2007/07/09 - 2007/07/10
467位(同エリア530件中)
膝栗毛さん
梅雨の終わらぬ夜 夜行バスに乗り込み弘前にて下車、レンタカーを借りて一人旅へ。
温泉では有名な”酸ヶ湯、谷地温泉”へ。そして清流と木々の絡み合うコントラストが美しい”奥入瀬渓谷”うって変わってオドオドしさと不思色が続く”恐山”予定の無い旅の最後に締めくくられた秋田の温泉”日景温泉”
二日間と短い日程でした。走行距離もえっ?て思うくらいの距離でした。でも運転するのが好きで一人旅も好きで温泉が最近気になる私としては大大満足の旅でした。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス レンタカー
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前の晩に東京を出発。夜行バスにて次の日の朝、青森県弘前駅前に到着した。東京の雨空が嘘のように晴れていて梅雨だというのに清清しい。一人旅は国内を含め海外も挑戦した。予定を細かく立てずに出発するのが私の旅のスタイルであったし、旅の全てを吸収し感じたかった。寂しくないの?つまらないんじゃない?よく聞かれたが楽しかった!と毎回答える。本当に楽しかったから。
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駅前にてレンタカーを借りる。山道や長距離にはちょっと辛いが愛車”ステラ”ちゃんにがんばってもらおう!たとえ荷物になってもかかせないお気に入りのCDをセットし8:30に出発!(”夏の香り”という韓国ドラマのサントラ。新緑の季節に聴くのにぴったりですよ!)
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1時間ちょっとで最初の目的地、八甲田山の”谷地温泉”に到着。この1時間ちょっとで道すがら温泉マークが多い事に気が付いた。温泉だらけである!この八甲田には有名な酸ヶ湯から蔦温泉、八甲田温泉、猿倉温泉など湯量が豊富な温泉ばかりで湯冶場として使用されている。
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谷地温泉はなんと400年もの歴史をもつ宿だそう。古く重厚な浴室へ進むと年配の方が多い。全員温い方の湯船に長時間入っている。やはり温めの湯にゆっくりと浸かるのが良い入浴方法らしい。30分は浸かるように!と書かれている。温泉初心者の私でも湯と体が一体化?しているような良湯と思えるような湯である。常連の方かはわからないが実際、皺の全く無い肌が綺麗な年配の方が多かった。彼女達を盗み見?していたらなかなか湯船からあがれない。
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参考までに。宿泊はしていないがどんな部屋なのか興味があったので部屋をのぞいてパチリ!おー!ベットがある!なかなか良い部屋ですよね!
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結局”谷地温泉”では1時間位滞在。途中、八甲田山に残雪が残っているのを発見!この後、下北半島まで行かなければならない為、横目で見学。途中お腹がすき七戸町の”道の駅”にて皮がそば粉で出来た”そばだんご”を買う。もちもちとそば粉の皮の食感とずっしりとした重さの甘さが控えめの餡子で一気に二つ食べてしまった。あ〜!おやつだったのに。
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国道4号線を北上し下北半島に入ると左手には海が見えてくる。陸奥湾だ。途中右側に写真のような風車?が回っているのが見える。近づいて見るとかなり大きい。
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”釜臥山展望台”にて。恐山に行く前に恐山をも上から見下すという気分を味わいたかった!写真左上にある展望台?までは片道30分位かかりそうなので辞めた。眺めは良いが観光客が誰もいない...?
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ここから見える景色は下北半島、横浜町辺りなのでしょうか?函館の町並みに似ていませんか?この景色を独り占め。
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反対側の景色は恐山方面です。画面左に見える湖が”極楽浜”のある宇曽利山湖かな?周りは山に囲まれ樹海の様です。
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さて、いよいよ"恐山”です。山道特有のぐるぐる周るカーブを進みます。すでに恐山の領域に入っていることが解ります。道の両脇の地蔵の数が異常なくらい多いのです。
何故なのかは解りませんが人の形をしていない物も在ります。山道を緊張しながら抜けると今度は視界が開け硫黄臭さと共に湖が現れました。そして恐山の入口”三途の川”に到着です。 -
目の前にはあの”三途の川と橋が!!"恐山を参拝するには三途の川を渡らなければならない”という事を頭に叩き込んで来たのでさて、渡ろう!と思ったら橋の滑り止めの補強修理?おじさんに頼んで渡らせていただきました。なんだか拍子抜け。
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霊場恐山...恐山は今から約1200年前に開かれた霊場である。周りを囲む八つの山々が八葉の蓮華に例えられ硫黄が入り混じる岩肌は地獄に、静寂な時を刻む白浜が続く湖は極楽と例えられ人々は長い間にわたりこの信仰が伝えられてきたのです。
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霊場恐山には宿坊があり一泊二食で12000円で宿泊出来るようです。う〜ん、泊まってみたいようなみたくないような。この写真は敷地内にある”恐山温泉”。火山ガスの匂いが充満している敷地内、温泉があってもおかしくないか?
