２００６年　夏　スペイン＆フランス　?（シャンボール→トゥール→アゼー・ル・リドー→ブリサック→アランソン）

2006/07 - 2006/07

ロワール川の流れが大西洋に向かうように、私たちはCentre Val de LoireからPays de la Loireへ、東から西へと車を走らせます。私にとっては、第2の故郷のように懐かしいロワール（勝手に思っている、笑）地方。長い歴史の中でフランス王家や貴族に愛され、その舞台を多く残している地方。フランスの庭と呼ばれ、嘗ての面影を残すこの地方で暮らす人々に、他の地方ではない独特の余裕・礼儀正しさを感じるのは私だけでしょうか？ゆっくりと流れるロワールのように、恵まれた大地と豊かな自然の中へ、そして懐かしい街角へ、再びタイムスリップです♪

エリア フランス

• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: エールフランス

＊温度差−20℃＊わぁ、咲いてる、咲いてる！スペインで何処までも広がっていたひまわり畑は、やや終わりかけでしたが、ここロワール地方では、咲き具合が丁度良く、身頃でした。それもその筈、スペイン・アンダルシア地方は暑い、45℃近かったのですから。それに引き換え、ここフランス･ロワールは涼しい夏、気温25℃です♪

＊シャンボール城＊3回目になるので、今回は外からの見学のみ。シュヴェルニー城からシャンポールは車で15分程度。お城の詳細は、2005年夏フランス留学偏を見て下さいね♪http://4travel.jp/tcs/t/album.php?MODE=EDIT&ALBUM_ID=10044878

＊今日のお泊り＊実はこのオーベルジュ、昨夏留学時にシャンボール城へ遊びにいく際、通りががりに偶然見つけ、利用したホテル。とってもお気に入りなのでこの度も利用しました。お部屋はモダンで清潔、何よりもレストランのお料理全てが美味しかった事、そしてお値段が、夕朝食込み（グラスワイン付）ツイン1人＠60.5ユーロ〜なんです。良くありません？特にお気に入りは、お料理。素材を生かした温野菜、バターが過多に使用していないお肉or魚料理、程よいデザート、風味豊かなバケット・・そして親切なホテルのムッシュー。フランスの田舎の温かみを感じます♪（英会話は殆ど使用不可）本当はちょっと内緒にしておきたかったんですけど、こっそりね(^_-)-☆

＊メニュー＊ね？お安いけど、しっかりとしたメニューでしょ？！(^_-)-☆

＊これぞ、私が泣いた＊夜景の撮影なので、うまく撮れていませんね。ごめんなさい。しかし、これこそが昨年、感動の余り私が観て泣いてしまった、シャンポールの夜の光景。やや演出が変わっていたものの、又来れた事に感無量・・http://4travel.jp/tcs/t/album.php?MODE=EDIT&ALBUM_ID=10044878

＊閑散としたトゥール＊フランスに入って3日目、ロワール川沿いに点在するお城を車窓に右岸を走ります。ロワールで、最も気持ちがよくて楽しいドライブコースです。お昼前にはトゥールへ到着、昨夏と殆ど変わっていない街並み。ああ、懐かしや、懐かしや・・。っていうか、何で？何で人っ子一人居街にいないの？！お〜い。みんな〜何処〜？(^.^)/~~~あ、そうです！今日は、サッカー・ワールド・カップ最終日＆日曜日、フランス対イタリアの決勝戦の日ですよぉ。つまり8時間後の為に、みんなお家や友達のお家で、観戦の準備な訳でございます♪

＊トゥールの街の起こり＊は古くは１世紀、ガリヤ人国家の古代ローマの都市として城塞の壁が出来上がっていました。3世紀に入り、6千人に膨らんだ街は、当時頻繁に起こっていた変動や蛮族により突如破壊してしまいます。4世紀、訪れたキリスト教の聖人サン・マルタンSaint Martin、司教たちが発展と行政を任されるようになります。彼のお墓の上に建てさせた教会により、キリスト教化された街は、巡礼地として、周囲に修道院を持ち、また百年戦争時代はトゥーレーヌ地方の国王の都市ともなりました。日本では、鎌倉のような古都、この地方では現在も綺麗な発音のフランス語が話されている理由として、その昔、多くのお坊様がいたからではないかとも言われています♪

＊シャトー・ヌフ＊こちらはPlace Chateauneuf。昨年通った語学学校（ＣＬＥ）の前に立っています。学校裏のカフェ、駅前、そして毎日道草した大好きな洋服屋・・。でも何処もお休み。(ToT)/誰も居ない街を、歩く。目をつぶっていても分かる。懐かしい石畳の感触・・何も変わらない。何も・・・。http://www.ligeris.com/

＊ソミュール城＊川沿いを走りながらの写真なのでやや遠くてスミマセン。興味のあるお城ですが、現在、修理の為、入場不可能という事もあり、車窓のみの観光です♪またね。

＊素敵な花＊街に沢山植えられいた薄紫のお花。名前が分からないのですが、辺りには、ジャスミンのようないい香りが漂っていたのです。でも、まさかこのお花から香ってきているとは思いませんでした。どなたか名前の分かる方いらっしゃらないですよね〜(^.^)/~~~

