サントワインで締める初日ｖ

2006/08/09 - 2006/08/17

やってきましたサントリーニ島！
めっちゃ遠かった…(笑)。
行きの飛行機出発数時間後に例のロンドンテロ未遂があり、あわや遅延!? といった感じですが…見事にすりぬけて到着!!

まー綺麗な島でしたこと!!
あまりにあまりな青い空、紺碧の海、眩しいほどの白い家！
すべてにくらくらしながらリゾートしてきましたｖ
すっばらしい景色の中、一人でワイン片手に酔っ払うモンゴリアン(笑)。

職場では｢焦げた？｣とか言われるくらい焼けちゃった私ですが、後悔してませ〜んｖｖ
めっちゃめちゃ綺麗な島でしたっ!!!!

エリア サントリーニ島(ギリシャ)

• 同行者: 一人旅
• 航空会社: カタール航空

今回楽しみだったのは、カタール航空！
ほら、関空就航すぐの時にはヨーロッパ往復３万円とか打ち出して話題になってましたよね。
エミレーツに負けないように相当頑張っているとの噂の航空会社。
エミレーツよりも安いし、関空からヨーロッパまでの乗り継ぎかなりいいし…と選んだんですが、これが大正解!! 乗り継ぎや機内食、アメニティなんか目じゃない!! 何がすごいって…あの例のロンドンテロ未遂の時、遅れもなく飛んでくれたことですね。
いっや〜、あれには助かった！
ブリティッシュエアウェイとかも候補に挙げていただけに、この喜びはひとしおでした…ｖ

偉いぞカタール航空！

でも要所要所でけっこう笑える航空会社でした。
なんだか愛想のとってもいいスッチーたちがいてくれて、まぁラッキーｖでしたし。食事？ あははー、まぁ期待してませんでしたし(笑)。

ドーハ→アテネで笑えたのが…。

小さな機体だったんですけど、初めに座席番号１〜10までの人が搭乗可能。
８番目だった私は早目に入ったんですね。
で。

タラップを登ってすぐに男性がチケット拝見。
あちらです、と指示。
まぁこれはわかる。っつーか、あちらもこちらもないでしょう。通路一つしかないし。

２歩ほど行くと、満面の笑みをたたえた女性職員がチケット拝見。
おぉこれは８番ですからあちらへどうぞ。
……はぁ、そーですよね。ここ、まだ30番くらいだし。

さらに３歩ほど行くと、にこやかに振り返る別の女性職員がチケット拝見。
お客様は８番ですね。それではもっと奥になります。
……いや、８番が25番の前の方っていうのはさすがにわかりますが…？

続いて爽やか笑顔の男性職員がチケット拝見。｢続いて｣ですよ？
おぉお客様の席は８番のA！ ここをまっすぐ行って下さい。左側の席になります！
……うん、それ、ついさっき、数秒前に女の人に聞きましたので。

さらに進むと、アジア系の女性職員がチケット拝見。
８番のAですね、それではここの３列奥になります。
………11番だからね、まだここ。いや、はぁ、こりゃどーも。

てゆーかっ!!
あなたたち、教えてくれるよりも通路に立ちふさがらず座席にでも避けていてくれるほうが親切なんですけどっ！
ざかざか席に行かせてくれっ(苦笑)！

カタール航空ってどこもこんな｢サービス｣してるの…？
飛行機の座席っていうのは普通機首に近いほうから１からずーっと並んでいるわけであって、べつにのべつまくなし教えてもらわなくても、自分のチケット番号と座席番号を見比べてたらそこそこわかるもんなんじゃぁ…(笑)？

繰り返しますがこれ、｢小型機種｣の｢一本しかない通路｣で行われた会話です(笑)。

で、ドーハ乗り継ぎです。

噂どおり、小さな空港(笑)。
ぼけーっと一周してみましたけど、あっけなく終わっちゃう。

１つだけ割と魅かれるデザインの香水があってじーーっと見てたら、そのお値段にたまげた！
だって小さなボトルで100ユーロ超!! えぇ〜、ここ免税店よねっ!? 普通に税金かかって買ったらいったいいくらになるんだ(苦笑)。

