◆頭輪山道立公園　大興寺 〜ケーブルカー＆遊仙館＆海南温泉追加編

2006/11/23 - 2006/11/23

ちょうど１年前、木浦の食堂で「頭輪山に行ったか？」
と聞かれ行っていないというと、
綺麗なところだからぜひ行ったほうがいい、と言う。

地元の人が太鼓判を押すところは、やはり気になる。
そこで今年は予定に組み込んだ.
そして、なるほど、ソウルの昌徳宮に次ぎ紅葉が麗しかった。

■2010.1.15追記
ケーブルカーと海南温泉、前回の旅で気になった遊仙館に宿泊した写真を追加しました。

エリア その他の都市(韓国)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 高速・路線バス 観光バス 船 タクシー
• 航空会社: ユナイテッド航空

大興寺（テフンサ）は韓半島最南端に位置する海南（ヘナム）の頭輪山道立公園にある。海南は木浦から東南に60ｋｍだ。

銀杏の黄葉と紅葉が奏でるハーモニーが奥へといざなってくれる。

水面を染める紅葉もまた艶美

頭輪山大興寺は海南市外バスターミナルから大興寺行きのバス（07:30-20:00、配車間隔30分、所要時間約15分）に乗り大興寺で下車
ソメイヨシノの自生地でもある頭輪山。
春は春椿、夏の緑、秋の紅葉、冬の椿と四季折々の景色を楽しめるそうである。
今度は頭輪山の頂上から多島海の島々を一望してみたいものだ。

大興寺は頭輪山の谷間に沿って流れる金塘（クムダン）川を境に、大雄宝殿（仏像のある本殿）のある北苑と千仏殿（１０００個の仏像を奉安している社）のある南苑、無染池を通り越して遠く離れた表忠祠（ピョチュンサ）に区分けされる。今回は智異山登山で体力を使い果たしてしまったので南苑のみとなった。解脱門の奥に私の目指す千仏殿がある。

解脱門のなか　心安らぐ感じ

いよいよこの駕虚楼をくぐると千仏殿がある。

千仏殿
正面三間、側面三間　朝鮮時代の仏寺の典型的な様を伝えている。

大興寺千仏
これがずっと見たかった千仏様！
一体が50cmくらいあると思っていたが20cmくらいと小さい。かわいい、という感じなのである。

中央の釈迦三尊像は木造だが、千仏は慶州の玉石で造られており玉仏とも呼ばれる。

すべて表情や大きさが違う

▼▼▼ここから写真追加【2010.1.15】▼▼▼

２００９年１１月に海南の頭輪山道立公園を再訪。
前はなかったケーブルカーとユースホステルの案内板が登場していた。

全羅道は風景が美しいので、つい足を運んでしまう。

せっかくなので頭輪山ケーブルカーに乗ってみた。

海南ユースホステルが眼下に見えた。
立派な建物に見える。

珍島の方向を俯瞰する。
夕景は、さぞかし優美なことだろう。

多海島の眺望

知らないというのは、時に損をしているものだ。
こんな絶景を見られるなら、前回来ておけばよかった。

多海島の眺望

いつまでも見ていたい景色。
飽きることがないのだ。

さて、こちらが前回の訪問で気になった「遊仙館」。
次回来ることがあれば、ぜひ泊まってみたいとチェックしていた伝統的韓式旅館だ。

「遊仙館」は、知る人ぞ知る宿で、平日でも満室が多く予約がなかなか取れない宿として有名だそうだ。
私が宿泊したのは扉が開いている左端の部屋。
１泊３万ウォンだった。
たぶん一番狭い部屋でほかはもっと高いと思われる。

ご主人に甘える宿のワンコ。
この写真をご主人に見せたら、とても喜んでくれた。

宿泊した部屋内部

シンプルでテレビはなし。
きっとそこがいいところなのだろう。
たまには、いいものだ。

かわいい寝具
韓国らしい配色だ。

室内から見える風景

中庭

いろいろな宿に泊まったが、マキを燃料にしたオンドルは初めてである。
秋の夕暮れにオンドル焚口の煙突から、ゆらゆらたなびく白い煙が長閑なんだなぁ。

室内を観察するとレバー状のものが床にあった。
おそらくオンドルを調整するものだろう。
マキのオンドルは、かなり暖かい。
もう暑いくらいだった。
昔の人は、よく考えたものだ。

