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2006/10/25(水)第18目:ブラン城&ブラショフ<br />シギショアラ発8:32の急行でブラショフ着10:30頃<br />駅で声をかけてきたRaduのプライベート・ルームに宿をとる<br />Raduの案内(別料金)でブラン城へ<br /><br />ブラショフへ戻って:<br />中央公園、中央公園前のルーマニア正教会、共和国通り、ブラショフ民俗博物館、ブラショフ美術館、スファトゥルイ広場(中央広場)、スター百貨店<br /><br />10月下旬のルーマニアの紅葉の美しいこと!<br />シギショアラでも紅葉の美しさに感嘆しましたが、紅葉の山のふもとにあるブランやブラショフでは、さらにさらに感嘆しました。<br /><br />写真に撮ることはできませんでしたが、ブラショフからブランへの車の移動で突っ切ったトランシルヴァニア地方も、車窓の外の雄大な山脈と、道路のすぐ脇の羊の放牧地や羊飼いの姿がまさしく私の抱いていた典型的なルーマニアの田舎そのもので目を奪われつづけていたものですが、運転手をしてくれたプライベート・ルームのオーナーの「ブランに入ったよ」の声でまず目に飛び込んできたのは、黄色に赤に色づいた美しい紅葉の山───ブチェジ山でした。<br />ブランの町はそのふもとにあり、めざすブラン城は山のふところに抱かれていました。<br />その目の覚めるような美しさときたら!<br />ブラン城の中に入っても、最初にしばらく見ほれていたのは、窓から見わたせる紅葉の山と、その合間に点在する村の様子だったりしました。<br /><br />また、ブラン城のふもとは、ちょっとした野外民俗博物館となっています。<br />各地から移設された古い民家だそうです。<br />これはブラン城の入場チケット(12レウ)で見学できます。<br />(2006年10月現在、1レウ=約40円)<br />民家がただ建っているだけで中は見られず、それほど数も多くないようですが、これも楽しみにしていました。<br />なにしろ、野外民俗博物館となれば、わざわざアクセスのしづらい村に足を運ばなくても、古き良き典型的なルーマニアの農村らしさをてっとり早く見ることができるわけですから。<br /><br />ブラン城まで車をチャーターしてくれたプライベート・ルームのオーナー(チャーター代は有料で、70レウでした)に、1時間もあれば見学は十分終わるだろう、と言われたのでそんなもんだろうと思っていました。<br />おかげで、待ち合わせの時間が気になったので野外博物館の方はあんまりゆっくりしていられず、さっと回ったっきりですが、ひととおりまわって写真を撮る時間くらいはありました。<br />これまた紅葉の美しさにまず惹かれましたが、野外民俗博物館というのは、てっとり早く田舎の村落を回るような気分に浸ることができます。<br />ヨーロッパの田舎といわれるルーマニアでも、こういう伝統的な農家のある村を見るのはもはや困難なのかもしれません。<br />こういう野外民俗博物館で、てっとり早く田舎の風景を楽しむのは安易かもしれませんが、すでに私の中では、野外民俗博物館というのは、ルーマニアだけでなく東欧旅行の魅力の1つとなっています。<br />となると、もともと民俗博物館が好きなこの私が、逃すわけにはいきません。

2006年ハンガリーとルーマニア旅行第18日目(3):ブランの紅葉と城のふもとの野外博物館

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2006/10/25 - 2006/10/25

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まみ

まみさん

2006/10/25(水)第18目:ブラン城&ブラショフ
シギショアラ発8:32の急行でブラショフ着10:30頃
駅で声をかけてきたRaduのプライベート・ルームに宿をとる
Raduの案内(別料金)でブラン城へ

ブラショフへ戻って:
中央公園、中央公園前のルーマニア正教会、共和国通り、ブラショフ民俗博物館、ブラショフ美術館、スファトゥルイ広場(中央広場)、スター百貨店

10月下旬のルーマニアの紅葉の美しいこと!
シギショアラでも紅葉の美しさに感嘆しましたが、紅葉の山のふもとにあるブランやブラショフでは、さらにさらに感嘆しました。