しかしその後、機内誌で男性用香水だったことが判明。あぁ気の迷いで買わなくてよかった…(笑)。
でもホント、可愛いボトルだった！
あのボトルだけでいいからちょっと欲しいなー。

人もまばらな２階に上がったら、ソファがいっぱい。
暇なものでとりあえず２階も一周しようとぐるーっとまわってみたんですよ。
そしたら搭乗口の方へ出て。お、こんな早朝でもフライトあるんだー、と足を踏み込むと…。

座ってた方々(男性ばかりだった)がいっせいにこちらを凝視！
うっ!! とさすがにたじろぐ私。
こ、この感じはトルコの田舎でチャイハネにとことこ入った瞬間の視線の洗礼に似ている…。
な、な、なによー。ここ、国際線の搭乗口でしょー！
べ、べべ別に何人の男女構わず誰が入って座ったっていいはずじゃーん！

心で訴えつつ、そしらぬ顔でさり気なく距離をとる私(苦笑)。
だって、いきなりだと怯みますよ？
ぐるぅ〜ん、と大回りしてもとのソファの位置に戻ってくつろいでいたのでした。
その後、フライト時間が迫ってから行ってみたら、もう国際色豊かな空間になってました。
あの凝視はたまたまアラブ圏ばかりに飛ぶフライト待ちのおじさんばっかだったせいなのかな？

でも、ここでカタールのサービス精神が！

８時間以上のトランジットがないと国内無料ツアーやホテルはないとのこと。丁度７時間待ちだった私はがっかり…ちっ。

でも一応トランジットカウンターで聞いてみました。

｢Could you give me a hotel or city tours?｣

No！の返事の元、少々へこんだんですが…なんとカフェテリアでの食事券をくれましたｖ
わーい、これでお茶して時間潰してマンウォッチングでもし〜てよっとｖｖ

２階にはちゃんとトランジット客用の食事カウンターが作られてました。
ちらちら…とちょっと遠目に眺めてみると、どーも冷たそうなサンドウィッチかパイくらいしかなさそう。
あまり食欲をそそられそうな姿ではない。

う〜〜ん。

ふ、と周囲を見渡すと、どうも自腹で食べているらしい人たちの何人かが、なんだか美味しそうなハンバーガーを齧ってる。

……そーいや、長いことバーガー食べてないなぁ…。

きゅるるるる〜ぅ。
お腹も鳴ります。えーとね、とカウンターに満面の笑みで近づいた私。

｢Excuse me, Could I choice a hambargar?｣
｢No! Only this is.｣

わかってる、わかってるんですよ、えぇ。でもねー、ちょこっとおまけして？ てへｖ

｢I like a bargar. I want to eat some hot one. Please？｣

めちゃめちゃ笑顔でお願いｖ

は!? みたいにまじまじ私の顔を見たウェイター。
数秒凝視した後、にやっと笑って一言。

｢…OK｣

ぱちん、とウィンクを一つ。
やったぁ！ カタール人親切だっ！
ありがとー、とにこにこ笑顔を大盤振る舞いすると、彼はパキスタン人だと言う。
おぉ！ カタール人じゃなくってパキスタン人が親切なのねっ！ 食べ物の恩は忘れないわっ!!
ありがとうパキスタン人！

ぴー、とレンジですばやく暖めてくれたバーガーとコーヒーを渡してくれた彼。添えた一言が。

｢Please.OSHIN｣

おしん!? オシン!? OSHINとな!?!?

