2007/07/29 - 2007/07/29
4147位(同エリア4233件中)
のださん
東京藝術大学大学美術館で開催されている「金刀比羅宮 書院の美」のチケットを入手したので、本日行くことにします。
著名な伊藤若冲、円山応挙、そして岸岱が描いた襖絵などがやって来るということで楽しみです。
そこの美術館では「歌川広重《名所江戸百景》のすべて」というコレクション展も同時開催されているので、これも当然観てきます。
コレクション展の場合はぐるっとパスで入れますが、本展のチケットでも入れますので、私にとっては同じことです。
上野には何度か行ったことがありますが、よく考えたら上野恩賜公園をまともに歩いたことはないんじゃないかな。
公園内には見るべきものは目白押しですが、今日は美術鑑賞もしますし、一日で回ることはとても無理、と言うか、この暑さで一日歩き回ったら危険なので、絞りに絞って、上野東照宮へ参拝し、ぐるっとパスで動物園に入り、それから東京藝術大学へという感じでいきたいと思います。
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公園口改札を出て、公園内に入ります。
やはり初めて見る光景のようです。
今まで何をやっていたのでしょうか?
すでに10時を過ぎています。
じりじりと暑い。 -
正岡子規記念球場。
傍らには句碑があります。
「春風や まりを投げたき 草の原」
上野公園で野球をしていたそうです。
幼名の升(のぼる)にかけて「野球(の・ぼーる)」という雅号を用いたこともあるそうです。
上野公園は昨年開園130周年を迎えたそうで、句碑の除幕式も昨年だった、とのことです。 -
東照宮に行く途中、小高い丘に上ることにします。
でかい看板に「寛永寺」とありますが、もしかして上野公園は元々寛永寺の境内ですか?
まあそういうことなのでしょう。
もうちょっと南に行けば、元々黒門があった場所があるはずです。
どんだけ広いねん。 -
大仏山パゴダと言われている塔です。
薬師如来三尊(薬師・日光・月光)が安置されています。
薬師堂から移転されてきた、のかな? -
この丘が大仏山と呼ばれていたのは、ここに大仏があったからですね。
大きな釈迦如来坐像が建立されていたが、度重なる震災で倒壊し、現在は顔面部のみレリーフとして保存されているそうです。
最後に首が落ちたのは、関東大地震のときということでよろしいのでしょうか?
大仏の略歴は清水観音堂でわかるということです。
清水観音堂というのはもうちょっと南に行ったところにあり、私は今日は行きませんが、後日に。 -
それでは、上野東照宮へと参拝します。
家康の遺言により藤堂高虎と天海が創建し、家光が大改築したそうです。
家光の家康への崇拝ぶりはちょっと異常かもしれません。
だから様々な憶測が流れるわけですね。 -
参道は意外と長いです。
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50基の銅燈籠が並んでいますが、諸国の大名が東照大権現の霊前に奉納したものだそうです。
手水舎は、衛生上使用できないとのことです。 -
「広島・長崎の火」とあります。
恥ずかしながら、この碑のことは知らなかった。
原爆が投下されたときの火を今も灯し続けているそうで、1990年にモニュメントが完成したとのことです。 -
そして拝殿。
手前は日本で唯一の金箔の唐門です。
徳川家康、徳川吉宗、徳川慶喜が祀られています。
この奥には高虎と天海の像も安置されているという話を聞きましたが、本当かどうかは知りません。 -
当然すでに汗だくですが、もうちょっと我慢して上野動物園に入ります。
本来は楽しむために来るのに「我慢して」なんていうのもおかしな話だな。
動物園自体は嫌ではないが、ぐるっとパスがなければ、こんなくそ暑い日にわざわざ入ることはありません。
上野動物園に入るのも実は初めて。
この暑さで、みんなよく平気な顔して歩けるな。
平気でもないのか? -
今日は日曜日だからなのか、夏休み云々に関係なく家族連れが多いです。
動物園はいつもこうでしょうか?
