飲んだくれ上海 Vol.04 ２日目食べ歩き編

2006/08/21 - 2006/08/24

滞在2日目、実質初日です。
今日も食って、飲みますよ〜！！

エリア 上海(中国)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー
• 航空会社: JAL

2日目です。
いやぁ、昨日はさんざん食って飲みました。で、写真は朝ごはん・・・。朝食付きだったんで、別にいらないけどホテル内の広東料理レストラン『白玉蘭』で朝食を摂ることにしました。ここのホテルって、朝食をホテル内の全レストランで摂れるんですよ。席に座ると速攻でおそばが出てきます。つみれ入りのおそばで、麺はいかにも中国って感じ。そんでスープが旨いんですよぉ。朝から手ぇ抜いてないですなぁ。

で、これが朝食セット。多い・・・。
さっきのおそばだけで十分だわ。ちなみに2セットからの選択制。どちらも「おかゆ」は変わりなし。おかゆのお米は長粒米って香りがしたのが残念かな。やっぱ日本のお米がいいや。これから始まる暴飲暴食に向けて、この朝食をたいらげるわけにはいかないので、ほとんど残しちゃいました。残念。でも、朝からキバったお料理でしたよ。

今日はまず豫園を散策しようとホテルから一気にタクシーで(笑)。だってタクシー楽なんですもん。
写真は見つけたマック。なんでも漢字なんですねぇ。店内には中国楽器を奏でるドナルドやらハンバーグラー達の絵が・・・。さすがだ。ちなみにスタバは「星巴克珈琲」(笑)。もしかして「星」で“スター”と読ませるのか？

『寧波湯團』で“湯團”を食べてみました。お湯に浮かべたゴマ団子。暑いのに熱いの食って、余計に暑くなったな。しかし中国って、注文と支払の仕方がよく分からない・・・。だいたい、先にレジで注文･支払→食券らしいレシートのようなものを貰う→その辺の空いてる席に座る→ヤル気が少しでも有りそうなおねーちゃん捕まえて食券を渡す・・・とまぁ、こんな感じ。

で、豫園と言えば『緑波廊酒楼』。でもダンナは以前行った事があるからと、『南翔饅頭店』へ。
ん？今日は行列してないぞ？もしかしてまだ早めだからか？でも、どうもヘン。地図と照らし合わせて見るも、『南翔饅頭店』の場所はベニヤ板に覆われ工事中である・・・。しかし繋がった隣のスペースの店は営業中。ワリと混雑してるし入口のガラス戸には「南翔」なんたらと書いてある。ん？こっちも『南翔饅頭店』なのか？なんだか釈然としないまま入ってみた。注文･支払はさっきの店と同じ。とりあえず名物の“小籠包”とビールを注文。大混雑の店内に空席を見つけ座るも、待てど暮らせど注文を取りに来ない。しょうがないからこちらからおねーちゃんに食券を渡そうと持っていくと、かなり不機嫌な顔して無視。え？無視ですか？有り得ねぇ〜！ま、ここは中国だからと再度チャレンジするも、一向に受け取ってもらえない。だんだんムカっぱらが立ってくる上に、勝手に店内に入り込んできた“物売り”が、マッサージやら偽ブランドバッグの写真やらを見せて売りつけに来やがる。最初は笑顔で断ってたが、あまりのしつこさに余計に火に油を注がれる気分。キレたダンナが一喝したら退散して行ったが、それでも注文は取りに来ない。カネ払って無けりゃ出るとこだが、払ってるんだからそうもいかない。みんなどうやって意中の品を手に入れてるんだろう？で、やっとこさ、まだ働く気のありそうなおばさんが食券を受け取ってくれた。受け取ってくれたはいいけど、このまま何も持ってきてくれなかったらどうしようと心配したが、速攻で持ってきてくれた。よかった・・・。で、まずはビールでガソリン補給。サントリーは「三得利」だってさ。ん？ぬ、ぬるい・・・。ま、ここは中国だし・・・。じゃ、小籠包はと・・・。破けてる(涙)。意味無いじゃん。かろうじて破けてなくても、持ち上げるとベットリくっついた底が破ける。なんか敷いとけよ！写真見て下さいよぉ。持ち上げただけで破けて「ぶりっ」と具が出ちゃうなんて・・・。味もぜんぜんで、ほとんど残して退席しました。