カタールでパキスタン人におしんと呼ばれるとは思わなかった…びっくり。

あなた｢おしん｣知ってるのー？ なんでー？ と聞くと、普通にこちらで放映されているとの事。しかも大人気らしい…。
へー、ほー、ふーん。
ドバイでは｢大根飯｣とかどういう風に訳されるんでしょう。気になるところだ。

バーガーは大変おいしゅうございましたｖ チキンバーガーだったｖｖ

でもね、さすがに７時間もあると退屈します。

免税店を何度か冷やかし、ソファに座ったり立ったりトイレ行ったり。

う〜む、退屈だ。
あ、そろそろ４時間経ったし。アテネ行きのゲート決まったかな？
先ほどトランジットカウンターに顔を出した時にはまだゲート未定だったんですよ。しばらくしたらまた来い、と言われたたのを思い出して、退屈しのぎに行ってみました。
そしたらね。

ゲートの場所はもちろん教えてもらえたけれど。

なぜかまたしても食事券をもらっちゃって…？
あれ？ これさっきももらったよ？ ま、いっか。お、さっきとメニュー替わってる〜♪

本日２度目の朝食となりましたとさ(笑)。
半熟卵の乗ったトーストは大変おいしゅうございましたｖ

関空→ドーハ→アテネ→サントリーニ。

……遠っ！

ナゼに私は時間が有り余っている学生時代にこの乗り継ぎしまくりな場所に行っておかなかったのか…。
あまりに時間掛かるもんで、少々遠い目をして過去の自分を振り返ってみたり。

が。

到着は優に夜10時を超えていたんですが。
丁度今夜は満月!!
荷物をずりずり引き摺りながらふと見上げた夜空のあまりの見事さに、うっとり…。
これ!! これを見られただけでもめっちゃ満足！ 幸せ!!

今回、サントリーニ宿泊先はめっちゃめちゃ迷いました！
どれだけ迷ったかって、５月からほぼ毎晩ネットサーフしてあれこれそれどれのホテルをサーチ。クチコミやら何やら、暗記できるほど読み漁って…。

でもサントリーニって高いの！
まぁまさにシーズンピークの８月の超観光地ですし、安くはないのは覚悟してたけどねぇ…普通に90ユーロとかするのはなに!? 何事!? 高すぎ!!

下手したら往復チケットより高くなる…とべそかきかけた私が発見したのはここ！

KASTELI 一部屋50ユーロ　朝食付き

ちなみにここ、宿…っていうか、間貸しです。この名前は１階の食堂のもの。
普通にタクシーで｢KASTELIへ！｣とか言うと、ペリッサの宿に連れて行かれてしまいますので要注意(笑)。

部屋にはベッド、机、シャワーにトイレ、冷蔵庫にベランダってとこでしょうか。

めっちゃ感じよかったので花◎を差し上げましょう!!
つつき的に☆３つ!!

到着したのが遅かったので、流石にふ〜らふらのよ〜ろよろだった私。疲れすぎです。家出てから何時間かかったちゅーねん。
空港から宿へ向かうのにタクシー使ったのも初めてなら、宿でメールであれほど｢カルデラビュー｣と依頼していたのに反対側の海側で大人しく泊まったのも初めて。

タクシー交渉して５ユーロしかまけてもらえなかったのとか、翌々日からもっと広くて完全なカルデラビューな部屋に変更可能とか、くらいしか交渉できなかったのが悔やまれる…(←え？)。

時差の関係か興奮してるのか、朝６時には目が覚めました(笑)。目覚ましより早起きだよ、私…ｖ

２度寝できそうにもないので、とりあえずお散歩なんかを。

これ、イアのメインストリートです(笑)。
ちっちゃくて細くて可愛〜い♪♪♪
時間が早いせいか、街を独り占め!! 気持ちい〜いっｖ

アーティスティックな飾り発見！

超細っそい道な上にものすごいアップダウンの階段の村、イア。
こんなところで自転車なんてなぁんの役にも立ちそうにないんですけど…こんなふうに店頭に飾られてるとカワイイｖ

みゃぁ〜〜んｖ

はっ!! と振り向くと、そこには超〜ラブリーな仔猫さんがっ!!

いやぁんｖ 猫に声かけたことは数限りなくあるけれど、猫に声かけられるなんて貴重な体験〜〜♪♪

ぅっきゃ〜〜〜〜〜ぁっ!!

