2006/05/21 - 2006/06/26
3339位(同エリア3887件中)
みいみさん
久しぶりに再開した母との二人旅。目的地はローマの遺跡めぐりをしたいという母の希望でイタリアと決まった。70代半ばという母の年齢を考えると長時間のフライトを要するヨーロッパへの旅は今回が最後になるかもしれない、ならばフィレンツェも、せっかくだから南イタリアの世界遺産も、ということで欲張りな旅の計画がスタートした。インターネットのおかげで今回は移動手段も宿泊もすべて個人手配。今後同じような旅行をしようとする方々に参考にしていただければ、と旅の記録を残すことにした。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 観光バス タクシー
-
成田から直行便でローマに入り、まずは時差ぼけ解消のためにローマに2泊。今回一番苦労したのはホテルの選択でした。以前泊まったロンドンの共同シャワーのB&Bは母には辛かったようなので今回は少しランク・アップ、と思ったのですがローマのホテルは何しろ高いんです。長旅でもあるし、贅沢が身についていない私はついつい、予算を低く設定してしまい・・・数ある中からまず選んだのがこのHOTEL GOLDEN ROMAでした。ボルケーゼ公園の南側に位置するこの家族経営の宿は看板も小さく、古い建物の中に入っていて、ホテルと呼ぶより「旅籠」という感じ。ホテル予約のさまざまなサイトでとても高い評価を得ているのが決め手となりました。フロントを守るのは二人の息子たち。夜の番はお父さん、素敵なイタリア・マダムのおかあさんもいて、家庭的な温かさにほっとする宿でした。
[photo:フロント脇で新聞を広げるお父さんのマリオさん] -
フロントも客室もブレックファスト・ルームも同じ階にありました。おかあさんが常に目を配り、気を配りしてくれる朝ごはんはこじんまりとしたビュッフェ・スタイル。混んでいる時期には順番待ちになるという、このお部屋の狭さを嘆くコメントをたくさん目にしましたが、確かにちょっと狭いです。でもなんだか普通のおうちに泊まっているみたいで私たちは満足でした。カウンターのディスプレイがとってもチャーミング!
[photo:ブレックファスト・ルーム] -
パック・ツアーで楽なのは人間も荷物も運んでくれること。でも毎日スーツケースのパッキングに追われるような旅にはどうしても食指が動きません。今回は一箇所最低二泊できれば三泊で計画を立てました。それでも時間には限りがあります。貴重な時間を最大限に生かすためにローマ到着の翌日は現地在住の日本人にアシスタントをお願いしました。「観光ガイド」というのではなく、一緒に街を歩いて下さる方を探しました。主な観光地は前回、観光バスを利用して回っていたので、今回はもう少し、ゆっくり深くローマを感じたい、と思ったからです。これは大正解!一時間18ユーロで4時間お願いしました。タクシーに乗ったり、レストランを探したり、メニューを読んだり、というのも結構大変なんですもの。ナヴォナ広場近くのトラットリアででゆっくりランチを取りながらローマでの暮らしのお話を楽しみました。晴天にも恵まれ、旅は順調にスタート!
[photo:ランチで注文した焼き野菜] -
ウォーミング・アップのつもりでまず選んだのが朝市ででした。ローマは日本語のガイド・ツアーもたくさんあって、この市場に行くツアーもあるのですが、日本人向けのツアーって本当に高いのです。私は英語は大丈夫なので一人だけなら英語のツアーを利用しますが、好奇心溢れる母の通訳をするのは楽ではありません。アシスタントをお願いしたのはこの市場に行くためでもあったのです。下町の風情を残すこの市場は規模も小さく、イタリアの地方都市でお目にかかる本格的な朝市とは雰囲気も違いますが、色鮮やかなお野菜やパスタ用ハーブなどイタリアらしさに触れるには充分です。
この近辺にも私好みの「旅籠的宿」がいくつかあって、泊まってみたかったのですが、人気の宿ばかりで予約が取れませでした。
初日だというのに母はすっかり舞い上がってドライトマトやパスタ用ハーブを購入。
[photo:カンポ・ディ・フィオリの朝市にて] -
母は元気ですが年齢には勝てず、急いで歩いたり、長く歩いたりするのはちょっと無理。レンタカーを借りて運転することができればいいのですが、私には不可能。ということで空港・ホテル間の移動には車をチャーターすること、ホテルはエレベーター完備を条件とすることにしました。空港送迎は宿泊予定のホテルに手配して貰うのがベストです。通常だと60〜70ユーロくらいかかるところをHOTEL GOLDENでは35ユーロで手配してくれました。
到着ロビーで名前を書いたカードを持って運転手さんが待っていてくれます。荷物も運んでもらえるので大助かり。
フィレンツェに行くのには列車を利用するので、大きなスーツケースはローマのホテルに預け、三泊分の手荷物だけ持っていくという作戦をとりました。ローマに戻った時に同じホテルに戻るのが理想的ですが今回は予約がいっぱいで別なホテルに移動することになりました。でも、スーツケースは気持ちよく無料で預かってくれたし、ローマの違う地区に泊まるというのも結果的には正解でした。
[photo:ホテルのアンティーク・エレベーター] -
ローマからフィレンツェへの移動にはユーロスターを利用しました。所要時間2時間半、ファースト・クラスは飲み物付で42.35ユーロ。快適な列車です。
チケットの予約に関してはJRは勝ち目がありません。TRENITALIAはネットで予約ができるのです!
http://www.trenitalia.com
これはすごい!eチケットなので切符売り場に並ぶ必要もなく大変な時間の節約になるばかりか、希望の列車が取れずスケジュールの変更を余儀なくされるというストレスもありません。予約の確認ページをプリントアウトして持っていくだけ。座席番号もそこに書かれています。検札の時車掌さんにそのコピーを見せればOK。
これは絶対おススメ!
