2007/01/03 - 2007/01/03
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のださん
2時ごろ目が覚め、二度寝しようと思ったが、なかなか寝付けず、結局4時半ごろまでは意識がありました。
6時半ごろ起床。
窓を開けると、雨が降り続けています。
東西に流れる運河の北側沿いが屋根つき廊下の方で、この宿は屋根つき廊下の方です。
この宿からは、窓を開けても、運河は見えません。
運河沿いにこだわる方は、南側沿いの宿を探すといいです。
私も初めは運河沿いがいいと思いましたが、英芳姐さんにお世話になったから、不満はありません。
ちょっと散歩して、朝食を摂り、8時ごろチェックアウトすることにします。
- 交通手段
- 高速・路線バス
-
7:15ごろ出ようとすると、下の階のドアが開かない!
シャレになっていません。
ガタガタ音を立てると、下の部屋で寝ていた客を起こしてしまいます。
その人にお願いして開けてもらうと、すんなり開きました。
迷惑かけてしまった。
宿の入り口(屋根つき廊下側)のドアを開けようとすると、英芳姐さんがまだ眠そうな顔して起きてきました。
おいおい、もう7時過ぎだぞ。
客ならともかく。
私は朝食を摂る旨を伝え、外出です。
傘を持ってくるのを忘れたので、屋根つき廊下だけ散歩します。
さすがに人もまばらです。
観光地では早起きするに限ります。
観光地として活動する前の姿を見せてくれます。 -
毛家弄客桟の隣の飯屋に入ってみます。
ちなみに、中国では、こういった庶民の店にはエアコンが入っていないんですよ。
冬はまだ我慢できるとして、夏に冷房なしなら耐えられんだろ。
メニューを見て、10元の麺を注文。
待っている間に、表の廊下を英芳姐さんがバイクを押しながら通っていきます。
こちらを見てにっこり笑います。
先ほどとは違い、化粧もしています。
この店にやや小太りの小姐がいますが、英語をしゃべれます。
西塘では大変貴重な存在です。
麺は、まあ普通です。
食べていると、英芳姐さんが戻ってきて、話しかけてくれます。
例によって何言っているかわかりませんが、後で一緒に行こう、みたいなことらしいです。
不思議と、言葉そのものは理解できずとも、相手の意図していることがおぼろげながらわかってきます。
こういうこともあるんですね。 -
8時過ぎにチェックアウトです。
私は英芳姐さんに、事前にネットでチェックしていた「西塘集賀市場」が近くにあれば行ってみたい、と申し出ました。
すると、途中にあるから寄ろう、と言ってくれます。
歩いている途中、私は知っている限りの中国語を使って話をしました。
姐さんが「今天」「去」みたいなことを言ってきたから、「今日はどこに行くの?」と訊いていると思い、「上海」って答えたら、合っていたみたいです。
今まで行ったところや、明日は蘇州に行くつもりだ、ということも話したら、わかってくれました。
ちょっと単語を知っているだけでも、意外に意味は伝わります。
ちょっとでも聞き取れたら、そこから意味を類推することもできます。
彼女は話好きだから、言葉ができた方が楽しいのは間違いありませんが、たとえできなくても、何とか気持ちは伝わります。
以前同じ中国語圏の台湾に行ったときは、このようなことは感じられませんでした。
バス乗り場まで行く道の途中に「西塘集賀市場」があります。
英芳姐さんも、昨日はここを一緒に歩いてくれればよかったのに。
そしたら、あんな三タクに30元も払うこともなかったんだ。 -
中に入って、さっと一周することにします。
英芳姐さんが一緒に回りながら、いろいろ説明してくれます。
ここは中国の市場という雰囲気がよく出ていて楽しい。
もっと時間をかけて見たかった。 -
いつものことですが思いっ切りぶれています。
市場を出て、昨日降りたバス停に到着します。
ここにはチケット売り場はなさそうで、車掌みたいな人に直接代金を渡します。
英芳姐さんが3元だと教えてくれます。
来るとき4元だったのになぜ帰りは3元なの?