思わず身もだえしてしまうような｢完全なる理想なギリシャ!!｣が目の前にぃっ!!

こ、この青い空、白い壁、紺碧の海…パーフェクト。
も、くらくらきます〜ｖ

ぽか…っと浮かぶ青いお屋根の教会。

眩しいばかりの白い街並!!
あー…もう、倒れるかも、私(←決して睡眠不足なせいではなくってよ？)

だって、普通に村を歩いていたら、角曲がった瞬間にこんな景色に出会っちゃうんですもん!!

う…わ……っ!!

きゃっほー!! てなもんです(笑)。

あんまり綺麗なものばかり見すぎて本気でくらくらしてきたので、一旦宿へ戻りましょうか。

行きと違う裏道通ってみたら、またしてもこんなウツクシー光景に！

うわー…きれいっす。

さて。宿に戻る途中、早くから開いていたミニスーパーで少々お買い物を。

朝食付きな間借りですが、ほら、色々買ってみたいですよね〜ｖ
さ、早いけど朝ご飯、朝ご飯ｖｖ

うーん、景色もいいし、空気もいいし、さいこー!!

余談ですが、ここの間借りでびっくりしたことを一つ。
チェックインした時に、まぁ朝食時間聞きますよね？
そしたら｢朝９時過ぎくらいかな〜｣と曖昧なお返事。
ま、そんなもんか、ここはリゾート地だから朝食も遅目なのね〜ｖ くらいにしか思ってませんでしたが。

朝10時半くらいに下に降りたら、おじーちゃんが植木に水をやってました。

私
｢カリメーラ!! Could I eat a breakfast?｣

おじーちゃん
｢カリメーラ！ Now is very farst morning!! Everybady sleep now.｣

私
｢……へ？｣

おじーちゃん
｢If you want to eat something……that shop sell a bread!｣


……は？


今、朝10時過ぎ。っちゅーか、11時前。今って｢早朝｣なの？ だって９時過ぎには朝ご飯OKって…。

結局、いつも11時半〜12時に頂いてました、はい(笑)。既にブランチ通り越してるっちゅーの(大笑)。

さて。

朝食食べて、まったり昼寝ならぬ朝寝して。
日も完全に昇ったようだし、お散歩再開!!

日焼け止め塗り塗りして颯爽と出かけましたｖ

うふふ…このお土産屋さんのワンコ、可愛い〜♪
犬が苦手な方はお買い物すらできないのねぇ、この村(笑)。

あっつーーーーーーー……。

↑な雰囲気が伝わるでしょうか。
まさに暑々。ほかほか。じりじり。火照る。

日陰でワンコがなんとも気持ちよさそうに寝息をたててますｖ
横に寄り添って寝ちゃいたいくらいのどかな雰囲気でしたｖ

くぅ〜〜〜っ!!

これよこれ、この景色を見に来たのっｖｖｖ

この完全なまでの白い教会…うっとり。
ギリシャの白ってなんだか他と違う気がする！

暑いよ〜。
でも村が本当に綺麗だよーｖ

ブーゲンビリアの赤紫が、白い壁と青い空にこれでもかっ!! てなくらい映えます！

うーん、この感動は竹富島以来…ｖｖ

あれ？
何かの撮影ですか？

汗ににじむ視界をかきあげながらほてほて歩いていると、レフ版持った方達と遭遇。

綺麗なお姉さん方、汗一つかいてない顔して笑顔で写真撮影されてました。…プロだ。

でもこんな美しい村で撮影したら、さぞうっとりするような写真になるんだろうなぁ…見てみたいｖ

おぉっと！

生身のニャンコも可愛すぎるけど、このニャンコも可愛い！

いかにも猫の多いサントリーニ的な置物ですね〜ｖ
一つと言わず、まとめてお買い上げして部屋に飾っておきたい!!