[photo:フィレンツェ、ホテル・ペンディーニが入っている建物] -
フィレンツェのホテルは立地を考えて選びました。終日外出、というのではなく、疲れたらホテルに戻って休憩できるようにです。フィレンツェはローマとは違って小さい町なのでたいていのところは歩いて回れます。それでも平均年齢の高い私たちにはHOTEL PENDINIのように町の真ん中にあるホテルは理想的でした。
共和国広場を見下ろすお部屋は広々として天井が高く、古いお屋敷に来たみたい。ただ床やベッドのきしみ、クロゼットの中のだらしない様子(スペアの寝具がぐじゃっと入っているとかゆがんだ針金ハンガーが下がっているとか)、ドアの鍵がかかりにくい、などマイナス・ポイントもなきにしもあらず。ま、お値段もお値段なのでよしとせねば。大きなお部屋で満足かと思うと母はそれほど感激はしていない様子。もっと近代的なホテルの方が好みなのかも。
[photo:ホテル・ペンディーニのお部屋・・壁紙は本当はまっすぐのストライプなのですがなぜかゆがんで写ってしまいました。] -
フィレンツェに行かれる方にはぜひおススメしたいこのバス、Sightseeing Firenze。乗った時点から24時間乗り放題、乗り降り自由なので私たちは初日の午後から翌日のお昼までたっぷりと利用しました。路線も2種類あって、どちらも利用可能、映画、「眺めのいい部屋」の舞台となったフィゾーレへのドライブも楽しめます。イヤホンで聞く日本語のガイドもとても聞きやすいし、何より脚休めにはちょうどいいです。もちろんお二階の席の方が格段に楽しいです。チケットはホテルでも買えるようですが、私たちはミケランジェロ広場で直接バスに行ってお金を払いました。
[photo:Sightseeing Firenzeのバス] -
ウフィッツィ美術館のチケットはオンラインで希望の時間帯の予約ができます。エージェントによって手数料が違うようなのでご注意ください。私たちは宿泊したホテルが手数料無料で予約代行をしてくれました。旅先で時間の節約ができることは本当にありがたいです。長い行列を見るとつくづつそう思います。
余談になりますが、HOTEL PENDINI の経営者、Abolaffo氏のサイトは日本語のページもありフィレンツェの情報満載です。私はお会いしたことはないし、お頼まれしたわけでもありませんがご紹介しておきますね。
http://www.florenceitaly.net./nihongo/
さて美術館の見学ですが、母には日本語のイヤホン・ガイドを借りました。ガイドブックも購入しましたが、ひとつひとつの作品の説明を読むのはかなり時間がかかります。ただし、イヤホン・ガイドも機器の操作に慣れるまでちょっと大変かも。その辺は個人差ありです。
[photo:美術館の入り口で。] -
私たちは午前中10時頃に入館したので、途中、美術館の中にあるカフェで昼食を兼ねた休憩をしました。「脚を休ませる」ことにはとっても熱心な私。屋上のようになっているエリアのテーブルをゲットし、ワイン・グラス片手に満足、満足。
軽いお食事をしたり、ガイドブックで見たいものを再チェックしたり、絵葉書を書いたりするにはちょうどいい時間です。
この写真は母が知的な感じに撮れていて、私のお気に入り。帰国後作ったフォト・アルバムの表紙を飾っている一枚です。 -
ホテルの前の共和国広場には移動式の回転木馬が設置されていてなつかしいオルゴールのような音を奏でながら一日中、子供たちを乗せて周っています。回転木馬を取りかこむベンチにはきちんと髪をセットし、おしゃれなスーツに身を包んだおばあちゃまたち。孫の付き添いと言う訳ではなく、ここが社交場なのでしょう。まるで映画の一場面のような情景でした。
[photo:回転木馬と母] -
夜になって広場に灯がともると昼間とはまた違った人たちが集まってきます。子供たちのグループがフォークダンスの練習をしていたり、辻音楽士が演奏をしていたり。広場を取り囲むように並んでいるオープン・カフェからも夜遅くまで音楽が聞こえてきます。
小雨に煙る広場もこれまた風情あり。
花の聖母教会もウフィッツィ美術館もその素晴らしさは言うまでもありませんが、こういうシーンもまた、思い出に残ります。
フィレンツェは優しい町でした。食べるものもおいしかったし。
明日はローマに戻ります。 -
【おまけ】
市場好きの私が市場を見逃せるはずがなく、ローマに戻る日の朝、時間がきびしいのは承知の上でフィレンツェの中央市場に向かいました。
もう少し台所用品のようなおみやげものとか買えるのかなぁ、と思っていたのですが純粋に食品の市場でした。もちろんおみやげに出来る食品も多数あり、日本人の店員さんがいるお店も数軒。 -
ズッキーニのお花です。天ぷら(フリッターと言うのでしょうか)にしたものを食べました。季節のお味、らしいです。
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イタリアには絵になる景色が溢れていますが、絵になるお野菜もたくさんあります。美しいものが豊かなところに芸術家が育つのはあたりまえかも。
市場から大急ぎでホテルに戻り、タクシーで駅へ。
なんとこの日のユーロスターは(たぶんミラノからだったと思いますが)到着が大幅に遅れ、フィレンツェを出発したのは予定時刻の2時間半くらい後でした。
本来出るべきプラットホームの表示が出ない、というだけで、どのくらい遅れる、などという案内はまったくありません。気長に待つのみ。ここはイタリア、これもまた、旅の思い出。
私たちはローマに戻るだけだったので待たされただけで、それ以上の問題はありませんでしたが、飛行機への乗り継ぎなどあったら大変ですよね。運が悪い、と言ったらそれまでですけど。
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