結論：ここは『南翔饅頭店』にあらず。

帰宅後調べてみたら、秋まで改装中らしいですね。日本なら仮設店舗でも作りそうなもんですが・・・。まんまとダマされたわけですな。あぁ、悔しい。ま、最初から半信半疑だったけどさ。

ちなみにコレが、その偽南翔饅頭店の反対側の入口。池のフチに沿って結構長い店なんです。こちら側の入口では、山と積み上げた麺にお客の好みの具をかけて売ってました。こんなに積み上げて伸びないのか？伸びないように油いっぱいかけてあるとか？どっちにしろおいしくなさそう・・・。

気を取り直して行きましょうか・・・。
次は上海最古の茶館『湖心亭』です。行きたかったんですよね、ここ。入口は厚いビニールを15センチ幅ぐらいに切った簾をくぐって入ります。ちょっと雰囲気無いよね。ま、中は涼しくてお茶をゆっくりいただけるけど。入ってすぐの席には、中国人であろう方々が、マグカップのようなので気軽にお茶を飲んでました。ガイドブックには2階席もあるよう書いてましたが、通されたのは奥のテーブル。ここではお茶を目の前で煎れてくれる楽しさはありますが、いろいろ売りつけられます(笑)。

でも中国茶のお作法って、ほんと見てて飽きないですよねぇ。

ところで、ここで外はいきなりの雷雨が！激しい雷と雨にうたれて観光客もチリヂリになって行くのが見えます。折りたたみ1本しかないや。困ったな。

ちなみに私が飲んだのはコレ。花茶です。赤い花は「千日紅」だそうです。なんとなくスーっとしておいし〜。花茶を飲んだのは初めてです！ダンナはライチのお茶を飲んでました。こっちもすごいライチの香り！

2杯飲むと「金のウーロン茶」がサービスで付きます。トロっと甘くて旨い！しかもいい香り〜！責任者らしきおばちゃん(確認したこところで中･日･英のトライリンガル)がテキパキと説明をしてくれます。で、中国だなぁっと感心するのが、どんどんお茶を注ぎ足してってくれるんですよ。もう、わんこそば状態(笑)。外は雨だし長居させてくれるのはありがたいけど、まだ座り込んでていいのかな？ってぐらいゆっくりと飲ませてくれます。

ところでこの茶館、トイレにペーパーはありませんでした。中国ではポケットティッシュ必携です。

これ以上長居するとお尻に根が生えそうなんで、雨の中外へ。豫園商城を散策します。昨日見た紹興酒の湯煎セットが欲しいんで探しますが、たまに見かけるものの、どうもかわいくない。なんかシャレたの無いかねぇ。その後行きたかった『上海筷子店』へ。ガイドブックに載ってたお箸の専門店で楽しみにしてたんですが、いざ入ってみると、よく考えたら中国箸を売っている・・・。当然だ。わたしは先の太い中国のお箸より、刺せるんじゃないかと思うほど尖ってる韓国系の方が好き・・・。ダメじゃん。しかも日本のお箸をそのまま売ってたりもする。なんか萎えちゃって何も買わず。で、帰ってからガイドブック見直してて気が付いた。私が行ったのはこの店じゃない？！ちくしょう、ダンナにだまされた(笑)。浪費されないよう、わざとショボイ店に連れてったな？(怒)

ま、その他はやっぱり“観光地”だなっていうドロくさいお土産屋が並びます。
スコールだったのか雨もおさまったんで、そろそろ移動するとしますか。

次はダンナがどうしても行きたかった『小紹興大酒店』へ。“小”なのか“大”なのか分からん店名ですが、ここの名物は蒸し鶏。蒸し鶏好きのダンナが見逃すはずもなく、タクシー捕まえて行きました。しかし地図見せるだけで、サクっと連れてってくれます。助かる〜。

店内は1階は大衆食堂って感じ。ぜひ1階で地元の方と一緒になって食べたかったんですが、通されたのは4階だったかなぁ？こぎれいな宴会用の部屋って感じでした。ちなみにここは日本語は全然ダメ。カタコトの英語もダメ。メニューも中国語で、正直苦労しました。ホントはビールと蒸し鶏だけでよかったんですが、「それだけでいいです」ってのが伝わらない。「もっと頼め」と言ってるのか写真付きのメニューまで持ってきて、しかも真横で注文決まるまで待ってる。あまりにウザいんで、ガイドブックの「請稍等(ちょっと待って下さい)」を指差したら、納得してくれたのか、3歩下がってくれた・・・。