風車発見〜ｖ

宿の位置が地図でいまいちわかりづらかったせいか、いったいどっちに進んだらイア村の中心に出るのかさっぱりで…とりあえず適当な方向にずーっと進んだら、写真で見たことのある光景にたどり着きましたｖ

うわーいっ!!

見つけたからには至近距離まで行って見ましょ〜♪

でもこれがまたけっこう難しくて(苦笑)。
ベネチアほどじゃないにしろ、イアもなかなかな迷路な街。
見えてるんだけど道がわからない！
くねくねと上り下りしてる細い階段を眺めつつ、唸りつつ、実に楽しく迷いながら到着したのでした！

にゃるぅ〜ん♪

途中、あまりの暑さと階段にへばりそうになって日陰で涼んでいたら、超なつっこいニャンコがとことこやってきましたｖ

思わず手を伸ばすと、すりすり…っと目を細めてご挨拶。
うわ〜可愛すぎるー!!

と。

なにしてんのー？ とばかりにお店の奥からさらにグレーのニャンコが！

こちらもフレンドリーで可愛いこと可愛いこと！
もうさらって帰りたいくらいでした〜ｖｖ

あ・つ・い！

繰り返しますが、暑いんです。
いくら日本のように湿気がないとはいえ、今は８月。真夏真っ只中！
日に照らされてると、だんだん意識がぼー…っとしてきてしまう。
そんな中、こんな風に折り重なるようにして寝倒れているワンコを見ると、にま、と和んでしまう私ｖ

そうよねー、君らだって暑いよねー。
純毛100％の毛皮着てるんだもんねぇ。

ヘブンズゲート!!

………って感じしません？
私はこれ見たとき、死ぬ時はこのゲートをくぐって極楽へ行きたいものだ…と(笑)。

完璧、ですね。
何も足さない、何も引かない。

ちなみにこれが、泊まっている間借りの朝食スタイルです。

簡素でしょ？
でもグリークコーヒーが美味しかったｖ
確かに粉っぽいんだけど、味わいありましたよーんｖ

さて。

イア村をうろうろして。
大体村の全景もわかってきました。それにしても小さな村だ…。
メインストリートも車が通れないくらい細い道だし、信じられないくらい小さい可愛い階段だらけだし(スーツケース担いだ人間はそうは思えまい…)、歩けば歩くほど気にいっちゃったｖ

午後、さーて何をするか、と首をひねったら思い出しました！
サントワイン!!
確かここで旅行記書いてる人がけっこう褒めてた気がする。

どうやって行くのかな？ とりあえず隣村、フィラまでバスで行ってみようか。

フィラ到着〜♪

おぉこっちはえらく賑わっている村だ！
イアが大人向けなら、フィラは典型的若者向けなトコだなぁ。
燦々と日の照りつけるバス停でそんなことを噛み締めていると、お！ お目当てのバス発見〜♪

えへへ、遅起てきた宿の人にサントワインへの安い行き方聞いてきたんだ〜♪

えーと、まずイア→フィラに出て、フィラからペリッサ行きのバスに乗ったらいいのよね。
んで、そのバスの中で｢ピルゴス！ サントワイン！｣と叫ぶ、と。

わぁお!!
感動!!