写真に撮ることはできませんでしたが、ブラショフからブランへの車の移動で突っ切ったトランシルヴァニア地方も、車窓の外の雄大な山脈と、道路のすぐ脇の羊の放牧地や羊飼いの姿がまさしく私の抱いていた典型的なルーマニアの田舎そのもので目を奪われつづけていたものですが、運転手をしてくれたプライベート・ルームのオーナーの「ブランに入ったよ」の声でまず目に飛び込んできたのは、黄色に赤に色づいた美しい紅葉の山───ブチェジ山でした。
ブランの町はそのふもとにあり、めざすブラン城は山のふところに抱かれていました。
その目の覚めるような美しさときたら!
ブラン城の中に入っても、最初にしばらく見ほれていたのは、窓から見わたせる紅葉の山と、その合間に点在する村の様子だったりしました。

また、ブラン城のふもとは、ちょっとした野外民俗博物館となっています。
各地から移設された古い民家だそうです。
これはブラン城の入場チケット(12レウ)で見学できます。
(2006年10月現在、1レウ=約40円)
民家がただ建っているだけで中は見られず、それほど数も多くないようですが、これも楽しみにしていました。
なにしろ、野外民俗博物館となれば、わざわざアクセスのしづらい村に足を運ばなくても、古き良き典型的なルーマニアの農村らしさをてっとり早く見ることができるわけですから。

ブラン城まで車をチャーターしてくれたプライベート・ルームのオーナー(チャーター代は有料で、70レウでした)に、1時間もあれば見学は十分終わるだろう、と言われたのでそんなもんだろうと思っていました。
おかげで、待ち合わせの時間が気になったので野外博物館の方はあんまりゆっくりしていられず、さっと回ったっきりですが、ひととおりまわって写真を撮る時間くらいはありました。
これまた紅葉の美しさにまず惹かれましたが、野外民俗博物館というのは、てっとり早く田舎の村落を回るような気分に浸ることができます。
ヨーロッパの田舎といわれるルーマニアでも、こういう伝統的な農家のある村を見るのはもはや困難なのかもしれません。
こういう野外民俗博物館で、てっとり早く田舎の風景を楽しむのは安易かもしれませんが、すでに私の中では、野外民俗博物館というのは、ルーマニアだけでなく東欧旅行の魅力の1つとなっています。
となると、もともと民俗博物館が好きなこの私が、逃すわけにはいきません。

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  • ブラン城のあるブチェジ山地の紅葉<br /><br />運転手をしてくれたプライベート・ルームのオーナーに「ブランに入ったよ」の声でまず目に飛び込んできた紅葉の山です。<br />あんまりにも美しかったので、車を止めてもらい、降りて撮影しました。<br /><br />内心ではもうちょっと山がきれいに見えるところに止めて欲しかったのですが……。シャイな私はあんまりいろいろ注文をつけられず。<br />実は、プライベート・ルームのオーナーはこの美しい紅葉にわーわー騒ぐ私の心境がいまひとつ分からないという風でした。<br />もっと見るものがあるのに、というかんじで。<br />それも無理はありませんでした。<br />実はこの後に戻ったブラショフの町も、ブランに劣らぬ、いやブランよりも壮大な美しい紅葉の山の景色に恵まれていたのですから。<br />でも、ブランにはブランの良さがあって、ブランショフにはブラショフの良さがあるのだから、どちらも逃したくない、というのが旅行者の欲張りなホ・ン・ネ@

    ブラン城のあるブチェジ山地の紅葉

    運転手をしてくれたプライベート・ルームのオーナーに「ブランに入ったよ」の声でまず目に飛び込んできた紅葉の山です。
    あんまりにも美しかったので、車を止めてもらい、降りて撮影しました。

    内心ではもうちょっと山がきれいに見えるところに止めて欲しかったのですが……。シャイな私はあんまりいろいろ注文をつけられず。
    実は、プライベート・ルームのオーナーはこの美しい紅葉にわーわー騒ぐ私の心境がいまひとつ分からないという風でした。
    もっと見るものがあるのに、というかんじで。
    それも無理はありませんでした。
    実はこの後に戻ったブラショフの町も、ブランに劣らぬ、いやブランよりも壮大な美しい紅葉の山の景色に恵まれていたのですから。
    でも、ブランにはブランの良さがあって、ブランショフにはブラショフの良さがあるのだから、どちらも逃したくない、というのが旅行者の欲張りなホ・ン・ネ@

  • ブラン城の窓から見たブラン村<br /><br />手前の黄色く色づいた木に惹かれてカメラを構えたのですが、ルーマニアの村というのも撮りたかったのも確かです。<br />ところでブランは、町でしょうか、村でしょうか。<br />村でいいんしょうね、きっと。<br />帰国後に来年(2007年)にきっと必要になるだろうと思って買ったLonely Planetではvillageと書かれてありますから。

