2006/10/10 - 2006/10/12
16位(同エリア115件中)
ぎっ太さん
国境の町メーサイは年々きれいに整備されていきます。一年も経つとすっかり景観の変わっている街路もあります。だから5年も前の写真サイトはもう懐かしい貴重な記録になってしまいます。
メーサイが基盤整備の投資に見合うのか、国力を誇示したいのか、道路や政府施設はよく整備されています。異常に広い道路は戦時の戦車・重火器車両の布陣進行を容易にするためとか航空機の離発着用に準備されたものだとかいう噂もあります。
メーサイは、国境ゲート周辺は正月など往来もままならないほどの人出でごった返す商業の町です。食物一つから衣料・電化製品・建設資材まであらゆるものがここで調達できます。
この町はまたルビー・サファイヤなど宝石の取引でも有名です。産地はミャンマーです。高価な宝石を路地に机を出して取引しているのです。誰でも買うことができます。裏通りには加工場もあります。
遠くからの買い出しの人のための宿は多くありますが観光用のホテルは限られています。また賭場もあり、麻薬の取引もひそかに行われているようです。最近すっかり衰退したとはいえ悪所も残っています。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- 中国東方航空
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メーサイの国境は数年前まではよく閉鎖されました。一度閉鎖されると半年は開かないのが普通でした。
国境が閉鎖されるとメーサイは人出が減り寂れた感じになったものです。
その閉鎖情報も正確に伝わらず無駄足を踏み苦労した人が多いはずです。閉鎖はミャンマー側の事情によるものが多かったと思います。しかしここ3年くらいは全く閉鎖された話を聞かなくなりました。
昨年からタチレクへの入国税が500バーツになりました。長く250バーツだったと思います。日帰り渡航の審査もパスポートのコピーでなくパスポートそのものにスタンプが押されるようになりました。(出国税についてクチコミへ・・) -
大通り沿いの中国寺院、警察署の並びにあります。2年ほどまえに完成し、メーサイの新たなシンボルの一つになりました。
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上はこんな感じ。
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中国寺院の前のタノン、大通りは屋台がせり出して通行の妨げ、だがこれもメーサイの賑わいをなしているのです。
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ワット・ドイワオへの坂道の参道。
先のほうにアクリル製の屋根がつきました。
去年はありませんでした。便利なんだろうけどちょっと興ざめ。 -
ワット・ドイワオの参道を登り終えても境内に入るにはさらに急な石段を上る必要があります。
その階段横におわすのがこの仏様。
ふっくらとして瞑想中でなく大きく目を開いています。 -
乾燥果物。メーサイの名物ですが中国産でしょうね。この果物の産地にも行ってみたい気分に駆られます。
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西洋のガイドブックにどう紹介されているのか。白人の団体さんが高級バスで続々やってきます。
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土産物の屋台がせり出した歩道。
車道側を歩かないと移動もままならない。
商品の宝石はことごとく偽物です。本物だと言い張るから絶対信用してはいけません。そのつもりで買えば楽しめるかも。 -
アクリルの屋根は空色。もう自然光の写真は撮れませんね。雨期はいいけど暑期は暑さがこもることでしょう。
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ゲストハウス。以前日本人が集まっていたが今はひっそり。国境の川沿いの道にあります。
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同じ道沿いにはきれいなブティック風の店が並んでいます。
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メーサイプラザホテル。通称メープラ。古き良き時代のメーサイのシンボルでしたが今はほとんど客もなく時代の波に押し流された感じです。
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その全景。
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移動屋台が多いのもメーサイの特徴。売ってるものもここならではのものが多いです。一晩泊まる価値ありのメーサイです。
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町中、近場への移動はバイタクが一番。夜8時以降はいません。暗がりを犬に用心しながら歩くほかありません。
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持ち込まれた宝石の原石の鑑定風景です。大通りに面した路地にあります。中国寺院の道路向かいです。
