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遼寧省の省都・瀋陽は中国東北部最大の都市です。<br />満州メトロポリタンの名の通り、政治・経済・文化の中心として発展してきました。満州国時代に欧米の文化が多く流入し建築都市としても見るべきものがあるようです。<br />当時の名は奉天と言いました。<br />・・・なんて行って来たかのように解説してみました。<br /><br />瀋陽市と川崎市は友好都市になっています。<br />その提携5周年を記念して昭和62年(1987年)に開園した中国式庭園が「瀋秀園」です。<br />英国式庭園はあちこちにありますが、中国式庭園は滅多にありません。知っているのは那覇の「福州園」くらい。<br />川崎にあると聞いて早速行ってみました。<br /><br />思ったより広く手入れも良くてきれいな庭園でした。中国最大のイベント春節を控えたこの時期、ひと足早く中国ムードに浸ってみました。

瀋秀園

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2007/01/28 - 2007/01/28

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もろずみ

もろずみさん

遼寧省の省都・瀋陽は中国東北部最大の都市です。
満州メトロポリタンの名の通り、政治・経済・文化の中心として発展してきました。満州国時代に欧米の文化が多く流入し建築都市としても見るべきものがあるようです。
当時の名は奉天と言いました。
・・・なんて行って来たかのように解説してみました。

瀋陽市と川崎市は友好都市になっています。
その提携5周年を記念して昭和62年(1987年)に開園した中国式庭園が「瀋秀園」です。
英国式庭園はあちこちにありますが、中国式庭園は滅多にありません。知っているのは那覇の「福州園」くらい。
川崎にあると聞いて早速行ってみました。

思ったより広く手入れも良くてきれいな庭園でした。中国最大のイベント春節を控えたこの時期、ひと足早く中国ムードに浸ってみました。

交通手段
私鉄
  • 中国風の塀が続く外周。この仕切られた空間が今日のワープ先に違いない。<br />思ったより広いかなぁ、と期待が高まります。

    中国風の塀が続く外周。この仕切られた空間が今日のワープ先に違いない。
    思ったより広いかなぁ、と期待が高まります。

  • 雌雄の獅子に守られた綺麗な門。ここが入り口になります。<br />白い壁と色彩豊かな門はかなりインパクトがあります。

    雌雄の獅子に守られた綺麗な門。ここが入り口になります。
    白い壁と色彩豊かな門はかなりインパクトがあります。

  • 瀋秀園(しんしゅうえん)とは瀋陽市の「瀋」に美しいという意味の「秀」を組み合わせた命名だそうです。<br />何にしても本格的。

    瀋秀園(しんしゅうえん)とは瀋陽市の「瀋」に美しいという意味の「秀」を組み合わせた命名だそうです。
    何にしても本格的。

  • 門をくぐると玄関のような四角い空間があります。<br />これが中国式庭園の特徴ですね。<br />

    門をくぐると玄関のような四角い空間があります。
    これが中国式庭園の特徴ですね。

  • 真ん中にある石は「太湖石」。<br />何でも蘇州の太湖の湖底から切り出したという大変貴重な石です。<br />石なんて普段は気に止めませんが、こういう風に置かれると造形美を感じますね。

    真ん中にある石は「太湖石」。
    何でも蘇州の太湖の湖底から切り出したという大変貴重な石です。
    石なんて普段は気に止めませんが、こういう風に置かれると造形美を感じますね。

  • 池を望む四阿は「知春亭」と名前がついていました。<br />できてからずいぶん経っているのに綺麗なものです。<br />よく手入れしているのでしょうね。

    池を望む四阿は「知春亭」と名前がついていました。
    できてからずいぶん経っているのに綺麗なものです。
    よく手入れしているのでしょうね。

  • 柱には漢詩のフレーズが書いてあります。<br />右の柱が「柳緑吐深春方暁」(?)、左は「梅枝綜紅色亦新」かな?<br />ははぁ、梅が咲いて柳が芽吹く季節を詠んだのだな。<br />(漢文の勉強しておけば良かった・・・)

    柱には漢詩のフレーズが書いてあります。
    右の柱が「柳緑吐深春方暁」(?)、左は「梅枝綜紅色亦新」かな?
    ははぁ、梅が咲いて柳が芽吹く季節を詠んだのだな。
    (漢文の勉強しておけば良かった・・・)