ちゃぁんと｢サントワイン｣で通じましたよー！

ピルゴス村？へ行く途中、なぁんにもないところの小さな教会前に降ろされちゃったな〜と少々不安に思ったところ、振り返ったら｢Sant Wine｣の建物がっ！

やったーｖｖ

にこやかに達成感を味わいながら、てくてくとサントワインのティスティングの表示に従って入場。

あれ？

日に焼けたおじーさんが何かしてるー。
こりゃ行ってみなきゃ！

いそいそカメラ片手に近づいて行くと、なんと収穫したての葡萄を運び込んでるとこでしたー。

うわぁ〜たくさんの葡萄ですねぇ、と感心して眺めていたら。

おじいさん
｢Jananese？｣

私
｢Yes!　Japanese!｣

おじいさん
｢ワタシ…ニホン、イッタコトアル。フネ、ノッタ。３０ネン、フネノッタ。ヨコハマ、キューシュー｣

私
｢!? (←かなりびっくり！) うわぁ！ 海の男なんですねー！｣

おじいさん
｢ウミノオトコ？ ニホンゴ…タクサンワスレタ。コニチハー。アリガトー。アナタゲンキデスカー。サヨナラー｣

うわぁうわぁ、すごいや。世界を股にかけた海の男と出会っちゃったよ！
もんのすごい勢いで葡萄の入ったケースを逆さまにしつつ｢スペシャルワイン！｣と叫んでて、しかもこぼれた何房かを勢いよくサンダル履いた足で蹴りこんでたけど…おじいさん、楽しいぜ!!

これがその、投げ込まれ、蹴りこまれてたワインの素…白葡萄です。

ほー。あの美味しいワインの数々は、こんな埃っぽいところで土つきサンダルで蹴りこまれて生まれるものなのね(笑)？

がっしゃんがっしゃん、ぐわわわわぁ〜ん、と男前に回る機械を眺めつつ、感心。

さーて、ワインの製造過程の本当に原始的な初歩も見たことですし。

いよいよティスティングだ！
ずんずん中に入っていくと…おぉお!! ここもすっごい絶景かな〜♪

おぉっ!!

こちらも絶景(笑)。
ワインがずらり！
しかも値札みてびっくり仰天。
だってだって、だって、フルボトル４ユーロくらいが相場なんだもん!!

……し、信じられん。買えるもんなら店ごと買って帰りたい!!

１グラス、６グラス、12グラスのティスティングが選べますの〜♪

ここはいっちょ12グラスをいっとくか？ とも思ったんですけど、好きだけどあまりお酒に強くない私。
こんな絶景前にして夕暮れ前に酔っ払って寝ちゃったんじゃぁ女がすたる！ モンサンミッシェルの二の舞をしてたまるもんかぁっ！

…というわけで、６グラスをチョイスｖ

赤・白・ロゼと各種名前を書いた紙ごとくれます♪
どこで飲んでも自由〜♪
さーて、絶景ポイントを探しに行きましょう！

おっとっと、揺らしてこぼさないようにしなくっちゃ〜♪♪

ワインを注いでくれたおねーさんですｖ

すいすいすい〜っと６種類、冷え冷えのボトルからとくとく注いでくれました！

きっとお姉さんもワイン好きなんだろうなぁ…私がギリシャ語堪能だったら、色々お酒談義もしてみたいなぁｖ

あ〜んまり絶景で、しかもあ〜んまりワインが美味しくって気分よくって、ほろほろほろり〜♪ と酔っ払ってきちゃって(笑)。

日に透かした白ワイン、カルデラに映えますねー!!
くぴ。うふｖ

なんと！
奇遇にも結婚式に鉢合わせ！
うわぁ、こういうところで結婚式するのってめっちゃお洒落ｖ

花婿さんなんて、ワインをボトルでラッパ飲みしてた(笑)。いーのか、そんなので…(笑)？

黒猫ちゃんと遭遇ｖ

綺麗な金の瞳で、き〜らきらと見つめられて照れちゃいますね(笑)。
ごめんねー、おつまみ注文してないから、チーズも何も持ってないのよー。
ほら、と両手を空にして目元で振って見せたけど、悠々と足元で毛づくろい。う〜ん、可愛い!!

