2006/09/20 - 2006/09/20
561位(同エリア693件中)
松村博司さん
日本総鎮守・大山祇神社です。
愛媛県今治市、しまなみ海道のほぼ中央にある大三島。
この島に鎮座している神社です。
平安時代にはすでに日本総鎮守の号が下賜されていたようで、かなり古い時代からあった神社のようです。
戦いの神、または海、そして山の神として歴代の武将や朝廷から尊崇を集め、多くの武具などが奉納されています。
そのため全国の武具の国宝・国重の8割がこの大山祇神社に集まっているとの事でここの宝物館は必見中の必見です。
私がここを訪れたのは2度目。
私は史跡巡りと同じくらい神社仏閣を回るのが好きなのですが、その中でもこの大山祇神社が一番好きです。
他の神社の凛とした空気、場合によっては少々重く感じる空気、これも結構好きなのですが、ここは逆に神社とは思えない位の開放感というか凄く気持ちのいい空気を感じます。
瀬戸内海ど真ん中の島というのもあるでしょうが、私にとってはとても好きな場所ですし、、何度でも訪れたい場所です。
挫折禁止(松村博司の貧乏旅日記)
「尾道・しまなみ海道、神社仏閣を巡る旅」
http://bonkuraii.blog56.fc2.com/blog-category-21.html
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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大三島に到着した私たちは一路、大山祇神社へと向かいました。
前回せとうち茶屋の駐車場に車を駐車、そのまま食事をした後お参りに行きました。
何せとても広い駐車場な上におみやげ屋、お食事所、トイレや自販機もある上に神社の入り口がすぐ隣にあるという大変優れた立地条件なため、今回もそこに駐車させていただきました。
もちろんタダで駐めるのも何なのでちゃんと食事もする予定です、てかここに来たら鯛飯食っていかないと!
しかし、今になって気がついたのですが私たちが駐車していた駐車場って、町営の無料駐車場のこと? 50台駐めれるって言う・・・
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りっぱな伊勢エビです、さすがに手が届きません。
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時間は11時前。
開店も11時。
この後、尾道ラーメンも食す予定なので早めにお昼をとっと来たい気持ちがあります。
が、今ひとつお腹がすいてません。
開店準備中の店員に声を掛けると時間早いですが食事OKとの事。
先輩としばし協議・・・
先にお参りに行く事にしました。 -
この道をまっすぐ行くと国宝館や海事博物館があります。写真の右手にせとうち茶屋。
私たちは先にお参りするので写真の左へと消えていきました・・・ -
そして入り口です〜
数々の国宝、重文、天然記念物が連ねるここ、大山祇神社。
最初に迎えてくれたのが鳥居に掲げられている額。
平安三蹟の一人、藤原佐理直筆の額・・・の複製^^;
本物は木製でここの宝物館にありました、重文です。
ちなみに「日本総鎮守大山積大明神」と書かれているそうです。
現物見ても読めなかったので公式からのコピペです・・・
日本の山の神の親分という事です。
が、なぜか海の真ん中・・・
以前、何かで読んだ気がするのですが忘れてしまいました、ごめんなさい。 -
祀られているのは大山積大神で天照大神のお兄さんだそうです。
2600年の歴史があるそうで。 -
斎田(さいでん)です。
この神社の伝統的な祭りで旧暦の五月五日に田植え、九月九日に稲刈りを巫女装束姿の女の子達が行う祭りという事でいつか見に行きたいですね・・・なにか?
前回来たときは6月、まだ苗でした。
今回は9月という事で立派に育っていました。 -
ここってこういったものがいっぱい飾ってあるんですよね。
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参拝された方々の集合写真なども沢山飾られていましたが自衛隊、しかも海自関係であろう方々も沢山写真がありました。
古くから海の交通の神としてまた武の神として祀られてきた事を考えれば当然といえば当然ですね。 -
御棧敷殿(おさじきでん)です。
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先ほどの収穫されたお米を奉納する殿です。
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ここは境内がぱ〜っと開かれたような感じがして歩いていてもとても気持ちがいいです。
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そしてこれが樹齢3000年、日本最古の楠であり、天然記念物「能因法師 雨乞の楠」です。
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900年前、この楠で雨乞をして三日三晩雨が降ったとの言い伝えがあるそうです。
しかしパンフレットの案内などからもこの楠の木って消えてるんですよ。
ひょっとしてもう死んでる?^^; -
そして続いては「小千命御手植の大楠」です。
樹齢2600年。
大山積大神の子孫、小千命が植えたという伝説があります。
この神社の起源でもあります。 -
こちらはかろうじて生きているようです、これも国の天然記念物。
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そして神門が見えてきました(ずっと見えていましたが)
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今度は初代総理、伊藤博文の参拝記念樹の楠だー!
