サンタトナカイい？　（フィンランド２００７　その２）

2007/03/26 - 2007/03/30

ロバニエミ２日目は、ネットで予約していたラップランドサファリ社のアクティビティに参加。
スノーモービルに乗ってトナカイ牧場へ行き、サンタ村も訪問するという盛りだくさんなメニュー。
ただしネックは英語ガイドさんだってこと。。

エリア ロバニエミ(フィンランド)

　あさ。
　シャワーをあびて、軽く洗濯。
　外を見るときょうもいい天気です。
　

　さっそく朝食会場へ。
　バイキング形式です。
　ここのホテルには和食もあってなんと炊飯器がでーーんとましましてる。
　その近くにあった卵焼き？は、ネギが入っていましたが、ビミョーな味。なんか茶碗蒸しのようなスクランブルエッグのような。。。

　きょうは「ラップランドサファリ」の主催する「サンタクロース・サファリ」というツアーに参加。
　フィンエアーのＨＰ→オクトパストラベルで予約してました。英語のツアーということでドキドキ。
　時間になって迎えに来てくれたのは笑顔が素敵なお姉さん。
　自己紹介をしてくださいましたがこちらは手をさしのべて握手するくらいしかできず。
　そのあとお姉さんについてテクテク、ホテルの近くのオフィスへ歩いて向かいます。
　オフィスではまず、スノーモービルを壊したときの弁償が５０５ユーロ（！）であること、けがをしたときのために自分で保険に入っておくことなどを記した紙にサイン。
　そのあとお昼ご飯について希望を聞かれましたが適当に答えてしまった。。。

　オフィスでレンタルの防寒具に着替えます。
　ウールのソックス。靴。マフラー。つなぎの防寒着。フェイスマスク。手袋。スキー帽。ヘルメット。
　完璧！

　着替えた後はオフィスの裏にある川へ。川はもちろん凍っていて、スノーモービルがたくさん並んでいました。
　今回サファリに参加するのはほかに男性一人と女性二人。みんな外国の人。。
　お姉さんが運転の仕方やら、止まる・進むの合図などを英語で説明していて、はっきりいって私はほとんど聞き取れず、ものすごい不安に。
　スノーモービルのひとつにはソリがつながれていて、トナカイの毛皮みたいなのがしかれていました。
　すごいなー特注かなあ、って見ていると、Ｓ君にそこに乗るようにといわれ。すごいじゃん、特等席！
　で、お姉さん、「私のうしろに乗る？」と聞いてくれる（英語で）。もちろん！喜んで！
　きっと、英語がほとんどわかっていない私に不安を覚えたのでしょう。
　
　ほかの三人はみんな自力で運転するとのこと。そうだよね。ここまできてねえ。

　さて、サファリの出発！
　思ったよりバランスをとるのが難しい。
　お姉さんは後ろがついてきているかどうかをちらちら確認しながら余裕で運転。
　遅れているとエンジンを止めて、トラブルを解消しにいきました。そのすきに後ろを向いてパチリ。
　覆いのむこうにＳくんはいるはずなのですが。。
　
　スノーモービルってバイクと同じなんだろうなあ。
　乗りなれていない私は振り落とされそうです。

　しばらく進んで、四方八方雪だらけのところでひとやすみ。お姉さん、みんなに、大丈夫？と声をかけてくれます。
　私もモービルから降りてしゅんのところへ。
　聞くと「おもしろい！」って。
　前は見えないけれど横の風景は見えるらしい。
　私の席に比べたら、そんなにアップダウンも気にならないって。私も横に乗りたいくらい。

　休憩中みんな写真をバシバシとっていました。
　

　再び出発して向かうところはトナカイ牧場。
　川にはたくさんのスノーモービルが並んでいてどうやらここが駐車場。
　牧場につくと先客のほかのアクティビティ会社の一群がいました。

　牧場のおじさんが、ようこそ！なんて話しかけてくれて、「トナカイを運転するのは、そんなに難しくないんだ。なんたってオートマティックだからね！」ってなことを言ってる。
　ソリに乗れというのでしゅんを前に座らせ、私が後ろに座る。綱をもたされて、、勝手に進むトナカイさん。
　ほんと、オートマティックだ。

　トナカイはあっという間に一周してしまってチトものたりず。
　そのあとおじさんのコタに入れと促され、みんな仲に座りました。
　どうやらラップランドの伝説についてお話してくれているみたいです。
　「ローング、ロングアゴー」って。
　サーメ人特有の帽子の意味なども説明しているようでした。

　おじさん、一人ひとりに話しかけながら、なにやら首の後ろに刻印をおしていく。Ｓ君は、子供なので、やわらかい毛のようなものをほっぺにささっとしてくれました。
　そのあと、たきぎの炭をひとつとりだして、目の前でふったかと思うと、その炭を手につけておでこにピ。これが北極圏通過の儀式なのですかね。
　「これで、みなさんは５ヵ月後にまたラップランドにこれます！」みたいに言ってた様な気が・・
　

