コンゴ民主共和国旅行記(ブログ) 一覧に戻る
1976年3月0日<br /><br />私は主席参事官のユマに向かって、プロジェクトの調査契約を早く進めるよう、財務省をプッシュしてほしいとお願いした。<br />主席参事官は、「運輸省が十分努力するので、公団から直接働きかけない方がいいだろう」と答えた。<br /><br />これまでの運輸省は、公団と対立的な面が多かったので、私は運輸省を味方にしたいと考えていた。<br />しかしユマに関する限り、すでに味方になっているように感じる。<br /><br />やがて彼は私と会うたびに、ヨーロッパ人を批判するようになった。<br />特に私と二人で毛となったときには、話が弾んだ。<br /><br />「ヨーロッパの国々は、自分の国では使えない落第生ばかり、この国に派遣している」<br />「彼らは、本国に帰っても使い物にならない、二流の人物だ」<br /><br />「彼らは首にならないよう、本国にばかり色目を使い、小金を溜め込んで、早く隠居することしか考えていない」<br />「ザイールの将来のことなんて、これっぽちも心の中では思っていない」<br /><br />「ヨーロッパの国々は、人ばかり送り込んで調査々々と騒いでいるが、工事資金を調達し具体化しようとはしない」<br />「プロジェクトに唾をつけるばかりで、ほかの国がやろうとしても出来なくしている」<br /><br />「それが、ザイールのプロジェクトを遅らせている原因だ」<br />

キンシャサ日記【402】ザイール人から聞くヨーロッパの悪口

0いいね!

1976/03 - 1976/03

113位(同エリア296件中)

0

5

片瀬貴文

片瀬貴文さん

1976年3月0日

私は主席参事官のユマに向かって、プロジェクトの調査契約を早く進めるよう、財務省をプッシュしてほしいとお願いした。
主席参事官は、「運輸省が十分努力するので、公団から直接働きかけない方がいいだろう」と答えた。

これまでの運輸省は、公団と対立的な面が多かったので、私は運輸省を味方にしたいと考えていた。
しかしユマに関する限り、すでに味方になっているように感じる。

やがて彼は私と会うたびに、ヨーロッパ人を批判するようになった。
特に私と二人で毛となったときには、話が弾んだ。

「ヨーロッパの国々は、自分の国では使えない落第生ばかり、この国に派遣している」
「彼らは、本国に帰っても使い物にならない、二流の人物だ」

「彼らは首にならないよう、本国にばかり色目を使い、小金を溜め込んで、早く隠居することしか考えていない」
「ザイールの将来のことなんて、これっぽちも心の中では思っていない」

「ヨーロッパの国々は、人ばかり送り込んで調査々々と騒いでいるが、工事資金を調達し具体化しようとはしない」
「プロジェクトに唾をつけるばかりで、ほかの国がやろうとしても出来なくしている」

「それが、ザイールのプロジェクトを遅らせている原因だ」

PR

この旅行記のタグ

0いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

コンゴ民主共和国で使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
コンゴ民主共和国最安 775円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

コンゴ民主共和国の料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP