ウルルナショナルパーク　カタジュタ　−風の谷−

2006/05/21 - 2006/05/25

風の谷があるカタジュタ。エアーズロックが世界で一番多き1枚岩として知られいるのに対して、こちらは大小様々な36個の岩が寄せ集まって出来ている。カタジュタというのは、原住民アボリジニの言葉で「たくさんの頭」という意味らしい。

さて、観光としてはこのカタジュタには2つのメインのウォーキングコースがある。1つは「オルガ渓谷」で片道2キロの道のりで所要時間約1時間。

そしてもう一つがアニメ「風の谷のナウシカ」のモデル地になったのではないかと噂をされている「風の谷」。こちらはフルコースで所要時間3~4時間。6キロ以上の行程だ。今回はもちろん、風の谷のフルコース。

早速トレッキング開始。赤土の道を進んでいく。歩き続けると周りに奇岩が現れだし、そしてその岩たちが深い影を造り、太陽の光とのコントラストを生み出していて美しい。道中、トカゲを発見したり、ひっそりと茂る木々に目を捕らわれながらさらに進むと、少しずつ道が険しくなってきた。そして、日影と日なたの気温差もかなり激しい。結構急な道を進んでいくと「風の谷」にたどり着いた。そこで見る風景にはっと息を呑む。岩と岩の向こう側には広々した大地が広がり、またその向こうに巨岩が見える。たしかにアニメ「ナウシカ」にでてきそうな光景だ。

自分の気持ちを正確に表現しようと思うなら「ロスト　ワールド」。谷間の向こう側には、失われた大地が広がっているような気がした。「ロスト　ワールド」に降りてからは、比較的平坦な道が続く。歩けど、歩けど、同じ様な風景がしばらく続く異空間のような場所。

しばらくして、また坂道になり、登り降りを繰り返し、最初の分岐点に到達した。しばらくここで休憩。周りに広がる景色をしばらく名残を惜しんだ後、トレッキングコースを後にした。

一枚岩のエアーズロックもいいけど、こちらの巨大な奇岩があちこちに並んでいるのもかなり圧巻だ。一体これらはどのようにして造られたのか。大自然のなせる技は自分達の想像をはるかに凌ぐ。そんな想像をしながらのトレッキングだった。

いろいろな美しい風景に出会えるこのコースだが、かなりハエが多い。そして、空気が乾燥している中かなりの距離を歩くので、ペットボトルは必需品だ。そして、靴もできればしっかりとしたウォーキングシューズをはいた方がいい。

エリア エアーズロック(オーストラリア)

トレッキングの始まり。赤土の道を歩いていく。

やがて、自分の周りに奇岩で囲まれていく。

道中、トカゲを発見。

中には急な上り坂もある。歩きやすい靴は必須だ。

風の谷。ロストワールドという言葉がぴったりな気がした。たしかに「ナウシカ」にでてきそうな風景だ。

谷の向こう側から。

以外にも緑の木々が結構生えている。ちょっとびっくり。

平坦な道が続く。

まだまだ続く。

巨岩によって隔離された、不思議な空間だ。