グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2007　その５｢GRAND PRIX EVOLUTION ｣

2007/06/22 - 2007/06/24

今年のグッドウッドのテーマは｢天才たちのひらめき｣ということで、レース史上に現われた画期的な構造のマシンや、試行錯誤の末に誕生したゲテモノ車など、海外のイベントに通ってもなかなか見ることのできない特にめずらしいクルマが多数集まり、観客の目を大いに楽しませてくれました。

特に黎明期から現代までの歴代グランプリマシンは、年代順に並べてみるとその形の変化がよく判って興味深いものです。それも、このイベントならではの楽しみです。

エリア ポーツマス(イギリス)

ランチアD50A。もちろんレプリカだが、個性的な燃料タンクの位置や、Vバンクの広いV8エンジンなど見所はたくさん。アルベルト・アスカリがこのクルマごとモナコの海にダイブしたエピソードは有名。

最後のフロントエンジン・グランプリマシン、フェラーリ・ディノ246。マイク・ホーソン、フィル・ヒルらのドライブで多くの勝ち星を飾ったマシンだが、今年はなつかしのリカルド・パトレーゼがドライブして会場を大いに沸かせた。

革命的なモノコック、リアエンジンGPマシン、ロータス25。このマシンは、ジム・クラークがワールドチャンピオンを獲得したマシンそのものだとか。