よくわかりません。
英芳姐さんは私に、西塘は気に入ったか、西塘にまた来るか、などと訊いてきます。
基本的に、西塘人である彼女は、客に西塘を気に入ってもらいたいんですね。
商売だから、ボランティアで泊めることはないけど、ここまで客に気を使ってくれるのは、やはり西塘を愛しているからです。
単に金を払ってくれている客だからそこまでしているだけ、とはとても思えません。
私は西塘に来て本当によかった。
西塘という街がどうのこうのというより、英芳姐さんに会えたのは、私の財産です。
バスに乗り込み、「再見」と言い合います。
私は思わず感泣しそうでした。
中国まで来て、人の温かさを感じるとは思いませんでした。 -
日本で宣伝しておいてね、と言ったかどうかはわからないが、宣伝ではないけど紹介しておきます。
毛家弄客桟
URL: http://www.xitangly.com/mjlkz.htm
西塘に宿泊する予定で、運河沿いにこだわっていない方は、検討してみてください。
ただし、値切ったりするのは避けた方がいいと思います。
中国では、値切っていいときと悪いときがあります。
私は相手を間違えました。
英芳姐さんに対して値切るべきではなかった。
日本円にしてたかだか約450円をケチったことは、今も後悔しています。
このページの影響力なんてほとんどないでしょうが、これを見て、少しでも多くの日本人の方が、この宿を訪れてくだされば、私にとってこの上ない幸いです。
きっと喜んでいろいろお世話してくれる、はずです。
宿泊しなくても、行ったときに、日本でこんな風に紹介されているよ、と言ってくだされば、喜んでくれるでしょう。
そんな暇な方はいないか・・・
ところで、私は彼女を呼ぶときに「大姐」と言ってしまいましたが、これはもしかして失礼でしょうか?
年は聞いたから明らかに年上だとわかっていましたが、老けている感じはせず、かわいらしい方です。
しかも結婚している様子もない。
でも「小姐」もおかしいなあ、と思いましたが、実際はどうなんでしょ?
教えてくだされば幸いです。
まあ本人は気にしていないようでした。
ちなみに、中国に来ると、若い女性を「小姐」と呼ぶのは結構くせになります。 -
帰りは勝手がわかっているので気が楽です。
嘉善站から上海行きは本数が多い。
しかし、上海行きは、「上海南」ともう一つ、上海の後に「怠」に似た字が書かれてある行き先があります。
英芳姐さんも、上海南にしろ、みたいなことを言っていたし、無難に上海南を選びましたが、もう一つはどこに行くのでしょうか?
料金は23元ですが、別途保険として1元取られました。
事故ったときの補償でしょうか?
杭州から来たときのバスに比べてしょぼいですが、まあいいです。
9:05発。
私の席は最後尾の窓側。
出発すると、他に空いている席を求めて乗客が動き出します。
まあそれはいいですが、何と、私と同じように最後尾に座っていた乗客がみんな前の方に移動するのです!
おかげで、最後尾の5席は、私が独占することになりました。
中国人の思考回路はよくわかりません。 -
バスは揺れが激しく、酔ってしまいそうだったので、遠慮なく荷物を枕にして横になりました。
最後尾を独占しているから有効に使わないとね。
眠りにはつけませんでしたが、酔うこともなかった。
渋滞もなく、1時間くらいで上海南に到着。
大晦日に紹興に行くときに来た駅です。
ここまで来れば楽勝、上海の移動の容易さは他に比べて天国のようです。
まずは、予約している、年末も泊まったユースホステルに行くため、人民広場に移動。
改札を出る前にATMがあるので金を引き出します。
上海も雨。
ユースホステルに荷物を預け、17時ごろ戻ってくる旨を伝え、外出します。
目指すは上海博物館です。 -
途中に地下街があるので、そこに入って昼食を摂ることにします。
フードコートがあります。
これは豫園のフードコートと同じく、カードにチャージし、後で清算です。
回っている途中、売り手が大声で説明してきます。
日本なら「いらっしゃいませ」の一言で終わるのに、こいつらは一つ一つを説明する勢いです。
うるさくてしょうがない。
落ち着いて選べやしない。
そんなことをしたら逆効果だと、なぜ気づかないのでしょうか?
それとも中国人にはこのくらいしないと物足りないのでしょうか?
ちょっとは日本人のサービス精神を学んでほしいものです。
適当に定食っぽいものを注文。
15元くらいだったかな。
相も変わらず「謝謝」とは一切言わない。
すでに全然驚きではないが、うまくはない。
こっちの料理って油っこくてくどいんですよ。
それでも何とか腹を満たします。 -
気を取り直してやってまいりました。
いくつハイライトがあるんだ、って感じですが、私の上海観光のメインイベント、上海博物館。
本日も絶好の博物館日和です。
年末の30日、晴天を見て、上海観光の予定をちょっと変更し、博物館を後にもってきましたが、吉と出ました。
西塘からの移動がスムーズにいったおかげです。
忘れもしない2004年ゴールデンウィークの広島観光。
私は強い雨の日に宮島回りで宿泊、翌日雨が上がってから広島に戻り平和記念資料館を見学。
その翌朝は晴れ渡っていて、絶好の宮島ロープウェイ日和だったのに、尾道に移動。
天気を読めない自分の馬鹿さ加減にあきれました。
あのときからリベンジの日を待ち望んできました。
ついに成就!
