フレンドリー・アイルランド（４）Inis Mor (Alan Islands)

2006/11/03 - 2006/11/13

アイルランドの印象で一番インパクトが強いのはやはりアラン島の過酷な自然の中で生活している人々ではないでしょうか？
アラン島といっても私が行ったのは最もポピュラーなイニシュモアだけですが、寒い時期に行ったこともあり、行く前に持っていた印象がさらに増幅される旅となりました。

アラン島へはいくつか行く方法がありますが、寒いこの時期はやはりゴールウェイからのアラン島パック（ゴールウェイーロッサビール間の往復バスとイニシュモア島往復のフェリーがセットになったもの）が一般的です。
私も下記で予約しておきましたが、オフ・シーズンなら直接行っても乗れるようです。
http://www.arandirect.com/getting.php

エリア アイルランド

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 観光バス
• 航空会社: KLMオランダ航空

11月７日

ゴールウェイからバスでロッサビールまで約50分。
ゴールウェイからイニシュモア島までフェリーで約50分。

救助用のヘリが私たちが乗ったフェリーをずっと追いかけてくるので、急病人でもいるのかと思っていたら、それは救助訓練でした。
私たちフェリーの乗客は我も我もと写真をとりました。

イニシュモア島の船着き場キルロナンに到着するとミニバスツアー（６人乗りくらいのバンで島の主要な場所を３時間で巡るもの）の客引きが何人も声をかけてきました。
楽なミニバスツアーも10ユーロ、自分でこぐレンタル自転車を借りるのも10ユーロ。
どっちにすべきか悩んだ末、苦労したほうがより旅の印象が残るだろうと思いレンタル自転車にしましたが、雨も降り出し想像以上にハードでした。

ドゥン・エンガスにほど近い入り江も寒々とした波が打ち寄せていました。

ドゥン・エンガス

先史時代の要塞だといわれているドゥン・エンガスは100メートル近い断崖絶壁。
柵などないうえに雨よけに着ていたレインコートが強い風にあおられて怖い。
こんな崖のふちに腰掛けている写真を見た事があるけれど、端から１メートルまで近づくのがやっとです。

ドゥン・エンガス

アイルランドの西側一帯は岩だらけの土地が多く、もちろん本島にもこんな風景はありますが、アラン島といえばこんな石組ではないでしょうか。

岩だらけの土地から岩をひとつひとつ運び出して風よけのこんな石塀を作り、わずかばかりの土に海藻を混ぜてジャガイモなどを作ったり羊をかったりしています。

草地と石塀と石造りの家は典型的なアランの風景です。

びしょ濡れに近い状態でゴールウェイのホステルに戻ると、キッチンでは若い人たちが夕食作りの真っ最中。
イタリア人の男の子たちはとっても器用に何種類もの料理をつくっていていい匂いがたちこめていました。

着替えをすませてゴールウェイでも一番美味しいシーフードレストランだというお店に。
大振りの新鮮な生カキや肉厚に切ったスモークサーモンなど美味しかったです。

ゴールウェイの中心エア・スクウェアのすぐそばにあるパブ。
ここのスタウト（ギネスビール）はリムリックで飲んだのよりかなり冷えていました。