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昨日はお釈迦様が生まれた日だったそうで、 『ウィサカブチャー(仏誕節)』といってタイは祝日。 <br /><br />ついでにこの日(太陰暦6月の満月の日)はお釈迦様が 悟りを開いた日でもあり、さらに亡くなった日でも あるそうで、同日に起こった3つの奇跡へ想いを馳せ、 お釈迦の徳に対して礼拝するための儀式が行われるん だそうです。 <br /><br />ということで、信仰心の強いタイ語教師Bに連れられて、 ワットシャロン(お寺)でこの儀式に参加してきた。 ちょっと早めに着いたので、境内をぶらぶら。 タイ人は子連れの家族が目立つ。 お寺の境内にはアイスクリームや揚げバナナなどの 屋台がたくさん並び、宗教行事というよりは お祭りといった雰囲気。そういえば日本の縁日にも 一応宗教行事があったかな。 <br /><br />境内には堂々と宝くじ屋も出てて、人がたくさん 集まっている。 <br /><br />「賭け事はいけないんじゃないの?」 「どうして? タイ人はお寺でおみくじを引いて、 その番号の入った宝くじを買って運試しするわよ」<br /><br />仏教徒には守るべき五つのルール(五戒)というのが あって、生き物を殺すな、物を盗むな、不貞をするな、 嘘をつくな、酒を飲むな、とされている。 この中に、確かに賭け事をするなというのは入っていない。 なんか意外な感じもする。もっとも、不貞と酒は タイを語る上で欠かせないキーワードで、タイ料理で いえばパクチーみたいなものなので、仮に 賭け事がここに含まれていても関係ないだろうけど。<br /><br />18時30分、日が暮れて皆がお堂に集まり行事が始まった。 お堂の奥のひな壇には11体の金色の仏像が、サッカーで いうと4-3-3のフォーバックシステムで並んでいる。 それぞれサイズや表情が違っていて、司令塔の仏像が 最大、2番目に大きいのがゴールキーパー。 <br /><br />そのひな壇の方向を向いて、オレンジ色の袈裟を着た 15人のお坊さん。その後ろに150人ほどの一般人。 みな裸足、正座、または正座を崩した女の子座りである。 男性も女の子座りでOK。 まずお坊さん達のお経の唱和が始まった。<br /><br />〜どれみれどみどどどみどどどれ♪ <br /><br />このフレーズで延々に30分も続いた。 何を言ってるか全くわからんし、正座が辛い、暑い! あっ前のお姉ちゃん、ローライズジーンズで正座するから 花柄のパンツが見えてる! <br /><br />煩悩を退散させようと、こそっとB先生に話しかける。 <br /><br />「どんな話をしてるの」 「わからない。あれはバーリ語かサンスクリット語だから」 <br /><br />お経がやっと終わると、お坊さん達が一般人の方に 向って座りなおした。と思ったら次は一般人代表による お経の読経。これも30分続いた・・・たまらん。<br /><br />キリスト教のお経をエンターテイメントにしてしまった ゴスペルという音楽の発明はつくづく偉大だと思う。 <br /><br />やっとのことでお経から解放されると、次は 花とローソクとお線香の3点セットを持って、 お祈りしながらお堂の周りを三周する。 <br /><br />この儀式、けっこう危ない。 ローソクとお線香には当然火がついているので、 お祈りの手を前に出しすぎると前の人の背中に お線香がささるし、手元に置きすぎると<br /><br />あちっ <br /><br />ローソクが自分の素足に垂れます。 <br /><br />三周周ったら、お祈りしておしまい。 <br />こんな素敵なタイ人達がいつまでも幸せでありますように。 <br /><br />

ウィサカブチャー(仏誕節)

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2007/06/01 - 2007/06/01

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phuket_always

phuket_alwaysさん

昨日はお釈迦様が生まれた日だったそうで、 『ウィサカブチャー(仏誕節)』といってタイは祝日。

ついでにこの日(太陰暦6月の満月の日)はお釈迦様が 悟りを開いた日でもあり、さらに亡くなった日でも あるそうで、同日に起こった3つの奇跡へ想いを馳せ、 お釈迦の徳に対して礼拝するための儀式が行われるん だそうです。

ということで、信仰心の強いタイ語教師Bに連れられて、 ワットシャロン(お寺)でこの儀式に参加してきた。 ちょっと早めに着いたので、境内をぶらぶら。 タイ人は子連れの家族が目立つ。 お寺の境内にはアイスクリームや揚げバナナなどの 屋台がたくさん並び、宗教行事というよりは お祭りといった雰囲気。そういえば日本の縁日にも 一応宗教行事があったかな。

境内には堂々と宝くじ屋も出てて、人がたくさん 集まっている。

「賭け事はいけないんじゃないの?」 「どうして? タイ人はお寺でおみくじを引いて、 その番号の入った宝くじを買って運試しするわよ」

仏教徒には守るべき五つのルール(五戒)というのが あって、生き物を殺すな、物を盗むな、不貞をするな、 嘘をつくな、酒を飲むな、とされている。 この中に、確かに賭け事をするなというのは入っていない。 なんか意外な感じもする。もっとも、不貞と酒は タイを語る上で欠かせないキーワードで、タイ料理で いえばパクチーみたいなものなので、仮に 賭け事がここに含まれていても関係ないだろうけど。

18時30分、日が暮れて皆がお堂に集まり行事が始まった。 お堂の奥のひな壇には11体の金色の仏像が、サッカーで いうと4-3-3のフォーバックシステムで並んでいる。 それぞれサイズや表情が違っていて、司令塔の仏像が 最大、2番目に大きいのがゴールキーパー。

そのひな壇の方向を向いて、オレンジ色の袈裟を着た 15人のお坊さん。その後ろに150人ほどの一般人。 みな裸足、正座、または正座を崩した女の子座りである。 男性も女の子座りでOK。 まずお坊さん達のお経の唱和が始まった。

〜どれみれどみどどどみどどどれ♪

このフレーズで延々に30分も続いた。 何を言ってるか全くわからんし、正座が辛い、暑い! あっ前のお姉ちゃん、ローライズジーンズで正座するから 花柄のパンツが見えてる!

煩悩を退散させようと、こそっとB先生に話しかける。

「どんな話をしてるの」 「わからない。あれはバーリ語かサンスクリット語だから」

お経がやっと終わると、お坊さん達が一般人の方に 向って座りなおした。と思ったら次は一般人代表による お経の読経。これも30分続いた・・・たまらん。

キリスト教のお経をエンターテイメントにしてしまった ゴスペルという音楽の発明はつくづく偉大だと思う。

やっとのことでお経から解放されると、次は 花とローソクとお線香の3点セットを持って、 お祈りしながらお堂の周りを三周する。

この儀式、けっこう危ない。 ローソクとお線香には当然火がついているので、 お祈りの手を前に出しすぎると前の人の背中に お線香がささるし、手元に置きすぎると

あちっ

ローソクが自分の素足に垂れます。

三周周ったら、お祈りしておしまい。
こんな素敵なタイ人達がいつまでも幸せでありますように。

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