2004/03 - 2004/03
182位(同エリア186件中)
漣さん
スロヴァキアから出国してからポーランドのカトヴィツェに到着。夜行への乗り換え待ち3時間。ベルリンへ向かう列車に乗り込むとそのまま深い眠りへ・・・。
朝の5時、車掌からのモーニングコール。コンパートメントの人たちもつられて目を擦る。すいません、皆さん普通にベルリンに行くんですよね。
ドイツとの国境近くの町ザリーで乗り換え、さらに国境間近の町へと進む。そこからさらにバスに乗り換えること数十分、国境の町レンクニツァへ到着。途中、通学中の小学生集団に声をかけられる。
「カラテー。ジャッキーチェーン!」
誰ですかね、ジャッキーチェンが日本人だってふれ回っている輩は。
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ポーランド側に広がる庭園へと踏み出す。ナイセ川沿いで見つけた、創始者ピュックラー=ムスカウ卿の墓碑。
イギリス庭園に触発された啓蒙君主の目指した庭園は以下の基準で世界遺産に登録されている。
()ムスカウ庭園は新しい土地を切り開き何度も手を入れて理想的な景観を求めて発展していったヨーロッパ庭園の顕著な例である。
()ムスカウ庭園は都市における公園設計の先駆けであり、いち分野としての“景観建築”の発展に影響を与えた。
※ユネスコのHPに記載されているものの私訳です。 -
土地固有の植生や生活様式を生かした風景が今もここには見られる。
ふとドイツ側を見ると、見応えのありそうな建築のオンパレード。目の前に見える白亜の建築はオランジェリー。え〜と、これはドイツへ行けってことかな。 -
ドイツとポーランドの国境を越えた協力もこの物件が評価された要因のひとつ。
国境を分断するナイセ川に架かる石橋。第二次大戦時に破壊されたが、その後ドイツとの共同作業で再建された。
・・・ここから国境越えられるんじゃないか? -
無事パスポートチェックを終え、ドイツのスタンプを入手した後、雪で埋もれた庭園に再び足を進める。オランジェリーの奥、君主の居城。赤茶けた外壁が印象的。
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町並みと庭園の一体感。ふと見つけた2つの教会。カトリックとプロテスタントの共存。
この町の魅力に気付き始めた頃、脇に止まった一台の車。なにやら物々しい雰囲気を纏った男女の係官。パスポートチェックの時間。
聞くと、さっきの橋を越えて不正入国がないか調べているんだとか。そんな余計な作業を作ってでも再建された友好の橋。彼らの覚悟に敬礼。
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