ローヌワイン＆プロヴァンスワイン探検隊

2007/04/05 - 2007/04/08

大の酒好きな私にとってフランス旅行での最大の楽しみはそのワイン文化に触れること！と心に誓ってました。これまで海外旅行ではその国のビールをがぶ飲みしてきましたが、今回は上品にワインを楽しみました。本当は朝っぱらから毎食ワインを楽しもうと思ったのですが、さすがに観光に影響が出そうだったのでほどほどになってしまいました・・・。せっかく南仏に行くのでローヌワインとプロヴァンスワインを重点的に探検しました！

エリア ニース(フランス)

ニース到着初日はベルエポックを感じよう！と前評判はあまりよくないものの、Negrescoのメインダイニング、『Chantecler』へ。高かったし味も大満足！とはいえなかったけど、初めてフランスご当地でフルコースとチーズ、赤ワインに触れられ楽しかったです。

ワインの前に食前酒を。プロヴァンスで有名なPastisを頼みました。私の好きなトルコのお酒、Rakiのように水で割ると白濁する、というので楽しみにしてたのですが、既に氷を入れてあったので濁ってた。お味はやはりRaki系でした。

そして記念すべきご当地ワイン第一弾は、ローヌワインの『Chateauneuf du Pape』。ボルドーやブルゴーニュに匹敵する、と言われているワインです。しっかりボディとちょっとタンニンがきいていて、頼んだ肉・チーズとも良く合いました。やはり栓を抜いた直後より少し経ってから味が落ち着いた気がします。デカンタージュして欲しかった。

一発目のオマケ。夕食前にNegrescoホテル内で出会った猫。私の実家の猫の3倍ぐらいあろうかという巨体。なんでこんなトコに猫がうろついている！？！？と驚愕していると、まるで我々が目に入っていないかのように悠々と椅子に座ってくつろぎ始めた。後で知りましたが、このホテルでは有名な猫らしいですね。Negrescoは装飾がこれでもかとばかりに豪華な割りに行き届かないサービス、意味不明の展示物、トイレの内装もなんじゃこりゃ？と非常に摩訶不思議な空間でした。

パリに着いてからTGVでニースへ、ここまで3日以上フランス料理どっぷりで胃がかなり疲れてしまい、相棒と一緒についつい日本料理屋へ。刺身をつまみつつ頼んだのはきりっと冷やしたロゼワイン。プロヴァンスはフランス一のロゼワインの生産地。日本料理屋『加も川』で空けたのはコート・ド・プロヴァンスの『Chateau Les Valentines』。すっきり爽快、フルーティでした。こいつは昼間っからでも飲めちゃうぞ〜。

次の日は前夜のロゼの味が忘れられず、昼間にまたニース郷土料理の店、『La Petite Maison』でロゼを注文。ここで頼んだのはマルセイユ近郊カシスの『Chateau de Fontblanche』。これもきりっと冷やして飲むと、爽やか。南仏の太陽の味！って感じです。ちなみにカシスの白ワインはマルセイユ名物のブイヤベースに良く合うそうです。

ニースにはイタリア料理屋も多く、夜はイタリアンパスタを注文。肉とトマトのふんだんに入ったパスタにはコート・デュ・ローヌの『Chateau d'Aigneville』を合わせました。

ニースを後にするTGVの食堂車でもワインを飲みました。TGV Mediterraneeなので南仏のワインがあるかな、と思ったのですが、ボルドーとブルゴーニュの赤ワインのミニボトルとコップ酒のような赤・白・ロゼしかありませんでした。ボルドーのミニボトルを購入。

ここからオマケのビール編です。ニースに着いた日、プロムナード・デザングレを散歩中に海岸のカフェを発見。思わず飲んだフランスビールの『Kronenbourg』青い空、青い海に心地いい風。紺碧海岸を望みつつ飲むビールはやはり最高！

マントンの海岸にあるカフェで飲んだビールとサラドニソワーズ。サラダのアンチョビがちょっとしょっぱくてビールが進む！青い空の下、爽やかな海風に吹かれながら飲むにはビールがやはり最高です。南仏ではワインは美味いし、ビールも美味い。仕事を忘れてどっぷり浸かれば、明日からの活力が湧いてきますよ！！！