2006/09/10 - 2006/09/10
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dapuqiaoさん
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その(2)は、揚州と鎮江の街です。
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(鎮江鉄道駅。)
「鎮江に到着し、なんとか下車。
この時期の込み具合から春節なんぞだったらたまらんぞとゆっくり感傷に浸る暇はなく、とりあえず、帰りのキップの状況をチェック。案の定予定の18:50のT721は満席、その他もほとんどが空席なし。
これは、バスで帰るしかないなと観念する。
全て高速道路で繋がってはいるもののバスではやはり明るいうちに上海に帰り着きたいと思う。
一つは、安全上から、ひとつは、バスから眺める景色を楽しむため。
であれば、三時位には鎮江を出なくてはと思う。日帰りの旅がますますきつくなってくる。
まずは、食事の時間をカットする。揚州や鎮江で美味しいものでもと考えていたのはあきらめる。
と、とりあえず決めて、TAXI乗り場に行く。」 -
(鎮江鉄道駅前ターミナル)
「途中客引き運ちゃんが声をかけてくるが無視して乗り場に並んでいるTAXIに乗り込み揚州と告げ、昨年出来た「潤揚大橋」経由で痩西湖まで幾らかと尋ねる。メータープラス往復の橋代・高速代との返事に、「往復?」と疑問の声を発すると後ろに貼ってある規程にちゃんと書いてあるので帰り分もよこせという事。
列車疲れからか追求する気力無くまあいいかと納得して出発。」 -
(潤陽大橋。)
「鎮江駅から痩西湖の入口まで約45分、メーターで丁度100元、橋代25元x2 高速代15元x2の合計180元でした。
時間的には、フェリーを使っていた頃は、90分掛かっていたとの事ですから橋が出来て半分になった事になる。
帰りも同様揚州からTaxiを使ったのだけれど高速は使わず橋の近くまで一般道を使ったので15元x2が節約できて150元でした。時間は大して変わらなかった。
今回は、往復共にTAXIを使いましたが、鎮江駅の隣りのバスターミナルからバスも出ているようなので費用は安くできるはずです。 -
(潤陽大橋から長江を望む。)
「長江を渡る橋はシンプルな作りながら中国一長いとかで景色もそこそこ。揚州付近の長江を揚子江と称していたのが、世界的にこの川の名前として知られたのもうなずけるほどゆったりと美しくながれていました。
今は9月ですが、春に訪れたなら「煙花三月下揚州」を彷彿とさせるのかもしれません。 -
(痩西湖入場券。)
「さて、痩西湖です。」 -
(痩西湖遊覧図。)
「痩西湖は、蜀崗痩西湖風景名勝区の一角に位置します。
蜀崗痩西湖風景名勝区は、大雑把に言えば、底辺2Km高さ2.5Kmの三角形をひっくり返した形を想像していただければいいかなと思います。その下(南=三角形の頂点)の方に痩西湖は位置し、左上=北西に大明寺が、右上=北東に漢広陵王の墓と博物館があります。
区内には、歩道だけでなく車の走っている道も縦横にあり移動は歩行、車共に可です。
痩西湖は、隋・唐の時代から景勝地として知られていましたが、最盛期は、清の乾隆帝の時代だそうです。乾隆帝の時代の詩人汪が自分の詩で故郷杭州の西湖に因んで細い西湖という意味の痩西湖と詠ったのが始まりとの由。 -
(痩西湖の浄香園口。)
私は、浄香園口という入場口から入門しました。入場料は、80元でした。
南の一番メインの入場口は、南大門口ですが、TAXIの着いた場所が対岸の方だったため浄香園口となった次第。 -
「確かに川かと見まがうほど細く続いています。」
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(痩西湖内の五亭橋。)
いずれにせよ、一番南から北に向かって散策を続ければ全てを見ることが出来ますが、メインの魚釣り台、五亭橋、白塔などが集中している南側のみを見て北半分は割愛しました。
日曜日でしたが、めちゃくちゃに込んではおらず、散策には丁度よい。 -
(痩西湖から大明寺まで乗ったチャリタク。)
痩西湖をこのまま北へ歩いていけば大明寺へ到着するのですが、五亭橋近くの北大門口から外に出る。そこには、Taxiに混じってチャリタクがいました。
おじさんに大明寺までいくらと聞くと5元との事、まあこんなもんかと乗って走り出してびっくりなんとエンジン着いているではないか。世の中進歩している。数分で大明寺に到着。 -
(大明寺入場券。)
大明寺は、日本で著名な鑑真がいた寺です。入場料は、45元。 -
(大明寺)
その大明寺に鑑真の展示室や唐招提寺を模した鑑真記念堂がありました。
展示室には、日本語の資料もあり、また、鑑真が日本に持っていった仏教関連だけで
無く、薬や書が展示されており鑑真がもたらしたのは仏教だけではない事がわかります。
鑑真記念堂には唐招提寺にある鑑真像とそっくりの鑑真の坐像がおかれている。
私はおもわず手をあわせたが、近くにいた中国人のアベックの女性も同じように手を合わせ祈っていた。何を祈ってたんだろう?