しかし「青島啤酒」って、いろんなサイズと瓶の色があるな。はぁ、やっとガソリン補給できた。

これが名物「白斬鶏」。特製醤油ダレにつけていただきます。上に乗ってる香菜は苦手なんでよけて食べましたが、鶏のあぶらが甘くて旨い〜！骨付きなんで食べるのがめんどうですが、やっぱり骨周りが旨い。やっぱいいねぇ、蒸し鶏！

で、蒸し鶏だけじゃ引き下がってくれないんで頼んだのがコレ。「豆苗の炒め物」。これ、ウマかったっす！頼んでよかった(笑)。中華の野菜炒めって、油たっぷりだけど、シャキシャキの歯ごたえがおいしいですよねぇ〜♪

で、食後のトイレと・・・。
赤い洗面器に「消毒水」？
なんじゃそりゃ(笑)。

食った食ったと歩き出すと、人だかりが。しかもすごい煙。覗いてみると「烤羊肉串」発見！羊肉のシシカバブって感じで、焼き上がりを待ってる人だかりだったようです。ちょうど焼きあがったようなので、さっそく1本(笑)。辛い！でも旨い！臭みも全く無し。ビールも売ってよ、にーちゃん。「新疆」なんちゃらって書いてあるとこ見ると、国境をイスラム圏と接する中国の奥深さを感じます。流れてる曲もイスラムな感じ。

南京東路にでも行くかと歩き出しました。
またもや行列発見！
アレは“焼小籠包”じゃないですかぁ♪初めて見る、これが「生煎」ってやつ？ホントはガイドブックで見た『小楊生煎館』ってのに行きたかったけど、とりあえず食ってみるかと行列に。思うんですが、日本人ならコンビにとかでお弁当買ったりおにぎり買ったりでお昼を済ませるけど、中国ではこういったお店で調達するのが普通？この「生煎」と焼き飯を買って去っていくお客さんが多かったです。そういや、いつかコンビニに入ろうと企んでたんですが、結局入れずじまいだったな。お弁当とか売ってたんだろうか？だいたいコンビニの数が圧倒的に少ないんですよね。

香ばしく焼き上げるために、じっくりじっくり鍋を回して焦げ目を付けていきます。で、焼きあがったのがコレ！一皿に4つ入ってます。

かじるとこんな感じ。あっつあつのおつゆがジュワ〜と！旨いです。「おばちゃん、ビールも！」と言える語学力が欲しい・・・。
ちなみに皮はかなり厚め。パン生地みたいでした。残念なのが「おつゆジュワァ」が勝率5割でして、半分は汁気が無いんですよね。無いと全然つまんない。皮が吸っちゃったのかな？

この店、って言うか中国ってやっぱまだまだなのかな？並んでる間、店のおばちゃんが割り込んできて、何するのかと見てたらエアコンの室外機の排水を溜めた洗面器で雑巾を洗ってる・・・。洗面器の水は白濁してるしネギとか浮いてる。しかもぴちゃぴちゃハネが飛んでくる・・・。前にいたケンタッキーフライドチキンの制服着たおねーちゃんも、ハネがかかるのがイヤそう・・・。で、その雑巾でどこ拭く気？？馴染めねぇ〜。

南京東路まで辿り着きました。
おっされ〜なデパートから、こんな食材専門店まで並びます。許されるなら金華ハムとか買って帰りたいなぁ。

途中、ケンタでトイレを借りました。やっぱりペーパーは無し。しかも洗面台が男女共通なんで、化粧直しとかはムリ。出たところにはモップを持ったにーちゃんがいて、濡れた手を振りながら出てくる客の落とした水を拭き続けてます。思うんですが中国って、人件費が安いのかな？こうやってなんでもない所にヒトひとり貼り付けてるのをよく見ました。
それからデパートには地下食料品売り場は無いようです。あと、ディスプレイがなんとなくドロくさい(笑)。

