チェンマイ訪問【33】ロシヤ語から日本語に変わったガイドさん

2006/12/02 - 2006/12/02

2006年12月2日（土）

朝9時に、チェンマイ半日観光に出発する。
ここで出会ったガイドＫさんは、私がこれまで経験したことのないような、理解力に優れて優秀なお嬢さんだった。

経歴を伺うと、彼女はチェンマイ教育大学の、ロシア語科の出身だった。
「エ！ロシア語だって」と聞き返すと、当時はロシア語の通訳が重宝されていたようだ。

カザフスタン人などロシア語を話す人たちがたくさんやってきて、麻薬の取引をしたらしい。
取引の場所は、チェンマイの北ほぼ200キロの、チェンライに近い国境地帯だった。

だが、麻薬の取引が次第に廃れ出し、彼女は日本人観光客が多く入って来るようになってきた、南のプーケットに越して、客を先生にしながら日本語を学ぶ。

しかしスマトラ地震による津波ですっかり仕事場を失い、今親元のチェンマイに戻って、フリーで仕事をしている。

目下の目標は、「日本語の高い資格を取って、これからやってくる日本企業の正社員になること」と言っている。

ガイドは半日で1,500円ほどの収入があり、仕事さえあればゆとりのある生活が出来るそうだ。
一ヶ月40,000円あれば、一家が生きるには十分と言う。

しかしガイドの仕事はシーズン波動があり、収入が安定しないことが問題らしい。

写真は、
http://4travel.jp/traveler/katase/
をご覧ください。

エリア チェンライ(タイ)

郷土博物館前にある銅像

郷土博物館の受付

郷土の回り灯籠風燈具

博物館に飾られている絵

博物館の中庭