  • 「知春亭」からは中に池が広がり別の建物が見えます。<br />この池は「秀湖」と名付けられています。

    「知春亭」からは中に池が広がり別の建物が見えます。
    この池は「秀湖」と名付けられています。

  • 池を回り込むように回廊がつながっていました。<br />鮮やかな紅色の柱に導かれるように進みます。

    池を回り込むように回廊がつながっていました。
    鮮やかな紅色の柱に導かれるように進みます。

  • 瓦の色に特徴があります。全ての建物がこの瓦です。<br />「瑠璃瓦」と呼ばれる明朝・清朝で高貴な人の館に使われるものだそうです。

    瓦の色に特徴があります。全ての建物がこの瓦です。
    「瑠璃瓦」と呼ばれる明朝・清朝で高貴な人の館に使われるものだそうです。

  • 振り返ると先ほどの「知春亭」が池に突きだしているのがわかります。

    振り返ると先ほどの「知春亭」が池に突きだしているのがわかります。

  • 途中から柱の色が変わっています。<br />こちらの方が色使いが凝っているようです。

    途中から柱の色が変わっています。
    こちらの方が色使いが凝っているようです。

  • 建物の名前・・・うーん、解読不可能。<br />それにしても細かな意匠には驚きますね。

    建物の名前・・・うーん、解読不可能。
    それにしても細かな意匠には驚きますね。

  • 梁にはいろいろな絵も描いてあります。<br />それにしても少しも色あせていないのは管理が行き届いている証拠ですね。

    梁にはいろいろな絵も描いてあります。
    それにしても少しも色あせていないのは管理が行き届いている証拠ですね。

  • 横から見てみます。堂々とした造りですね。<br />石畳や欄干も堅牢な造りで、これが中国東北部の風土を象徴しているのかな。

    横から見てみます。堂々とした造りですね。
    石畳や欄干も堅牢な造りで、これが中国東北部の風土を象徴しているのかな。

  • この角度から見ると建物や回廊の全景がわかりますね。<br />すっかり中国を旅している気分になります。<br />BGMでチェンミンさんの二胡の演奏でも流れれば最高!

    この角度から見ると建物や回廊の全景がわかりますね。
    すっかり中国を旅している気分になります。
    BGMでチェンミンさんの二胡の演奏でも流れれば最高!

