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梅雨の晴れ間の一日、思い立って「過去への旅」へと<br />出かけました。<br />まずは、私の一番身近なところで、埼玉県内の「粕壁宿」から。<br />本来は、街道の起点である(私の出生地にも近い)<br />「日本橋」から始めるのが筋なのでしょうが、そこはそれ、<br />気まぐれネコですから。(笑)<br />春日部は、その昔は粕壁と表記され、「千住」「草加、「越ヶ谷」<br />に次ぐ、日光街道の第四番目の宿場町として栄えていました。<br />日光街道は、江戸から日光東照宮への参詣路となっていて、<br />全長36里11町(約141.6km)あります。<br />朝、江戸を発った旅人たちは、たいてい一日で、この粕壁宿<br />まで歩いたのだとか。<br />日本橋から9里2町(約35.3km)あったというのに、<br />昔の人って、すごい健脚!!

タイム・トリップ宿場町ー日光街道「粕壁宿」ー(完成)

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2007/07/07 - 2007/07/07

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にゃんこ姫

にゃんこ姫さん

梅雨の晴れ間の一日、思い立って「過去への旅」へと
出かけました。
まずは、私の一番身近なところで、埼玉県内の「粕壁宿」から。
本来は、街道の起点である(私の出生地にも近い)
「日本橋」から始めるのが筋なのでしょうが、そこはそれ、
気まぐれネコですから。(笑)
春日部は、その昔は粕壁と表記され、「千住」「草加、「越ヶ谷」
に次ぐ、日光街道の第四番目の宿場町として栄えていました。
日光街道は、江戸から日光東照宮への参詣路となっていて、
全長36里11町(約141.6km)あります。
朝、江戸を発った旅人たちは、たいてい一日で、この粕壁宿
まで歩いたのだとか。
日本橋から9里2町(約35.3km)あったというのに、
昔の人って、すごい健脚!!

交通手段
高速・路線バス 徒歩
  • 越ヶ谷宿から国道4号線に沿って歩き、一宮から<br />2号線に入って少し行ったところに、東陽寺が<br />あります。

    越ヶ谷宿から国道4号線に沿って歩き、一宮から
    2号線に入って少し行ったところに、東陽寺が
    あります。

  • この寺は、俳人松尾芭蕉が宿泊したという<br />言い伝えがあります。<br />

    この寺は、俳人松尾芭蕉が宿泊したという
    言い伝えがあります。

  • 東陽寺の本堂。<br />静かなお寺です。

    東陽寺の本堂。
    静かなお寺です。

  • 芭蕉翁と弟子の曽良(そら)の碑。<br />芭蕉が本当にこの寺に泊まったかどうか<br />確証はないそうですが、粕壁宿に泊まったことは<br />事実のようです。<br />この碑は、曽良の日記の中の「カスカベニ泊ル<br />江戸ヨリ九里余」という記述です。<br />江戸から36kmも、一日で歩いたのですね。<br />けっこうなお歳だったはずなのに、恐るべし!

    芭蕉翁と弟子の曽良(そら)の碑。
    芭蕉が本当にこの寺に泊まったかどうか
    確証はないそうですが、粕壁宿に泊まったことは
    事実のようです。
    この碑は、曽良の日記の中の「カスカベニ泊ル
    江戸ヨリ九里余」という記述です。
    江戸から36kmも、一日で歩いたのですね。
    けっこうなお歳だったはずなのに、恐るべし!

  • ついでに、ちょっと横道にそれて、<br />郷土資料館へ。<br />教育センターの建物内の一角にある、<br />本当に小さくて目立たない資料館です。<br />ここに、昔の粕壁宿の模型があります。<br />館内が暗くて、小さな模型なので、<br />うまく撮れませんでした。

    ついでに、ちょっと横道にそれて、
    郷土資料館へ。
    教育センターの建物内の一角にある、
    本当に小さくて目立たない資料館です。
    ここに、昔の粕壁宿の模型があります。
    館内が暗くて、小さな模型なので、
    うまく撮れませんでした。

  • 資料館内にある日光街道の説明と地図。

    資料館内にある日光街道の説明と地図。

  • ふたたびもとの道(かすかべ大通り=旧宿場通り)に戻って、旧家「田村家」前へ。<br />古いほうの建物は蔵造りの商家です。

    ふたたびもとの道(かすかべ大通り=旧宿場通り)に戻って、旧家「田村家」前へ。
    古いほうの建物は蔵造りの商家です。

  • この田村家の前にある道標。<br />もともとは、田村家の裏庭にあったものだそうです。<br />道標の正面には「西南いハつき」と書いてあります。<br />「いハつき」は、たぶん今の地名「岩槻(いわつき)」でしょう。