    ブラン城の窓から見たブラン村

    手前の黄色く色づいた木に惹かれてカメラを構えたのですが、ルーマニアの村というのも撮りたかったのも確かです。
    ところでブランは、町でしょうか、村でしょうか。
    村でいいんしょうね、きっと。
    帰国後に来年(2007年)にきっと必要になるだろうと思って買ったLonely Planetではvillageと書かれてありますから。

  • ブラン城の窓から見たブラン村<br /><br />この日はとても天気が良かったのですが、空模様は激しく移り変わっていました。<br />ブラショフからブランへの往復の道すがら、特に帰りは、遠くの山並みにさしかかる空模様の劇的な変化も楽しむことができました。<br />遠慮してしまって写真を撮らなかったのがいまさらながら残念です。<br />いまも空の彼方は、雲がドラマチックです。

    ブラン城の窓から見たブラン村

    この日はとても天気が良かったのですが、空模様は激しく移り変わっていました。
    ブラショフからブランへの往復の道すがら、特に帰りは、遠くの山並みにさしかかる空模様の劇的な変化も楽しむことができました。
    遠慮してしまって写真を撮らなかったのがいまさらながら残念です。
    いまも空の彼方は、雲がドラマチックです。

  • ブラン城の窓から見たブラン村<br /><br />のどかで美しい景色です。<br />実はこういう風景、青池保子さんのコミック「エロイカより愛をこめて」でルーマニアのシギショアラやブランが舞台のエピソードのときに出てきた風景描写とそっくりなのです。<br />帰国後にそのコミックを見る機会があり、びっくりしてしまいました。<br />もちろん、コミックではシギショアラとブラン付近のルーマニアの風景のつもりで描いているのですからあたりまえといえばあたりまえですが……だからこそ、これぞルーマニアのトランシルヴァニア地方の典型的な田舎風景といえるのではないかと@<br />それに、自分が見てきた風景をそんな風に他のメディアでも目にできるのは嬉しいものです。

    ブラン城の窓から見たブラン村

    のどかで美しい景色です。
    実はこういう風景、青池保子さんのコミック「エロイカより愛をこめて」でルーマニアのシギショアラやブランが舞台のエピソードのときに出てきた風景描写とそっくりなのです。
    帰国後にそのコミックを見る機会があり、びっくりしてしまいました。
    もちろん、コミックではシギショアラとブラン付近のルーマニアの風景のつもりで描いているのですからあたりまえといえばあたりまえですが……だからこそ、これぞルーマニアのトランシルヴァニア地方の典型的な田舎風景といえるのではないかと@
    それに、自分が見てきた風景をそんな風に他のメディアでも目にできるのは嬉しいものです。

  • ブラン城の窓から見たブラン村<br /><br />ブラン城内を見学しながら、最初のうちは、実はこんな風に外の景色ばかりに注目していました。<br />そうでなくてもブラン城よりまずこの紅葉の景色に見ほれてしまったものですから。<br />城が山の中腹にあったので、見晴らしも良いのです。

    ブラン城の窓から見たブラン村

    ブラン城内を見学しながら、最初のうちは、実はこんな風に外の景色ばかりに注目していました。
    そうでなくてもブラン城よりまずこの紅葉の景色に見ほれてしまったものですから。
    城が山の中腹にあったので、見晴らしも良いのです。

  • ブラン城のふもとの池<br /><br />涼しげな林に、撮影意欲が刺激されました。<br />ここはブラン城のふもとで、野外民俗博物館となっているのですが、民家のない景色を撮っても仕方がなかろう……と一度は撮るのをやめました。<br />でも、こういうシーンはここでなくても見られるとしても、ええい、撮りたいものを撮って、なにが悪いっ!

    ブラン城のふもとの池

    涼しげな林に、撮影意欲が刺激されました。
    ここはブラン城のふもとで、野外民俗博物館となっているのですが、民家のない景色を撮っても仕方がなかろう……と一度は撮るのをやめました。
    でも、こういうシーンはここでなくても見られるとしても、ええい、撮りたいものを撮って、なにが悪いっ!

