2007/04/28 - 2007/04/28
235位(同エリア246件中)
もろずみさん
江戸時代の須坂藩は堀家・一万二千石の所領。このくらいの石高だと城は持たず陣屋で足ります。
善光寺平の一画にあり千曲川の畔の町は交通の要所として栄え、のちに養蚕が盛んになりました。今は林檎などの果樹栽培が行われています。
この町には300以上の土蔵が残っており、これらを修復して「蔵の町」として再生しています。
善光寺門前町である長野と天領で豊かな町であった小布施の間に位置しながら、目立ちませんが「蔵の町」は十分に魅力的です。
GWと言えども観光客はごく僅かしか訪れておらず、宝物を掘り当てたような町歩きでした。(雨天ということもありますが・・・)
- 交通手段
- 新幹線 私鉄 徒歩
-
傘が邪魔になりますがこれも旅の一興と割り切って町歩き。
ふと脇をみると寺町のような風情。いきなり蔵の町出現です。 -
普願寺というお寺の寺域のようです。
通りに面した所に珍しい形の八角太鼓楼がありました。 -
だんだん雨が強くなって遠雷も聞こえてきました。
田中本家博物館に駆け込み、雨宿りを決め込みます。
入ってみてその広さにびっくり! -
20余りの土蔵に囲まれた敷地は3000坪の屋敷。
もちろん中には贅を凝らした庭がいくつもあります。
邸内にこんな小径があって雰囲気も良いです。 -
それもそのはず、北信濃一の豪商でその財力は藩主を凌いだと言われます。
邸内は企画展で古伊万里がずらりと展示されていました。
http://www.tanakahonke.org/
迷路のような敷地内の建物の配置は、いろいろな風景を作り出します。 -
そして四季でその表情を変えるという庭園。
雨が降っているのが惜しかったです。 -
これが唯一の邸内を撮った帳場の様子です。
この脇には蔵がずらりと並んでいます。 -
外に出てみればますます雨はひどくなってました。
これはそう簡単に出るわけにはいきませんね。 -
小降りになるまで庭園を見ながら食事でもしましょうか。
何だか落ち着いた雰囲気のお休処があります。 -
残念ながらアルコール類はなし。お勧めの「山鳥の雑煮」を頼みました。
山鳥はキジを使っており、おこわが付いています。
藩主も召し上がったという料理だそうです。
美味しかったし腹保ちも良さそう。 -
ゆっくり食事しているうちに雨は小降りになったようです。
左手の句碑は「春雨や田中栄える種おろし」という句。
6代目藩公・堀直寛が田中家初代に送った句です。
藩主のご機嫌を伺うほどの豪商っていうことですね。
確かに今まで見たことがないほど大きくて素晴らしいお屋敷でした。
須坂に来たらここが一押しでしょうね。 -
再び歩きをはじめると土蔵の建ち並ぶ町並が続きます。
川越のような蔵造りの商家ではないですが、これはこれで風情がありますね。 -
寿泉院の境内には戦国武将・福島正則の遺蹟碑がありました。
勇猛果敢なイメージが強いですが、その治世は合理的で数々の事業を成し遂げた有能な人だったそうです。
確か小布施には墓もあったような・・・。 -
寿泉院の隣には北向観音堂があります。
別所温泉の北向観音と同じ造り。 -
造り酒屋を発見。試飲可です。
「日本一小さな酒蔵」ですって? -
この酒屋さんは須坂藩奥付門があります。
つまりは陣屋の奥付門がそのまま移築されたわけですね。
門は撮りにくかったので軒の上の大黒様。これも立派。 -
そして陣屋跡は奥田神社になっています。
幕末動乱期の藩主・堀直虎公が江戸城開城をめぐる混乱の中、城内で自害したという曰くある場所。 -
明治期にはこの地は村役場が設置されました。
江戸期から時を告げている時の鐘が残されています。 -
蔵造りの密集度が増してきました。
町角にはお休処がポツポツとあります。
でも、観光客は田中本家で数人見かけたくらいです。 -
こうして門を覗いてみたりするのも自由。
十分に観光資源として町並を活かしているようです。
もっと観光客が来てもおかしくない町ですが、人気は今ひとつなのかな。 -
軒に杉玉をぶらさげた酒屋を発見。試飲不可。(^^;
建物に不釣り合いなほど大きな看板。 -
ここは名所らしい。塩屋味噌店です。
一際大きな蔵が並んでいます。
藍染めののれんがいかにもという感じ。 -
町並を見ながら歩いていると笠鉾会館に出ました。
7月に行われる須坂祇園祭に出る屋台山車が保管されています。
動態保管ですよ。 -
小布施には北斎先生の描いた天井画の屋台があります。
屋台の形式は須坂も同じ。彩色の天井画には見入りましたね。
こちらは鳳凰。 -
大迫力!繊細な筆になる龍の天井画。
うーん、この屋台が曳かれるところを見たいものだなぁ。 -
そしてこれが笠鉾です。
ずらりと並んでいるのを見れば祭りの雰囲気が漂ってます。
人形が載っている鉾もありました。 -
そして、祇園祭ではこういう風に担がれます。
この写真は会館にあったのを写したものです。
実際に取材に来たことはありません。 -
駅に向かって更に蔵の町は続きます。
さすがに300余りの土蔵のある町ですね。 -
こういう独特の風情のある町歩きが好きです。
須坂は城下町ですが、町を造ったのは藩ではなく豪商たちだそうです。
その意味では商都の雰囲気が色濃い。 -
最後の立ち寄り所は須坂クラシック美術館。
http://www.city.suzaka.nagano.jp/bunka/classic.htm
企画展は「あこがれの装い−婚礼衣裳と銘仙着物-」でした。 -
唐突に現れた東山魁夷画伯の碑。
「馬車よゆっくり走れ」とは?
画伯がドイツを訪れたときに町並の美しさに目を奪われて発した言葉だそうです。
これは・・・判じものですね。 -
須坂の町をひと回りしてきました。
なかなか風情がある蔵の町でした。
見知らぬ町を探検するのが旅の醍醐味。
雨が降って気温が下がり寒いくらいでしたが、十分に楽しめました。
その意味で大成功。それでは長野に戻ることにしましょう。
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