揚州では、他に隋煬帝陵、揚州博物館、何園 等々見るべきはありますが、残念ながら今回は全て割愛。
私は、博物館めぐりが結構好きなんですが、今回は、揚州は省略し鎮江でと決めた。
先述のごとくまたまたTAXIを使用して鎮江へ帰る。 -
(金山寺入り口)
鎮江では、とりあえず金山寺に立ち寄る。
寺の創建は、四世紀の東晋時代。 -
(金山寺、ここは白蛇伝ゆかりの地)
唐代の僧法海は、白蛇伝の登場人物として有名とか。
入場はせず。外からのみ眺める。 -
(北固山公園入場券)
「次は、北固山の甘露寺。金山寺から北固山までTAXIは、初乗り区間の7元でした。
入場料は、32元。 -
(劉備・孫権の試剣石。どちらが天下を取るかを占った)
鎮江は、三国志の時代孫権がここに始めて城を築いたところ。
北固山は、呉の孫権が蜀の劉備を自分の妹と見合いの為呼び寄せ捕らえようとした場所で
諸葛孔明の策で危地を脱した話が三国志演義でも有名、その場面が人形を使って展示されていた。甘露寺は同じ場所にその後建てられた。 -
(「阿部仲麻呂」の歌碑)
同じ場所に阿倍仲麻呂の歌碑が建てられていたがわりと新しく、西安にあるほうが古い。
寧波の浜辺で詠ったといわれる日本人には馴染み深い望郷の詩「天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山にいでし月かも」が彫られている。 -
北固山からの鎮江の市街を眺める
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北固山から長江を望む。はるか向こうは揚州
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北固山から潤揚大橋を望む
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(鎮江博物館)
そして鎮江博物館へ。ここへもTAXIで7元。
ところが、電視台(TV)の撮影の最中で入場は、しばらく不可との事。
警備員も街の人達も撮影を見ている。 -
(英国領事館跡)
時間があれば待ってもいいんだけどあきらめて近場の宋街を散策。
かつての英国領事館があったり、骨董品屋が軒を連ねたりしてなかなかの雰囲気。 -
(宋街に立つチベット仏教の塔)
小一時間ぶらぶらして、三時近くなったのでバス ターミナルへ行く。
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この旅行記へのコメント (2)
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- こまちゃんさん 2006/11/15 16:12:31
- 懐かしいさを感じる揚州・・・
- 初めまして。
揚州の画像に反応してやって参りました。
こまが揚州へ行った時は、大抵南京から車で向かったので、橋ではなくフェリー(生活渡船)で渡りました。
1996年頃の事なのと、仕事だったので画像はありません。こちらで見せて戴き、そんなに変わっていない感じがして懐かしい思いで一杯です。
最後に訪れた時は、小平さんが亡くなられた日でした。町中の電気店で葬儀報道が流れており、江沢民が泣きながら送る言葉を読んでいたのが印象的でした。
最近、中国本来の町を余り歩かなくなったので(敦煌や大西北、新疆僻地ばっかり・・・(~~;ゞ)、江郷風景を見ると、とても懐かしく心が落ち着きます。
激変の大都市と昔ながらの時間を費やす内陸と、ホント不思議な国です中国は。
こま
- dapuqiaoさん からの返信 2006/11/15 22:07:31
- RE: 懐かしいさを感じる揚州・・・
- メッセージありがとうございました。
やはり、黄河や長江の流域は、新疆や西蔵とは違って漢族中心の中国らしい景色がたくさん残っているのでしょうか。
新疆は、昔ウルムチとトルファンに旅した事がありますが、中華と違った異国の趣が心に残りました。
こまちゃんさんの膨大な旅行記も今後楽しませていただきます。
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