2007/07 - 2007/07
31位(同エリア45件中)
ニーコさん
7月のとある日、フランクフルトからちょこっと電車に乗って、ダルムシュタットの町を訪ねました。
昨今の異常気象の影響か、今年の6、7月のドイツは暑かった!!!
この時も信じられないくらいの暑さ。
日中は35℃にもなりました。
日本と違って湿気が少ないので、カラっとはしているのですが…でもとにかく炎天下を歩いて周るのは、予想以上に体力を奪われました。
ダルムシュタットは、1918年までヘッセン・ダルムシュタット大公国の首都であった結構由緒のある町。
今回のお目当ては、「マチルダの丘」(芸術家村)。
ここには、ユーゲントシュティール(アール・ヌーヴォー)の建築が並んでいます。
なんとも不思議で優雅な空間です。
気候の良い時、もっと時間をかけてゆっくり見てみたい場所でした。
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ダルムシュタット中央駅
フランクフルトからダルムシュタットまではSバーンで3、40分。
料金は往復で(5人まで)22ユーロでした。
2人だったので1人、11ユーロ也。
もし5人だったら1人あたり、4.4ユーロとかなりオトク。 -
もうお昼時だったので、とりあえず腹ごしらえ。
駅前にある、以前よく行っていたビール醸造所兼ビアホールで食べることにしました。
ここは値段も手頃で、定番のドイツ料理が楽しめます。 -
日替わり定食。
この日はチキンのパプリカ・クリーム煮、野菜入りライス添え。(パン付き)
これで5.9ユーロだったので、なかなかリーズナブル。
味も普通に美味しかったです。 -
F番のバスに揺られること約15分。
Mathildenhoeheでバスを降りて、徒歩3分くらい。
坂の上に「結婚記念塔」が見えてきます。 -
結婚記念塔。
19世紀末から20世紀始めのオーストリアの建築家、ヨゼフ・マリア・オルブリヒ(Joseph Maria Olbrich, 1867年12月22日〜1908年8月8日)の代表作のひとつ。
(1897年にクリムトが結成したウィーン分離派に参加。展示施設のセセッション館(分離派会館、1898年)を設計した。)
ヘッセン=ダルムシュタット公国の最後の大公 エルンスト・ルートヴィッヒ公に招かれ、ダルムシュタット芸術家村の建設にあたった。1901年に開村式が行われ、展覧会が開催された。村内に芸術家の住まいや展示会場などが作られ、その多くがオルブリヒが設計したもの。
特に大公の結婚を記念して建てられた結婚記念塔(1907年)が有名。大公の宣誓する手の5本指をモチーフにした特徴的なデザイン。(Wikipediaより)結婚記念塔 モニュメント・記念碑
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結婚記念塔の(正面)入口。
この日は月曜日だった為、内部の見学は出来ませんでした。 -
結婚記念塔のレリーフ。
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(水が出ていない)噴水(多分)と結婚記念塔。
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噴水のディテール。
ちょっとした所、ひとつひとつが素敵。 -
こういう石像もちょっとした所に配置されている。
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結婚記念塔の前にある木立の並ぶ庭園。
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マチルダの丘、全景。
住宅地の中にこういう場所が普通にあるのって、なんか不思議な感じです。
人も全然いないし、異次元空間にでも迷い込んだみたい。
…でもとにかく暑い!!!
気温はなんと、35℃。
日本に比べて湿気が少ないので、ジリジリと焼かれる感じ…眩暈がしてくるような暑さです。マチルダの丘 博物館・美術館・ギャラリー
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石像と結婚記念塔。
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ロシア教会
ロシア皇帝ニコライ2世が、ダルムシュタット皇女アリックスと結婚したのを機に、個人資産を投じて建てさせました。完成は1899年。設計者は俳優のペーター・ユスチノフの祖父にあたる人物で、土台の土は、はるばるロシアから運搬させたものだそうです。 -
ユーゲントシュティールの建築物が並ぶ中にひとつだけポツンと16世紀風ロシア教会があるのですが、これはこれでマチルダの丘の不思議な雰囲気にしっくりきてる。
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ベーレンス・ハウス(1901)
(ベーレンス)
ペーター・ベーレンス(Peter Behrens, 1868年4月14日 ハンブルク〜1940年2月27日 ベルリン)は20世紀ドイツの建築家、デザイナー。
はじめは画家であり、ウィーン分離派に参加。建築家に転じ、ムテジウスのドイツ工作連盟に参加。
1907年電気会社AEG(Allgemeine Elektricitäts-Gessellschaft)の顧問となりAEGタービン工場を設計を手がけた。これはモダニズム建築初期の代表的作品になった。また同社のガス湯沸器や照明器具、扇風機などのデザインを担当。文房具やタイプライターのデザインも手がけた。
ヴァルター・グロピウスやミース・ファン・デル・ローエ、ル・コルビュジエも一時期ベーレンス事務所に在籍していた。モダニズム建築の発展に多大な影響を与えたことになる。(Wikipediaより) -
白い壁に濃緑のタイルの縁取り。
曲線のライン。
門柱の上のデザイン。
一見、普通の住宅のように見えますが、よく見ると違います。 -
建物の側面はこんな感じ。
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おとなしかったので最初気付きませんでしたが、番犬!
でっかいドイツ・シェパードです。 -
グリュッケルト・ハウス
(オルブリヒ) -
門。
かわいいー。 -
入口もまるでおとぎの国のよう。
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外壁にも画が描かれている。
中はどういう感じになってるんでしょ? -
芸術家コロニー美術館
(オルブリヒ)
こちらも残念ながら月曜日だったので、休館日。 -
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同じ分離派というだけあって、クリムトに通じるものがあります。
美術館も見たかったなー。残念! -
オルブリヒ・ハウス
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家のフォルムは普通ですが、外壁の模様がユーゲントシュティール的な主張。
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ハウス・ダイタース
(オルブリヒ)
現在はギャラリーになっているみたいです。 -
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さりげなくある休憩スペース(?)もディテールが凝っていて、素敵。
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結婚記念塔の側面部。
日時計が付いています。 -
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階段の踊り場の天井にあったモザイク。
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結婚記念塔の横から見下ろした景色。
ここからでも結構イイ眺めー。
結婚記念塔の上からは、ダルムシュタットの町が一望できたはず。
それにしても、もう暑くて、暑くて、脱水症状にでもなってしまいそう!
ぐるっと一回りはしたので、早々に退散することにしました。 -
帰りにダルムシュタット駅構内のスタンドで買った「クアルク」。3.6ユーロくらいだったかな。
苺がゴロゴロ入っていて美味しー。
かなりの量ですが、ペロリと食べてしまいました。
ちなみにクアルクは、ヨーグルトのような感じですがフレッシュチーズの一種だそうです。
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