マグレブ（日の沈む所）地方のモザイク国家＝チュニジア＝

2004/08 - 2004/08

【日本】は、
昔から言われている
＝日が昇る国＝という事が、
色んな海外の国を旅をするたびに
【痛感】する。。。。

それは、＝いい意味でも、悪い意味でも。。。＝

【日本】に居ると
＝何か＝をしなければ
【落ち着かない】。。。。
じっとしていると、何か【損】をしているような
【気】になってしまう。。。

それの延長か？【旅】に出ても
少しでも多くの物を見たり・聞いたり・感じたり
したいと、セカセカセカセカセカと
【旅】に来ても＝時間＝に追われているような。。。。

【マグレブ】とは、
＝陽の沈むところ＝という意味なのだそうで。。。
確かに、ココでは、【日本人】のような生き方を
する人は、居ないようで。。。
（日本人が、世界から見たならば
特殊なのかも知れないが。。。）

暑い日差しを避けて、
一日の【仕事】を少しだけしたならば
後は、【ダベリ】で一日が過ぎていく。。。。

【食べられたらそれでいい。。。】
と言う感じが。。。
それは、
他の【アラブ諸国】に
比べれば＝豊か？・ある程度宗教的にも自由＝なのかも
知れないが

日本ならば【我只足る知る】等と言えば
何かっこうをつけている

または、もう、すでに【足ったのか】
＝欲望＝がなくなったとは、【老いたのか!!!】と
吐き棄てるようにも言われかねない所も有りますが。。。

ココでは、総てが、その様な雰囲気が漂っている
ような。。。。
さすがに、【日が沈む所】だとツクヅク思う所が。。。。

余りにも【澄んだ水】が、回りに溢れ
【光り輝く木々の緑】と言う物が＝身近にある＝
所に育ったものにとって

【オアシス】を一歩出たならば
其処には、＝死の世界＝が広がっている環境
と言う物は、実際に行って見て
初めて分かる物が。。。。。。

エリア チュニジア

厳密には
【砂漠】の中の＝オアシス＝という感覚とは
少し違う物がありますが、

【地面】は、＝砂＝であり
【木々】にも＝砂＝が、こびりついています

おそらく、この【農場？】の中にも
【砂】が、吹き込んでくるのでしょう。。。。

それでも、何かしら、ココに居ると
【体】から＝力＝が抜けていくような
不思議な感覚にとらわれます。。。。

【日本】の＝緑＝と違い
造られている【木々の種類】も違いますが
この【オアシス】から一歩外へ出たならば
【厳しい自然】が待っている。。。。
と言う感じが、ヒシヒシ感じられ

【日本】から見たならば
＝汚れた緑＝ですが
何かしら限りなく【愛おしい】気が。。。。

【チュニジア】で初めて
＝オアシス＝の中を散歩する事が
出来ました。。。。

たとえ、【澄んだ水】でなくとも
美しい【緑】ではなくても
＝ココでは、何か護られている。。。＝
ような感じが。。。。

【旅】に慣れてくると
必要上【自然】とできてくる物があります。。。

これからも、【旅】を続けたい
もっと、色んな事を【見たり・聞いたり・体験したい】と思うならば
まず、何よりも自分の＝体調管理＝という事が
出来なければ【無理】だと痛感する物で。。。

かつて、まだ海外にも行かず、
初めて【北海道】に行ったときに
【駅】の待合室で、一夜を明かし
【朝】に成ったから、

＝歯＝を磨き、何のことは無い
日常の何時もの出来事のように
だんだん増えてくる【乗車客】を尻目に
＝悠然＝と食事をしている人に出会いましたが。。。

その時は、【すごいものだ】と想いましたが
【今】そんな事は、何のことは無く
出来る自分がいる。。。。

【自分の周り】に＝自分＝で
半透明の幕を作り、【自分の世界】に
入りこめる自分が。。。。

【旅】でいろんな事を知り、
色んな事を知らされた【結果】
＝食べれる時、寝れる時＝に出来なければ
どれほど【後】で、体調に変化が来るのかという事を
【嫌】というほど、思い知らされた
【経験】がそうさせるのか。。。。

しかし、どんな所でも、必要ならば、
【食べ・寝ること】が
出来るようになっても
さすがに【棄てた残飯】をあさるような
【浮浪者】までの事は、できない物が。。。。

何かが、まだ、自分に有るからそれが出来ないのか。。。。

それとも、それが、出来るようになれば
＝人間＝と言う誇りを放棄したという事を
自分で認めなければならない。。。。
という事なのか？？？

【旅人】は、一つの所にとどまれない
とどまれるようになれば
それは、それは、もう、
【旅人】ではない。。。。

絶えず【山の向こうに何かがあるのでは。。。】という思いを棄てきれない者は、
【現実】と【幻】の間に住む者であり
＝人間ではない＝のかもれない。。。

また、【人間の形】をとっている
【風の集合体・
想い強さだけが人間の形をたもっている】だけに過ぎない。。。
そんな気がする時がある。。。。

しかし、【地面】に根をはり
ココで生きていき、家族を作り
暮らしていくと成れば
【住居】が必要で。。。。

＝チュニジア＝に来る前は
変わった【住居】だという想いがありましたが
【実際】にその中に入らせてもらうと。。。。

【浮浪者】が、路上で寝起きして
＝動かなくなったら＝
【死んでいる。。。】という生活を続けているのに対して

【地面】＝穴＝をあけて、
暑い所だから、それは、それで涼しいのでしょうが
【生存競争】に敗れた結果

余り人のすまないこのような土地に
【穴】を掘って住むようになったのだという事を
聞かされ。。。。

【地】に＝根＝を張って生きる・生存
し続けていくという事の
【苦しみ・大変さ】が、のしかかって来る様な。。。。気が

（イエメンのように、狭いながらも【高い住居】にすむのと、【地面】の下に住むのとでは
大分、感じが違うような気も。。。）

それならば【浮浪者】の方が、潔いような
と感じるのは、【日本人】だからでしょうか。。。？？？

とても、そんな住まいで【生活は】。。。。
と思うの
【旅人】だから、思うのだろうか。。。？？？？？？？？？？？
？？？？？？？？？？？？？
？？？？？？？
？？？？？

砂漠に沈む【夕日】を見てみたい。。。。
という想いが、
【チュニジア】に来る前からありました。

きっと、【日本】で見ている
＝夕日＝とちがうのだろう。。。。と

昔【湖】だった所が干上がって
真平らな地平線に沈む
【夕日】という物を、見てきました。。。。

なぜか、【旅】に出ると
その土地の【日の出と夕日】が見たくなります。。

特に、【イスラム圏】は、暑く、湿度の低い所が多いため、＝日本＝では、見えないような【光景】が見えるのではないか。。。
そんな【気】がするのかもしれません。。。???

ぱっと見たならば
コレが、中東の【夕日】だとは、
分からないですが。。。。

【蜃気楼】と言う物は
【砂漠】に行けば直ぐ見れる物だという
感じがしましたが

なかなか、色んな条件がそろわなければ
見えないようで。。。

昔の旅人は、このような物を見て
【オアシス】が近くにあると
【錯覚】して
＝命＝を落としたような事を
聞いたことがあります。。。。

何が＝現実＝で
何が＝幻＝なのかという事が
分からなくなる。。。。

それは、【イスラム圏】の一つの特徴のような
【気】もしています。。。。

何よりも【コーランの教え】に従って生きる
事が＝正しい生き方＝だという
【幻？】を＝理想？＝を社会の隅々まで
【厳格】に
及ぼしている所は、
及ぼそうと強いる所は
余り居ないでしょう。。。。