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ルビーなどの原石。加工されたものも売っています。路地で宝石の取引なんて刺激してくれます。
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その先の宝石店。
ガラスケースに入っています。石は本物でそこそこの品質を持っていても台が日本人好みのプラチナや18金でありません。おそらく銀にメッキを施したものですね。
でも石の分だけを考えても結構安いですよ。 -
宝石の加工場。
入り口付近では指輪の台を作っていました。
奥ではきれいにデザイン・加工された台に石がはめ込まれていました。 -
物売りだけどきれいな格好をしています。油断すると売り込み攻勢がすさまじいです。
典型的インド系ミャンマー人です。 -
こちらは総菜ですかねえ。
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ほぼ定時にやって来る移動屋台をあてにして待っている人もいるのです。昼間は果物や菓子の類が多いです。
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男性のようです。
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町中の川。何でも投げ込んでありますがここはきれいですね。
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裏通り。怪しいカラオケ屋があった通りです。
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ミャンマー側から渡ってきたのでしょう。格好は貧相だけどなんだか幸せそうな雰囲気でした。こうして育つ頃がいいですよね。
親子の結びつきほど揺るぎなくうるわしいものはないです。持っている物は乏しくとも。
こうしたあたたかい雰囲気の家族を見ていると日本でいう勝ち組っていったい何?と思ってしまいます。
人間の欲はきりがありませんね -
国境の橋を眺める白人観光客。
ひととき眺めて飽きさせないものを持ってますよね、いろいろな風体の人が行き交うこの橋は。 -
ディープな裏通り。日本人がよく見かけられた路地ですがそれも今は昔のことです。
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ミャンマーから農作物を持ってささやかな商売です。
帰りはなにやら仕入れて帰るようです。 -
5時過ぎて車の通りが少なくなると大通りには服飾の店が出ます。8時頃までの僅かな時間の商いです。
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夜の大通り(タノン)では6時過ぎからたくさんの食堂の屋台が出ます。その反対側では地元特産の軽食屋の屋台が並びます。8時から9時ころまで開いています。
これはゴマをまぶした餅です。焼いて黒砂糖をはさんで食べます。おいしいけどご飯のあとのおやつとしてはカロリーが高い。
動画をyoutubeにアップしました。
http://jp.youtube.com/watch?v=aIzQ5mQS-OE
キーワードは「カポック、メーサイ」 -
こちらは夫婦カポック
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家庭の料理なのか村に伝わる伝統の食べ物なのか、土地の人にはなじみなんでしょうが、旅行者にとって卵や鶏など動物食材を使った物はちょと怖いですね。
メーサイ夜の屋台
http://sgson15.hp.infoseek.co.jp/maesai%202005%20no2.htm -
クイッティアオ屋さん。
8時過ぎ。 -
名画の模写の販売。
製造国は無論中国。爆発する人口の中国、それが生産力をつけ、その溢れるばかりの産品は周辺国を押し流しそうな勢いです。 -
この門が見えるとメーサイまでの長い旅路も終わり。また来年もこのときめきを得られるかな。
2008年版も見てください。
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この旅行記へのコメント (5)
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- shinさん 2009/11/29 20:17:42
- この通り覚えてます
- ぎっ太さんのタイ北部の旅行記をあらためて拝見しています。
この通り覚えてますよ。フラフラ歩いてたら迷い込んじゃって、街の悪そうな奴等に英語で何かを売りつけられそうになったんで、小走りで通りすぎたのを覚えています。
なんせ、メーサイに3日居ましたが、時期を外していたので、外人は僕以外殆どいませんので、右も左もわからず過ごしていました。
この通りは以前日本人が多かったと書いてありますが、以前はメーサイに日本人旅行者が結構いたんですか?チャンライも日本人は見かけなかったし、田舎には日本人は殆ど来ないのかと思ってました。
- ぎっ太さん からの返信 2009/11/29 22:18:03
- RE: この通り覚えてます
