2007年2月鹿島鉄道お別れの旅

2007/02/17 - 2007/02/17

　今年2007年3月いっぱいで廃止される茨城県の鹿島鉄道に乗ってきました。
　まだ１か月余りありますが、列車内にも沿線にも多くの鉄道ファンらがつめかけていました。

エリア 鉾田・行方(茨城)

• 交通手段: ANAグループ JRローカル 私鉄

　飛行機で羽田空港に着いて、ホリデーパスを買い求めます。
　この切符で東京モノレールにも乗れます。

　浜松町で乗り換えて上野駅へ。
　飛行機が遅れたため、当初乗る予定だった「フレッシュひたち」には乗れませんでしたが、その代わり…

　グリーン車が連結されているE531系に乗ることができました。

　このグリーン車、３月１８日のダイヤ改正まではお試し期間ということで無料開放されています。
　おかげで、土浦駅まで快適に過ごせました。

　石岡駅に到着、さっそく鹿島鉄道に乗り換えます。

石岡駅 駅

　歴史を感じさせる時刻表です。

　土･日曜日に発売されている「一日フリーきっぷ」1,100円を買い求めました。

　乗る列車は、キハ601、鹿島鉄道の中では一番古い車両だそうです。
　車両が少し長めなので、たくさんのお客さんでしたが何とか全員乗り込めました。
　私は、キハ431・432に乗りたかったのですが、キハ431は運転体験用に停まっていましたし、キハ432は一本前の鉾田行きとして出発したとのことでした。
　飛行機が遅れなければ乗れたのに…仕方ないので、キハ432が折り返して、キハ601とすれ違う榎本駅まで行くことにしました。

　榎本駅に着いたら、既に石岡行きキハ432は停車中でした。時刻表をよく見ると、玉造町-榎本は結構距離があって、榎本でほぼ同時刻に到着して発車していくダイヤでした。
　それなら、ひとつ手前の玉造町駅で降りるべきでした。
　でも、何とかキハ432に乗ることができました。
　（写真は石岡駅で撮ったものです）

　キハ432　昭和32年東急車輛とあります。
　実は、この車両は35年前まで、私の住んでいるところの近くを走っていました。
　この車両に乗ったかどうかははっきり覚えていませんが、この車両の形には記憶があります。
　鹿島鉄道にはこれまで何度か乗っていますが、この車両に乗る機会がありませんでした。
　まさに35年ぶりのキハ432、感慨深いものがあります。

　運転席です。
　ワンマン仕様になっているので、以前とはだいぶ変わっているかもしれません。

　車内の様子です。

　扇風機も昔のままなのでしょうか。
　この車両、冷房装置が無いので夏季は運転されていなかったそうです。
　でも、昨年は夏に走っている写真もありましたので、特別に走っていたかもしれません。

　ワンマン前乗り前降りの表示です。
　バスみたいですね。

　運賃表です。
　電光板とかで表示はされていません。（笑）

　車内の様子です。
　フリーきっぷを片手に途中駅の乗り降りも結構ありました。

　車両外のワンマン前乗り前降りの看板です。

　鹿島鉄道の新しい車両は、まだ他の路線で活躍する可能性がありますが、製造半世紀のこの車両はどうなるのでしょうか。
　35年ぶりに乗れましたが、きっとこれで最後になるのかと思うと、胸が熱くなりました。
　もう１か月あまり、最後までがんばって走り続けてほしいものです。

　別の車両に乗って、途中乗り降りを繰り返しながら鉾田駅へ向かいます。
　これは四箇村（駅名標は四ヶ村）駅の縦書きの時刻表です。

　これは新高浜駅の改札口です。
　使われなくなって、どれくらい経つのでしょう。

　再びキハ601に乗って、鉾田駅までやってきました。

　駅名標です。

　駅名標と駅舎です。
　駅舎を正面から撮った写真は…なぜか残っていませんでした。（ショック）

　駅舎内では、うどんそばの他に、たいやきも売っています。朝から、うどん一杯しか食べていなかったので、たいやき２個も食べてしまいました。
　また、駅では地元の皆さんが特産のにんじんを配っていらっしゃいました。
　そして、熱いお茶もふるまっておられました。たいやきを食べた後のお茶はおいしかったです。

　再び石岡方面へ戻りますが、時間が許す限り乗り降りしました。
　沿線で一番新しい石岡南台駅では、跨線橋から一枚撮りました。

　石岡駅に戻ると、キハ432の兄弟車両キハ431が停まっていました。
　こちらは、緑色に塗装されています。
　こっちにも乗りたかったなあ。

　鹿島鉄道を乗り終え、羽田空港へ戻る途中、佐貫で途中下車して関東鉄道竜ヶ崎線に乗りました。
　この路線に乗るのは、何と24年ぶりのことになります。

　わずか３駅 4.5kmのミニ路線ですから、あっという間に終点竜ヶ崎駅に着きました。市名は龍ケ崎市だそうで、ちょっと紛らわしいです。
　3分で折り返して佐貫駅へ戻りました。
　この路線は、常磐線の支線のような感じで、都市圏に近い分、当分安泰でしょうね。