2007/05/20 - 2007/05/20
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フーテンの若さんさん
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アントニ・ガウディの建築物。カテドラル。王の広場。カタルーニャ音楽堂。ピカソ美術館にミロ博物館。バルセロナ現代美術館。
かの有名な観光地バルセロナには、たくさんの見所がある。
しかし、アカデミックなものに興味の無い僕にとっては、あのサクラダ・ファミリア聖堂ですら、「ああ、こんなもんですか」ってな感じで、これといった大きな感動は何処にもない(クレーンやらが立ち並び、工事の範囲がデカ過ぎて幻滅したんだもん)。
ここに来ている旅行者も、何か目的を持った人が多かった。
ガウディの建築マニア。サッカーマニア。世界遺産マニア。スペイン料理の味を確かめに食事目的で来た人。
彼らは朝も早くから観光に出かけ、夜もしっかり名所をまわる。
僕はとくに目的もない。名所を周るのも何だか疲れてしまったので、昼間からのんびりダラダラ。ベットの上でぼっーとしていると、『リラの咲く頃バルセロナ』という光GENJIの歌を思い出した。
そうだ、この街でリラを探しに行こう!!これが僕の目的だ。
そう思って、街中を捜してみたが、それらしき花は見つからない。グエル公園まで探してみたが見つからない。あの歌のイメージだと、街一面リラで埋まっていると思ったのだが。。。
戻って、若い旅行者にそのことを聞いてみると、「は?何ですか。その歌は。聞いたことないですね。」とそっけない返事。
な、なにぃー。そうか、この歌はもう15年以上も前の曲なんだ(バルセロナ五輪のテーマソング)。ちなみに名曲「アンダルシアに憧れて」(by.近藤真彦)も知らない人多数。
かの有名なアイドル歌謡曲を知らないなんて。もとマニアな僕にとっては、ガウディよりもそっちの方が大事なのだ。ナンノの「吐息でネット」も、工藤静香の「無言色っぽい・・・」、キョンキョンの「学園天国」も知らないの?
ようし、僕が一晩かけて、懇切丁寧に教えて進ぜよう。なに、そんなのいっさい興味ないって?
-
同じ宿の日本人旅行者たち5人と晩御飯をご一緒することになった。
向かった場所は、ガイドブックにある「LA FONDA」という港付近の地元客で賑わうレストラン。思えば、ヨーロッパに入って始めてのちゃんとした食事だ。店内はなかなか小洒落ており、草履で来たことを深く後悔。でも、気兼ねしない雰囲気で、味付けもガイドブックのとおり、結構美味しかった。
食事を共にした中にご夫婦がいて、彼らは現在ドイツに住んでいるという。旦那さんはメディカル系の仕事に就いており、今回4連休を取ってバルセロナ観光に来たのだった。
旦那さんからヨーロッパの人の仕事ぶりを聞くと、とにかく休みが多いらしい。ドイツでは週35時間労働と決まっており、一般社員は残業もほとんどしないという。金曜の午後からそわそわし出し、35時間満了となるやいなや、とっとと急いで家へ帰ってしまうのだそうだ。
スペインもシエスタを導入しているくらいだから、働く時間は短い。まず10時から14時まで働き、そして間休んで、16時か17時〜20時ぐらいまで。お昼休みが長く、サラリーマンでもビールなんぞを嗜んでいる姿をよく目にする。日本では絶対に考えられない光景だ。
さらに、こっちの人は年間行事や家族のことを殊のほか大事にする。「子供の誕生日なんで休みます。」「セマナ・サンタの休暇で2週間休み。」「結婚記念日なんでもう帰ります。」という世界。
それでもヨーロッパ(EU)の経済は成り立っている。現在のユーロ高がそれを証明しているではないか。ということは日本人がやはり働きすぎではないのだろうか。
日本の場合、仕事が無くても何となく帰れない雰囲気がある。さらに付き合いでのクライアントや上司・同僚との飲み。プライベートよりも仕事優先。個人よりも組織。家族は二の次という考えが当たり前のように浸透している。ヨーロッパ人の働きぶりをみていると、自分の今までの働き方が馬鹿馬鹿しく思えてしまう。誰のために僕は仕事をしていたのであろうか。地位、役職や給料がそんなに大事だっただろうか。もう昔のように仕事の鬼として働くことなど止めてしまおう。
