2006/09/09 - 2006/09/10
61位(同エリア74件中)
明日葉さん
数年前から可能な限り行き続けている片貝祭り。
新潟の花火というと普通の人は長岡の花火を思い浮かべるかと思いますが、世界一の花火が上がると言うと小千谷市片貝の片貝祭りです。
日本中から花火ファン・・いや、花火バカが集まります。
あちこちの駐車場には四国や九州からのナンバーも珍しくありません。
5千人にも満たない町に20万人もの人が集まるのだから、物凄い混みようです。
四尺玉があがった時の振動は空と大地から身体に伝わり、何とも言えない快感です。
これは実際に体感した人でないと分りません。
一度ここの花火を見てしまうと、他の花火ではもう満足が出来ないほど体感のレベルが上がってしまいます。
あがる花火は尺玉がメインで三尺玉もあがります。
スターマインなども尺玉の連発などで、想像の域を越えています。
毎年9月9日、10日の2日間です。
台風でも来ない限りは雨でも決行されます。
町の鎮守である浅原神社のお祭りなので、地元の小中学校も全て休みとなり子供から老人まで全ての人がこのお祭りの担い手となります。
ここの花火は普通の花火大会とは意図が違い、浅原神社への奉納煙火です。
子供の誕生や結婚、成人、還暦などのお祝い、健康祈願、亡くなった方への追善供養など様々な願いや想いを込めた個人の浅原神社への奉納の花火で成り立っている花火大会です。
なので各花火が上げられる前に、その花火を奉納する方の想いが読み上げられます。(この読み上げる女性が独特の雰囲気があり上手で引き込まれます)
地震でかなりのダメージを受けた町ですが、地元の皆さんは頑張って町を再生し、この片貝祭りも間を空ける事無く実行され頑張っていました。
- 交通手段
- 自家用車
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浅原神社本殿
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本殿の隣りには歴史・資料展があります。
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直径120cm
重さ420キロ
この花火が800m上がって直径800mの花火となって広がる!
想像できますか〜?
実際に見た人でないと分らない空気の振動ですよ!! -
花火の玉だけでは大きさが分り辛いと思うので・・・
どうです?
デカイでしょう? -
上がった時の花火の写真。
小割物になっているものと、ひとつの大きな枝垂れになっているものが各日の22時に一個だけ上がります。
どちらの日にどちらが上がるかは上がるまで不明。 -
花火の中がどの様に作られているかなどの展示もあります。
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大きさごとにも説明されています。
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以前に使われていた花火を上げる為の筒。
4尺玉をあげる為の筒は5m以上のものだそうです。
手前に置いてあるのは、4尺玉花火の蓋の部分です。
打ちあがった翌朝早くに、地元の方が探しに行きます。
直径50cm近くで厚さも10?くらいあります。
こんな大きな物が上から落ちてくると思うと、怖い気がします。 -
片貝の花火についての説明。
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三尺玉の筒底
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片貝で偶然知り合い、とても親切にして頂いている方の庭先には上げられた後の花火の蓋などが展示されています。
よく広い範囲の山中、見付けられるなぁ!と感心します。 -
四尺玉の蓋。
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桟敷席。
一マス(8人位までかな?)30000円〜。
こんなにある桟敷席も満席で足りなくなってしまいます。 -
紅白の幕で飾られた桟敷席が綺麗です。
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片貝中学校の同級会ごとに会が作られるそうです。
会ごとに名前がつけられ、成人や厄年、還暦など節目の年に花火を奉納するそうです。 -
昼間の三尺花火。
色のついた煙がリボンみたいで綺麗です。 -
桟敷席では花火太鼓などのショーが行われます。
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開場とともにすぐにいっぱいになってしまう有料観覧席。
奉納料1000円です。
でもここからだと四尺玉を見るのは厳しいのかも。 -
花火を奉納(玉送り)する為の山車。
これは若い人達の屋台でしょう。
昔、花火を各自で作り荷車に花火玉を積んでお囃子をしながら打上げ場所まで運んだ伝統が引き継がれています。
各組で毎年屋台を作り、奉納する為の花火を乗せ(今は実際に花火は乗せていません)お囃子や歌を歌いながら浅原神社まで屋台を引いていきます。 -
夜になるとこんな感じで浅原神社に引かれてきます。
屋台を引いている時はお囃子や道中木遣という歌で賑やかです。 -
人がいっぱいで大変です。
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浅原神社に着くとダッシュで本殿に向かい、本殿前で奉納木遣という歌を元気よく歌います。
すごいパワーです。 -
見事な団結力です。
いつまでも同級生同士で何かを出来るということは羨ましいです。
見ていると元気を貰えます。 -
派手な屋台。
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45年ぶりに復元された祭り屋台だそうです。
立派なものです。 -
7時半になると花火が始まります。
が、今年も雷雨がやって来てしまいました・。
尺玉は近すぎてカメラに収まりきれません。 -
三時間近く大きな花火を堪能することが出来ます。
雨が降ったり、雲が厚かったりすると花火が雲の上にいってしまい見えないものもあったりします。 -
四尺玉は集中して見たいのと、私には技術的に無理なので写真がありません。。
都心からだと距離があり、現地でも物凄い混雑でそれなりの気力が必要ですが、花火を見るとそんなことは吹っ飛んでしまいます。
四尺玉の空と大地からの迫力を体感して欲しいです。
花火だけでなくこのような伝統行事、文化に触れることは気持ちが洗われますね。
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