参院選投票日くらい人出が少なくても良さそうなのに。
入って左に進み、まずは旧寛永寺五重塔。
現在は東京都の管轄だそうです。
場所から言って、東照宮参道から見えるような気もするが、木に邪魔されているだろうから、まともに見るには動物園に入場する必要があると思われます。
動物園が造られた経緯を知りませんが、五重塔を避けることはできなかったのでしょうか?
江戸時代から残っている五重塔は東京では2つしかなく、ここと池上本門寺です。
見たからどうということもないが、最低でもこれはこの機会に見ておきたかった。
このために動物園に入場する私のほうが、周りから見れば頭がおかしいでしょう。 -
五重塔の周りを歩けるようですので、歩いてみます。
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こんな感じで、ハクチョウやガンのグループに出会います。
塔の周りに水がはりめぐらされていますが、動物脱出防止用、災害時の消火用としてだそうです。 -
通路に出てくる鳥も。
先ほどの白いのはオオハクチョウ、こちらはハクガン、だそうです。 -
エゾシカ。
3月15日に左右の角が落ちたそうですが、すでに立派な角が生えています。
エゾシカというくらいだから北海道出身なのかもしれないが、この暑さはどうなのでしょうか? -
せっかくだからもうちょっとだけ回ってみます。
一世を風靡したレッサーパンダ。
枝の上でお昼寝です。
いくら木陰でも、この暑さはねえ・・・ -
上野動物園と言えばパンダですので、見ておきます。
室内だそうです。
エアコンが入っているのでしょうか?
こちらはリンリンというオス。
某国で流行の、別の動物に色をつけた偽物ではなく、本物のようですね。
やはり人気者で、前には人が多い。
しかし私は、パンダの糞がお土産になっても、多分買いません。 -
動物慰霊碑。
ここも是非訪れておきたかった。
ここで亡くなった動物たちを慰霊しています。
もちろん、戦争で犠牲になった動物も含まれます。
華やかな動物たちの競演の影で、亡くなった彼らのことを忘れてはいけないと思いました。 -
なぜかマップを見ずに回っていますが、勘に従い、出口方向に進むように回ります。
途中でホッキョクグマ。
ホッキョクグマがこの暑さの中大丈夫なのでしょうか? -
ニホンザル。
暑くないのか・・・って、さっきからそればかり気にしています。
暑さには異常に弱い私は、段々意識朦朧としてきました。 -
アジアゾウ。
もう限界ですので出ることにします。
ほんの一部分しか回っていないので、できれば涼しい時期にまた来たいです。
我々は暑ければ冷房の効いた室内に入ることができますが、動物たちはずっと外ですよね。
彼らには元気でいてほしいです。
熱射病などにかからずにね。 -
動物園からまたしばらく歩いて、東京藝術大学大学美術館に到着。
11時半くらいですが、入場後に何気なくチケット裏面を見ると、「再入場はできません」だと!
おいおい、途中でランチを摂ろうと思っていたのに、やられたね。
メインの書院よりもむしろ名所江戸百景に時間をかけすぎて、出るころにはもう15時半!
昼も食べていないのに、何やってんだ?
マジで。 -
出るころには結構な雨。
雨は夜に降るという予報でしたが、まあ気象予報士の予報が外れるのはもはや当たり前ですよね。
傘は持ってきていないので、不本意ながらショップで傘を購入。
駅までの途中。
こちらは東京都美術館の脇ですが、谷文晁碑。
説明板もありませんので、素通りしてしまいそうです。
書院の展示でも、確か谷文晁の絵馬があったな。
上野の街をよく歩いていたそうですよ。 -
公園中央の噴水が上がっています。
駅に着くと、はかったように雨が上がり、晴れ間も見えてきました。
私の人生などこんなものです。
嘆いてもしょうがないので、帰って投票しに行きます。
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