  • ブラン城のふもとの野外博物館と美しい紅葉<br /><br />プライベート・ルームのオーナーにブラン城に連れてきてもらったとき、待ち合わせは1時間後ということになりました。<br />待ち合わせの1時間にはまだ間があるとはいえ、この野外民俗博物館を心ゆくまでのんびり見ていくというわけにはいきません。<br />でも、気に入ったシーンの写真をささっと撮ることはできます。<br />とはいえ、まずはあいかわらず黄葉の方に撮影意欲が刺激されてしまいます。<br />美しい黄葉と、ルーマニアの伝統的な農家の両方が撮れるのがベストです。<br /><br />この写真は、黄葉の木の方が目立ってしまっていますが……実は、この家の入口、階段を上った木造のテラスのところに、真っ赤なシャツを着た男性がいたんです。<br />彼は手すりに寄りかかってタバコを吸い始めてしまい、なかなか移動してくれそうにありませんでした。<br />なので、この黄色い葉で男性の姿を隠してしまいました。見事に隠れているでしょう。<br />ただし、男性の姿を隠すために、犠牲にしなければならないものもありました。<br />実は向かって右手に大きな木製の車輪がありました。この建物は、もしかしたら水車小屋だったのかもしれません。<br />でも、黄葉の木のせいで車輪は見えなくなってしまいました。<br />赤シャツの男性の姿を隠すには、こうするしかありませんでした。<br />だってあまりにミスマッチだったし、彼が一服すませて去るのを待つ余裕はありませんでしたから。<br />でも、これはこれで面白い写真になったと自分では気に入っています@

    ブラン城のふもとの野外博物館と美しい紅葉

    プライベート・ルームのオーナーにブラン城に連れてきてもらったとき、待ち合わせは1時間後ということになりました。
    待ち合わせの1時間にはまだ間があるとはいえ、この野外民俗博物館を心ゆくまでのんびり見ていくというわけにはいきません。
    でも、気に入ったシーンの写真をささっと撮ることはできます。
    とはいえ、まずはあいかわらず黄葉の方に撮影意欲が刺激されてしまいます。
    美しい黄葉と、ルーマニアの伝統的な農家の両方が撮れるのがベストです。

    この写真は、黄葉の木の方が目立ってしまっていますが……実は、この家の入口、階段を上った木造のテラスのところに、真っ赤なシャツを着た男性がいたんです。
    彼は手すりに寄りかかってタバコを吸い始めてしまい、なかなか移動してくれそうにありませんでした。
    なので、この黄色い葉で男性の姿を隠してしまいました。見事に隠れているでしょう。
    ただし、男性の姿を隠すために、犠牲にしなければならないものもありました。
    実は向かって右手に大きな木製の車輪がありました。この建物は、もしかしたら水車小屋だったのかもしれません。
    でも、黄葉の木のせいで車輪は見えなくなってしまいました。
    赤シャツの男性の姿を隠すには、こうするしかありませんでした。
    だってあまりにミスマッチだったし、彼が一服すませて去るのを待つ余裕はありませんでしたから。
    でも、これはこれで面白い写真になったと自分では気に入っています@

  • ブラン城のふもとの野外博物館にて<br /><br />白い壁で、屋根が高いです。<br />手前の農家の軒先に、なんか面白いものが見えています@<br />大きな壺をひっくり返したような……。

    ブラン城のふもとの野外博物館にて

    白い壁で、屋根が高いです。
    手前の農家の軒先に、なんか面白いものが見えています@
    大きな壺をひっくり返したような……。

  • ブラン城ふもとの野外民俗博物館の農家とブチェジ山の紅葉<br /><br />これも随分と頭でっかちな家屋です。

    ブラン城ふもとの野外民俗博物館の農家とブチェジ山の紅葉

    これも随分と頭でっかちな家屋です。

  • ブラン城ふもとの野外民俗博物館の農家とブチェジ山の紅葉<br /><br />うーん、やっぱりハンガリーのセンテンドレの野外博物館で見たハンガリーの農家とは違いますね。<br />屋根の形がやっぱり面白い。<br />この屋根の急勾配ぶりは、積雪に備えて、でしょうか。<br /><br />関連の旅行記<br />「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第7日目(6):センテンドレの野外博物館(1)大平原(Alfold)+農場」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10110939/<br />「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第7日目(7):センテンドレの野外博物館(2)西部低地+南・西ドナウ川地域」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10110957/<br />「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第7日目(8):センテンドレの野外博物館(3)バラトン湖高地地方」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10110971/

    ブラン城ふもとの野外民俗博物館の農家とブチェジ山の紅葉

    うーん、やっぱりハンガリーのセンテンドレの野外博物館で見たハンガリーの農家とは違いますね。
    屋根の形がやっぱり面白い。
    この屋根の急勾配ぶりは、積雪に備えて、でしょうか。