おぉ！
だんだん日暮れてきましたｖ

そう、私は昼過ぎからずぅ〜っとここに座っていたんです(笑)。
ワインをくぴくぴ、とちびちび幸せに飲みながら、待っていたのはこの夕暮れ！ 夕焼け！

泊まっているイアの夕日は世界一、とか聞いてますけど、ここの絶景の夕日もなかなかのもんだろーと直感したので♪

きっれーーーーー……。

徐々に茜色に染まっていく地平線。
藍色の空。

……うーん……美しい……。

まるで水平線に溶け込むように茜色の太陽は沈んでいったのでした…。

島根の宍道湖でも思ったけど、やっぱり湖とか湾になってるところって夕日の綺麗さが際立つのかなぁ。
最後の光なんて、言うに言えないピンク色に染まっていて、溜息しか出ないような様子でした…ほぅ。

あー…沈んじゃったぁ。

もっと見ていたかったような、もったいないような。
信じられないくらい綺麗で有意義な時間だったなぁ…と溜息をつくと、日が沈んだと同時に湧き上がる拍手！

ぱちぱちぱちー！ と観衆からカーテンコールのような大拍手!!
ヒュ〜ヒュ〜！ ピィィィッー！ と口笛まで！

私も負けじと手の平が痛いほど拍手しましたけど、周囲から飛ぶ野次？には笑った！
だって、｢アンコール!! ワンモア！｣とか叫んでる人いるんだものー(大笑)。ありえないでしょー、もう一回逆走しろってか(笑)。ミラクルか！

あっはっは、そりゃいーや！ 私もアンコールー!!

こうしてサントリーニ初日は暮れていったのでしたｖ

この旅行記へのコメント （5）

• 夏子の探検さん 2017/04/08 03:12:27

  はじめまして、つつきさん☆

  4トラベルウエーブしていて、たまたま、つつきさんの旅行記にお邪魔しました。
  
  かなり前の旅行記で、私が4トラ始める前のように思われます。
  
  今はお元気にお過ごしでしょうか？
  
  ２年前サントリーニに行って来ましたので、懐かしく拝見させて頂きました。
  
  http://4travel.jp/travelogue/11032665　この街は殆ど変わっていませんね。
  
  http://4travel.jp/travelogue/11032348
  
  私もカタール航空で行ったのですよ。乗り継ぎ時間は、以前ほどではなかったですが。
  
  カタール航空、今ほど、ノーマルでない時に乗られたのですね！
  色々と言うか、何度も席指定が有って（CAさんより）面倒でしたね。
  
  私は過去にバルセロナに行った際に、カタール航空で、行きは、なんと乗れず（ボーディング時間と、チェックイン時間が１時間もずれていて、ラウンジ（プライオリティーラウンジで１泊）し、帰りは、バルセロナで前夜飲んだサングリアの飲み過ぎでお腹が痛くなり、ドーハで空港内の診療所に行きまして、点滴をしたので、治ったと言ったのですが、むりやりドーハ泊りにさせられ、ホテルも送迎も無料（同行友人は食事も４食無料）パスポートを預けさせられ、酷い目と言うか、ドーハ見られて良かったね！と言うか、お腹が治った私は、友人が交渉したドーハ観光を夕方タクシーでしました。
  http://4travel.jp/travelogue/10748754
  
  此れもかなり前の旅行記ですが、再度見ると懐かしいです。
  
  つつきさんは最近はご旅行してらっしゃらないのでしょうか？
  
  カタール航空の箇所で、随分笑わせて頂きました。
  ありがとうございます。
  
  私も、知っていたら、サントワイン見学に行きたかったです。
  サントリーニは、ひょっとして、夫の定年後に、再度行くかもですが、
  素敵な街でしたね！
  
  ツアーでは、出来ない経験ですね。
  
  素敵な思い出をありがとうございました♪
  
  やっと桜が咲きましたが、私の住む四日市（三重県）では２日前に４分咲き位で
  雨に祟られていますので、花見が出来ない状況ですが、
  私は今年初めて数日前に、花粉症デビューしてしまい、辛さの真っ只中です。
  
