2006/10/24 - 2006/10/24
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yukibxさん
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コンクから 60キロ北西にいったところにある、フィジアックに
ちょっとだけ立ち止まり、その足で、
知人の住むカオール近郊に一泊。翌朝、ケルシー名物
サフランの花摘みを見せてもらう。10月は丁度、花摘みの
季節なのだ。
さらに、プラムで有名なアジャンの近くにある丘の上の古い町、
トウルノンダジュネによる。
そのまま、高速道路ではなく、国道を通って、ボルドーに
戻る。
あまりにもお天気がいいので、国道の方が周囲の景色を
味わえるから。秋のミデイピレネー地方は、のどかで、美しく、
思う存分、田園風景を楽しませてもらいました。
-
フィジアックは、いろいろな方面へゆくルートの起点になって
いるからか、ガイドブックにも載っているし、名前も以前から
何度もきいていた。特に、ヒエログリフ、エジプト古代象形文字を解読
した学者としてしられるシャンポリオンの出身地として有名。
しかし、個人的には、あまり魅力を感じなかった。
観光オフィスで地図などをいただいたが、街に活気がないのだ。 -
由緒ある教会の聖人も修復作業を待っている。
-
しかし、昔は繁栄していたのだろう。街のいろいろなところに
こうした宝物のような建造物が見られた。 -
フィジアックを出て、県道13号にのり、カオールに向かう。約70キロの道のり。小さくて平凡で落ち着いている村々をいくつか通り過ぎる。
観光地もいいけれど、こういう地味な村の、どおっていうこともない
カフェで休むのは好きだ。
カオールに着く。知人の家に寄せてもらう。軽い疲れがかえって心地よい。暖かい家庭料理がとってもおいしかった。
そして、今はサフランの花摘みの時期だから、明朝サフラン栽培をしている彼らの親戚の家によるように言われる。
写真の紫のダリアは、知人の庭で満開していたもの。 -
今年の秋は異常に暖かくて、庭の花、たとえば、リラなんて
2度咲きをした。
ダリアもこんなに見事に咲いたのは、始めてという。 -
翌朝、朝早く起きて、知人の家を発つ。
1キロほどのところに、サフランの畑に着く。
ご存じ、サフランはクロッカスと同様、丈が
低い。みんな、ひざまずく姿勢で、花摘みを
しなければならない。
これがとってもきつい。
花摘みは、毎年10月。 -
サフランはこんな感じで咲いている。
ひっそりと控えめだけど、華やか。 -
中の赤いめしべが見えるが、花を摘んだ後、このめしべをそおっと
とりだす。
料理や染色につかうのは、このめしべの部分だけ。
1グラムのサフランを得るのに、200 の花が必要ときく。
ただしサフランの染色力は抜群で、0.3gのサフランで、20人分の
料理の色づけ、香り付けができる。確かに、お店でサフランのスパイスを
買うと、直径8ミリ位の小さな箱に入っている。で、値段は高い。 -
めしべがよく見える。
サフランにもいろいろ種類が多いらしいが、
このサフランのめしべはかなり長い。 -
もったいない話ではないか!めしべをとったあとの
花びらは捨てるほかないらしい。他に用途が見つからない。
というのも花びらはすぐ変色するので、装飾品に使えない、
という。 -
摘み立ての花は、プラステイックの大きな瓶の一部に穴をあけた
ような容器にいれられて、めしべとり作業のアトリエに運ばれる。
この女性、モニックは、サフラン栽培の歴史をコーヒーを入れながら
語ってくれた。
サフランのルーツはもともとはヒマラヤだが、栽培している最大の国は、数世紀も前からイラン。フランスでは、ケルシーとその周辺で13世紀から栽培されているんだそう。この地方の石だらけの乾いた土壌がよく
適している。
サフラン街道と呼ばれているのはスペインから北ヨーロッパへのルート。
ケルシーのサフランも北ヨーロッパで珍重され、輸出量が多かった。 -
サフラン栽培は、家内事業の場合が多い。
めしべとりは、オーナーのおばさんといとこが
毎年シーズンになると来てくれて、
やることになっているそうだ。
赤いめしべが染料になるのだけれど、これが意外と
大変。なぜなら、衣服なんかにつくと、絶対といって