    関連の旅行記
    「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第7日目(6):センテンドレの野外博物館(1)大平原(Alfold)+農場」
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10110939/
    「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第7日目(7):センテンドレの野外博物館(2)西部低地+南・西ドナウ川地域」
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10110957/
    「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第7日目(8):センテンドレの野外博物館(3)バラトン湖高地地方」
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10110971/

  • ブラン城ふもとの野外民俗博物館の農家とブチェジ山の紅葉<br /><br />どうしても紅葉のブチェジ山も一緒にファインダーに収めたくなります@

    ブラン城ふもとの野外民俗博物館の農家とブチェジ山の紅葉

    どうしても紅葉のブチェジ山も一緒にファインダーに収めたくなります@

  • ブラン城ふもとの野外民俗博物館にて<br /><br />石畳が向きだしの農家<br />民家なら今までの家のように白く漆喰で覆うなどすると思うので、これはおそらく貯蔵庫あたりでしょうか。<br /><br />ちなみに、後でLonely Planetを読んで知ったのですが、ブラン城のチケットで、ブラン城ふもとの野外民俗博物館だけでなく、ブラン村にあるヴァーマ・ブラン博物館(Vama Bran Museum)というところにも入ることができたようです。<br />Lonely Planetによると、城を出てプリンチパラ(Principala)通りを南に向かって歩き、村の中心をすぎたところの、もと税関として使われた建物内にあるようです。<br />ちょっと惜しいことをしました。<br />でも事前にこのときに知っていても、行くことができたかどうか不明です。<br />ブランへは、1人で公共交通機関を使って来たのではなく、プライベート・ルームのオーナーに車で送り迎えしたもらったため、待たせては悪いという気持ちがあったからです。<br />送迎分もきっちり料金をお支払いしたので、寄ってもらう交渉くらい、遠慮することはなかったといえばなかったかもしれないのですけど、初めてのルーマニアにまだたった2日目のことでしたし、1人で現地で車をチャーターして見学に出かけるということ自体、ほとんど初めての経験でしたから。<br />もっとも展示品は考古学的遺産と、城の写真だそうです。<br />実際に行ってみなければわかりませんが、その説明だけでは、いずれにせよあんまり食指が沸かず、予定どおりさっさとブラショフに戻ってブラショフ観光を始めることを選んだかもしれません。<br /><br />また、ブラショフからブランへ行く途中、ドイツ人入植者が作ったけれど、経済破綻して今は過疎化しているという町を2つ通り過ぎました。<br />「経済破綻」というキーワードで、チャウシェスクを連想しました。<br />ドイツ人入植者が作った町なので家並みなどがドイツ風らしいのですが(あいにく私にはドイツ風とルーマニア風の区別があまりつきませんでしたが)、今では空き屋にルーマニア人が移住しはじめているようです。<br />1つめは確かクリスチアン(Cristian)という名前の町でした。<br />そしてもう2つは、ラシュノフ(Rasnov)、あるいはドイツ名をRosenau(ローゼナウ)です。<br /><br />実はこのラシュノフ、行く前の下調べでとても参考になった有力なHP2箇所で、知られざる観光地として注目されていました。<br />旅行先に資料としてプリントアウトしたものを持参していたのですが、ブラショフの宿に戻った後で気付きました。<br />「旅人と中欧についてのホームページ」のルーマニア・ブラショフの記事中<br />http://www.tabibito.de/balkan/jbrasov.shtml<br />在ルーマニアの方のブログ「ルーマニアへ行こう!」の「日本のガイドにない要塞 ~ルシノフ要塞 Rasnov ~」<br />http://go2rumania.exblog.jp/tags/%E7%A9%B4%E5%A0%B4%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%88/#5048472<br /><br />おお、あのラシュノフか!───と、嬉しいような、通り過ぎてしまったのが惜しいような、複雑な気持ちになりました。