    この田村家の前にある道標。
    もともとは、田村家の裏庭にあったものだそうです。
    道標の正面には「西南いハつき」と書いてあります。
    「いハつき」は、たぶん今の地名「岩槻(いわつき)」でしょう。

  • 道標の裏側。<br />「北日光」と書かれています。

    道標の裏側。
    「北日光」と書かれています。

  • 道標のはす向かいに、こんな標識が<br />ありました。<br />最近できたようです。<br />そう、このあたりは「寺町」だったのですね。<br />(地名ではなく、門前町といった意味です。)

    道標のはす向かいに、こんな標識が
    ありました。
    最近できたようです。
    そう、このあたりは「寺町」だったのですね。
    (地名ではなく、門前町といった意味です。)

  • 「かすかべ大通り」をさらに進んで行くと、<br />春日部駅前からのびている通りと<br />ぶつかります。<br />ここを左に折れて10分ほど歩けば、<br />春日部駅東口に着きますが、ここでは逆に<br />右折します。<br />この川が古利根川です。<br />昔は、利根川本流でしたが、その後<br />用水路的役割になったそうです。<br />荷を積んだ舟が行き来していたところです。

    「かすかべ大通り」をさらに進んで行くと、
    春日部駅前からのびている通りと
    ぶつかります。
    ここを左に折れて10分ほど歩けば、
    春日部駅東口に着きますが、ここでは逆に
    右折します。
    この川が古利根川です。
    昔は、利根川本流でしたが、その後
    用水路的役割になったそうです。
    荷を積んだ舟が行き来していたところです。

  • ここに架かっている橋が<br />「古利根公園橋」です。<br />なんともモダンな橋で、粕壁宿らしくは<br />ありませんが。<br />昔は、川沿いに商家の蔵が並んでいたのですね。<br />ちなみに、このあたりの通りには、<br />やたらと彫刻の像がたくさんあります。<br />それというのも、春日部市が「彫刻のある町」<br />というのをキャッチフレーズにしているからです。

    ここに架かっている橋が
    「古利根公園橋」です。
    なんともモダンな橋で、粕壁宿らしくは
    ありませんが。
    昔は、川沿いに商家の蔵が並んでいたのですね。
    ちなみに、このあたりの通りには、
    やたらと彫刻の像がたくさんあります。
    それというのも、春日部市が「彫刻のある町」
    というのをキャッチフレーズにしているからです。

  • 今でも、こんな蔵が見かけられます。

    今でも、こんな蔵が見かけられます。

  • 「かすかべ大通り」にも、あるんですね。<br />さすがに、使われてはいないようですが。<br />建物の前に、手水鉢みたいな物がまだ<br />置かれていました。<br />パーマ屋さんだった?<br />「はまじま美術館」という古い看板が<br />掛かっています。<br />なんだったのか、見てみたかったな〜。

    「かすかべ大通り」にも、あるんですね。
    さすがに、使われてはいないようですが。
    建物の前に、手水鉢みたいな物がまだ
    置かれていました。
    パーマ屋さんだった?
    「はまじま美術館」という古い看板が
    掛かっています。
    なんだったのか、見てみたかったな〜。

  • 屋根にはツタがからんで、蔵の頑丈な扉が<br />開いています。

    屋根にはツタがからんで、蔵の頑丈な扉が
    開いています。

  • 通り沿いのお茶屋さんです。<br />2階の格子窓に、かすかに昔の面影が<br />・・・。

    通り沿いのお茶屋さんです。
    2階の格子窓に、かすかに昔の面影が
    ・・・。

  • 別の店「永○庄兵衛商店」です。<br />ここは営業中らしい。<br />玄関の木の引き戸が<br />残っていますね。

    別の店「永○庄兵衛商店」です。
    ここは営業中らしい。
    玄関の木の引き戸が
    残っていますね。

  • こんな標識もできていました。

    こんな標識もできていました。

  • 「かすかべ大通り」が終わって、道は細く<br />なります。<br />その突き当たりが「最勝院」です。<br />門前が工事中で、邪魔ですが。<br />(このところ、やたらと再開発の工事が<br />あちこちで行われています。)<br />ますます昔の風景が遠くなります。)

    「かすかべ大通り」が終わって、道は細く
    なります。
    その突き当たりが「最勝院」です。
    門前が工事中で、邪魔ですが。
    (このところ、やたらと再開発の工事が
    あちこちで行われています。)
    ますます昔の風景が遠くなります。)

