![ベネチア、ミラノ、ニースへのカーニバルをメインにした旅行記。<br />ベネチアでは仮装でカーニバルに参加。](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/12/85/650x_10128589.jpg?updated_at=1173080555)
2007/02/10 - 2007/02/19
2545位(同エリア4053件中)
ゆらさん
ベネチア、ミラノ、ニースへのカーニバルをメインにした旅行記。
ベネチアでは仮装でカーニバルに参加。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- スイスインターナショナルエアラインズ
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2月10日チューリッヒ経由でベネチアへ。
チューリッヒは雨でした。飛行機は出発の遅れを途中で取り戻しチューリッヒに着いたのはほぼ定刻。乗り継ぎゲートまでは無人のトラムのようなのに乗って移動。
手荷物検査の後、水を買ったら、3.7ユーロ。わあ、600円のお水だ。ビールのほうがよかったかな。 -
ベネチア空港では、ネット予約しておいたベニス・カードを買った。窓口は夜間も開いていて、メールの控えを見せたら、すぐにわかった。ホテルはメストレ駅前ボローニャ。空港からメストレ駅までは連絡バス。前のバスが出てすぐだったので、20分待ちを覚悟していたら、5分くらいでバスが来てそれに乗れた。しかも、すぐに出発した。私たちはこれでよかったが、20分もあるから、とまた空港ビルに戻っていった人たちもいた。なんともイタリアン。写真はホテルの朝食ででた、カーニバル時期限定の揚げ菓子。中はカスタードクリームが入っていておいしかった。
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カーニバルが始まって最初の日曜日。ホテルで振袖を着つけ、4人揃ってメストレ駅からベネチア駅へ電車で移動。電車は混んでいて、仮装している人もほとんどいないので気恥ずかしい10分だった。ベネチア駅前でサン・マルコ広場へのヴァポレットに乗る前に、ベニス・カードをバリデート。これで3日間乗り放題になる。サン・マルコ広場は朝の渋谷駅のよう、すごい混雑。おまけに振袖4人にカメラの放列。ほとんど前に進めない。「動いていいですか。あ、まだそちらのカメラ終わってないのね。いいかな、いいかな」って感じでスマイルを浮かべ、手をゆっくり振りながらぼちぼち広場へ移動を試みる。が、しかし、たどり着けなかった。おまけに自分たちの写真も撮る暇がない。今日は被写体になるだけの日、と観念。
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本格的仮装の人たちのパレード。
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ドゥカーレ宮殿沿いのカフェで昼食。通りに面した席を勧められたけど、そんなところに座ったらカメラに囲まれてゆっくり食事もできない。奥まった席でピザ、パスタとビール。日本語の掛け声つきで陽気なウエイターたちだった。写真はシーフードのパスタ。野菜スープ以外おいしかった。
人込みの広場に戻る勇気がなく、近くのヴァポレット乗り場からちょうどでるところのブラーノ行きに乗り込む。ヴァポレットの中でも写真をとられたがすぐに落ち着いてゆっくりできた。有名人でカメラに追われる人って、大変だね、とたった半日の経験でわかった風。 -
途中、一回乗り換えてブラーノ島へ。
ここでも広場では仮装のイベントがあったらしく、紙吹雪が残っていた。子供たちの仮装が多く、忍者、というよりニンジャの格好をした子供たちがいた。お母さんたちは本物の日本の着物姿をみて、大喜び。早速、子供たちとの写真を頼まれた。
レース編みで有名な島だが、いいものは高く、見るだけに終わった。
帰りはローマ広場行きのヴァポレットに乗ったのに、ずーっと手前で降ろされ、暗くなった知らない路地で途方に暮れた。乗り場の近くのバールでローマ広場への行き方を教わり、やっとの思いで帰り着くことができた。乗るときに「ローマ広場に行く」と確認したのに、途中で全員が降ろされ、「えーっ」って感じ。一時は水上タクシーを呼ぼうかとさえ思った。疲れた。 -