    ブラン城ふもとの野外民俗博物館にて

    石畳が向きだしの農家
    民家なら今までの家のように白く漆喰で覆うなどすると思うので、これはおそらく貯蔵庫あたりでしょうか。

    ちなみに、後でLonely Planetを読んで知ったのですが、ブラン城のチケットで、ブラン城ふもとの野外民俗博物館だけでなく、ブラン村にあるヴァーマ・ブラン博物館(Vama Bran Museum)というところにも入ることができたようです。
    Lonely Planetによると、城を出てプリンチパラ(Principala)通りを南に向かって歩き、村の中心をすぎたところの、もと税関として使われた建物内にあるようです。
    ちょっと惜しいことをしました。
    でも事前にこのときに知っていても、行くことができたかどうか不明です。
    ブランへは、1人で公共交通機関を使って来たのではなく、プライベート・ルームのオーナーに車で送り迎えしたもらったため、待たせては悪いという気持ちがあったからです。
    送迎分もきっちり料金をお支払いしたので、寄ってもらう交渉くらい、遠慮することはなかったといえばなかったかもしれないのですけど、初めてのルーマニアにまだたった2日目のことでしたし、1人で現地で車をチャーターして見学に出かけるということ自体、ほとんど初めての経験でしたから。
    もっとも展示品は考古学的遺産と、城の写真だそうです。
    実際に行ってみなければわかりませんが、その説明だけでは、いずれにせよあんまり食指が沸かず、予定どおりさっさとブラショフに戻ってブラショフ観光を始めることを選んだかもしれません。

    また、ブラショフからブランへ行く途中、ドイツ人入植者が作ったけれど、経済破綻して今は過疎化しているという町を2つ通り過ぎました。
    「経済破綻」というキーワードで、チャウシェスクを連想しました。
    ドイツ人入植者が作った町なので家並みなどがドイツ風らしいのですが(あいにく私にはドイツ風とルーマニア風の区別があまりつきませんでしたが)、今では空き屋にルーマニア人が移住しはじめているようです。
    1つめは確かクリスチアン(Cristian)という名前の町でした。
    そしてもう2つは、ラシュノフ(Rasnov)、あるいはドイツ名をRosenau(ローゼナウ)です。

    実はこのラシュノフ、行く前の下調べでとても参考になった有力なHP2箇所で、知られざる観光地として注目されていました。
    旅行先に資料としてプリントアウトしたものを持参していたのですが、ブラショフの宿に戻った後で気付きました。
    「旅人と中欧についてのホームページ」のルーマニア・ブラショフの記事中
    http://www.tabibito.de/balkan/jbrasov.shtml
    在ルーマニアの方のブログ「ルーマニアへ行こう!」の「日本のガイドにない要塞 ~ルシノフ要塞 Rasnov ~」
    http://go2rumania.exblog.jp/tags/%E7%A9%B4%E5%A0%B4%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%88/#5048472

    おお、あのラシュノフか!───と、嬉しいような、通り過ぎてしまったのが惜しいような、複雑な気持ちになりました。

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この旅行記へのコメント (7)

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  • Alice_in_tさん 2007/07/21 20:56:12
    いままさにルーマニア旅行中だったんですね。
    ルーマニア旅行についてリサーチしているうちに、まみさんが今回のルーマニア旅行のプランニングについて詳しく書かれているブログをみつけました。
    それは、ちょうど私が悩んでいる「五つの修道院」への行き方について、まみさんがご自分なりの解決策をみつけられた内容でした。
    帰国後の報告を待ち望んでいます。

    まみ

    まみさん からの返信 2007/07/31 01:24:03
    RE: いままさにルーマニア旅行中だったんですね。
    Alice_in_tさん、こんにちは。書き込みありがとうございます。

    昨日の30日の夜にルーマニアから帰国しました。
    三週間ですが、ワラキア地方など、まだまだ見逃したところはあります。
    アクセスに時間がかかるせいもありますけどね@

    というわけで、おいおい旅行記をアップしますが、なんなりとお聞きください。
    私もいつも一人旅なので三人旅はどうなるのか分からないのですが、三人だと良いことはあります。
    それはルーマニアに行くならぜひお勧めのマラムレシュやブコヴイナは、やはり英語ガイド兼運転手付の車をチャーターした方が良いのですが、三人なら割り勘にできますよね。
    トランシルヴアニアにある世界遺産の要塞都市めぐりなども、車で行くしかないのですが、どれもルーマニアの物価がまだ安いおかげで一人でチャーターしても妥協できる値段だったので今回の旅行を計画できましたが、2〜3人で行ける方がお得だろうなぁとずっと思っていました。
    3人の行きたいところをあわせるのは大変そうですけど@
    あと、ホテルもダブルが多いですから、3人って二つ部屋をとるか、家族が泊まるような部屋に3人でとることになりそうですよね。
    まあ、シングルもダブルに比べると少ないから、にたようなものかしら@