昔、香港で飲んだマンゴージュースが忘れられず、今回もかなり期待してきましたがやっぱりありました！果物屋さんの店先で、100％マンゴージュース！安くて旨い！ちょっと氷入れてくれると尚良かったんだけどなぁ。って言うか、氷でカサ上げなんてセコイ真似してません。ぎっちりマンゴー。他にもたくさんの種類のジュースがあるようでした。

この後、南京東路を端まで歩いて地下鉄へ。「河南中路」から「陸家嘴駅」までひと駅乗ります。初めて川を渡って浦東地区入りですが、地下鉄から上がるエスカレーターが途中で止まるんですよ？！重かったか？！

地上に上がると「東方明珠塔」が間近に見えますが、登ってみたいけどもう暑くて限界。ほどほどに履き慣らしてたクツも、田舎でチョコチョコじゃちっとも慣らせてなかったらしく、靴擦れも痛い(涙)。だいたい、この暑さでガソリン足りねんだよ！

あ、虹！

で、「濱江大道」の『一点紅』でガソリン満タン現金で〜(笑)。
やべ、1本空けちまった。でも、もちょっとキリキリ冷やしといてよ、にーちゃん。
ここはなかなかサービスのいいカフェです。対岸の外灘を眺めながら、ゆっくり座ってられました。お店のおにーちゃんも、どうにかして会話しようとチャレンジしてきて、なかなか人なつっこい。夜は混むんでしょうが、昼間は空いてて静かだし。トイレ、キレイだし(笑)。お香の香りもしてたような・・・。でもトイレの中、エアコン効いてないんで暑かったな(笑)。

ガソリン入ったんで帰ります(帰るんかい！？)。
靴擦れの痛みも麻酔がかかって薄らいだので、元気良く歩きます。で、「外灘観光隧道」へ。これが入口です。しかしココでも切符は窓口で販売。なんか地下鉄以外で“券売機”ってのを見かけないなぁ。

地下には観光客相手の店が並んでました。私は右端のハンコ屋さんでハンコを作ってもらうことに。値切ったら20元安くなりました。でも看板には5分でできるって書いてあったのに、30分はゆっくりかかりましたよ(笑)。待ってる間隣の店を眺めてたら、白人夫婦が似顔絵ならぬ似顔“彫像”作ってもらってました。色とりどりのマジパンみたいな粘土で、真剣に作ってます。ちなみにこっちのハンコ屋さんも真っ剣！値切ったの、悪かったかな？4文字も彫らせちゃったし。出来上がりは大満足の仕上がりでした。最後にハンコケースを売り付けようとしてきましたが、いらないと言うと「幾らならいい？」だって(笑)。幾らなら買えたんだろ？いや、純粋に可愛くないからいらないとも言えないし(笑)。

無人カートで対岸へ。
皆さんおっしゃるように、1回乗ったらもういいや(笑)。ま、ラクだけど。でもこの乗り物も、全然ペイしてなさそう(笑)。
外灘側の乗り場には、ちっちゃなゲームコーナーがあるだけ。片道しか乗る気が無いなら、浦東側から乗る方がちったぁ賑やかかな？

さ、長くなってきたんで、地上に上がったとこから次巻へ移りまぁっす。次号もよろしくお願いします！

この旅行記へのコメント （2）

• 井上＠打浦橋＠上海さん 2006/08/30 04:47:11

  マクドでなくマックですかぁ・・・

  窓際さん、どうも。
  
  乗りが関西系ですが、
  マクドでなくマックと言ってますから関西系ではないんですね。
  ダンナが出てきますんで、女性のような・・・・
  それにしちゃ、飲みまくって、、食いまくって、食い倒れてますので、
  未だに謎の人物です。
  また、突っ込ませて頂きます。
  今日は、ココまでししときましょう・・・なぁ〜んちゃって・・・
  では、ゴメンなすって！！

  窓際さん からの返信 2006/08/30 09:51:33

  おおっ！

  井上＠打浦橋＠上海さんと言えば、超有名人じゃないですかぁ〜！
  はじめまして〜！
  遊びに来ていただけるなんて嬉しいな♪
  しかもそこはかとなく漂う関西テイスト、バレちゃったかぁ(笑)
  え？バレバレだった？
  実は東京在住暦もございまして、それで「マック」なんですよ。
  あ、それからもちろん“女性”ですよぉ。
  
  この旅行記まとめてて実感。
  体調崩すほど食ってないような・・・。
  ついにヤキがまわったか。