2006/08/27 - 2006/08/28
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52市村康さん
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まだまだ暑い豊島。北海岸には外来植物のアメリカネナシカズラがハマゴウにとりついて枯れそうになっているところもあります。
人の手でどこまで対策できるか、やってみました。
満潮で観察できるいきものは少なかったですが、卵が孵化寸前のイソガニなどが見られました。
今回は海上タクシーと北海岸までのバスのチャーター費用を福武学術文化振興財団の助成を受けて行いました。
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 船
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いつも北海岸に行く時は干潮でアマモ場が見えるときに行きますが、この日は満潮で、ほとんど海のいきものが見られませんでしたが、少し見えていた転石をひっくり返して観察です。
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何も見れない時でもイソガニは石の下にいつでもいます。
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卵が孵化寸前のイソガニがいました。
もう爆発寸前といった感じです。 -
さて、本日の緊急課題ですが、このアメリカネナシカズラです。ハマゴウにとりついて養分を横取りして枯らせてしまいます。取り付かれたハマゴウは鎌などで刈り取って処分しないとどんどん増えてハマゴウが全滅する場合もあります。
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アメリカネナシカズラが取り付いたハマゴウの茎を手で折り取っても駆除できます。
でもかなり広い範囲で取り付かれて黄色くなっています。
お母さんと小学生の15人でどこまでできるか・・ -
掘り取ったアメリカネナシカズラは焼いたり他所に持って行くよりも潮が満ちてくる浜に穴を掘って埋めてしまいます。潮が満ちてくるとその場で枯死して、自然に分解されます。
みんな結構様になって穴掘りしています。 -
掘った穴に刈り取ったアメリカネナシカズラを放り込んで上から砂をかけます。
潮が満ちてくれば漬物みたいに縮んで枯死します。
とにかく今日は暑くて大変でしたが、小学生とお母さんの15人のボランティアで、浜が少しは綺麗になりました。 -
ボランティアが帰って企画が終わった後、柚の浜でセンニンソウが咲いていました。
つる状で白い花がいっぱい咲きます。 -
近くの湿地にはイヌタヌキモがまだ花を着けていました。
ミジンコなどを捕まえて養分にする食虫植物です。 -
オリーブ基金で中坊公平先生が植えたオリーブの実も炎天下が続いていますが、ちゃんと実は大きくなっています。
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柚の浜から唐櫃の棚田に移動して田んぼの手入れです。
もう稲の花が咲き出して、田んぼの中に入れなくなりました。 -
稲の花のアップです。
おしべが出ています。
品種はヒノヒカリ、香川県では在来種です。
コシヒカリほどは収量がありませんが倒伏しにくい品種です。 -
畦豆も大きくなってきました。
黒豆の品種なんで、普通の大豆より黒っぽいです。 -
畦豆(黒豆)の花がいっぱい付いています。
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近くの耕作放棄の田んぼにはガマが穂を付けていました。
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高松に帰ったのは翌朝、港の近くの県民ホールの植え込みにはスベリヒユが花を咲かせていました。
花の大きさは5ミリ以下です。 -
スベリヒユはマツバボタンと同じ仲間で、人間の活動に付随して細かい種子で世界中に広がっています。欧州では市場で普通に野菜として売られている所もあるようです。
こうの史代「夕凪の街 桜の国」の作中「珍しい野菜」として出てくるのもこのスベリヒユです。
「夕凪の街 桜の国」も中国語・仏語などに訳され、スベリヒユみたいに世界中に広がっているようです。
9月8日は白血病で死んだ主人公の皆実の命日です。
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