  • 門前には「最勝院」の由来を書いた立て札が。

    門前には「最勝院」の由来を書いた立て札が。

  • 中に入ると、木の間隠れに本堂が<br />見えてきます。<br />この境内も一部工事中のようです。

    中に入ると、木の間隠れに本堂が
    見えてきます。
    この境内も一部工事中のようです。

  • 本堂正面です。

    本堂正面です。

  • 本堂横の鳥居をを抜けた一番奥に、<br />春日部市の名の由来となった<br />「春日部重行」のお墓があります。<br />鎌倉時代の豪族で、この地で戦死したとか<br />聞いています。

    本堂横の鳥居をを抜けた一番奥に、
    春日部市の名の由来となった
    「春日部重行」のお墓があります。
    鎌倉時代の豪族で、この地で戦死したとか
    聞いています。

  • お墓の説明です。

    お墓の説明です。

  • お墓のそばの歌碑です。<br />「さきたまの空蒼茫と雁渡る」と<br />書いてあります。<br />作者名は「旅人」?<br />(よく読めません。)

    お墓のそばの歌碑です。
    「さきたまの空蒼茫と雁渡る」と
    書いてあります。
    作者名は「旅人」?
    (よく読めません。)

  • 「最勝院」から、通りを少し戻って、<br />古利根川の「新町橋」(「古利根公園橋」の<br />ひとつ西側の橋)を渡り、左に<br />緩やかにカーブした道をどこまでも歩きます。<br />これまで曇っていた空から日が射してきて、<br />汗を拭きながらの道中です。<br />途中道に迷って、本来15分の道のりを<br />30分以上かかりました。<br />で、やっと「一里塚」です。<br />う〜ん、字が摩耗して読めません。<br />傍らの立て札がなければ、これが史跡<br />とは判らなかったかも。

    「最勝院」から、通りを少し戻って、
    古利根川の「新町橋」(「古利根公園橋」の
    ひとつ西側の橋)を渡り、左に
    緩やかにカーブした道をどこまでも歩きます。
    これまで曇っていた空から日が射してきて、
    汗を拭きながらの道中です。
    途中道に迷って、本来15分の道のりを
    30分以上かかりました。
    で、やっと「一里塚」です。
    う〜ん、字が摩耗して読めません。
    傍らの立て札がなければ、これが史跡
    とは判らなかったかも。

  • さらに少し先に、「庚申(こうしん)塔」があります。<br />「左日光道」と、はっきり読みとれます。<br />宝歴4年(1754年)のものだって。<br />スゴイ!

    さらに少し先に、「庚申(こうしん)塔」があります。
    「左日光道」と、はっきり読みとれます。
    宝歴4年(1754年)のものだって。
    スゴイ!

  • 庚申塔の右側の小さい自然石は、<br />もう字が摩耗していますが、<br />「右方せきやど道」「左方あふしう道」<br />と書かれていたとのことです。<br />(それぞれ「関宿」「奥州」でしょうね。)<br /><br />

    庚申塔の右側の小さい自然石は、
    もう字が摩耗していますが、
    「右方せきやど道」「左方あふしう道」
    と書かれていたとのことです。
    (それぞれ「関宿」「奥州」でしょうね。)

  • 道から少しはずれた所では木々が<br />茂っていて、その昔は小暗い森だった<br />のかも、などと想像してしまいます。

    道から少しはずれた所では木々が
    茂っていて、その昔は小暗い森だった
    のかも、などと想像してしまいます。

  • 庚申塚のすぐ先は、国道16号線の<br />小淵交差点です。<br />「桐の街・春日部」なんていう立て看板が<br />ありました。<br />『押し絵羽子板』『桐たんす』『桐小箱』<br />『麦わら帽子』、みんな春日部の伝統的な<br />産物です。

    庚申塚のすぐ先は、国道16号線の
    小淵交差点です。
    「桐の街・春日部」なんていう立て看板が
    ありました。
    『押し絵羽子板』『桐たんす』『桐小箱』
    『麦わら帽子』、みんな春日部の伝統的な
    産物です。

  • 古利根川まで戻ってきました。<br />小淵交差点から、16号線を越えて、<br />徒歩10分ほどのところには、<br />京都聖護院の末寺「小淵観音院」があります。<br />円空が滞在して仏像を彫ったというお寺ですが、<br />蒸し暑くなってきたし、道に迷ったりして<br />疲れたので、きょうはここまで。<br />次の宿場「杉戸宿」を訪ねる時に譲ります。<br />あは、昔の旅人にくらべて、とっても根性なしの<br />にゃんこ姫であります。<br />

    古利根川まで戻ってきました。
    小淵交差点から、16号線を越えて、
    徒歩10分ほどのところには、
    京都聖護院の末寺「小淵観音院」があります。
    円空が滞在して仏像を彫ったというお寺ですが、
    蒸し暑くなってきたし、道に迷ったりして
    疲れたので、きょうはここまで。
    次の宿場「杉戸宿」を訪ねる時に譲ります。
    あは、昔の旅人にくらべて、とっても根性なしの
    にゃんこ姫であります。

