聖ペーター修道院　追加

2006/12/20 - 2006/12/27

自由行動中、カタコンベ（地下墓地）見たさにペータース墓地へ向かいました。
途中、バロック式の建物が気になったので、なにはともあれ入場。
聖ペーター修道院は、アルプス以北では現存する最も古いベネディクト会修道院です。
西ローマ帝国が滅びた後、略奪され廃墟となり見捨てられていたこの地に7世紀後半、聖ルーベルトが修道院を設立するためにやってきました。
再びザルツブルクが復興するきっかけとなった出来事だそうです。

エリア ザルツブルク(オーストリア)

正面UP

元はロマネスク様式だそうですが、バロック様式に改修されています

美しい天井ですね☆
規模はさほど広くないのですが、一目で気に入りました。

メインチャペル
　　
ツリーやポインセチアがあちこちに飾られていて、バロック美術に負けないくらい彩を添えていました。

右側廊にあったクリスマスのモニュメント

クリスマス時期には各教会で展示してあるモニュメント

この時期の醍醐味ですね〜
教会毎に見比べてみると面白いと思います

モニュメント前でお父さんが娘さんにずっと語り続けていました
　
イエス誕生のエピソードを伝えていたのでしょうか
目をキラキラさせながら熱心に聴いています

こういう姿を見ると、中世の時代から教会は目で見る聖書の役割を果たしていたのだな、と実感しました。

聖ペーター修道院見学後、裏手にある墓地を訪れてみました。

目的は・・・カタコンベです
カタコンベとはローマ時代の地下墓地のこと。
墓地だからといっておどろおどろしい場所ではありません。
ローマ帝国の迫害を怖れたキリスト教徒が隠れ、信仰を守った場所と捉えた方が正しいと思います。
原始キリスト教時代の素朴な絵画や遺跡が見れる貴重な場所なんですよ。
因みに、反政府行動を『地下活動』とか『地下に潜る』といいますが、カタコンベへ逃げ出したキリスト教徒の行動に由来しているそうです。
　　　
ただ、カタコンベツアーは10〜4月の間は不定期とのこと・・・・・
駄目もとで挑戦！
　　　　　　　
岩にへばりつくように建っています。
これって『地下』墓地ではないですよね(笑)？
　

入り口が分からず、とりあえずウロウロしてみました。

一般の方の墓地も並んでいます。

霜が降りています。
温かいと思いつつ、日陰部分は結構冷えるのですね。

お墓には植物が植えられ、それぞれ意匠を凝らした鉄細工の墓碑が建っているので墓地とはいえ歩いていて楽しいです。
　
　　

これが一番気に入ったお墓です。

リースが飾られ、まだ火が灯っていました。
クリスマスにお墓参りをする習慣があるのか、現地の方をちらほら見かけました。
リースってこういう使われ方もアリなんですね。

お墓越しにザルツブルク大聖堂が見えます

で、本来の目的のカタコンベなのですが、ぐるっと周ってみると入り口近くの道を右に曲がるとありました(汗)

中には入れるのか？？？と近づいてみると・・・・
無常にも固く閉ざされた鉄門扉。

悔しいので鉄門扉越しに写真撮影などを・・・

二度目の挑戦でも入場ならずでした。
　　

こちらのブログでもオーストリア（ウィーン・ザルツブルク）の記事を書いています。
よろしければ覗いてみてください☆
http://ameblo.jp/tomoecantik/theme-10002859285.html