1996/05 - 1996/05
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buchijoyceさん
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グラナダ。アルハンブラ。
スペインと言ったらここというくらい、ぜひとも来たいところだった。学生のとき、英語のテキストで「アルハンブラ物語」や「グラナダ」を読んだのでなおのこと。
空港を出ると、一面アマポーラが咲いていた。
飛行機から禿山の斜面を赤く染めているのはこの花だった。
アマポーラはずいぶん写真に撮った。
空港から市内までバスに乗ったキャリーのついた小さな布のケースだけだったけど、それを荷物として預けた。カメラバッグはいつも抱いている。
預けた荷物は、と見ると、どれも無造作に、バスの後ろに取り付けた車の着いたオープン荷台に乗せてある。降りるとき、そこから勝手に自分の荷物を持って行くのだ。のどかなもんだ。
マドリッドでもバルセロナでも、盗難に気をつけろと脅かされてきたので一瞬大丈夫かと思う。でも、大丈夫だから、こういう運び方をしているんだろう、とのんきに構えている。
ホテルの窓から見ると、空をツバメの群れが黒く染めていた。
こんなにたくさんのツバメ、「ラ・ゴンドリーナ」。
これは渡ってきたのだろうか。これから渡るのだろうか。
シエラレオネを背景にツバメの群れを撮った。
ここの目的はアルハンブラとアルバイシン。
まずはアルハンブラだ。すばらしい。ここを明け渡すとき、イスラムの王は涙したと読んではいるが、そうだったろうと思う。
タレガの「アルハンブラの思い出」のトレモロが浮かぶ。
アルハンブラ宮殿を見ながら人間はこんな精緻なすばらしいものをつくれるのに、なぜこれを破壊するようなものを作るんだろう。そして戦うんだろう、と心から考えさせられた。
アルハンブラは何回も通って堪能した。アラビア文字が読めたらもっといい。
アルバイシンは都市計画としてみておきたい地域だった。
パリと同じく、景観条例が出来ていて、改築でも、外側をいじることは規制されている。白い壁、屋根。緑いっぱいの庭。バラのアーチ。石畳の細い道。その道を隔てて隣まで越境するツル植物。美にゃんの猫。行き会う人は必ず挨拶を交わした。ここは外観も素敵だが、住人も素敵だ。
アルバイシンからアルハンブラを眺めるのもいい。
アルハンブラには夜間も含めて3回入った。光を変えて撮りたかったからである。サクラモンテの一番上までも歩いていった。
我ながら連日よく歩いた。
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