　小屋を出ると母屋のほうへ。また炭みたいなものに指をおしつけて、一人ひとりに用意してくれたトナカイ運転許可証に指紋をおしつけます。
　そのあと、あたたかい飲み物をいただきながら、お姉さんによるトナカイについての説明を聞き。。。
　あーあ、なんでもっともっと英語をちゃんと勉強してこなかったんだろー。
　

　一歩一歩のぼってきた坂道をこんどは滑り降りるんだって。おしりにしくプラスチック板をお姉さんが配ってくれて雪の滑り台をしゅーーっ！
　あんまり急で、あんまり早いので、こわくてこわくて、私は最後はへんなこけかたをしてしまった。
　しかしＳ君はおもしろくてたまらない様子。
　「またやってきていい？」
　何度も何度ものぼって滑ってきます。

　いやあ、あきないねえ。
　何度も滑ったのはＳくんと、もうひとり、外国から来た若い女の子だけでした。

　牧場にはたくさんのトナカイ。
　ソリをひっぱってくれたのは角がありませんでしたが、立派な角のトナカイも何頭もいました。

またスノーモービルに乗って（Ｓ君はソリに乗って）出発です。
　どんな格好で乗ってるの？と聞くと、しっかりソリの両端にかまっていました。
　帰りはさえぎるもののない凍った川の上をまっすぐまっすぐ超特急で走っていき、出発したラップランドサファリのオフィスまで戻りました。
　

　レンタルしたヘルメットや服を全部ぬいで身軽になって、今度はサファリ社のワンボックスカーに乗りました。引き続きお姉さんの運転で。
　目指すはサンタクロース村。
　

　どうやらサンタ村のレストランでお昼を食べるようです。
　一般の人はヴァイキング形式のランチを食べていました。私たちはツアーメニューなのか、一皿一皿出てきました。
　手前はぶあついサーモン！！
　見たとたんギブアップしてしまうほどのボリューム！
　心の中でごめんなさいしながら半分残しました。

　ベリージュースが自由に飲めるようにおいてあったので飲んでみました。
　うーーん、グレープジュースみたい。
　Ｓ君にはコドモメニュー。ポテトと何かのフライ。デザートもワッフル（ベリーが乗っている。私たち大人はこれでした）か、アイスかどっちがいい？と聞いてくれて、「アイス！」というと、棒つきアイスを渡してくれました。
　ポテト、まだ残っているのにもっていかれて「まだたべたかったのにー」「食べてる途中はナイフとフォークをこうやっておいとかないと」「そんなんしらんかったもん」

　食べ終わる頃、レストランを出たところにあるサンタさんのオフィスのあたりがにぎやかになってきました。
　どうやら面会できる時間になったようです。
　サンタさんに会うためには行列を並ばなくちゃならないと事前情報をしいれていたので、一目散に並びにいきました。
　もちろん高いかもしれないけれど写真もとってもらうつもりで。

　するとスペインかドイツか、どこからかきた親子何組かの団体が占領中。
　サンタさんはそこに見えているのになかなか順番が回ってこない。。

　ようやく順番がきて、サンタさんの横に行きました。「プレゼントくれるのかな」　Ｓくんそわそわ。
　くれたのはサンタシールでした。

　日本からきたと知ったサンタさん「とーきょー？おおさか？なごや？ふくおか？」「○○○です」
　「おー！○○　ナンバーワンタウンね」（きっと知らなかったにちがいない）
　聞いていたとおり日本語しゃべるサンタさん。
　Ｓくんに「つぎのプレゼントはナニがイイ？　にんてんどー？　げーむぼーい？　ぷれいすてーしょん？　こんぴゅーたー？」
　「任天堂！」と答えたＳくん。
　・・・任天堂ですか。サンタさん、がんばらなくｙちゃね。

　サンタさんはでっかくて白いおひげが長かった。
　「１８０人の１人かなあ」「そうかもね」
　Ｓくんは昨年サンタさんに質問をしていました。サンタさんは世界に何人いるんですかって。
　そしたら答えは１８０人でした。
　
　オフィスでとった写真ができるのを次に部屋で待っていると、サンタさんやサンタ村の絵葉書がたくさん売ってあって、さきの団体の子供たちが手紙をかいていました。
　私はここでクリスマスに届く手紙を出すのだと勘違いして、絵葉書を買って。Ｓ君はパパ宛に普通便で、私はＳ君あてにクリスマス便で。
　ポストもあったのでそれぞれ投函しました。
　いちおう、だいだいいろの普通のポストが通常便、隣の赤いポストはクリスマス便だったのでちゃんと届くとは思うのですが。。。
　
　実際は別の建物にサンタ郵便局がちゃんとあったのです！　気づいたのが遅かった。

