フランドル地方の中世都市−ブルージュ−

2004/11/17 - 2004/11/24

パリ滞在中、一泊でブリュッセル・ブルージュに。
かって訪れたところではあったが義姉の希望もあって、街並みを見る程度の旅。
パリ北駅からブリュッセルに行きグランプラスだけを見、夕方にはブルージュ。
日が短く、ネット予約のホテルを探すのにはぎりぎりの時間。ブルージュの街並みはレストラン・みやげもの屋こそ増えたが、自然の水路と運河、石造りの建物・石畳、それを彩どる木々・・その調和ある街は20数年前から変わらず、そしてそれはきっと中世から変わらずフランドル地方に佇む・・ブルージュは、真に旅人にとって最もノスタルジーを覚える街・・・

エリア ブルージュ(ベルギー)

パリ北駅
郊外電車から北駅へのアクセスは何故か一番警戒心を持たせる。これは偏見？

宿泊したホテル
フランドル地方特有の建物で、18世紀からの梁・暖炉が残っているなどの情報を得、又、部屋からの眺め、街歩きの利便性を考え（勿論価格も）ネット予約。
とっても丁寧なメールの対応。
お会いしたら？？　うん外見よりフレンドリー
一緒の写真もあるけれど・・アップ写真ですしね〜

ただ、所在地が分かりずらい。ホテルの目の前に来ているのに、入り口がわからず同じところをウロウロ

愛の湖（Minnewater）　
恋人たち（と、限る？）の憩いの場としてそう呼ばれるそう。　駅を降りて通りを渡ると木々の散策路がこの湖にと誘う

ベギン会修道院
中世に始まったベギン会、質素で敬虔な生活を送る女性達の集団で、フランドルでも13世紀に設立されたという　

ベギン会修道院中庭
現在もベネディクト修道院としてシスターたちが・・人影すら見えなかったけど・・
この白の建物が意思を感じさせる

聖ヨハネ施療院
ヨーロッパでも最も古い病院と言われるものの一つ。典型的な段状の屋根をもち、屋根裏には薬草庫、運河に接しているフロアーは病院の洗濯場で、ペスト流行時は、遺体がここから捨てられたと聞いたが。　美しい運河と愛でていても、実際の生活となると・・

マルクト広場に向う道の運河、白と赤の窓枠が色の沈みがちな景観にポイントを添えている

街中では比較的広い運河、片側はレース編みなどの商店が。義姉の好きな買い物どころ

マルクト広場
ギルド館の名残の建物、観光地にもれず、食べ物、お土産屋で占められている

石で積み上げられたアーチ型の古い石橋が運河のあちこちに・・
かって（中世中期）は８０を越える橋があったという

絵を描いてみたいと思わせる風景に、川・運河があるのは何故？
水面に映る建物・木々がかもしだす妙に、魅力を感じるのかな〜

この白い建物はホテル？レストラン？　意外に周りの建物にも溶け込んで違和感を感じさせないのが不思議

細い小路に入っても運河・石橋に出会う　迷路と言うほどでは無いけれど・・元の場所に戻ってしまうことも。こんな意外性も楽しい街（大きな街ならこんな風にはいきませんがね）

段状に縁取られたファサード・赤・白の窓枠、その前のオブジェが面白かったんだけど・・

街を去る時に振り返って・・広場の向こうにはノートルダムの尖塔がみえる

この旅行記へのコメント （2）

• コクリコさん 2007/02/20 00:56:43

  ブルージュ

  パルファンさん、こんばんは。
  
  ブルージュUPされたのですね。
  素敵！白い建物やギルド館の名残りの建物のカラフルで可愛いこと、少しずつフランスと違って見ていて楽しいです。
  パリから近いのにベルギーには行ったことないのですよ。今度パリに滞在することがあったら是非行きたいです。
  パルファンさんのお写真は物語の挿し絵を見ているようでロマンチックですね！
  
  ２年前にパリから大韓航空で帰国した時に隣の席に７０代の韓国のシスターが二人いて、彼女たちは私のこと韓国人だと思い韓国語で話しかけてきました。彼女たちはお互いフランス語で会話していたので私は下手なフランス語で「韓国人ではないので韓国語話せません」と答えてから会話が弾みました。
  二人の修道女は朝鮮戦争の時に韓国からベルギーに来て初めて韓国に帰るそうで、韓国語はあまり覚えていないとのこと。
  日本に占領されていた時、学校で教わった日本語の歌を１曲覚えているからと歌ってくれました。「日本の学校の先生は良い先生〜」という歌でしたので当時そんな歌を歌わされていたのだなぁと。。。
  
  ベキン会修道院を見て、あのシスターたちはここの修道院だったのかしら〜と思い出してしまいました。

  パルファンさん からの返信 2007/02/20 22:55:59

  RE: ブルージュ

  コクリコさん
  
  さっそくのコメントありがとう♪
  タリス（TGB）に乗ると本当に近いところ、と感じました。
  今回は街並みだけ、というスローな旅行で・・今思うとやはり、中に入り
  いろいろ見るんだったかなぁと後悔してます。
  それにはもう一日は必要かな〜
  
  韓国人のシスターのお話、感じ入りました。今、韓国にかなりの関心を持ってますので。
  本当はフランス語をきちんとしなければ、と思いながら、韓国語もかじりはじめて・・・
  （でも・・韓国は行ったことはないんですよーいつでも行ける、と思ってる？）
  一編のストーリーが生まれそうなシスター達との出会いでしたね。
  そんなところが又、旅の魅力ですよね。　また、あちらにおじゃまします。