いいほど、色を落とせないから。 -
めしべは、完璧に乾かした後に、瓶詰めにして、
業者に売られる。 -
カオールから西へ45キロのトウルノン・ダジュネ(Tournon d'Agenais) に向かう。3年ほど前に偶然行ったところなのだけれど、そこでみた
陶芸家のギャラリーにぜひもう一度行ってみたいと思っていたから。
この小さな街は、写真で見えるように丘の上にある。 -
観光シーズンも終わって、街はもとの静かで平凡な生活に戻っていた。
丘の上にある街っていうのは、四方八方、例外的な風景に囲まれて
暮らす、ということなんだな、と思う。
その例外的風景をご覧ください。見晴らし台のある公園から撮ったもの。 -
この街の何件かの民宿(Chambre d'Hote)の前を通った。
その内のひとつ、看板が可愛いので、写真にした。
「夜の訪問者」とある。昔のフランス映画のタイトルから
とってきたらしい。 -
おだやかなロット県の田園風景。
左にまっすぐいくとトウールーズ・ -
今年の秋は暖かくて、紅葉は始まったばかりのよう。
-
真ん中に見える道が、サンテイアーゴ巡礼道。GR651 。
こんないいお天気の日だったら、歩くのも快適だろう。
しかし、今の時代だからこそ、こんな道らしき道があるんだけれど、
つい18世紀くらいになるまでは、道なんてなく、木々や
岩、などを越えての旅だったらしい。
従って、巡礼たちにとって、何よりも靴が貴重だった。
夜、道に迷って、獣に襲われないよう、巡礼たちを守るために
多くの山村の教会は、日が沈んでから朝が来るまで、鐘を鳴らし続けた、という。
サンチアーゴの巡礼は想像以上に大変なものだった。 -
そして、目的の陶器のギャラリーだが、閉まっていた!。
入り口に紙が貼ってあった。11月4日まで閉店だそう。
で、ウインドウから作品が見えたので、せめてもと思い、
写真を撮る。 -
陶芸家の名前はパスカル・ラクロワさんといって、
3年前にお会いしたとき、感じがいい方だなあと
思った。
青磁の陶器と銅色の赤とよんでいる陶器と2種類
ある。
よければ、拙HPにも3年前の旅行の時、書いたので、ご覧ください。
http://cf.geocities.com/redsnow02/104moissac.html -
かくして、2泊3日の旅はあっという間に過ぎてしまった。
でもお天気に恵まれ、幸運だった。3日間で750キロ、運転した
ことになり、かなりの時間を運転に費やしたのだけれど、
どこにいっても風景が輝いていて、常時、高揚した気分だった。
また、こんな旅行ができるといいんだけれど。。。
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この旅行記へのコメント (7)
-
- おでぶねこさん 2006/11/22 21:27:37
- ミディーピレネー。
- yukibxさん。今晩は。
バージョンアップしたコンクからの旅
楽しませていただきました。
サフランの花摘み・・・。
Tournon d'Agenaisからの田園風景・・・。
生活の臭いのする小さな路地。
たくさんの人がいろんな思いと一緒に歩いた巡礼の道・・・。
どれも素敵で一緒に旅をさせていただきました。
おでぶねこはこの夏のフランスの旅で
ミディーピレネーになんだか特別に愛着を感じてしまったのですよ。
ガイドブックにも載っていないような小さな村々を
ゆっくりと訪ね歩いてみたいです。
yukibxさんのように車で気ままに旅ができたらどんなにか素敵でしょうね。
yukibxさんならではの旅・・・ありがとうございました(*^^*)/
おでぶねこ
- yukibxさん からの返信 2006/11/23 07:31:43
- RE: ミディーピレネー。
- おでぶねこさん
暖かいメッセージをありがとうございました。
確かに、Midi-Pyreneesは、観光化しすぎていないために、まだまだ
自然で、素朴さがあって、いいですね。それに地味で。。
おでぶねこさんが、愛着を感じるのが、わかるような気がします。
なにを隠そう、私も同様です。
なんていうか、、平凡さのなかにキラッとするものがある、というか。。
いつか機会があったら、ご一緒にドライブしましょう!運転手くらいは
できるので、おでぶねこさんの調査能力に便乗させてください!
