね。」と笑顔で見送ってくれた。ほんの数時間しか関わってないのに、泣きそうになる。旅での出会いって本当に深い。車中ではなんとなく話すことがなくて、それぞれが窓の外の景色を見つめながら波照間の素晴らしさを確認しているかのよう。
港に着き、高速船が来るのを待つ。お兄さんにお礼を言い、波照間にはいつまで?と聞いてみる。お兄さんはもう何ヶ月も日本を南へと下る縦断の旅を続けている方。真っ黒に日焼けし、どこまでもリュックひとつで行ってしまえそうなその風貌にちょっと憧れる。仕事とか、年齢とかそんな事は何でだかお互いに聞かなかった気がする。とりとめのない会話の内容はほとんど覚えてないけど…
「うーん、まぁ適当に考えようかな。」
昨日の夜は、「明日、あなたと同じ便で僕も石垣に行こうかな。」と言っていたけれど、予定は未定。
ものすごくお兄さんがカッコ良く見える。きっと気ままな旅を続けるのも楽じゃないと思う。毎日ご飯を食べないといけないし、眠る場所を確保しないといけない。知らない人と話すことに疲れる日もあるだろし、永遠に旅の中にいるわけじゃないから、旅を終えた後の生活も考えるだろうし、旅の終わりをどこにするかも…。お兄さんの事はほとんど知らないから、もしかすると全て計算された旅なのかも知れないけれど。
この後のお兄さんの旅が素晴らしいものであるよう願い、いよいよ船に乗り込む。「帰りたくない。」心底そう思った。後ろ髪引かれまくりで、桟橋を見ると、お兄さんが手を振ってくれてる!!わぁーお兄さーん!!って手を振り返す。
ずっーと見えなくなるまで手を振ってくれていた。
めちゃくちゃ嬉しくて、有難かった。長期で旅をしている人はこんな風に、たくさんの人を見送ってるんかなぁ。
お互いにほとんど何も知らないのに、一生忘れないであろう出会い。旅って素晴らしいね。

石垣に到着し、最後の旅の食事。八重山そばをチョイス。
うまいなぁ。友人も笑顔だよ。良かった。
友人は竹富島でもう一泊。私に合わせて帰ったんでは一泊しかしない事になるから、もったいない!って事で半ば強引に一人旅をすすめた。ちょっと心配やけど…まぁなんとかなるさーと言って桟橋で別れた。
いよいよ本当に八重山を離れる。飛行機の中では放心状態で、最後の最後まで八重山の海を見ようと窓にへばり付き。かなり怪しい状態。気付けば、肩丸出しのキャミソールにミニスカート。足元はビーサンなんて格好の人は一人もいず、乗務員の方に毛布をすすめられる始末。もう10月やもんな。大阪は肌寒いかな。そんなこんなで今回の旅も無事に終了。この旅で出会ったありとあらゆるものに感謝します。

  • 牛舎。<br />私もこんな所に住みたい。

    牛舎。
    私もこんな所に住みたい。

  • 日本最南端の碑。<br />ここからの眺めは最高☆<br />だって友人と二人っきりで日本の最南端にいるんやもん。<br />日本を二人占めした感じ。無駄に走り回ってしまったよ。<br /><br />※有人の島では波照間が最南端になります。

    日本最南端の碑。
    ここからの眺めは最高☆
    だって友人と二人っきりで日本の最南端にいるんやもん。
    日本を二人占めした感じ。無駄に走り回ってしまったよ。

    ※有人の島では波照間が最南端になります。

  • 波照間の風景。<br />目が嬉しい。耳が嬉しい。体が嬉しい。心が嬉しい。<br />素敵な風景ってのは自分で見に行かないとなぁ。

    波照間の風景。
    目が嬉しい。耳が嬉しい。体が嬉しい。心が嬉しい。
    素敵な風景ってのは自分で見に行かないとなぁ。

  • チャリで波照間一周。<br />最高のサイクリングだぁーーー!!<br />どんなにこいでも疲れないさぁ。

    チャリで波照間一周。
    最高のサイクリングだぁーーー!!
    どんなにこいでも疲れないさぁ。

  • 波照間のヤギ。<br />ひょっこり現れる。なぜが繋がれてる。<br />って事は飼われてるんかな??<br />メェー!!鳴き真似、楽し☆

    波照間のヤギ。
    ひょっこり現れる。なぜが繋がれてる。
    って事は飼われてるんかな??
    メェー!!鳴き真似、楽し☆

  • 波照間の牛。<br />やっぱりのんびりしてました。<br />ぬぉーって近寄ってきて、ビックリ!!<br />でも私達に興味がないらしく、しらーっと草を食み始めました。

    波照間の牛。
    やっぱりのんびりしてました。
    ぬぉーって近寄ってきて、ビックリ!!
    でも私達に興味がないらしく、しらーっと草を食み始めました。

  • 『愛してます。波照間』

    『愛してます。波照間』

  • 最後の食事。<br />八重山そばはうますぎた。<br />帰るのがホントに切なかったな・・・。<br />また、ひとつ良い旅したな、私。

    最後の食事。
    八重山そばはうますぎた。
    帰るのがホントに切なかったな・・・。
    また、ひとつ良い旅したな、私。

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