閑話休題。
入ります。 -
まずは入場料を払います。
20元。
私は音声ガイドを借りるので、+40元、計60元です。
入って右側で払い、左側に行ってガイドを借ります。
これ後でわかるんですけど、入場後にも貸し出し場所があるので、ここで借りる必要はありません。
借りるには400元の保証金が必要です。
地球の歩き方を見て、保証金が必要なのは知っていたけど、ちょっと高いですね。
レシートに、ガイドは3時間以内に返せ、みたいなことが書かれてありますが、何時に借りたかなんてわからないだろうから、私は無視しました。
3時間限定なんて、とんでもない話です。
何か言われたら、口頭では聞いていないから知らなかった、と言うつもりでした。
実際、4時間くらい後に返しましたが、何も言われませんでしたし、保証金もちゃんと返ってきましたので、気にしなくてよいです。
クロークコーナーがありますので、コートなど預けたいものはそこで預けておきます。
私は傘を預けずに、カバンに入れて持ち歩いてしまいました。
失敗しました。
それにしても、ここの小姐はみんな対応が冷たい。 -
音声ガイドの使い方は、聞かなくても大体わかります。
番号を押して、"PLAY"を押すだけです。
しかし、このガイドは、一つ一つがやたらと長くて、ゆっくり話すものだから、時間がかかります。
とても全部の番号なんて聞いていられないから、興味があるものをピックアップします。
ガイドのパンフレットの裏に、各コーナーの概要みたいなものの番号が書かれていますので、各コーナーに入る前にそれを聞いておくのもいいです。
個人的には、作品ごとの説明よりも、こちらの概要の方が重要ではないかと思います。
ちなみに、このパンフレットには、なぜか3階のコーナーの番号が書かれていませんが、3階の作品や概要の音声も用意されています。 -
各コーナーのパンフレットがあります。
中国語版、英語版、日本語版などがありますので、もらっておきます。 -
中は吹き抜け。
見た目も豪華です。
入場は12時くらいでした。
オーソドックスに1階から見ていきます。
ここでは、写真はほとんど撮っていません。
一々選んで撮っていられないほど展示物が多いです。
ここは、歴史を勉強しようという感じではないので、芸術作品を鑑賞するつもりで回れば、知識がなくても十分楽しめます。
かくいう私も、知識はほとんどありませんが、楽しめました。
しかし、事前に勉強することはもちろん有効です。
私のようにちょっと歴史をかじっただけの人間は、政治史ばかり勉強して、文化史は疎かにしがちです。
博物館巡りをするのであれば、文化史を重要視しましょう。 -
触るな表示がある展示物も多いですが、その中でも思いっ切り触れるものも多いです。
年末にユースホステルでお会いしたIさんもおっしゃっていましたが、触ってほしくなければ、それなりの処置をすべきでしょう。
私は触りませんでしたが、私のように分別がある人間ばかりとは限りません。
しかもここは中国ですよ。
わかっているのでしょうか? -
中国の映画やドラマでよく見かける苗族ですね。
会えてうれしい。
個人的に特に気に入ったのが、ここ少数民族のコーナーと家具のコーナーです。
どちらも4階にあります。
1階から順番に見ていけば、時間が足りなくなることも考えられます。
1階から見なければならないなんてことはありません。
興味があるところから見ていき、そこに時間をかけるという戦略もあります。 -
駆け足でさっと全部回って3時間半くらい。
まだ余裕はあるので、1階の青銅コーナーをもう一度回ることにします。
楚の荘王のエピソード「鼎の軽重を問う」からもわかるように、鼎というのは、古代中国において非常に重要な器だったわけですね。
だからここにも鼎は多いです。
いろいろな形の器が見られるのは実に興味深い。 -
呉王夫差の「鑑」だそうです。
生活全般に使っていたようです。 -
出ることにします。
所要約4時間15分。
もっとじっくり見ればもっとかかりますので、やはり1日がかりですね。
余裕があれば、一度来て、家に帰って勉強してもう一度来る、くらいでもいいと思います。
ここは一旦外出して入場することはできるのでしょうか?
途中で昼食を摂るつもりであればちょっと面倒ですので、事前に聞いておいた方がよろしいかと思われます。
また、2階にある茶館は高い!