「遊仙館」は、食事の美味しさでも有名なのだとか。
たまたま、京都から来ていたご婦人と羅州で伝統家屋の宿を経営しているおばさまから食事に誘われた。
韓定食は４人前からの注文で、３人では食べきれないし一緒に食べましょう、というのだ。
びっくらぽんの展開ながらお言葉に甘えることにした。

初めて食べた「ホンオフェ」
これは好き嫌いのある食べ物で
エイを発酵促進させたものの切り身でアンモニア臭がきつい。
私はこれにハマってしまった。
鼻から抜けるアンモニアが清涼剤のようにスッキリして脳天を刺激する感じがたまらなかった。

生肉は普段食さないのだが、こちらのユッケはとても美味だった。
今まで食事したなかで、ここの料理は一番美味しかったかもしれない。
流石は韓国中から食通が集うだけのことはある。
かなり食通と見た羅州のおばさまも、ここで食事するためにわざわざやってきていたくらいだ。

こちらは夕食。
どれを食べてもハズレがなくうまい！！

翌朝チェックアウトをすませ、バス停から数分歩いたところにあるという温泉情報を宿のご主人に聞いてみた。
そうしたらご主人も奥様と温泉に行くことになり車で連れていってもらった。
宿からバス停まで歩くと３０分近くあるので助かる。
おまけに温泉代は払ってくれるは、ジュースはご馳走してくれるわで申し訳ない。
海南温泉健康ランドの温泉につかり情の深さにまた感動、感激。

▲▲▲ここまで写真追加【2010.1.15】▲▲▲

この旅行記へのコメント （4）

• 背包族さん 2010/01/15 20:01:34

  韓国は狭いようで広い

  kodeyanさん、初めまして。
  韓半島最南端、素敵ですね！
  韓国旅行に行ってすぐですが、また訪れたくなりました。
  旅行ガイドには紹介されていないような見所がたくさんあるんですね。
  お寺や大自然が好きなので、見ているだけで癒されました。
  
  背包族
  
  

  kodeyanさん からの返信 2010/01/16 08:18:51

  RE: 韓国は狭いようで広い

  背包族さん　はじめまして
  
  昨日、慶州の旅行記を拝見させていただきました。
  投票だけして書き込みせずでごめんなさい。
  失礼いたしました。
  
  > 旅行ガイドには紹介されていないような見所がたくさんあるんですね。
  
  なんとかの歩き方は、ちと情報が偏っているようでして・・
  現地の観光案内所でパンフレットをもらい
  気になる場所をみつけては次回の旅で行き方を聞き訪問することが
  最近は多いんですよ。
  
  > お寺や大自然が好きなので、見ているだけで癒されました。
  そうなんですか〜
  私も自然が大好きです。
  これから珍島や雪岳山なんかも登場する予定なので
  お時間のあるときにでもお気軽にお立ち寄りいただければ幸いです。
  
  メッセージありがとうございました！
  ではでは☆彡

• 招き猫さん 2006/12/05 01:00:17

  素晴らしい紅葉！

  kodeyanさん、こんばんわ。
  
  メタセコイア並木道の黄葉は圧巻ですね、グリーンの綺麗な時も素晴らしいでしょうね！
  
  頭輪山の紅葉も、川の黄葉もイイね、、正に落ち葉の絨毯ですね。
  
  うんうん、色彩感覚似てるかも？
  
  ではね。

  kodeyanさん からの返信 2006/12/06 08:32:35

  RE: 素晴らしい紅葉！

  招き猫さん
  おはようございます！
  
  ＞グリーンの綺麗な時も素晴らしいでしょうね！
  
  そうですね、なんか元気をもらえそうです。
  パンフレットの写真を見て、冬の雪景色もぐぐっときました。
  枝枝に雪がまとわりつき真っ白いトンネル・・ロマンチックです。
  
  ＞頭輪山の紅葉も、川の黄葉もイイね、、正に落ち葉の絨毯ですね。
  
  川の黄葉紅葉もいいですね。
  なんかちょっと寂しい感じが散り際の桜のようで、
  散っても水のなかで尚、美しい姿で頑張っている様に奥深さを感じました。
  
  ＞うんうん、色彩感覚似てるかも？
  
  それは恐縮です<(_ _)>
  
  ではでは☆彡