  • 春日部駅近くの、古い建物が残っている<br />通りです。<br />ここは「山中千手観音堂」。

    春日部駅近くの、古い建物が残っている
    通りです。
    ここは「山中千手観音堂」。

  • 観音堂の説明文です。<br />ちょっと面白いので、興味がおありの方は<br />お読みになってみてください。

    観音堂の説明文です。
    ちょっと面白いので、興味がおありの方は
    お読みになってみてください。

  • 蔵づくりの家です。<br />こんな建物も、ほとんど見かけなくなり<br />ました。

    蔵づくりの家です。
    こんな建物も、ほとんど見かけなくなり
    ました。

  • 建物の窓。<br />典型的な蔵づくりです。

    建物の窓。
    典型的な蔵づくりです。

  • 地面近くに作られた換気口です。<br />この通りは、何年か前に通った時には、<br />もっと昔の町並みが残っていた記憶が<br />あるのですが。<br />時代の流れは止められません。<br />あの頃から、もっと写真を撮って<br />おけばよかったのかも。<br />でも、今からでも、こうして記録を<br />残しておくことが、少しは意義があるの<br />でしょうか。<br /><br />

    地面近くに作られた換気口です。
    この通りは、何年か前に通った時には、
    もっと昔の町並みが残っていた記憶が
    あるのですが。
    時代の流れは止められません。
    あの頃から、もっと写真を撮って
    おけばよかったのかも。
    でも、今からでも、こうして記録を
    残しておくことが、少しは意義があるの
    でしょうか。

  • おまけ:<br />昔風の家です。<br />これまでご紹介した幾つかの家同様、<br />江戸の昔というわけにはいきませんが、<br />今では珍しい、(映画『3丁目の夕日』の<br />昭和30年代頃までの)感じですね。

    おまけ:
    昔風の家です。
    これまでご紹介した幾つかの家同様、
    江戸の昔というわけにはいきませんが、
    今では珍しい、(映画『3丁目の夕日』の
    昭和30年代頃までの)感じですね。

  • おまけ、その2:<br />手作り豆腐の店です。<br />こういう店が健在なのは嬉しいですね。<br />スーパーなどに押されて、商売も大変<br />でしょうが、頑張ってほしいです。

    おまけ、その2:
    手作り豆腐の店です。
    こういう店が健在なのは嬉しいですね。
    スーパーなどに押されて、商売も大変
    でしょうが、頑張ってほしいです。

  • おまけ、その3:<br />レトロな丸ポストです。<br />このあたりでは、まだ数個が現役で役立って<br />いますが、もうすぐ消えていくのでしょうね。<br />なんだかいとおしいような・・・。<br /><br /><br />

    おまけ、その3:
    レトロな丸ポストです。
    このあたりでは、まだ数個が現役で役立って
    いますが、もうすぐ消えていくのでしょうね。
    なんだかいとおしいような・・・。


  • おまけ、その4:<br />ここにもありました。<br />色あせていながらも、けなげに<br />立っています。

    おまけ、その4:
    ここにもありました。
    色あせていながらも、けなげに
    立っています。

  • おまけ、その5:<br />庚申塔の方面で見つけた廃屋?です。<br />不思議な雰囲気。

    おまけ、その5:
    庚申塔の方面で見つけた廃屋?です。
    不思議な雰囲気。

  • おまけ、その6:<br />こんなに木やツタが茂るには、<br />どのくらいの時が必要なのでしょうか。

    おまけ、その6:
    こんなに木やツタが茂るには、
    どのくらいの時が必要なのでしょうか。

  • おまけその7:<br />おまけの最後は、線路をはさんで、<br />春日部駅の西口。<br />市の文化財「秋葉神社の夫婦松」です。<br />1本の幹から、銀杏と松とが生えている<br />珍しい木です。<br />(そんなことが可能なのでしょうか?)<br />神社が別の場所に移ったため、今はこの木だけが<br />駅前のシンボルのようにそびえています。<br />以前から大木でしたが、ますます巨大に<br />成長しています。<br />(おまけ、終わり)<br />ー「日光街道・粕壁宿」完ー

    おまけその7:
    おまけの最後は、線路をはさんで、
    春日部駅の西口。
    市の文化財「秋葉神社の夫婦松」です。
    1本の幹から、銀杏と松とが生えている
    珍しい木です。
    (そんなことが可能なのでしょうか?)
    神社が別の場所に移ったため、今はこの木だけが
    駅前のシンボルのようにそびえています。
    以前から大木でしたが、ますます巨大に
    成長しています。
    (おまけ、終わり)
    ー「日光街道・粕壁宿」完ー

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