　さて、サンタオフィスはあの団体と私たちのほかは並ぶ人もなく。。。　なんだ、ゆっくり行ったほうがよかったんだ。混んでいる時期とすいている時期があるようですねえ。

　ここでの自由時間は１時間半ほど。
　それで次にクリスマスグッズを売っている建物にいってみました。ここもだーれもいない。
　最初に入ったお店、おじさんが日本語でしゃべっていました。Ｓくん、木でできた色えんぴつがほしいというので購入。

　あとはぷらぷらして特に買い物もせず。
　途中見つけたガチャガチャをやりたいというので２ユーロのを１回だけさせてやりました。
　でてきたのはトラのぬいぐるみのキーホルダーでした。

　とんがり屋根にサンタさんの絵。あそこがサンタさんのいたオフィスです。
　

　ぶらぶらしていてサンタ郵便局の前でみつけた標識。こっちが東京！　

　イッタラやマリメッコのファクトリーショップをめざしてうろうろ。
　少しはなれたところにありました。
　Ｓ君は自分用のまな板とフライ返しがほしいという。「だって、クリスマスにサンタさんが包丁とフライパンをくれたでしょ。まな板とかはもってないけん」
　イッタラ印のまな板（帰ってから確認するとキッズカッティングボードと書いてありました）とハックマン製のフライ返し（これが返す部分がたてに長くて非常に使いやすい！）。あわせて消費税込みで１７．５ユーロでした。デザインはいいし、思ったほどは高くなくてホッ。
　
　もっと友達のプレゼントを物色したかったのに、Ｓ君が帰ろう帰ろうというので断念。
　写真はショップの入り口にあった椅子。マリメッコ柄のファブリックがかけられていました。

　またサンタ村の中心部に戻ります。
　みあげると空には北極圏のライン。
　夜はピカピカひかってきれいなんだろうなあ。
　

　Ｓ君、遊び場を発見！
　サンタさんの顔ハメで写真を一枚。

　そろそろ集合時間。
　ギリギリまで遊ぶ。
　雪の中でブランコなんていいねえ。
　「ママも遊ばないの？」
　ブランコに座ってゆーらゆら。
　
　このあと、車に集合したときに、お姉さんから北極圏到達証明証をもらいました。ホテルまで送ってもらって。。
　一緒に行動したみなさんとバイバイ。
　ほんと、今度はちゃんと英語勉強してきます！！

　ホテルに戻って少し休憩。
　６時半になったら食事に行こうと言っていたのに、みると眠りかけているＳ君。「１０分だけ寝させて。。あとでたたきおこしてもええけん」
　１０分してたたき起こしても目を覚まさない。
　ほーら、だから寝たら最後だっていったのに。
　
　なんとか起こしたのですが、もんのすごい不機嫌。
　やれやれ。
　とりあえず今日はマックに行くことにします。
　寝ぼけてたＳ君は、マックの手前にある地元系？のハンバーガーショップに入ろうとする。「そこじゃないよ！！」

　ハッピーセットがあったのでＳ君はそれにしました。私はサラダセット。チーズとオリーブがたくさん入っていて、全部は食べきれず。
　Ｓ君「日本とちがうね。。」　それは店内のきれいさ。まあそうでしょう。
　ハッピーセットについているおもちゃはレゴのバイオニクルシリーズの人形でした。（女の子はキティちゃん系）　このときはぜんぜん興味を示していませんでしたが、帰ってから遊び始めると関連物が欲しくなった様子。円盤をピュッと飛ばせるタイプだったのです。
　

　７時をすぎると次々若者たちが入ってきます。
　ちょっとかっこつけた子がいるなあと思ったら、店を出たとたんタバコをすい始めた。フィンランドにも不良がいるんだなあ。

　お店には「世界で最北端のマクドナルドへようこそ！」と書いたポスター。
　これで世界最北端の一つを制覇！！

　ホテルへ戻る前に、すぐそばにあるスーパー「Ｓ−−ＭＡＲＫＥＴ」へ。
　店内に入ったすぐに目に入った雑誌コーナー。
　コナンやら犬夜叉やら。
　日本のマンガの翻訳本ばかり！
　

　それからイースターが近いというので、卵形のチョコや、ヒヨコの絵のついたお菓子を売っているコーナーができていました。
　ここでムーミンママの絵の卵チョコを発見。どうやら中にはムーミン仲間のフィギュアが入っているらしい。おみやげも含めて３個購入（１個３．０９ユーロ）。
　他にもムーミンの子供用歯磨き粉（１．５８ユーロ）、ハーブのアメ、ビール（ＫＡＲＦＵ１．３５ユーロ。。安い！）などを買いました。

さっそくチョコを食べてみるＳ君。
　中から出てきたのは。。めがねかけたムーミン？
　いったいだれ？
　
　家に帰ってネットで調べてようやく判明。
　フローレンのお兄ちゃんでした。私が小さい頃見ていたムーミンではおにいちゃんはもっと髪の毛が多くて黄色っぽくてキザだったのに。。