2006/08/12 - 2006/08/13
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ぬしま汽船さん
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夏休みを利用し京都から始まり、高野山を経由して以前から行きたかった熊野の山へ行く計画で出発した。計画と言っても宿はほとんどとらなかった。
京都には2日目まで滞在。
声明の里として有名な大原に久しぶりに行くことに。
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- 一人旅
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- レンタカー 新幹線 JRローカル 徒歩
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千葉から京都まで一緒に来た友人と「タンポポ」でラーメンを食べその後車で、上賀茂神社入り口まで。
そこで友人に「名物だよ」と言われ「神馬堂(じんばどう)」で焼き饅頭を食べる。
そう言えば、くるりのベストアルバムのジャケットで、ここの饅頭を焼いている姿が使われていた。 -
友人と別れ、上賀茂神社へ…
AM12:30
上賀茂神社「一ノ鳥居」をくぐる。 -
「立砂」と呼ばれる円錐状に盛られた白砂がふたつ並んで、強い日光に照らされていた。
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光が強ければ強いほど、陰影が際立つ。
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「岩上(がんじょう)」
説明書きには「・・・神と人との心の通い路であり、『気』の集中する場所である」と書かれていた。
葵祭りの際には、この岩の上に座った宮司に神が宿り、宮司の体を通して神の意思を告げ、この意思を聞き、祭りが執り行われるそうで、普通の苔むした岩にしか見えないものの大切な場所だそう・・・ -
空の青、木々の緑、楼門の朱のコントラストが鮮やか。
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境内の「葵の森」には緑があふれ、川も流れる。
照りつける太陽の中、涼しげだった。 -
この注連縄は上賀茂神社特有らしく、確かにちょっと変わっている。
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上賀茂神社から歩いて大徳寺を通り、船岡温泉を目指す。
予想以上に距離があり汗だくになる。しかも船岡温泉は開いていなかった。
いつの間にかさっきまでの強い日差しは消え、雲が厚くなってくる…
PM2:40
烏丸通下立売通を東へ入った相国寺西門から入り最初の寺院。相国寺山内の塔頭「瑞春院」に到着。
到着すると同時に雨が降り出した。 -
瑞春院の書院「雲泉軒」と北庭「雲泉庭」
雨はかなり強くなり、雷も鳴り出した。
都合のいい解釈かもしれないけど、この庭には雨が良く似合うと思った。
緑は雨の中でも、強い陽の中でも魅力的な色。 -
茶室前の外待合の横にある水琴窟。
写真手前の竹筒に耳を寄せると地底の甕(かめ)の中で響く水滴音が聞こえてくる。涼しいというか、ほっとするというか、なんとも言えない気持ちいい音。 -
水面に波紋が広がる。
それにしても水琴窟といい、雨音といい“水の音”は気持ちいい…。
雨が上がるまでこの庭で待った。 -
相国寺境内を出て、京都御所の敷地横を通り鴨川方面へ。京都御所の東側、寺町通沿にある廬山寺へ向かう。
PM3:45
廬山寺へ到着。
この寺は紫式部の邸宅跡と言われている。
「源氏庭」には白砂が敷かれ、杉苔を洲浜形に置き、苔の上に、紫の桔梗を植えてある珍しいデザインの庭。紫式部に因んで、紫の桔梗が6月から9月末まで花開くそう。
自分以外には女性が一人だけ。閉門時間も近づき、境内はとても静か。
雨上がりのためか、苔の色が鮮やかに感じた… -
地下道から出ると雨は上がっていて、再び強い日差しが出ていた。
RAAKで手ぬぐいなどの土産、LittleBeaberでステッカー、Parallax RecordsとJetSetでレコードを買った後、夕飯を食べに先斗町へ。 -
PM8:48
「ますだ」で夕食。ここへ来たのは2年振り。
やっぱり「賀茂なすの田楽」が美味い。
食後は歩いて祇園方面へ。いつも泊まるサウナで宿泊。 -
翌朝AM9:54
二条城へ。
昨日行ったところとは、打って変わって人が多い。
目当ては小堀遠州作とされる「二の丸庭園」。 -
ただ二の丸庭園にしろ、襖絵にしろそんなに好みではなかった・・・
一番印象的だったのは御殿の雨戸や戸袋の板の木の色がチグハグで寄木のようで面白かった事。
AM10:30
二条城を出る。
東西線で三条京阪まで行き、そこからバスで約1時間かけて大原へ。 -
12:14
京都バスの「大原」停留所下車
東へ向かい坂の途中の食事処で昼食。
にしんうどん(かなり細めでそばかと思った)とビールを。
外が暑いのでビールがとにかく美味い。 -
呂川沿いの細い坂道には、土産屋、茶店、食事処が軒を連ねている。
串を刺した冷やしきゅうりと冷やしナスなども売っていた。 -
ほとんどの人が三千院の御殿門方面に左折する中、更に坂を上る。
坂の途中、左手に見えてくる「朱雀門」。