- はじめまして
私はいつも短期滞在の旅行者なので詳しいことはわかりませんが、
5年くらい前までは日本人を結構見かけましたよ。
この通りのアパートには日本人が集まってすんでいたので立ち話をしたりしたこともあります。今は全く会わないですね。
日本人が消えたのは悪所(売春宿)が消えたのと時期を同じくしています。
以前は表通りでも日本人の旅行者に男女ともよく会いました。
最近はたまにしか見かけませんね。
その意味ではずいぶん様子が変わりました。
メーサイはチェンマイやチェンライの長期滞在者がビザを更新するために
日帰りで訪れる町だったのですが今はどうなんでしょう。
チェンセーンのゴールデントライアングルに行くとまたおもしろいですよ。
船がどんどん下ってきて中国からの荷を下ろすのです。
ただ泊まるところが少ないので宿泊はメーサイがいいと思います。
私は引退したらチェンライに住もうかと思っているのでチェンライに長逗留します。ただチェンライよりメーサイの方が物価が安く物も豊富です。
特に毛布や防寒服はメーサイでないと手に入りにくいのです。
チェンライにいてメーサイやチェンマイメーサロンに遊びに行くと退屈しなくていいかなと思います。
若くて体力があるならバイクを借りてあちこち巡るといいです。
チェンライ・チェンマイの他は夜が早くてがらーんとして退屈です。
夜遊びするところもあるけどレストランやカラオケなどはほとんどありません。悪所は危険だしのんびりゆっくり過ごすところではないですね。
私は何回も訪れているので町自体に親しみがありますが。
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- ゆみナーラさん 2008/06/11 20:11:14
- 今回の道中、大変助かりました
- ぎっ太さんこんばんは、ゆみナーラです。
以前からチェンライやメーサーイのこの旅行記は非常に参考にさせていただいておりました。
で、先日メーサーイに滞在したのですが、その際何か町歩きに参考になることはないかとぎっ太さんのページを現地のネット屋から拝見していたところ、
>>町中、近場への移動はバイタクが一番。夜8時以降はいません。暗がりを犬に用心しながら歩くほかありません。
との記載を読み、その後急いでネット屋を飛び出しましたがバイタクに関しては後の祭りでした^^!
その時に飛び出てたのが運良く、結果歩かずに帰れたのですが、この記載を拝見しなければ途方に暮れる所でした。
まずは厚くお礼申し上げます、有難うございました!
- ぎっ太さん からの返信 2008/06/12 20:35:39
- お便り有り難うございます。
- ゆみナーラさんの探求心と取材力には感服しております。
メーサイは何度訪れてもエキゾチシズムを刺激してくれるいい町です。
3日で飽きるけどまた一週間もすると恋しくなる不思議な魅力を持った町です。
一つメーサイの裏事情を紹介しますと、周辺の農家が割合豊かだということです。タイの農民はこの国の貧困層の大部分をしめるのですが。
メーサイは土日や年中行事の日には周辺の村や遠隔地から行き来もままならないほどの人出があります。その町に溢れる人出の胃袋をまかなう食料を生産する近郊の農家はなかなか勢いがあるのです。
ここで見かけた光景をいやな体験を私は繰り返し思い起こします。
農道をバイクで走っていたら農薬を思いっきりぶっかけられたのです。無論わざとでなく風に煽られたのですが、かからないように注意もしなかったようです。その何とも不快な強い刺激臭を忘れることができません。
ここで作られる野菜は農薬(殺虫剤)が思いっきり使われています。
そしてろくに洗浄されずに料理の材料に使われています。特に屋台は危ないです。
私は野菜炒めが大好きですが、メーサイで食するとしばしばというか必ず腹痛を起こします。いくら水などに用心しても屋台の野菜を食べる限り腹痛から逃れられません。私はこの原因を残留農薬だと確信しています。
腹痛を起こすたびにあのイヤな農薬の匂いを思い起こすのです。
メーサイに長逗留したり住んだりするのならミャンマー側から竹かごに入れて売りに来る野菜を買えばいいと思います。そしてよく洗って自分で調理すべきです。
以上です。
また旅のレポート楽しみにしています。
- ゆみナーラさん からの返信 2008/06/12 21:46:58
- RE: 今回の道中、大変助かりました
- ぎっ太さん、返信有難うございました!
おっしゃるとおりで、今まで訪れたタイの地方都市の中では強烈に印象に残った場所でした。
ただの国境、ただの田舎といえばそのようにも取れるのですが、あの町で感じた何かこびりつく様な感覚は、他のタイの町ではありませんでした。
ああ、、こういうところがあるんだ〜、という驚きというのでしょうか?今でも良く分かりません。
たったの2日間の滞在でしたが、印象が強すぎて普通に日本に帰ってきてからも自分があそこに居たというのが信じがたいような、そんな感じです。
ゲストハウスから町へいたる道には、籠を背負って商売に来た人たちが、のんびりした光景の中に溶け込んでいました。
野菜の件はもちろん知りませんでしたが、屋台でパップリックを食べてしまった、、、、今の所大丈夫のようです^^!
とにかく滞在してみて、本当に行った甲斐があったなと思います。
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