＊アゼー・ル・リドー城＊昨夏の時とだいぶ雰囲気が違うように感じた理由は、お天気。曇りがちだとお城の屋根も青くは見えなくて、やや重たい写真になってしまいました。Chateau de azey le rideau。アンドル川の中州にお城は建ち、その周りを水路・池が囲んでいます。2005年版で詳細を述べましたが、基は城塞だった城でしたが、戦争破壊後、16世紀にルネッサンス様式のシャトーとなりました♪

＊アゼーに居た可愛い子＊♪合わせて、ぴょこ、ぴょこ、むぴょこ、ぴょこ♪可愛すぎる〜。

＊夜のスペクタクル＊アゼーでも、5月25日〜9月16日まで2006年は夜間、お城のライトアップと音楽による幻想的なエンターテイメントが行われています。入場は期日にもよりますが、21時〜深夜まで＠９ユーロ♪

＊参道＊アゼーへの参道。パーキングからシャトーまで数件のインテリア･ショップや画廊、土産屋、カフェ等があります。私は、タピスリーを扱うお店がお気に入り。昨年同様、クッション･カバーと壁掛けを購入しちゃいました。さて、店員のお姉さんと立ち話。私：「今日はFIFAの決戦日だけど、お仕事なの？」店員：「え？サッカー？私、もう、大嫌っいよ、観戦している男性たちも煩くって仕方ないわ、時に怪我人まで出るじゃない？もぅ信じられないわ〜」・・・そうこう会話をしている内に、お会計時、別売りのフックの代金を”フックは別売り・・代金は・・え、まぁ、いいわ、今ここにオーナーは居ないし、私はオーナーじゃないから(^_-)-☆”ですって♪merci beaucoup！！

＊え？！＊なんでよ〜そんなに嫌わなくても、いいじゃなぃ・・。あ〜見事に、振られた〜。(ToT)/

＊ブリサックの街＊こじんまりとした小さな街ながらも、綺麗に街は整理され、お花の寄せ植え、木々の手入れ等細かさを感じる素敵な街でした♪

＊ブリサック城＊Chateau de Brissac。アンジェから車で15分でブリサックの街へ入ります。車やレンタカーで来るか、或いはロワール川沿いのお城見学コースの定番ツアーもないので、余り多くの観光客はここまでは訪れ事が少ないようですね。http://www.chateau-brissac.fr/accueileng.htm

＊お庭からのブリサック城＊シャルル7世、ルイ11世の大臣として仕えたピエール･ド･ブレゼが建てた城が始まりです。その後ブリザック家が買収、16世紀の内戦で痛んだ城の再建を、シャルル2世のもと,7、8階建ての当時類をみない建造物にする筈でした。しかしシャルル2世が亡くなった後、工事は中断、今日までも城は実は未完の城になっているのです。未完であったとはいえ、城内の生活においては支障はなく、ロワールで最も背の高い城、別名”ロワールの巨人”とも言われ、有名なのはルイ十三世とボン・ド・セで国王軍に敗北した母后との和解の調印が執り行われた部屋等がります。現在も直系の子孫ブリサック侯爵が所有するプライベート・シャトーでワイン・カーブ、204ある部屋はホテルとしても利用されています。

＊アランソンへ＊3日目の宿泊地、Alenconへ。空高い気持ちのよいフランスの田舎道をよく走りました。Brissac-quinceからAngers付近を抜け、耐久レースで有名なル･マンle mansを通過、155km、2時間で到着です。

＊今日のお泊り＊Chateau de St Paterne。ロワールからノルマンディ地方に入ってきました。レース織りで有名な街アランソンに近い個人所有のシャトーホテル。駐車場に車を泊めるなり、マダムのお出迎えと案内を受け、館内へ。サロンには”パリからも約200kmの1泊2日で、気軽に行ける旅”という内容で、日本の雑誌者の方が撮影にいらしていました。そろそろ特集を組んだ雑誌が発行される頃かしら？♪確かアシェット婦人画報社の雑誌から出される予定・・とこっそりカメラマンさんからお話を聞いちゃいました♪

＊リビング＊こちらはカフェｏｒテを自由に頂けるサロン。隣には図書室とダイニングがあります。調度品はオーナーのセンスが活かされ個性的ですが、素晴らしく絵になるものばかりが飾られています♪

＊今日決めました＊実は3日目のホテルは何処に宿泊するか予約しておりませんでした。予め旅程と行路は決定していましたが、何処まで走れるか、また途中で何か変更があってもアレンジが効く様に、通過の街でいいホテルを探そうと話し合っていたのです。そこでトゥールの施設で持参したＰＣをネット接続。幾つかの候補をあげ、いざ電話で問い合わせることに。電話口に出た、オーナー・ムッシューはとても気さくで親切な対応、実際アランソンでは、やや遠回りはする形となるものの、誠意を感じ、当ホテルにお願いすることになったのです♪

＊素敵な庭園＊バラ・ラベンダー園をはじめ手入れの行き届いた庭園がとても魅力的でした。プールも勿論自由に使用可能。

＊もう少し・・＊残念なことがひとつだけあります。実はこちらのシャトー、少しだけ、お部屋内部の清潔度です。（犬も一緒に泊まれる位ですからね）古城ホテルにはよくある程度です。ホテルと考えず、友人宅もしくは骨董品屋さんのお部屋に泊まっている感じと言ったら分り易いでしょうか？神経質にならなけらば、何ら問題はありません。親切なオーナー夫妻、調度品の豪華さ、素敵なお庭、美味しい郷土料理・・・・申し分がないのですけれどもね。ご興味がある方は→http://www.chateau-saintpaterne.com/