  • 「秀湖」を望みます。池面はあくまでも静寂。<br />これだけの庭園なのに人も少なくて落ち着きます。

    「秀湖」を望みます。池面はあくまでも静寂。
    これだけの庭園なのに人も少なくて落ち着きます。

  • 池の周りを散策してみましょう。<br />まだ木々は芽吹いていないのがちょっと残念。<br />やはり季節は柳が芽吹く早春が良いでしょうね。

    池の周りを散策してみましょう。
    まだ木々は芽吹いていないのがちょっと残念。
    やはり季節は柳が芽吹く早春が良いでしょうね。

  • 最初に見た「知春亭」を正面から見ます。<br />どこから見ても景観に隙が全くありません。

    最初に見た「知春亭」を正面から見ます。
    どこから見ても景観に隙が全くありません。

  • 「秀湖」のほとりに梅の花が咲いていました。<br />そんなに梅の木が多いわけではありませんが、咲き揃えばより明るい雰囲気の庭になりそうです。

    「秀湖」のほとりに梅の花が咲いていました。
    そんなに梅の木が多いわけではありませんが、咲き揃えばより明るい雰囲気の庭になりそうです。

  • 今日は薄曇りでしたが一瞬日射しがありました。<br />瑠璃瓦が輝くように変化するのを発見しました。<br />ハトが屋根の上で日向ぼっこ。

    今日は薄曇りでしたが一瞬日射しがありました。
    瑠璃瓦が輝くように変化するのを発見しました。
    ハトが屋根の上で日向ぼっこ。

  • 後の斜面に目を転ずれば小さいながらも滝があります。<br />那覇の「福州園」でも滔々と流れる滝がありました。<br />あれよりも規模は小さいです。

    後の斜面に目を転ずれば小さいながらも滝があります。
    那覇の「福州園」でも滔々と流れる滝がありました。
    あれよりも規模は小さいです。

  • では竹林を抜けていく道を登っていきましょう。<br />梅の花もそうですが、竹林はいかにも中国風の演出ですね。

    では竹林を抜けていく道を登っていきましょう。
    梅の花もそうですが、竹林はいかにも中国風の演出ですね。

  • 一番高い所に聳えるのは「攬翠亭」です。<br />難しい漢字だなぁ。「らんすいてい」と読みます。<br />反り返って尖った屋根が中国風。

    一番高い所に聳えるのは「攬翠亭」です。
    難しい漢字だなぁ。「らんすいてい」と読みます。
    反り返って尖った屋根が中国風。

  • 眼下には「秀湖」が広がって全景を鳥瞰できます。<br />うーん、やはり緑が欲しいですねぇ。

    眼下には「秀湖」が広がって全景を鳥瞰できます。
    うーん、やはり緑が欲しいですねぇ。

  • 屋根の下に入って驚いたのはこの木組み。<br />独特の工法があるのでしょう。他に見られないものです。<br />そしてここもまた鮮やかな彩色と文様。

    屋根の下に入って驚いたのはこの木組み。
    独特の工法があるのでしょう。他に見られないものです。
    そしてここもまた鮮やかな彩色と文様。

  • 「攬翠亭」の脇には水が張ってあります。<br />ここから滝となり秀湖へと流れていきます。

    「攬翠亭」の脇には水が張ってあります。
    ここから滝となり秀湖へと流れていきます。

  • さぁ一通り巡りました。<br />反対側から「知春亭」に戻って行きます。<br />何から何まで凝っていましたね。

    さぁ一通り巡りました。
    反対側から「知春亭」に戻って行きます。
    何から何まで凝っていましたね。

  • 敷地の面積は1300坪程度ですが、配置も良くて見応えありました。<br />日本庭園は借景という考えがありますが、よその国の庭園はどれも閉鎖的な空間です。<br />塀で仕切って視界を遮るという発想が見られます。

    敷地の面積は1300坪程度ですが、配置も良くて見応えありました。
    日本庭園は借景という考えがありますが、よその国の庭園はどれも閉鎖的な空間です。
    塀で仕切って視界を遮るという発想が見られます。

  • ということで空間ワープは終了。独特の空気を感じることができました。<br /><br />場所は川崎大師の隣の大師公園の一画です。<br />ここだけわざわざ来るのでは勿体ないので、川崎大師にお詣りのついでに立ち寄ると良いです。<br />お勧めの季節は早春でしょうね。

    ということで空間ワープは終了。独特の空気を感じることができました。

    場所は川崎大師の隣の大師公園の一画です。
    ここだけわざわざ来るのでは勿体ないので、川崎大師にお詣りのついでに立ち寄ると良いです。
    お勧めの季節は早春でしょうね。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • コクリコさん 2007/02/05 13:11:41
    いつの間に中国へ?
    もろずみさん、
    去年から日帰り海外旅行を頻繁にされていますね(^^)
    もろずみさんの写し方が上手なせいか中国の庭園みたいですよ。
    ちゃっちくない造りなので良いですね。長崎に行かなくても関東で中国を味わえそうです。
    紫の柱が日本にも西洋にもなさそうで気に入りました。紫と黄色の組み合わせって好きなんです(キチ○イ色^^;)、思いっきり目立つ配色ですものね。
    川崎大師の隣組みなのが良いですね。面白そうなコースですよ。
    本当にもろずみさんは見つけ出すのが上手ですね!
    この日のお食事は何だったんでしょうか?
    川崎と言えばNODAさんはご存知なんですか?

    横浜編は誕生日のプレゼントとして1票、瀋秀園はバレンタインデーのプレゼントとして1票。ホワイトデー期待ワクワク。

    横浜編は先ほどPCのご機嫌が悪くできなかったのでこれからもう1度挑戦します。

    もろずみ

    もろずみさん からの返信 2007/02/05 22:30:57
    RE: いつの間に中国へ?
    コクリコさん、いろいろプレゼントありがとうございます。
    ホワイトデーにはフランス旅行記全100巻に1票ずつプレゼントで良いですか?(^^)v

    > 去年から日帰り海外旅行を頻繁にされていますね(^^)

    はーい、これ旅行記のテーマの一つにしてます。
    何しろ旅行記の始まりが立川のキューケンホフ公園ですからね。
    まだネタがいくつかありますよ。季節を待ってます。

    瀋秀園はかなり本格派でした。
    NODAさんは知っているかも。秘密のスポットだったりして・・・。
    ここは川崎大師とセットで訪れると良いです。
    というかここだけだと物足りないかも知れません。

    えーと、中途半端な時間だったのでこの日の食事は大師門前の蕎麦でした。

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