    「指さし会話帳」には、「ルーマニアの魅力は何もないこと」みたいなことが書かれてありました。
    何かを見ようというより、地方の自然や世界遺産となっている町並み、教会を見に行く、田舎でのんびり過ごす、と考えていくと、やっぱりすばらしいと思います。
    観光インフラはそれなりに整ってきているのではないかと思いますが、でもやっぱりエンタテイメント性がたっぷりなアジアとは違います。
    私自身がリゾートらしいリゾートは避けたせいもありますけど。
    いつもどおり博物館を楽しみ、教会めぐりをし、民芸品の買い物をしたりしましたが、今回は現地ガイドのおかげもあって、ふつうの田舎のお宅を訪問したり、田舎でピクニックしたりなど、いつもの私の旅のスタイルとは違う楽しみもたくさんありました。
    もちろん、写真もたくさん撮ってきました@@

    私も行く前にはたくさんの心配事がありました。
    あとから考えるとすごい細かいこと、どうでもよいこともたくさん悩みました。
    なにも心配しないで出かけることのできる方もいるかもしれませんが、やはり私は先にあれこれ心配するタイプみたいです。
    まあ、その心配が下調べの原動力になっているともいえます@
    なので、どんな小さなことでもかまわず、何かあったら質問してくださいね。
  • Alice_in_tさん 2007/07/21 14:10:43
    この秋にルーマニアへ行こうかと・・
    まみさん、こんにちは。
    以前、私のロシア偏にコメントをいただいたAlice_in_tです。

    今年の旅行をどこにしようかと考えているところで、
    候補は南アフリカとルーマニアと中国江南地方(ぜんぜん傾向が違う?)なのですが、
    素敵な写真と詳しい情報がいっぱいのまみさんの旅行記を見せていただき
    気持ちがぐっとルーマニアに傾きつつあります。
    しかも、まみさんと同じ10月後半に行こうと思っているので、きっと美しい黄葉に染まる田舎の風景を見られるだろうと期待大です。

    ただし、いつもは気楽な一人旅なのですが、今回は友人2人が一緒に行きたいと言っているのでちょっと思案中です。
    「3人は動きやすい人数か?」「ホテルや列車は取りやすいか?」「私のプランで個人旅行した場合に友人に何かトラブルがあったらどう責任とるの?」・・
    なんて心配しすぎでしょうか?

    ともあれ、まみさんの旅行記を参考にさせていただきながら、
    プランニングを楽しみたいと思っています。
  • パパスさん 2007/04/25 08:54:08
    勉強中です。
    ルーマニアの本を2冊買いました。
    これから本格的に調べてみます。

    まみさんが行かれるのは7月ですよね?
    だったらまみさんの旅行記を多いに参考にさせてもらいます。
    2006年のハンガリー・ルーマニアもですが。

    そして今日はブラン城へ。
    ブラン城からブラン村を写した写真はあまり見かけませんね。
    これ良いですね!!

    そしてふもとには野外民俗博物館が有るんですね。
    これも行く価値は有りそうですね。

    他に何処かお奨めの場所有ります?
    (お墓以外でね!)笑。

    パパス。

    まみ

    まみさん からの返信 2007/04/26 08:38:22
    RE: 勉強中です。
    パパスさん、こんにちは。書込みありがとうございます。

    ルーマニア本を買って勉強中とは!
    いよいよ本格的にターゲットに入りましたねっ!
    私も今年のターゲットがルーマニアなので、嬉しいです。同志@

    本は何を買われましたか?
    去年、発行された日経BP社の旅名人ブックスシリーズはいいですよね。
    クセジュ文庫の「ルーマニア史」は私にはちょっと退屈で読み終わっていません。
    同じくクセジュ文庫の「ハンガリー」ならいろいろ多岐に渡った内容でまだ面白かったのに。
    最近出たのが書肆侃侃房の「ルーマニアマニア」。これは先日、読み終わったばかり。まあコンパクトな読み物系ガイドですね。全頁カラー写真なのもいいです。

    と本の話をしてばかりでもしょーがない@

    お薦め。
    パパスさん、墓地は苦手?

