ちょっとだけマレー鉄道　【2.後編】マレーシア

1996/11/19 - 1996/11/26

シンガポールからマラッカへ。
普通なら直通バスが便利だが、敢えてマレー鉄道を使ってみた。

マラッカからはバスでクアラルンプールへ。

エリア マレーシア

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス

マレー鉄道の車窓風景は退屈だった。
熱帯雨林を走るのかと思ったら、なだらかな丘陵地帯に延々ゴムプランテーションの森。
よくぞここまで森を切り開いたものだと感心するが、車窓風景としては、正直、ガッカリした。

マラッカの最寄駅、Tampinからバスに乗車。
日野のオンボロバスだった。

マラッカは意外と印象の薄い街だった。
マカオのような場所を期待していたが、ちょっと違った。

高速バスでクアラルンプールへ向かう。
約250円は安い!
高速道路の車窓は鉄道よりさらに単調で面白くなかった。

クアラルンプールは大都会だった。
しかし、マラッカでもそうだったが、釣銭を誤魔化そうとする輩が余りに多かったのには呆れた。
普通の食堂なんかでも平気で誤魔化してくる。
街の見た目は大都会だが、こんなことをやっているようではまだまだ途上国レベルだと感じた。
当時、20年以内に先進国の仲間入りを！と叫ばれていたが、さて、釣銭誤魔化しの悪弊は改善されたのか?

マレーシアで興味深かったのは自動車だ。
国産車のプロトンがかなりの割合を占めいていた。
マレーシアに国産車があるとは、行ってみるまで知らなかった。
一昔前の日本車のようなデザインだが、先進国を目指すマレーシアの誇りらしく、博物館にもプロトンの車が展示されていた。
しかし、失礼ながらエンブレムはダサいと思った。
ゆくゆくは輸出を目指しているということだったが、いまだマレーシア以外でプロトンの車を見たことはない。