などど考えていたら、前述の旦那さんが、
「働かないヨーロッパ人みているとウンザリだね。そんな奴らと仕事なんか一切したくないんだ。時間なんか気にせず、やる気のある奴だけと純粋に仕事をしてたいよ。」
と愚痴を漏らした。
ドキッ。まるで自分の甘い考えを見透かされたような辛らつな発言で、思わずフォークを落としそうになる。
そうだよな。都合のいい考えだけ持ち帰って、日本で働こうなんて。僕は虫が良すぎるのかもしれない。
でも、ヨーロッパのスタイルを知った僕が日本に戻って、また以前のようにバリバリ働けるのだろうか。いや、それ以前にそもそも働き口が日本でまた見つかるのだろうか。
その旦那の発言以降、僕は無口になってしまった。働いてもいないのに、とやかく言える立場ではないし、考えがモヤモヤして纏まらなかったこともある。ただ今は目の前にあるパエリアとビールに集中することにしよう。
先のことを今考える必用はない。先のことは先に考えればいいのだ。僕は今、長いシエスタを楽しんでいる。 -
僕は何のために生きてきたのだろう。
やたらと騒がしい広場に出て行かされては、馬に乗った派手な人間にグシグシ刺される。その度に場内から拍手喝さいが起きる。僕はただ闇雲に、馬と人間を追っかけるのだけど、すんでの所で彼らはヒラリとかわしやがるのだ。
最後は血が回ってバタンキューすると、仕留められ、肉用に解体されてしまう。
僕たちだって生きているんだ。面白半分に殺すのは、もう止めて欲しい。
モォー、こんな牛生は嫌なのだ。 -
昨年末に上野の森美術館でダリ展を見て以来、スペインにある本場のダリ美術館をいつか覗いてみたいと思っていた。その念願叶えるため、バルセロナから列車で2時間。やって来ましたダリの生まれ故郷フィゲラスへ。
美術館というよりも建物自体がオブジェで、ビックリハウスみたいな印象。1
ちなみに帰りのバルセロナ行き列車もダリかった。往復4時間はちょっと遠いし、往復20ユーロは高いダリよ。
しかし、自販機で1ユーロを拾った。このことはダリにもいうなよ。 -
ランブラス通りには毎日、たくさんの仮装をした大道芸人たちがいて、観光客の目を楽しませてくれる。
地球儀を抱えた金色の考える人。美しい銀色の女像。列車と一体になったブリキ人間。小さな象に乗った中世の騎士。大きな小屋付きの猫。便器掃除のブラシを持ったスーパーマン風な若者。黒いマントを羽織った不気味な老人。色とりどりの花に扮した若い女性。ロナウジーニョを真似てサッカーする白人もいれば、怪しいインチキ手品師なんかもいたりして、とにかく飽きさせず面白い。
人気のある芸人の前にはたくさんの取り巻きができるが、人気のない芸人には誰も立ち止まらない。集まる人の数がそのまま人気のバロメーターになっているようだった。
ある日、横に倒れている中年の男性を見た。
以前、刑事ドラマで殺された役のように、周りに白い点線を引き、血を流している格好の大道芸人を見ていたので、これも新手のものだろうと思ってしばらく見ていた。
しかし、この男性はちょっと様子がおかしい。目は焦点が合っていないし、口は泡を吹いている。演技としては迫真なんだが、ちょっとやり過ぎではないだろうか。
よく見ると、左目は殴られたような跡があり、塞がって血が流れている。さらにしばらくすると、彼は痙攣しながら、失禁し始めた。これはもはや芸ではない!
誰かが通報したのか、すぐに警官と救急車がやって来た。警官が話しかけるもまったく反応がない。どうやら薬のやり過ぎでイッテシマッタ症状のようだった。救急車が駆けつけると、周りは何事かとすごい人だかりになった。
この日通りを一番賑わしたのは間違いなく彼であった。
もし、あれ全てが芸だったとしたら、ものすごいと思うのだけど。明日も通りに彼が横たわっていたら脱帽モノである。
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