2007/01/07 - 2007/01/07
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ソフィさん
新幹線誕生の歴史を振り返れば、日本で鉄道建設が始まった1869年(明治2年)にさかのぼらなければならない。
当初日本の鉄道は、レール幅1067mmの狭軌で造られた。
大隈重信が、イギリス人技師レイに「だまされて決めた」(本人談)と言われている。
世界(イギリス)で蒸気機関車用の鉄道が始めて造られたのは、1830年のことで、日本の鉄道建設の40年ほど前だった。
だが次々に造られる鉄道のレール幅はしばらく統一されず、一時は超広軌に傾き、日本の鉄道が建設され始めた当時は、その反動として狭軌の良さが見直されつつあった時代でもある。
日本における狭軌の採用は、その流れにあったとも見られる。
レイは、工事費節減のために、安く完成した南アフリカの鉄道をイメージしながら、インドにあった中古の機関車やレール資材を持ってきて、利益を上げたらしい。
大隈は後日、「狭軌を採用したことは一生の不覚」と述べたようだ。
しかし工事費を安くすることは、資金不足の日本にとっても大切なことだったに相違ない。
当初イギリスから期待した鉄道建設資金は、造幣局の建設にまわされてしまって、いっそう資金に困ったとも伝えられる。
いったん1067mmでスタートした日本の鉄道だったが、開業まもなく将来の輸送力不足を見越して、1887年、1896年と相次いで、1435mm標準軌(日本では広軌と呼ばれていた)への改軌論が持ち上がる。
そして1910年には、国有鉄道初代総裁後藤新平が提案して、すでに出来上がっている主要14路線の標準軌化が開始された。
だが政権交代で、原敬の立憲政友会が「建主改従(出来上がった線路の改善の前に全国鉄道網をつくろう)」を提唱し、1911年には改軌論は中止となる。
「我田引鉄(がでんいんてつ=自分の地盤に鉄道を敷こう)」の時代である。
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