    まあ、断然お薦めは、ルーマニア正教会ですね。
    これは特に「歩き方」にもロンプラにも紹介されていなくても、見ごたえかる教会が多いです。
    新しいっぽい教会もありますが、内部のフレスコぎっしりは、見ごたえあります。
    ブラショフで見たそんな教会2つをさらにアップしたいと思いますので、お楽しみに!
    それから各地の民俗博物館はお薦めです。お好きなら。。
    素朴な民芸品などが見どころ。
    ギフトショップめぐりも楽しいですよね。そりゃ観光用に作っているのでしょうけど、でも東欧はやっぱりフォークアート。手作りのものが多く、大量生産の味気なさはないです。

    地名でいうなら、シギショアラからは世界遺産の要塞教会のあるビエルタン。でもこれはタクシーをチャーターしないといけないみたいです。
    山登りがお好きなら、ブラショフに近いリゾート・ポイアナ・ブラショフも選択肢の一つかも。スキーリゾートですが、一年中、観光客で賑わっているらしいです。
    でも落ち着いた古都はシギショアラですね。
    夏なら観光客がたくさんいるかしもれませんが、きっと時計塔のある広場に集中していると思います。それ以外だって、そのまんま中世です@
    ブランは、私はプライベート・ルームのオーナーの車をチャーターしていったので、ブラン城しか回りませんでしたが、村の散策も良かったかもしれないでね。
    ブラン城のすぐ前は、そりゃあおみやげやさんでぎっしりなんですけど(その散策も面白いかもしれませんけど)、ブラン城から見ることができた山肌のあたりは、ふつうの村ではないかと思います@
    ブラン城の入場料で、ふもとのちょっとした民俗博物館はもとより、ロンプラによると町の博物館も入れるみたいです。
    まあどのくらい行く甲斐があるかは不明ですけど。。

    つい、長々と@
    よかったらこちらのルーマニアレポートもご参考ください。
    http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2007/04/index_28f4.html
    内容はフォートラに載せるものと重なるところもありますが、全く同じことを書いているわけではないです@
  • babyananさん 2007/04/01 20:07:39
    待ってました☆
    まみさん、こんにちは。

    ルーマニアinですね!ひさしぶりに4トラにログインしたもので・汗
    「待ってましたぁ♪」です。

    変わらず、とても内容の濃い、読み応えのある旅行記でさすがです。
    まみさんは、シギショアラから下っていったようですね。
    シギショアラは、懐かしい景色ばかりで再び行った気持ちになりました♪そう、侮れません(笑)私も軽く一泊のほぼ素通りのつもりをたまたま数泊しましたが、それでも足りなかったくらいです。
    ブラショフはちょっと歩いた程度でしたので、初めて見たところもたくさんです。そのとおり、意外と都会です。携帯の販売とかも盛んでした。ブカレストほどではないですけどね(笑)
    まみさんの行かれた頃は紅葉の時期だったのですね!私は緑が生い茂っている季節だったので、印象がガラリと違っています。違った意味で、暖かい感じですね。
    紅葉は、日本だけの物ではないのですね。って、当たり前ですがw

    ルーマニアは見所たくさんなのに、あまりガイドも出回ってなくて、行った先で観るのが初めてのものばかりでした。
    あっ、語弊があるかしら?もちろん初めてなのですが、他の国々だと解説もいろいろされてあり、『これかぁ』なんて確認するような感じのことも少なくないのですが、ココは違いますよね?!という意味です(笑)

    一つ一つの旅行記にコメントしようと思いながら、なんだかまとめてしまいましたw
    ちょくちょく何度も、じっくりと拝見させて頂きますね♪(笑)






    まみ

    まみさん からの返信 2007/04/04 08:55:31
    RE: 待ってました☆
    待ってました、babyananさん!

    なんちゃって。
    コメントありがとうございます。
    ルーマニア編は案の定、ハンガリー編のアップよりペースダウンしてしまいました。
    春になったので花の写真にも時間をとられるし、次回の旅行は7月狙いなので、そろそろ立案と資料集めでも時間をとられるようになってしまいましたから。まあ、楽しいことばかりなので、嬉しい悲鳴です。
    これでストレスも忘れます。というか、素敵な現実逃避の時間!
    でも現実にさせますよ〜。

    ぜひちょくちょくおじゃましてくださいませ。コメントはいつでも大歓迎!
    二度三度書いていただいても大いに結構。
    私もbabyananさんのルーマニア旅行記には二度三度と同じ旅行記にコメントしたくなります@

    秋のルーマニアの紅葉の美しさには驚くとともにとても恵まれました。
    この季節に旅行するのもいいのではないかと思わずにはいられません。
    夏は。。。観光客が多い分、多少、観光客向けのイベントや利便が多いのではないことと日が長いことをあてにしていますが。。。

    続きはまた少しずつアップするので、そちらもよろしく!
    ブカレスト再訪では今度こそ軍事博物館に行きたいなぁと思っています。
    でも筆頭は農村博物館の方かもしれませんが。。。

まみさんのトラベラーページ

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