2007/03/31 - 2006/07/01
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captainさん
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「ようよういらっしゃい!」と入国審査の係官は微笑み、ビザの事前取得ができずに不安だった僕には拍子抜けの対応だった。結局たいしたトラブルも無かったが、これは運と国籍によるらしい。待ち合い室で会った白人の若者はカイロ大学に留学しているアメリカ人で、僕が手続きを開始した時点で5時間も待たされているらしかった。
僕の手続きに押し出される形で彼らにもビザが発給されたが、まったく待ち時間が無かった僕に、アメリカ人は「ブッシュのせいだ。俺たちは政府じゃないのに。。」とつぶやいた。ここ一ヶ月間、中東の人との会話が政治に及ぶようになると誰もがブッシュ大統領とアメリカへの怨嗟を口にした。アメリカ人の彼らが中東を旅するということには、そういう批判や憎しみをダイレクトに浴びることがつきまとうのだろう。
ある国の「有権者」であるということは、こういうことなのだ。
よくロマンを込めて「旅行」と「旅」の違いを語るのを耳にした。
旅行は「見物」だが、旅は「生活」なのだという。
旅行者は観光地をショーケースと捉え、観察する。
だが、旅人は自分が「その時そこにいる外国人」であるということを認識している。
ここは重要な点だ。つまり、様々なことと無関係では居られないということだ。
中東の人には「日本はなぜアメリカの言いなりになるんだ?」と聞かれる事も多い。
その時、チャンネルを代えるわけにはいかない。
「そんなこと考えた事もない」と逃げるか?
多くの人が政治を意識しないでいられる豊かな国に住むことは幸か不幸か。
そんなことを考えながらも、国境発のバスはダマスカスへと到着した。
ダマスカス。世界で一番古くから人が住み続ける町。
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