月曜日。今日は自分たちの写真撮りをメインに、遠くの島へは行かずに(帰ってこれないと困る・・・)、ベネチア観光をすることにした。同じように振袖を着て、今日は慣れたもの、要領よくドゥカーレ宮殿の受付に小走りで行く。それでも、宮殿の入場券売り場に並ぶ人たちに「写真を」と言われると、さっとポーズをとって、スマイル、スマイルで別の受付窓口に。予約しておいたシークレットツアーに滑り込み間に合った。英語の解説だったが、一般公開されていない部分も見られるのでなかなかよかった。吊り天井の裏を見たり、カサノバの牢獄(天井が低い。彼の身長より低かったそうだ)や、脱獄の話、特殊な作り方でわざわざ閉まる音を立てるように作られているドア、隠し部屋など、ベネチアの繁栄のなかで工夫された統治の方法が伺われ、かなりシステマチックな印象を受けた。その知恵って、どこに行ったのかな、と現在の「イタリア〜ン」のイメージとの差に首を傾げた。
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サンタマリア・グロリオーサ・ディ・フラーリ教会で、「聖母被昇天」を見る。以前東京12チャンネルの「美の巨人たち」でやっていたもの。今度ベネチアに行ったら、絶対見よう、と決めていた。
その後、初めてゴンドラに乗る。リアルト橋のたもとから近くをぐるーっと回って約20分。唄ってくれなかった。「映画の見すぎ」と笑われた。で、自分たちで「春のうららの〜」と「花」を唄った。拍手はなかった。
その後サン・マルコ広場にもどり休憩。特設舞台ではチロルの民族舞踊をやっていた。 -
カフェ・フローリアンに入る。
混んでいたが、少し待たされて席が用意された。
コーヒー、紅茶を注文。居心地がよかった。写真は、撮られるのに慣れてしまって、お面をつけたり、外したり。「外して」という人と、「つけて」という人。カフェの外からも窓越しに写真を撮られた。
出たら、雨。あら〜。少したてば止むかも、と屋根つきの回廊を2往復。やっぱり止まないのでヴァポレットでローマ広場に行き、そこからバスでメストレ駅へ。
2日間、大満足の私たちの仮装カーニバルは終わった。 -
おまけ
仮装は正統派の仮装から、着ぐるみ、フェイス・ペイント(自作も含め)、マスクだけ、といろいろ。着物は「キモノ」として有名。着慣れた(?)着物で正解だった。でも、着るなら絶対「振袖!」豪華さが違います。日本人観光客にもびっくりされ、好評。「日本から着てきたんですか?」と思わずこちらが「え?」と聞き返すような珍問もあり。「そんなはずないですよね」と自分で笑っていた。中には「いいですね。私も今度挑戦しようかしら」というおば様も。阿波踊りではないが、折角のカーニバルなんだから、仮装すると楽しさ倍増。実は旅行の計画中、「つつきさん」の旅行記を読み、触発されたからです。つつきさん、ありがとう〜〜。おかげですっごく楽しめました。
写真はリアルト橋のメアリー・ポピンズ。
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この旅行記へのコメント (2)
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- むんさん 2007/03/10 19:10:25
- ベネチアのカーニバル
- ゆらさん、こんにちは。はじめまして。
カーニバルのベネチア!とてもあこがれているんですが、
みなさん素敵な振袖で参加されたんですね〜!
旅行記拝見して、周囲からのすごい注目度が伝わってきました。
得がたい体験で、一生の思い出ですね!
素敵なプランニングに敬服です。
- ゆらさん からの返信 2007/03/10 20:09:52
- RE: ベネチアのカーニバル
- お褒めいただいてありがとうございます。
はい、ノリのいい仲間なので、仮装については即答、「振袖着よう!」となりました。いくつになっても、きれいな格好は嬉しいですよね。お面は、はじめ洋風の仮面を使おうと思ったのですが(100均で)、一人が帰省したときにいわゆる「お面」を見つけ4人分買って来てくれました。これも大好評でしたよ。「このマスケラはどこで買ったの」と聞かれました。「日本で」というと残念がる人が何人もいました。すっかり味をしめて、「今度もどこか、振袖を着ていけるところに行こう」って言ってます。ただ、荷物が重くなるのが難点です。
ベネチアは静かな落ち着いたときも味わいのある街ですね。いつ行っても楽しめると思うけど、まだ仮装の興奮が冷めていないので、「行くなら仮装してカーニバルのとき!」というのが今の心境です。次はいつになるやら。
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