yukibx
- おでぶねこさん からの返信 2006/12/03 15:46:16
- RE: ミディーピレネー。
- 夢見たいな素敵なお言葉ありがとうございます(*^^*)
本当にいつか機会があったら是非ご一緒させてくださいね。
おでぶねこには本当に夢のようです。
おでぶねこ
-
- shinesuniさん 2006/11/13 13:52:27
- Tournon d'Agenais
- トウルノン・ダジュネ(Tournon d'Agenais)
お洒落な町ですね^^
このシャンプルドットも宿泊してみたいですww
- yukibxさん からの返信 2006/11/14 07:44:44
- RE: Tournon d'Agenais
- shinesuniさん
メッセージをありがとうございます。
Tournon d'Agenaisは、丘の上にある街であるがゆえに、見晴らしが素晴らしいです。
他には、平凡で静かな、古い村です。
でも、結構、こういう平凡さは好きです。多分生活感があるから。
shinesuniさんは、人があまり行かないところに、旅行されているので、
学ぶこと大です。前々からユニークな方だな、と思っていました。
東欧には、一度ぜひ行きたいと願っています。プラハ、ビリニュス、などなど。
また、お邪魔させていただきます。
-
- planetgingaさん 2006/11/06 23:23:31
- フランスの田舎も風情がありますね。
- yukibxさん今晩は。
フランスの地方の田園風景、写真で見ていても絵になりますね。
まるで印象派の絵画を見ていくような気分になります。
それと屋外の看板、どれもセンスがあって芸術性がありますね。
いかにもフランス人らしい感性が伝わってきます。
もう一つ驚いたのは、フランス人が調理していない生牡蠣を食べるということです。
生で食べるのは日本人だけかと思っていました。
また鯖も食べるのですね、これも意外な感じがしました。
調理方法は?まさか「締め鯖」なんて!それはないでしょうね(^_^)
それから旅行記に直接関係はありませんが、先日日本でも有名な、楽団の指揮者のフランス人のポール・モーリアさんが亡くなられました。
私も日本での演奏会に行ったことがあります。
ストリングスの演奏では世界の第一人者ではなかったでしょうか。
「恋は水色」は青春の想い出があり、いまでもシングルのドーナツ版を大切持っています。
フランスの色々な文化、また教えてください。
いつも新しい発見を見つけています。
- yukibxさん からの返信 2006/11/07 05:37:46
- RE: フランスの田舎も風情がありますね。
- planetgingaさま
メッセージをありがとうございます。
生牡蠣は、フランス中、どこでも喜んで食べますね。
ワイン・ビネガーをかけて、ちょっとエチャロット( 玉ねぎの一種)のみじん切りを
いれて食べたり、単にレモンをふりかけたり、または何もかけずにそのまま
食べています。私個人は、柚子の入ったポン酢を入れて食べるのが一番好きです。
ポール・モーリアさんは、人柄がとってもいい方らしいですね。
イージーリスニングはあんまり知らないのですが、planetginga さんは、演奏会まで
いらっしゃったんですね!
フランスの風景は油絵向きだと、日本人の絵描きさんが言って入らしたことがありますが
いいえて妙で、本当にそう思います。水彩ではこの感じがでないのでは?みたいに
よく思います。逆に日本の風景は油絵だとおもしろみがでない、ともいってらしたけれど、
果たしてそうなのでしょうか?
チベットの車窓からご覧になられたあの雄大な風景は、どんな感じなんでしょう。個人的には
水彩画なんていいんじゃないかな、と想像しました。
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