かつての正門で、今は閉ざされている。
このあたりは人の往来も少なくなる・・・ -
「魚山呂川」
大原の地はかつて「魚山」(ぎょざん)と呼ばれ、天台声明(仏教音楽)の修行の地とされていたそう。
「呂川」「律川」と呼ばれる二つの川が流れ、「呂」も「律」も音楽の調子をあらわすものとされており、そこからこの川の名がついたとされている。 -
さらに坂を上ると見えてくる来迎院参道口。
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12:40
来迎院へ。
来迎院をはじめとする“音”に縁を感じる大原という土地に興味があって今日は訪れた。 -
木々に囲まれた静かな寺院。ここに声明が響く姿を想像するとなんとも言えない緊張感を感じる・・・
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ここは市街地に比べ涼しく、そして静かだ。
写真の男性が居眠りをするのもよく分かる、気持ちのいい空間。 -
本堂にて住職による声明についての丁寧に説明を聞いた。
14文字の譜を読むのに20分かけるそう・・・
雅楽に近いのかと思っていたら、声明は基本は男性コーラス。それに対し雅楽は楽器を用いた宮廷音楽のため、二つは異なるのだそう。
ただ二つがまったく違う曲で、まるでジャムセッションのようにせめぎ合う宮の遊びもあったようで、実に見てみたいと思った。 -
来迎院近くの「音無しの滝」。
この滝の縁起は「良忍が声明の練習をしていたとき、滝の音が音律に同調して音が消えて無くなったと言われ、この滝を「音無」と名付けた」と記されていた。
こんな伝説を知ると、とりあえず滝の音に耳を傾けてしまう。 -
PM3:05
約1年半ぶりの三千院へ -
高い石垣に囲まれた外観とは対照的に、庭園は安らいだ優しい雰囲気が満ちている。
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苔むしたわらべ地蔵?
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苔むしたわらべ地蔵?
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苔むしたわらべ地蔵?
そう言えば、このお地蔵様の写真が明鏡止水が手がけた作品の中に使われていた。 -
御堂の色あせた屋根、杉苔、楓の鮮やかな緑の葉は、以前訪れた際の雪に覆われていた庭とはまた違う魅力。
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三千院を離れ北へ。
音無しの滝の下流となる律川に懸かる橋を越えた先、突き当たりにある勝林院へ。
来迎院で「かつて勝林院(=下の院)と来迎院(=上の院)を中心とした大原寺(だいげんじ)があったこと」「そこには比叡山から逃げてくる人々がたくさんいたこと」「脅威を感じた比叡山が、ここを見張るための政所を建て、それが今の三千院であること」「だからこそ三千院の石垣が立派であること」といった話を聞いた。
歴史に詳しいわけではないけれど、様々な歴史のつながりを聞いてみることは、とても面白いと思う。 -
勝林院は天台声明の根本道場として建てられたもので、堂々とした御堂はいかにも道場といった姿をしている。
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PM4:20
宝泉院へ -
サヌカイトといわれる美しい音が出る石盤。
声明の音律を調べるために使われていたそう。 -
実際に鳴らすことも出来る。
ひとつひとつの石の形状がかっこいい。 -
初めて水琴窟に出会ったのがここ宝泉院で、とても思い出深い。やはりいい音。1音1音が微妙に違い、なおかつ2連式のため左右でも音が異なるため聞いていて飽きない。
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お寺の人が有名な血天井の縁起をひとしきり話した後、「とにかくここから見る竹林越しの夕暮れは素晴らしいんです。もう少し季節が過ぎると日の入りが早くなって拝観時間内で夕暮れが見えるんですけどね」と話していた。
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気付くと自分と1組のご夫婦しかいなくなっていた。奥さんは一生懸命写真を撮り、旦那さんは寝そべっていた。
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PM4:45
ご夫婦が去り1人になった。
寂光院にも行きかったけど時間的に今回は諦めるしかない。
日も落ちてきた。
ちょっとした、でもとても贅沢と思える時間のために旅行があるんだと思う。
「盤桓園」という庭の名前の理由がよく分かった気がした。 -
PM5:00になり宝泉院を出て、再び律川を渡る。
空にはうっすら雲がかかっていたけれど、川は夕暮れの色に染まっていた。 -
バス停への帰り道の途中、ちょっと横にそれてみると大原の山々がうっすらと夕日に染まっていた。
大原から1時間半立ちっぱなしのバスに乗り京都駅へ。駅でラーメンを食べ、土産と昨晩買ったレコードを自宅へ郵送した。
そして和歌山へ向かうため、東海道本線に乗った。
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