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十七神社です。
伊予国一の宮という事で国中の神々を祀っているそうです。
中には木彫の御神像があるそうで重文だそうです。
が中の御神像を見る事は出来ませんでした・・・ -
何度来てもここはいいですね〜。
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まだ二度目ですがw
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そして拝殿。
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向こうに見えるのは本殿。1374年に再建されたもので重文です。
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そしてもの凄い勢いで通過する巫女さん・・・
もしもし? -
お守りなど沢山おいていました。
いくつかほしいのがあったのですがどれも結構なお値段。
この日、持ち合わせが少なくあきらめることに・・・
拝殿を真横から。 -
こんなものを発見。
だそうです、どこに出来るのでしょうか。 -
回廊に飾られた写真の数々。
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結構な人々の写真と名前が連なっていました。
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これはいったい何?
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この年号が本物ならかなり古いものですがどうなんでしょう。
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写真には写っていませんが平日なのに結構な数の観光客がいました。
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本殿の裏に回ってみましょう。
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中央が本殿。
この本殿には神宝の「鏡」と「矛」が秘蔵されているそうです。
ちなみに写真の右が下津社、左が上津社です。 -
そして1ラップ終了〜
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これが室町時代に再建された本殿。拝殿とともに重文指定になっています。
近年修復が行われたのですが、その時に発見された墨書や古文書から鎌倉末から100年かけ再建されたようです。
吉備津神社や出雲大社の本殿(共に国宝)は呆れるくらい巨大で迫力満点なのですがそれに比べ、この神社の拝殿、本殿は小降りで地味です。
が、さすがに神社建設史上流作りとしては日本の代表作といわれているだけあって他にはない存在感があります。
てか、私はここがすごく好きです。
さて、先に進みましょう。 -
またまた天然記念物の楠です。
てかこの辺り一帯の楠が天然記念物として指定されているようです^^; -
今度は河野通有兜掛の楠です。
そのままの意味です。河野通有が大山祇神社で参拝後、戦で勝利したそうですが、その出陣の際に兜を掛けていたのがこの楠だそうです。 -
宝物館、海事博物館こっち〜。
はいはい〜 -
宝篋印塔(ほうきょういんとう)、鎌倉時代のもので重文です。
兜掛けの三島水軍、河野通有の孫に当たる方が奉納したものだそうです。 -
いよいよ国宝館入り口です!
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そして海事博物館。
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大山祇神社を堪能した私たち。
しかし!
これで終わらないところがこの神社の最大の特徴であります。
そう、それは国宝館!
日本の国宝、重文指定を受けた武具の8割を収蔵、展示しているとの事。
入り口は国宝館、海事博物館共通になっています。
中は当然撮影禁止。
模写ならびに万年筆、毛筆などの使用はお断りとなっています。
なぜ、毛筆と万年筆に限定?
入場料は1000円です。
先日行った宮本武蔵資料館が500円で恐ろしく割高に感じましたが、ここの1000円は逆にめっちゃ安く感じます。
さあ、まずは紫陽殿。
これが現在の宝物館本館といったところでしょうか。
感知式の自動照明や空調により、展示品にとても優しい建物になっています。
一階入り口には小さな土産売り場(写真集や絵はがき等)、そして刀剣が中心の展示になっていました。
弁慶の大長刀等がありました。伝と頭に着いていましたが・・・
2階は鎧や大物が中心の展示になっていました。
チケットの写真に載っていた紺絲威鎧兜大袖付。
そして同じく国宝の源義経奉納、赤絲威鎧大袖付と源頼朝奉納、紫綾威鎧大袖付。
この三つの鎧が持つ存在感は特別なものがありました。 -
そしてこの渡り廊下を渡ると国宝館になります。
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こちらは年季の入った建物です。
鎧等も多くありましたが書物関係が多かったかな。 -
12時過ぎ、国宝館を出た私たちは少し休憩。
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しかしでっかいですね〜
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以前ここに来たときはタバコ3本くらい吸って休憩したんですが、そのタバコを辞めた私には時間を潰す理由もなし。
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そうそうに立ち上がり、海事博物館へ向かいました。
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そしてこれが海事博物館。
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博物館から見た入り口ゲート。
中にはいると葉山丸という船が建物のど真ん中に鎮座しています。
結構海とは関係ないものも多かったのですが、この博物館以外とおもしろいです。
国宝館に寄った方、興味がないからとスルーせずに立ち寄ってみる事をお勧めします。 -
で12時30分過ぎ、博物館を後にしました。
とても有意義な時間を過ごす事が出来ました。 -
鶴姫像。
先ほどの国宝館には彼女の鎧も展示していました。
女性専用の鎧という事でよく特徴が出ていました。 -
そして裏から見たせとうち茶屋。
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大山祇神社の真後ろにある安神山。
さあ、それではせとうち茶屋で食事をしましょう!
つづく。
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