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男女別に分かれている浴場はこんな感じです。覗いてみたら女性用はどなたもいらっしゃいませんでした。
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観光客がまばらなせいか音といえばザクザクと砂利を踏みしめる音と風に靡く風車のヒュルヒュルと激しく回る音のみの世界。それ以外は自然が作る音しか聞こえてこない。
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亡くなったであろう方の位牌が数多くある。「戦没者慰霊の碑」「無縁塔」「水子供養御本尊」個人のものも数多くある。それは小石を積上げられて作られている。残された遺族は何故にこの地を選んだのだろうか?薄っぺらいプラスチックの風車の音のみがカラカラと聞こえる。
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「血の池地獄」などおどどどしい場所の先には視界が開け白浜が美しい極楽浄土の世界が広がる。湖は透き通ったコバルトブルーであり生き物の気配すらしない。。静寂な世界。鳥の鳴き声さえしないまさに音の無い世界であった。
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時間の感覚と今、自分が何処にいるのだろうと、ふと思ってしまうような景色です。何も考えずに立ち尽くしてしまいます。
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場所は変わって恐山から車で近くの”奥薬研温泉”に行きました。ここは男女別の露天風呂がある立ち寄り湯です。時間は5時前だったでしょうか?中はレストランになっていて入浴料を払って奥に進みます。
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建物を出て階段を下ります。川の流れる音が聞こえてきてワクワク!
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アラッ!誰もいない。右に見える小屋が脱衣所。誰もいないから写真撮っちゃおー!で裸でウロウロ。石垣の奥は男性用です。あちらの広さも覗いて見たかったけど誰かいたらねー。真ん中にはカッパの像が。
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川の流れをBGMに入浴タイムです。湯は透明。丁度良い湯加減でした。洗い場もありませんでした。ゆったりと景色を眺めながら湯を楽しむ為だけに作られたような温泉です。BUT!!虫が嫌いな方はご注意を!露天の浴槽の中に自滅してくる小さな虫がプカプカ浮いていました!私はあまり気にはならなかったですが。
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温泉で締めくくろうと考えていましたが下北半島、また何時来れるかわからない!って事で迷った挙句 本州最北端の地"大間崎”へ行く事に。その途中に猿の軍団に遭遇。4匹だけでしたが写真を撮ろうと思ったら逃げられました!別に珍しいって程ではないんですけどね。
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”大間崎”到着!夕方のせいかとても静かである。人も数人程度。残念ながらこの日は曇っていた為か北海道の陸地は見えず。マグロの一本釣りの像がある。天然の大間マグロを食したいが旬は冬らしい。途中で何か美味しい物でも食べようか。
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夕日の前に恋人同士が。素敵な光景だったのでパチリ!
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カモメもパチリ!
:本日の観光は全て終了です!時間は午後の6時過ぎ。これからは青森市の健康ランドまでひたすら夜道を走るのみです。そしてこの帰路の途中で気が付いた事は、素泊り可の宿の看板が大変多い事。多分、夜遅くになっての飛び込みも可能なのではないでしょうか?これは行き当たりばったりの旅行者にとってはありがたいと思います。下北半島をもう少し旅行したいと考えている方にはよいシステムですよね!それともう1つ走っていて気が付いた事は私にとってはとても重大でした!開いている食堂がとても少なくて閉店時間が早い!って事でした。結局 食事が出来たのは宿泊予定の青森市内の健康ランド近くの和食レストランででした。《青森市内午後9時到着 一日の走行距離は412km》
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この旅行記へのコメント (1)
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- さとみきさん 2007/07/31 16:56:01
- はじめまして〜
- こんにちわ〜
女一人旅で、下北半島一周すごい!!!
感動に1票♪
実はこの夏に青森旅行に行くつもりです。
泊まる場所が青森市内より南(雲谷)で下北半島を同じように、大間・下風呂・薬研・恐山・そして十和田湖畔のホテルをドライブする予定を立てておりました。
日程がきつくて断念しようかと思っていた所、旅行記を拝見させて頂き、かなり、勇気をいただきました。
やはり、何回も行けるわけではないから・・・
って。
そして
谷地温泉もチェックしているのですが、よさそうな風呂ですね。
ますます入りたくなりました。
それにしても、誰もいない写真。
特権みたいですね。
ありがとうございました〜♪
さとみき
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