2006/10/09 - 2006/10/09
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spacecowboyさん
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JR西日本の一日乗り放題切符で秋の備前へ出かけました!
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル
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播州赤穂を12:30過ぎに出れたので、どこへ行こうか迷いながらも、赤穂線を西に向かうことにしました。
電車の行き先が新見だったのはちょっとびっくりしましたが。。
写真は途中駅、岡山県の東の端の日生(ひなせ)です。牡蠣の産地で、駅前からは日生諸島への船が出ています。
今回はここでは降りませんでした。 -
で、降りたのは備前焼の中心地、伊部(いんべ)。
写真は駅を出てすぐの街並みです。窯元の煙突が建ち並んでいます。それぞれの窯元が店を構えており、食器や箸おきなどの実用品だけでなく、壺や人形といった観賞用のものも含めた個性的な備前焼を取り揃えています。 -
登り窯を公開している窯元がありました。長さは10〜15mくらいでしょうか。
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窯の中。ちょうど焼きあがったところのようで、中には出来たてホヤホヤ?の備前焼がいっぱい並んでいました。
一度に数百〜数千個は焼けそうです。2週間くらいかけて焼くそうです。 -
そして、この備前の町を象徴するスポットが、町の東の端にある、天津(あまつ)神社。この写真で注目すべきは狛犬。妙に茶色いなあ、と思われると思いますが、それもそのはず、備前焼で出来ています!参道のタイルも備前焼です!
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鳥居から中に足を進めると、備前焼で出来た門が現れます。茶色いが故に、ちょっと琉球的な雰囲気が漂いますが。それにしてもすごいなあと感心させられます。
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門をくぐると、お社に向かう階段があります。この階段沿いの白壁にも、備前焼による装飾がなされています。
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境内にある七福神。勿論備前焼。小さいけどとても精巧に作られています。
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本殿脇(本殿はさすがに木造だった・・・)に鎮座する、狐と蛇。そのこだわり、その技術には本当に驚かされます。茶色一色の備前焼ですが、それが余計に優れたデザインを引き立たせるって感じでしょうか。
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二宮金次郎?と思われる像もありました。神社だけでなく、小学校とかものぞいてみたらもっと凄いものがいっぱいあったりして・・。
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本殿からさらに5分ほど山を登ると、街を一望できる展望台があります。至る所、窯元の煙突だらけ。中々すごい眺めです。中央左奥の大きな建物は備前焼博物館になっています。
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写真中央右奥に、森が少し途切れたところがありますが、ここには桃山時代、幅5m・長さ50mもの大窯が3つあったそうです。是非一度見てみたかったなあ・・、と思う、とんでもない規模の窯跡です。一度に3万5千個くらい焼くことが出来たそうです。薪も5〜60tは必要だったみたいですが。。
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最後に先ほど写真に写っていた備前焼博物館に寄りました。館内は撮影禁止だったので作品の写真はありませんが・・。博物館よりも天津神社の方が凄かった(というか天津神社が凄すぎる)というのが感想です。
博物館の窓から、ちょうど火が入っている窯を見ることができたので、写真に収めました。この町にはまだまだ現役の窯がたくさんあり、現役の職人さんがたくさんいてます。大阪から2時間半ほどのところに、まだこんなところがあったんだ〜、とちょっと感動。 -
伊部の町を見終えたのが15:30。そのまま帰ってもよかったのですが、せっかくなので見ておこうと思った場所が、備前市の隣、長船町(市町村合併により瀬戸内市)にある、「備前長船刀剣の里」。
このあたりはその名の通り、日本刀の名刀、備前長船のふるさとです。ガイドブックなどでは、「長船駅から車で7分」と書かれていた(公式HPにもそう書いてあるし)ので、ちょっと無理かな?と思っていたのですが、地図で見る限りでは隣の香登駅から2km弱程度。何とかなるだろうと思い、伊部から一駅、香登へ移動し、地図を頼りに歩くこと30分弱、住宅街の真ん中にある刀剣の里に到着です。 -
ここには備前長船の刀を多数収蔵する博物館もありますが、注目すべきは、現役の刀鍛冶が日本刀を作っている工房があること。写真は鉄を温めてかなづちで叩き、鋼にする工程です。所謂、「鉄を鍛える」という作業。目の前で見てると、本当、鍛えられてるなあと実感します。かなり力がいりそうなので職人さんも相当鍛えられそうですが(笑)。
この作業は一見の価値ありでした。刀を叩く音もキーン、キーンと耳に響きました。
博物館には芸術価値のかなり高そうな刀が多数収蔵されていますが、ここも写真撮影は禁止なので残念ながら写真はありません。。 -
刀剣の里の近くの公園の中に、「備前長船刀剣発祥地」の碑があります。昔はここに工房があったんでしょうね。
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再び香登駅まで歩き、電車を待っている間、空にあったうろこ雲がきれいだったので撮りました。そのまま赤穂線を東岡山まで抜け、山陽本線で帰ってきました。結局2日連続の岡山日帰りとなりました(笑)。
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今回活用した「西日本一日乗り放題切符」。青春18切符とは違い、一回使い切りなので、思い立ったら出かける!ということが可能で、とても重宝しました。
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