ミュージアムストアがあります。
ここでしか買えないものも多いようですので、ここで買い物しておくのも一手です。
新天地にもあるという話も聞きました。
ここには、博物館に入場しなくても入れます。
撮影は禁止です。
私はトランプ(10元)を買ってみました。
プラスチックタイプではなく、紙タイプでした。
失敗しました。 -
北口から出てみました。
人民大道という通りの方です。
こちらからも入れるみたいです。
雨も上がっているようです。 -
ちょっと遠くから見てみます。
全体が鼎の形を表しています。
上のほうが取っ手のようです。
ユースホステルに戻ることにします。 -
ユースホステルのバーで腹ごしらえして、夜には雑技を観に行くことにします。
上海と言えば雑技ですよねえ。
今回私が選んだのは、雲峰劇院という劇場。
アクセスの良さで選びました。
雑技はいくつかの場所で行われていて、それぞれ出し物が違うようですので、どこに行ってもオリジナルのものが観られると思われます。
時期によっては開催されない劇場もありますので、事前に確認が必要です。
最寄の静安寺駅に着いたときには、すでに19時を過ぎていました。
ちょっとゆっくりし過ぎたか?
地球の歩き方の地図を頼りに進むと、ありました。
ちょっと奥まったところです。
外にチケット売り場が見えますが、閉まっています。
えええ? もしかしてもう売り切れ? -
結構混み合っています。
中に入ると、"TICKET OFFICE"というのが見えます。
あそこでチケットを売っているのでしょうか?
とにかく聞いてみるしかありません。
チケットはあるかと尋ねると、280元のものだけはある、ということです。
チケットは最安で150元です。
別に150元の席でよかったのですが、280元しかないと言われれば、それに従うしかありません。
買いました。 -
チケットを見て唖然としました。
17列目?
全然前じゃないじゃん。
ぼられてんじゃないか?
チケットを見るだけでは、座席のクラスはわかりません。
料金すら印字されていない。
釈然としないまま係員にチケットを見せて案内してもらった席は・・・やっぱり後ろの方。
端のほうではなかっただけまだマシでした。
私の席は日本人ツアー客に囲まれる形です。
私の隣に座った、家族で来ているグループの奥さんの方に、チケットがいくらだったか訊いてみましたが、ツアーに含まれているからわからないらしいです。
そりゃそうですよね。
まあ仕方ないです。
確認する手段はないし、今更金が返ってくるわけでもないから、黙っておくより他はないです。 -
しかし雑技自体には大満足!
写真なんて撮っている余裕はありません。
特によかったのは、大トリの、鉄球の中をバイクが走り回る技です。
1台でもすごいのに、最後は5台入るのです。
それ以外も、私にとってはすべてが度肝を抜かれる技の連続です。
あっという間の90分でした。
明らかに10歳くらいの子供も出てきます。
素晴らしい人材の数々です。
ここでは毎日公演していますけど、入れ替わりなのでしょうか?
毎日同じ人がやっているとしたら驚嘆に値します。
休まなくて大丈夫かな、とか思います。
入れ替わりだとしても、人材の豊富さにまた驚きです。
280元でこの席はちょっと納得はいかないけど、素晴らしい公演で満足できたので、よしとします。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ヒデールさん 2007/01/11 22:59:50
- 心の叫びが素敵です。
- 初めまして のださん、ヒデールといいます。
旅行記とても楽しく拝見させて頂きました。
旅先での細かい描写とのださんの心の叫び、最高ですね!
荷物を預けるのに保証金を出そうとしたり、
勾践を変態呼ばわりする辺りはかなり笑えました。
西塘ではいい出会いがあったようで...
そんな話を聞くとわたしもめちゃめちゃ旅に出たくなりました。
ちなみにわたしは暑い時期に杭州へ行きましたが
コンビ二で買ったミネラルは冷えてましたヨ。
- のださん からの返信 2007/01/11 23:23:08
- はじめまして!
- ヒデールさん、書き込みありがとうございます。
私はこのブログ始めたばかりで、未だ勝手がよくわかりませんが、
読んでくださったことを知ると励みになります。
今回の旅行記もあと1日分残っています。
写真よりも文章で説明するタイプのため、長々としてしまっています。
ヒデールさんのページもちょっとだけ拝見しましたが、杭州絡みで
こちらに来られたのでしょうか?
後ほどじっくりと読ませて頂きます。
私はあまり旅行にも行かないので、たまに行ったときには
できるだけ詳細に記録するつもりです。
ヒデールさんのような経験豊富な旅行記はつくれませんが、
自分なりにつくっていく予定です。
今後ともよろしくお願いいたします。
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