2000/01/10 - 2000/01/21
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ThePrincessさん
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ディカプリオ主演映画「ビーチ」の舞台がピピ等だったらしく、あれよあれよと観光地と化してしまいました。
育った環境に反してなのか、私はちょっぴり人が行かないような秘境や経験をしたい傾向にあって、当時も折角のお休みは綺麗な所よりもちょっと変わった所に・・・と念頭に。
今でこそ国際空港ができたものの、当時のサムイやクラビはまだ手付かずの所ばかり。てっきりその年の旅行はどちらかになるとワクワクしていたのに妹と行く事になり、おまけに毎日の様に親から「そんな聞いたことも無いような所には行かせません!」と朝晩電話が。
仕方なくプーケットに入り、ピピ島とやらに行って見ようじゃないの。それからバンコク経由で帰ってくれば安全でしょ。と言うことになりました。
さて、ピピって何?
海外のサイトを見ているとクラビとピピとで両方一緒に出てくる事が多かった。その位タイのリゾート地としてランクインしていた。知らぬが仏とはこの事かしら。
集めた資料はクラビがほとんどだったので、とりあえずそちらは次の機会にと終う。
私は自分の旅行は人に手を入れられる事が大嫌いなので、私と行く=自分では何もしない妹と行く事はある意味楽ではあった。
暇を見つけてはホテルサーチ、エアーのブッキング。後は出発を待つのみ。
出発は冬だった。
冬に南国に行くこの贅沢。
あー、幸せ。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- タイ国際航空
-
[1日目]
羽田からバンコクへ移動。
体が弱いので常備薬を医者から貰って飲んでいて、私の旅行必須用品はパスポートと薬。
ここでミスった。
送りトランクに薬一式を入れてしまい、手荷物に1粒も残すのを忘れてしまった。ぎゃー!
やばい、もうトランクはシールを貼られて送られてしまった。
まずすぎる。
朝晩飲まないとなのに、どうしよ。
慌てふためいていると妹が、ぷりぷり怒りながらカウンターの人に説明して荷物を取り寄せてもらった。
てへへ。
つい忘れてしまった。
何とか戻ってきた薬をしっかりと握り締め、飛行機に乗った。
プーケット到着が現地約18:00。そこからピピ島行きのクルーザーが出てるとの事だったけど見当たらない。不思議。
ホテルに問い合わせてみる。
「この時間は終了してますから、明日来てください」
「What!?!?!?!?」
それは、今日現地(と言っても同じ国内なんだけど)に滞在しろと言う事ですの?しかもお宿はないですよ?
ホテル代はどうなるのよー!
とりあえず夜が更ける前にホテルだけでも確保しないと大変な事に・・・。
怒りは鎮まらない。
だってね、ちゃんとホテルと連絡を前もって取った上で今日からbookしたのにあんまりだわ。ヒドイワヨ、この仕打ち。
ホテルを当日に予約すると言う事をしたことが無かったので、どんなもんだかカウンターに行ってみる。
どうもカウンターのお兄さんが妹が気に入ったらしい。
いつもなら何処に行っても私が声を掛けられるのに変だ。
「皆がお姉さんをタイプだとは限らないんだよ」
と、妹に言った。
今は痩せたけれど、当時はちょっぴりぽっちゃりしていた妹は複雑そうだった。
一日しか滞在しないプーケットなのに、なぜか1時間も離れたパタヤビーチのホテルを予約(お兄さんが手配)。
この時はプーケットも初めてだったのでパタヤすらどこにあるか知らなかった為、彼の親切で「お食事つき+無料パタヤ送迎」にあやかる。
観光客が行かないような普通の市内のレストラン?に連れていかれた。返って良かった。何を食べても物凄く美味しかったし、満足(確かに、観光レストランに比べるとちょっと衛生的ではないけれど)。
ホテルにチェックインしてからパタヤビーチの騒がしいないとマーケットに妹と繰り出す。とてもカッコいいパレオを購入。ホテルで早速試着。
ピピ島へ行くのがまた楽しみになった。
[photo;ピピ島の我が家(?)にて。ビーチに向かう所。例のパレオを羽織って] -
「2日目」
朝一番に朝食を取る。以外にも沢山あって幸せに浸る。
お迎えのバンに乗り込みイザ、港へ!
クルーザーに乗り、ほっと一息。
ピピ島には観光客が集まる本島と、プライベートビーチを持っている離れとがある(移動が面倒)。今回は敢えて離れにした。
写真は船の周りの魚を見ている所だけど、出来上がった写真をみたら、気持ち悪がっている様にも見えた(そうにしか見えない・・)。 -
あっという間にホテルらしきものがポツンポツンと現れる。
それぞれのホテルのボートがお迎えに出てきた。
モルジブではないが、プライベートビーチのホテルは本島に島の周りがホテル!
大きなトランクを移動してもらったものの、自分の移動が大変だ。
何よりも怖い。
落ちたらどうしよう。足がガクガク震えながらクルーザーから小さないつひっくり返ってもいいような船に妹と移動。
「ようこそ」
と笑顔で迎えてくれて、すっかり濡れた足も余り気にならなかった。
ホテルは素晴らしかった。
昨日の一件の事は忘れる位敷地自体を気に入ってしまった。
部屋の目の前はプライベートビーチで、宿泊客以外は使用できないとの事。
問題は、街(離れの島)に行くのにボートをチャーターしなければいけないと言う事だけ位で、それほど不便も感じなかったし。
[photo;ボートの上から。本当は物凄い蒼い海] -
[ボートチャーターで島にGOGO]
折角リゾートだし、便利すぎる生活から離れたいけれど楽もしたいね。
と、一日ボートをチャーターしてみる。
所がこれが・・・。
ボートと言うのはヨットなどのようなものではなく、各ホテルが数船持ち合わせている船の一つで、多分日本では小さな漁業舟などに使われているような物。
行きは明るいし、何てこと無いなと鷹をくくった。
本島ではヘンナタトゥーに初チャレンジ。
妹が椰子の実のジュースを買ったので私も飲んでみた。口に合いませんでした。失敬。
美味しいレストランは沢山あり、中でも小奇麗で人が沢山入っている所に挑戦。
また来るかも分からないのに、次回の為にとお店の名前を一生懸命記憶(それから一度も訪れていない)。
クラブらしき場所でカクテルを一杯ずつ飲み、程よく暗くなってきたのでそろそろ帰ろうかと・・・。
さて、ここからが困った。
船頭さんはちゃんと待っていた。
しかし・・・。私達の魔の旅はここから始まった。
真夜中(夜の海は、日が暮れただけで本当にそう!)の海に響くのは、ザザーザザーという波の音だけ。
周りは何も見えない。本当に、なんにも見えない。
この恐怖。
船は小さい。ライフジャケットは着ていない。
水深数十メートルのこの知らない国の海でひっくり返ったらどうするんだろ・・・。
私は半泣きだった。
船頭さんは鼻歌交じりでルンルンこいでるようだったけれど、私には妹と話す余裕など残っていなかった。
ローマに行ったとき、バチカン近くの小さなお店で購入したキリスト様のネックレスをしっかりと握り締め、ぶつぶつとお祈りに没頭する。
遠くに見えるのはイカ釣り漁船かな。
ここで何かあってもこんな夜じゃ気づかないんだろうな・・と、悲観的になっていたりしたもんだ。
そうこうする内に明かりが遠くに見え出す。
2つ目の命を神様から頂いたような気分だった。
そして私は誓った。
もう2度と、夜の海は渡りません(恐らく妹もそうだと思う)。
[photo;部屋の前にて。妹が撮影]
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