  つつきさんも、お身体お大事に、また、近場でも出られた際に、
  旅行記、楽しみにしております。
  
  素敵な思い出をありがとうございました☆
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　夏子
  

• mom_momさん 2006/09/16 23:53:30

  やっぱ、サントリーニ島は、いいねぇ〜

  こんばんわー、つつきさん(^0^)／
  
  最近、多忙でご無沙汰してましたぁ〜
  
  サントリーニ島に行って来たのね〜
  キレイだね〜もう、ウットリよ〜
  
  真っ青な空に真っ白な壁、ブルーの屋根。
  本当にすてき(≧▽≦)
  行ってみたいな〜
  あの景色をみたいな〜
  贅沢な休日だよね〜
  やっぱ、ギリシャは、きれいだわｖ
  あー、憧れの景色．．．いつか、行ってみよ〜
  
  mom_mom
  

  つつきさん からの返信 2006/10/10 21:28:03

  RE: やっぱ、サントリーニ島は、いいねぇ〜

  mom_momさん、チョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜お久しぶりなつつきです。えへｖ(←笑ってごまかすｖ)
  
  さ、最近仕事に終われてて…(今、｢死後とに追われてて｣と誤変換出ました。…マイパソ、私の状態をよくご存知で)。
  ちと精神的余裕をなくしがちなつつきです。mom_momさんはいかがお過ごしですかー？
  
  つ、つつきって誰…とか言わないで………くださいましね、ねっ！
  不精してますが、どうか長いお付き合いを〜〜!!!!
  
  サントリーニでまったり地中海を眺めながらお昼寝したのが遠い遠い昔のことのようです(苦笑)。
  あぁよかったなぁ、青い海、白い壁、紺碧の空…ｖ
  また行きたいなーｖ
  でも次に長い休暇が取れるのはまた来夏くらいですし、うん、アジアでまったり、が目下の目標ですねっ!!
  うふふ、また毎日仕事頑張って遊びに行きますー!!
  
  
  
  

• エムエム＠銀座さん 2006/08/20 10:11:45

  つつきさん、おかえりなさ〜い☆

  いいな〜懐かしいな〜私も行きたい〜の、エムエム＠銀座です。
  
  つつきさんギリシャに行ってたのね？私が目を離した隙に(笑)
  
  ホント懐かしいわ〜サントリーニの猫って例外なく痩せてない？
  そんでもって、猫も犬もスゴーく人懐っこかった記憶があるよ。
  あとは・・風！実は、かなり風がビュービュー吹くのが印象的！
  
  そして、つつきさんの撮る写真が素敵だよね〜惚れ惚れしちゃう。
  う〜ん、帰国して即ＵＰに頭が下がります。続きも楽しみだわ〜
  
  しかも、凄い乗継の不思議なルートだけど、これはなにゆえ？
  
  

  つつきさん からの返信 2006/08/21 00:17:14

  RE: つつきさん、おかえりなさ〜い☆

  エムエム＠銀座さん、ただいまですーｖ
  
  えっへっへ、そうなんです、密かに？ギリシャくんだりまで出かけてました(笑)。
  どぉーっしてもサントリーニの青と白の光景をこの目で見たくって！
  あまりに綺麗すぎましたｖ
  本気で目をぱちぱちさせちゃうくらい…瞬きをシャッターにしてしまいたかった…♪
  
  サントリーニのにゃんこ、確かにみんなほっそりさんの美人さん揃いでしたねーｖｖ
  旅先で猫に声をかけて追い掛け回したことはあれど(笑)、逆ナンされて追われたのは初めてです。嬉しかったなぁ…♪
  何で皆あんなになつこいんでしょうね？ 人が苛めてないってことかな。それって嬉しーｖ 猫に生まれるならこの島がいい…と真剣に願ってしまいました。
  
  カタール航空、不思議ルートですか(笑)？
  単に一番安かったのと、関空深夜便OKだったので選んだだけです。あはは。
  あのドーハ空港の自動ドアが開いた瞬間の熱風が忘れられません…ヒーターつけてんのか、この国は!? とか思った…。
  試供品のチョコがみるみるうちにとろけていきましたよ、クーラー効くまでの機内で。まるで早送り状態。すごすぎる。怖すぎる。
  
  これからおいおい旅行記追記していくつもりですのでｖ
  またお暇なときにでもお寄りくださいませ〜ｖｖｖ